2017/03/18 のログ
ご案内:「魔術学部棟第三研究室」に獅南蒼二さんが現れました。
獅南蒼二 > 獅南はソファに深く腰掛けて,煙草を吹かしていた。
先日の戦闘と火災で負傷した獅南だが,しかし翌日の講義を休講にすることもなく,
平然とした顔で平常通りの授業を行なったのは流石と言うべきだろうか。

「………………。」

実際,十分な魔力があればすべての傷を完治させることも不可能ではない。
だが敢えてそれをしないのは,単純な費用対効果の問題に過ぎなかった。

獅南蒼二 > 静かに息を吐いて,天井を見上げる。
…準備が足りなかったとは言え,醜態を晒したものだ。
不十分な術式の解析,受動的な術式の構成。
絶対的な魔力要領の差を埋めるための魔術学だとすれば,
あの日の自分は,あまりにも無様というものだ。