2015/06/02 のログ
ご案内:「第一演習場」に慧蛇院 腕駄羅さんが現れました。
慧蛇院 腕駄羅 > わしじゃあ!!!!
慧蛇院 腕駄羅 > 誰もおらんのぅ!!(演習場のど真ん中にどっかと座る)
慧蛇院 腕駄羅 > 帰ろう!!!!!(ドカドカと足音を響かせ帰っていった)
ご案内:「第一演習場」から慧蛇院 腕駄羅さんが去りました。
ご案内:「第一演習場」に慧蛇院 腕駄羅さんが現れました。
ご案内:「第一演習場」に雪城 氷架さんが現れました。
雪城 氷架 > 長いツインテールを揺らして、少女が演習場に現れる
先日講義で浸かった、炎熱系能力者の能力を測定するエリアに足を運ぶ

雪城 氷架 > 指導員が最も険しい顔になった、バランス能力を見るテストだ
特別なパイロメーターを起動し、計測目的地に向けて、集中───

「………っ!」

白炎が轟音を立てて発生する
じわりと額に汗を流しながらパイロメーターを見る、
温度はぐんぐんと上がり、摂氏1100℃

雪城 氷架 > 「(上がり過ぎだ…保て……目標は…1000℃……)」

揺らめく白炎が不安定に立ち上る様子を見せる
メーターの数値は750℃

「(……今度は下がり過ぎ…もっと……)」

頬に一筋の汗が伝う

雪城 氷架 > 何度も炎が湯らめき、時に消えかかるような状態になるも、ようやく目標の温度に到達する。
摂氏1000℃、条件次第ではプラズマ化が始まる熱量だ

「(これを…キープ…目標は……)」

ちらり、と演習場の大時計を見る

「(10分だ)」

テストでは5分だったが、見るも無残な結果に終わった
終始熱量は安定せず、指導員の肩を落とさせた

次は落胆はさせない

雪城 氷架 > 意気込みはあった、けれど現実的には…
パイロメーターの数値は800℃から1100℃の間を常に動き続けている

異能力の分析をされた時に、
自分の力の安定性は集中力がモノを言う力だということを言われた

集中はしてる、してるはずだ。
でも、まだ足りないのか

3分経過、数値のバラつきは、更に大きくなる

雪城 氷架 > 「───っ…」
頬を一筋、また一筋と嫌な汗が伝う
自分の耳の奥に聞こえる自分自身の鼓動、それが段々速くなっている
脈拍が速い、体への負荷が加速的に高まっている。
でもまだ、5分も経っていない

「……ぁ…っ」
パイロメーターの数値が300℃から800℃という数値を見せ始めたことに気づき、慌てて炎に向けて手を翳し、気を入れなおす───が

炎は一瞬眩い程に白熱し、極大な渦となって巻き上がった後に、消えてしまった

雪城 氷架 > 「………」
はぁはぁと肩で大きく息をつきながら額の汗を拭い、パイロメーターのスイッチを殴り叩くようにしてオフにする。

4分12秒

「……何が10分だよ、ばか」

どくんどくんと跳ねまわる心臓を胸の上から手で抑えるようにして、
その場にへたりこんだ

ご案内:「第一演習場」に麻美子さんが現れました。
麻美子 > うっひゃーすごいッスねー!!
(後ろからけらけらと笑いながら駆け寄ってくる)

はい!!飲み物とタオルどうぞッスー!!
(そう言うとペットボトルとタオルを手渡した)

雪城 氷架 > 「うわっ…な、なんだよ…見てたのか…」
突然声をかけられてびっくりしたような顔をする、
が…見知った顔だということに安堵して、タオルと飲み物を受け取る

「あ…ありがとな……」
まだ落ち着いてくれない胸を手で抑えながら、とりあえずお礼を言う
まるで全力疾走の後のようだ

麻美子 > 「あ、もしかしてこういうのも必要ッスか?」
そう言うと吸入用の酸素を取り出した。

「いやー、それにしても派手な異能ッスねー。
 その分消耗も激しいーッスか。難儀なものッスねー。
 麻美子、疲れるの嫌ッスー。
 あのすっごい炎しか出せないんスか?」
へらへらと笑いながら言葉を続ける

雪城 氷架 > 「な、なんでも出てくるなおい…そこまでじゃないよ」
なんでそんなもの持ち歩いてるんだ保健委員じゃあるまいし、と内心思いつつ

「ま、見た目はなー……でも指導員の先生にはすこぶる評判悪い。
 安定させるのが下手なんだってさ」
肩を落とす
自分の中では割りと制御できる方だと思っていたが現実は厳しかったのだ、続く言葉には───

「そゆことにしといてもらえると助かる」
と、曖昧な返答を返した

麻美子 > 「まーほら、遠慮するなッスよー!!全力疾走した後みたいになってるッスよー?」
(そう言うと吸入用の酸素を押し付けた)

「制御ッスかー、いや、無理にド派手な炎を出すんじゃなくて、
 安定させれるレベルで出せばいいんじゃないッスか?
 氷架サンそのへんは真面目ッスから、
 能力は全力でぶっ放す事しか考えてなさそうッスけど、
 テキトーにさぼったほうが制御点がよくなる分、
 指導員のセンセーの評価もよくなるッスよー?」
(へらへらと笑いながら言う、どうやら、
 彼女は能力テストを本気でやるつもりは無いらしい。)

「あ、なんか隠し玉があるんスね。
 隠し事苦手ッスねー、氷架サンは。」
(けらけらと笑い)

雪城 氷架 > 「うゎっぷ」
吸入器を押し付けられてしまった
でもそれは効果的で、徐々に脈拍は落ち着いていく

「何言ってるんだよ、ちゃんと弱いレベルに落としてるっての…。
 だから余計こう…難しいんだよ。正直苦手」
1-100000の数値の中で50に保つのは難しい、
上限という概念がない熱量だからこその面倒臭さがある

座り込んだままに足を投げ出してうだーっとする。

「な、ない、ないよ。もっと色んな炎が扱えるってだけだよ」

麻美子 > 「ま、ようするに自分が一番やりやすいよーに
 使うのが一番じゃないッスか?って事ッスよー。
 さっきも言ったッスけど、疲れるのは嫌ッスからね。」
(いかにもてきとーな雰囲気でからからと笑った)

(んーと首を傾げる)
「そもそも、氷架サンは
 その異能を使ってーというか、
 鍛えて何がしたいんスか?
 俺より強いやつに会いに行くッスか?」

麻美子 > 「まー、そういう事にしといてやるッスよー。」
(動揺する氷架の言葉には、
 正直興味がなさそうにへらへらと笑って)

雪城 氷架 > 「やりやすいように…かぁ……」
うーん、と考える
大分呼吸も落ち着いたようで、吸入器を外すと
もらった飲料のキャップを開けて口に含む
火照った体に心地が良い

「わかんない。
 でもコントロールはできないとなって思ってさ、
 この学園で学ぶ以上は何処で必要になるかわかんないし…
 将来のことはまだ全然考えてないよ」
どことなく遠くを見るような感じでそう答える
まだ、先のことなんかはわからない
此処で学ぶうちにビジョンが見えてきたりもするのだろうか…

「どんな力か知らないけど、麻美子も異能者なんだろ?なんか、それ使ってやることとかやりたいこととかやってんの…?」
へらへら笑いにちょっとむっとして、逆に質問を投げかけてやるのだった

麻美子 > (へらーっと笑いながら)
「氷架サンは真面目ッスねー。
 別に使う目的が無いなら使わずに生きるって事もできるんスよ?
 そしたら制御の練習なんてしなくても平気ッス。
 別にその異能が無くても、氷架サンにはキレーな歌声があるじゃないッスか。」

(けらけらと笑う)
「麻美子は自分のやりたい事やってるッスよー。
 便利な異能で大いに助かってるッス!!」

雪城 氷架 > 「持っちゃった以上は、ないことにするのって難しいよ、やっぱりさ。なにげに使い方さえちゃんとすれば便利な力ではあるんだ。ただ……ちょっと前に人に向けて使っちゃってさ…仕方ないことだったんだけど、それで怖くなったんだよ。ちゃんと使いこなせなきゃダメだって……」
一つため息をつく、路地裏の一件は少女にとって大きな出来事だったようだ

「歌は…柄じゃないよ。軽音部のほうは時間見つけて頑張るつもりだけど。やっぱ歌のメインはアイツだしな」
言って、笑う
音界の覇者を目指す男がいるのだ、メインステージで最前列に立つべきはやはり彼だ

「てことは麻美子はしっかり使いこなせてるんだなぁ……」
どんな力かは知らないけど、少しだけそんけーのまなざし

麻美子 > ばつが悪そうに頬を掻き
「そッスか……。」

いきなりがばっと抱きつき、わしゃわしゃ頭を撫でる
「よーしよーし!!!怖かったッスねー!!
 いいこいいこ!!!ッス!!怖くないッスよー!!!
 あ、なんか異能の影響なのかぽかぽかするッス!
 子供体温ッスー、ぬくいー……!!」

「ま、リーダの歌声は本当すごいッスからねー!
 麻美子もボーカルとして誘われたッスけど、
 氷架サンにリーダーが居るのに歌う意味が分からないッスよ!!!」

尊敬のまなざしを向けられれば頬をかいて
「まぁ、麻美子の異能は、
 自分のやりたい事をやる為の異能ッスからね。
 使いこなすとか以前の問題ッス。」

雪城 氷架 > 「うわあああ!!なにするんだよ!!」
スキンシップには本当に慣れていないのか顔を赤くして押しのけようとする
華奢な見た目通りの腕力で動くかどうかは謎であるが

「全員が歌えたっていいだろ!コーラスだってあるだろうし!!」
ぐいぐい押しのけようとしながら言葉を返す
あれ、てことはこいつ軽音部なのか?
今更そんなことに気づく

「っえぇい!! …そっかよ…やっぱ、羨ましいじゃん」
なんとか引き剥がすと、そうぽつりと漏らすのだった

麻美子 > 「照れるなッスよー!!!
 友達同士ならこれくらい普通ッスー!!!」
(ぐいぐいと押しのけられ)

「そうなんスけど、そうなんスけど
 やっぱりちょっと気後れするッスよー!!
 2人ともめっちゃ上手いんスよ?麻美子いらない子ッスー!!!」

「うぼぁっ!!(変な声をあげて吹っ飛び)
 痛いッス!!!酷いッス!!!」

あーーーもう!!と頭を掻き
「いちいち凹んで本当めんどくさいやつッスね!!
 そういうのメンヘラって言うんスよ!!!
 麻美子は頑張らなくても良かったッス!
 氷架サンは頑張らないとダメッスけど頑張ってるッス!!
 氷架さんのが偉いッスよ!!がんばりやさんッス!!」

麻美子 > ぶーっと膨れるとぷいっと顔を逸らし
「麻美子こういう真面目な話は苦手なんスよ!!
 恥ずかしい台詞言わせんなッス!!そういうのは主人公に任せるッスよ!!
 ………もうこうなったらクレープ食べに行くッス!!
 氷架サン、ホラ、行くッスよ!!」

雪城 氷架 > 「うっさい麻美子!いらない子かどうかクロウに聞いてみろよ!怒られるぞ!」
ふんすっと鼻を鳴らして…

「め、メンヘラ!?いやもう人を貶すのか褒めるのかどっちかにしろよな?!」

気がつけば元気に吠えている自分
なんだかわからないが、この子と一緒にいるとペースに乗せられて、
気づけば細かいことがどうでもよくなって……

「え、あ、ク、クレープ!?なんでいきなりクレープなんだ!?」

麻美子 > 「氷架サン的にも麻美子はいる子ッスか?
 どうっすか?麻美子いるッスか???」
にたにたと笑いながら再びべたべたとしながら聞き

(ふんっと鼻を鳴らし)
「麻美子超褒めてるッスよ!!
 このガッカリ美少女!!バーカバーカッス!!」

(がっしりと手を掴み)
「口答え無用ッス!!!
 2人でクレープ食べるッスよ!!!
 レッツゴーッス!!!」

雪城 氷架 > 「そっ…そりゃあいるだろ、ムードメーカーってのは大事な…」
なんか照れくさそうに視線を外して、そんなことを口にしていたらいきなり腕を掴まれた

「うわっ!おい!お前ほんとなんなんだよー!?」
ガッカリだの美少女だのバカだの好き放題に言われた挙句、手を引っ張られていく氷架

でもその表情といえば

満更でもないのでした───

麻美子 > (視線を外した隙にその様子をパシャっと写真に収める)
「氷架サンがデレてくれるなんて感激ッス!!
 麻美子、この写真超記念に大事にするッス!!」
(けらけらと笑って)

「クレープ何味が好きッスか?
 麻美子チョコバナナに生クリームたっぷりでいちごが乗ったやつがいいッスー!!」

(ケラケラと笑って話しかけながらも、手を引いて演習場を後にした)

雪城 氷架 > 「あっ!いきなり写真とか何考えてんだっ、フィルム出せっ」

わあわあぎゃあぎゃあ

少し騒ぎ過ぎとも言える喧騒を撒きながら、二人は演習場から姿を消した───

ご案内:「第一演習場」から雪城 氷架さんが去りました。
ご案内:「第一演習場」から麻美子さんが去りました。