2015/06/05 のログ
■湖城惣一 > 「……………」
目を閉じた。感覚だけが研ぎ澄まされていく。
休む時も、いかなる時も、襲撃にだけは気を払う。
なにせ彼が本気で戦う時は腹を切らねばならない。
先手を打たれ、それが平常時の彼の手に余る存在ではまずいことになる。
■湖城惣一 > だが。腹が減っても動けない。しばらく休めばましになるだろうか。正直ならないはずだが、目の前の男はそれも分かっていなかった。
■湖城惣一 > 「ああ、腹が……減った……」
それが最期の言葉になったかは、神のみぞ知る。
ご案内:「第一演習場」から湖城惣一さんが去りました。
ご案内:「第一演習場」にエリンさんが現れました。
■エリン > ガラン、とカウベルを鳴らしながら演習の準備をする。
準備といってもやることはほとんどない。
ただ簡単に円をかき、召還する物体の召還場所を特定してやるだけ。
これをしなくとも召還はできるが、場所を正確に固定できないためおこなう。
「それでは、今日もよろしくお願いしますね、カムロイ」
右手の袖をまくり、腕輪を露出させる。
■エリン > 腕輪が青白く光る。
また腕輪と同調するように、円の中も青白く光る。
腕輪や円から召還光と呼ばれる独特の光りが漏れ、周りを照らしはじめた。
数秒まつと、青白く光る円陣から狼が飛び出してくる。
姿は白銀。毛並みは良好。
剥製にでもすれば高く売れそうな狼が、大きく遠吠えをし、召還者とのつながりを喜ぶ。
■エリン > 「こんにちは、カムロイ。
今日も元気ですか?」
笑みを浮かべながら自らの召還獣に挨拶をすれば、カムロイはそれに答えるかのように小さな召還者に擦り寄り、顔を舐める。
「あはは、くすぐったいです。
もう、あなたが舐めるとべとべとになるんですからやめてください」
やめて、という割には楽しそうに笑い、2.5Mもの体高をもつ狼を撫でる。
■エリン > 「さて、それでははじめましょうか。
今日は多対二です。
あなたに全てお任せしますから、存分に狩りをしてください」
唾液にまみれた顔を拭き、カムロイに語りかける。
ガラン、となったカウベルとエリンの言葉に、了承したようにこつんと鼻先をぶつけ、エリンと同じ方向を向く。
フィールドが、徐々に変化し始め、最終的に隠れにくい平原へと変貌した。
ご案内:「第一演習場」にメアさんが現れました。
■メア > あ...(声をかけようと思ったが、訓練の邪魔をしてはならないと思い静かに見ている)
■エリン > 「さぁ、いってカムロ……あら?
ごめんなさいカムロイ。ストップ」
ふと、気配を感じて一度フィールドを初期化する。
そうすると、メアの姿が見える。
「あ…メアさん。こんにちは。
どうされましたか?」
■メア > こん、ばんは...(挨拶されれば答えて近づいて行き)
邪魔、しちゃって...ごめん、ね...(謝罪しながらカムロイと呼ばれた狼を見上げる)
■エリン > カムロイはじっと、お座りをしたままメアを見続けている。
威嚇するような顔でもなく、また眠そうな顔でもない。
人間で言うところの無表情だ。
「大丈夫ですよ、ちょっとした遊びのつもりだったので。
カムロイをたまに遊ばせてあげないとストレスが溜まってしまいますので」
しょうがない子、とでもいいたげにエリンはカムロイの足にしがみつき、笑っている。
■メア > んん..おっきい...(カムロイを見上げていたがエリンの方に視線を戻し)
エリン、の...お友達...?(足に抱きついているのを見てとても仲が良いのかなと思っている)
■エリン > 「はい、お友達です。
ちょっと顔が怖い子ですけど、やさしくて逞しいんですよ。
カムロイ、彼女はメアさんです。
挨拶して」
カムロイをみて挨拶をするようにいえば、カムロイは伏せをして、唸るような声をだして挨拶をする。
■メア > 賢い、んだね...(言葉をきちんと理解してることに驚きながら)
よろしく、ね...カムロイ...(よろしく、とカムロイの頭に手を伸ばす)
■エリン > 伸ばされるてを拒否することはなく、メアがよほど暴力的に触らなければおとなしく目を細めて撫でられるだろう。
エリンはその横で笑みをうかべつつ。
「カムロイは美人さんに弱いんです。
男の人だとたまに挨拶はしても撫でられるのを嫌がることがありますから」
■メア > 美人...そっか...(エリンの言葉を聞いておとなしく撫でさせてくれるカムロイを見て)
ありがと、カムロイ...(小さく微笑んだ)
■エリン > ドスの効いた鳴き声でメアに返事を返す。
たぶん、喜びの声なんだろう。
「メアさんは、なぜここに?
もしかして訓練予定でもありましたか?」
だとしたら、先に使ってしまって申し訳なかったと思い。
■メア > んと...影が、動かし..にくかった、から...(異能の練習に来たようだ)
でも、エリン...気に、しないで..?
■エリン > 「影……です、か?」
首をかしげ、カウベルを鳴らす。
メアの異能ということはしらず、ただ魔術か異能かぐらいの判断はついたらしい。
「それでしたら、私と訓練でもいたしますか?
正確には、カムロイとですけど」
ぱん、と手をたたいて笑顔を見せる。
名案とでもいいたげに。
■メア > え...(一緒に訓練するかと言われ)
ん....そう、する...(一人で確かめるよりは相手が居たほうが色々とやりやすい。エリンの提案を受け入れた)
■エリン > 「では、そうしましょう。
でも、どちらにしましょうか。
カムロイと一緒に狩りをするか、カムロイと戦う形にするか」
前者は、先ほどの平原フィールドをつくり、魔力で構成されたものと戦う多対多。
後者はカムロイとの決闘になる。
■メア > カムロイ、と...頑張る...(カムロイとの決闘では怪我をさせてしまうかもしれない。協力ならそんなことはないのだから安心できる)
■エリン > 「はい、ではそのようにいたしましょう」
笑顔で手をたたき、フィールドの構成を始める。
カムロイも、うれしそうに尻尾をぱたぱたと動かす。
ようやく遊びが始まる、と楽しみにしているらしい。
少しして、まばらに木は生えている、起伏のある平原が構成された。
敵はさまざまなのがいるだろう。
「このような感じでいかがでしょうか、メアさん」
ご案内:「第一演習場」からメアさんが去りました。
ご案内:「第一演習場」にメアさんが現れました。
■メア > うん…(平原を見回して頷き)
カムロイ…頑張ろう、ね……(カムロイの隣に立ち、じっと立っている)
■エリン > ガウッと大きく吼える。
やる気に満ちた鳴き声。
メアの問いかけに答えつつ、いつでも走り出せる準備をしている。
「それじゃあ、訓練スタート。
二人とも、がんばってね」
そういうと、止まっていた時間が動き出したかのように一斉に敵が動き出す。
あるものは隠れ、あるものはメアたちに襲い掛かろうと走ってくる。
■メア > ……(ちらりと自分の足元の影を確認し)
ん…だいじょぶ……(メアの影が伸び、襲いくる敵の影にぶつかる。
すると敵が丸太に殴られたような衝撃に襲われ吹き飛んだ)
…なんで、さっき…?(影は思うが儘に動く、なのになんで先ほど
は上手くいかなかったのかと首をかしげながら、敵を薙ぐ払っていく)
■エリン > 「ガアァァァッ!」
走り出し、メアがなぎ払ったのとは違う者を狙って牙を振るう。
相手を噛み砕いたり、押しつぶしたりと野生的な戦い方。
が、その間にもメアのほうには気を配っているようで、何度かメアを見ていたりする。
なお、エリンはメアの近くで緑色の物体を一匹抱きつつ、観戦だけしている。
■メア > (不思議に思いながら戦闘を続ける。ゆっくりと歩きながら自分に近づく敵を叩き、刺し、時には斬りつける。影が動いているだけで他には何もない光景は見ていて不気味にも見える)
ん…頑張れ…(カムロイと目が合えばそう応援すし、ちらりとエリンの方を見て)
…まりも……?(首をかしげる)
■エリン > カムロイは、大丈夫そうだ、と確認すると前から迫ってきたトロールと相対する。
大きさはカムロイよりも少し大きく、3Mほどか。
どのように飛びつき、かみ殺してやろうかと考えているのか、凶悪な笑みを浮かべる。
「いえ、たぶん違います」
くすっと笑い、緑の物体――胴体の短いヒルに短い手足が生えたような生物――を持ち上げる。
「この子も私の召還獣の一種なんです。
体を張って守ってくださるんです」
■メア > (妙な緑色の生き物を見て)
……そう、偉い…ね…(そう言ってトロールの方へ向かう。カムロイの援護をしようと)
■エリン > エリンはメアが向かうのをみて、無言で、笑顔で手を振る。
カムロイはというと、威嚇のような声をだしながらトロールと相対し、時折攻撃をよけながら飛びつく。
が、持っている斧で切りかかられるためにうまく致命傷を入れられず、攻めあぐねている。
■メア > (ゆらりと手を前に出す、メアの腕の影から幾つも長い腕が伸びトロールの腕の影を捕える)
カムロイ…今の、うち……(トロールの腕の動きが独りでに止まる、斧が振るえずに大きな隙が出来るだろう)
■エリン > トロールの動きが止まったことに気づき、すぐさまトロールに飛びついて首を噛む。
確実に息の根を止めようと、砕く強さで噛みつく。
だんだんとトロールのもがくちからも抜けてくる。
■メア > ……ふぅ…(やはり一人よりも協力した方が戦いやすい。それに、)
あり、がと…カムロイ……(カムロイのおかげでかなり動きやすい、自分の事も気にして動いてくれているおかげだろう)
■エリン > 「グルル……」
首の骨を折り、絞め殺したところでメアに向き直り大きな舌で顔をなめようとする。
感謝のつもりだろう。
あの援護でだいぶ楽だったらしい。
■メア > む……(大きな下に舐められて目を瞑る)
ふふ…カムロイ、良い子…(鼻をそっと撫でる、ここからだと背伸びをしても頭には届きそうにないから)
あれで…最後、かな……(周囲を見回す、多分あれで終わったと思っているようだ)
■エリン > 「ぐるる……」
目を細め、素直に鼻を撫でられる。
気持ちよさそうにしつつも、警戒はして鼻をうごかす。
においをかぐが、それらしいものは発見できない。
終わったのだろう、とカムロイも思った。
エリンが設定した敵はこの程度の数なのだろう。
あとは、メアが無意識に敵を考えなければ、そのままフィールドは初期化される。
■メア > ん…(能力の確認は十分に出来た、これ以上戦う理由もないのでフィールドは初期化されるだろう)
…結局、わからな…かった……(異能の不調はなんだったのか、だが今は自由に使えると分かったのでそれでいい。カムロイと共にエリンの方に歩いていく)
■エリン > 「おかえりなさい、メアさん。
なにか、だめだったんですか?」
メアの隣を歩きつつ帰ってくるカムロイ。
メアの呟きがきこえ、エリンは首をかしげる。