2015/06/10 のログ
シュリク > (シュリク自身は戦闘力の高い個体として、6000年前は重宝された。しかし、製造してあまり月日が立つ前のコールド・スリープ中に文明が滅びたので、実質的な戦闘歴はそこまで長いわけではなかった。
知識としては得ているが、経験により進化していくAIを内蔵しているシュリクにとって、その一点は矛海に大きく劣る点といえる)

(躊躇いのない一撃が、いとも簡単に掴まれる。――が、左足はブラフだ。掴まれた瞬間、足払いが来る前に右脚で地面を蹴りあげ、一気に矛海の頭上まで飛び上がる。そのまま右つま先を矛海の後頭部へと振り下ろす!)

これでも、ですか?
(並みの使い手ならそこで終わる。威力は抑えて入るものの、直撃すれば確実に脳震盪を起こす蹴りだ)

矛海 遼 > 「前からの攻撃を指摘すれば側面、後方からの攻撃に走る。癖は治しておくように」

足払いは躱され、後頭部につま先が当たる――――――が

後頭部に足が触れる、その瞬間に左足を掴んだ手を離すと共に前へ飛び出し、【蹴られる、または蹴る振動をプラスマイナス0】にすることで姿勢を崩させようとするか。
もし崩れたのだとしたらこの場は空中、何か手段が無ければ無防備になるだろう。

ご案内:「第一演習場」にtestさんが現れました。
シュリク > !!

(つま先は一瞬触れただけで、力の殆どは空を裂くのみ。左足を開放されたことにより右脚の推進力が空回りして、矛海に低空で臀部を晒すことになった)

(不味い――!)
(矛海程の使い手が、そのチャンスを逃すはずがない。間違いなく何らかの、それも強力な一撃を放つはずだ。どのような威力かも分かっていない攻撃を、無防備な状態で受けるのはあまりに危険過ぎた)

(――もう少し、温存しておきたかったのですが)
(低空を舞いながら、右手を握りしめ、地上へと抜き放ち、声高に「それ」を叫んだ)



――<<凍てつく爆心地>>(アイス・シェイカー)――!!



(刹那、シュリクを中心として半径50mの円範囲に、極寒が咲き乱れた。絶対零度が範囲中を凍てつかせる!)

矛海 遼 > 前へ飛び出しながら思案する。

相手は無防備になったはずだ―――――何らかの力を扱わなければの話だが。
恐らく何らかの力を発動してカウンター、あるいは仕切り直しを行うだろう。ならば…………

「………ッ!」

後方へ向き直り、絶対零度の中に向かって走り込みつつ【自身の身に纏う周囲の空気の温度】を平常な温度に固定、冷気を穿ちながら力の中心地へ飛び込み、左腕で氷を砕きながら突貫。
右腕を伸ばして押し倒す形になるか

シュリク > ――「それ」が異能ですか
(普通ならば瞬間冷凍される程の冷気を、いとも容易く突破しなおかつ自ら飛び込むその様は、歴戦の勇士の一言では説明がつかない)
(温度操作ですか、相性が悪いですね――)

(――ですが)

(その脚は、既に着地している。氷塊。それを自らの真下に造り、即席の土台とした)
(目と鼻の先、矛海の腕が伸びる。氷塊が砕ける。シュリクの右脚が、恐るべき膂力により蹴り出したため。伸ばすは左手。こちらは、握り拳。些かの躊躇なく、こちらへと伸びる右掌を破壊せんと、「華奢な」豪腕が音を立てた)

矛海 遼 > 向かってくる総てを打ち抜かんとする左拳を開いた右手で受け止める………。
間違いなくその方法を取ったのならば右手の機能が麻痺するだろう。
【普通の考え】ならばリスクを負わないように避けるか、左手首を掴むなどと言った手段を取ろうとするだろう。
だが相手が【普通】ではない。
「……………」
だが、この場に立つ男も【普通】では無い。
向かってくる拳を右手で掴み受け止めると共に、鈍い音が右腕から響き渡り肩のあたりから血が滲み始める。

「………この距離、獲ったぞ?」

その刹那、いつもの凍りついたような表情が歓喜、否、狂気の微笑へと変わる。

シュリク > ……嘘でしょう……?
(冷や汗が頬を伝う。避けるでもいなすでもない、受け止める。それがどういう結果を招くか、わからない相手ではない。――肉を切らせて骨を断つ――そんな言葉が、脳裏をよぎる。痛みに苦しがっている様子は毛ほどもなく、むしろ、心底「愉しそうに」見えた)
(不味い、この男、想像以上に「狂っている」――! 拳を握られ距離を掴まれた今、どのような一撃が来るかわからない。――ここまでを一瞬で考え、開いた右手による手刀で、矛海の右腕を切断せんと振り落とす――)

矛海 遼 > 右腕は拳を受けた衝撃で完全に無防備だ。
【右腕だけ】は。

口元が三日月のように歪むと、突然右腕の袖の内側を破るように………肩から垂れた血を凍結させて創り出した氷の腕が現出し、右手首を掴む。
それと共に左手に煌めく光を創り出し、そちらの胸元の目の前に添える。

この煌めきは超高熱原体の塊。所謂プラズマに近いのがわかるかもしれない。
故に少々離れていても互いの服に傷が増えていく。事実、矛海の着物も所々火傷のように傷がついている。

シュリク > ―――!!!

(全身が危険信号を鳴らしている。燦然と輝く矛海の左手は、超密度のプラズマだ。太陽のそれに近い性質すら纏うそれで殴打されれば、如何に頑丈に作られたシュリクとは言えただでは済まない)


――限定解除、第1種――


(呟くと同時、腰がバキバキと嫌な音を立て、180度逆側を向いて、そのまま腕の力だけで矛海を持ち上げ、投げ飛ばそうと)

矛海 遼 > 「…………ッ」

投げ飛ばされる勢いに任せ、その直後に自身の体に回転を加え、右腕から伸びる氷の腕をブレードに変形させて地面に突き刺して衝撃を殺しながら着地する。

「今のは一本、と言う事で良いか?」

顔を上げてそちらを見ると、いつもの無表情へと戻っている。先ほどの顔は見間違いだったか、それとも………

シュリク > ――ええ、構いませんよ。

(駆動音を鳴らして、腰が元の位置に戻る。限定解除第一種とは、通常の人間の可動域から逸脱し、360度自由に動かせるよう枷を外すことを言う。連続して使用すれば当然内部の部品が摩耗するので、メンテナンスを前提とした荒業だった)

全く、なんという無茶な戦いっぷりですか。右腕、殆ど使いものにならないのではないですか。
――というより、最後のあれは……下手したら私、機能停止していたと思うのですが。

(咎めるかのように声を投げ、襤褸になったドレスから埃を払う)

何はともあれ、良い演習になったと思います。……先生も、楽しんでいただけましたか?
(あの刹那に見せた歪んだ笑顔は、しっかりとインプットされた。アレがこの男の本質であり、本性なのだろうと)

矛海 遼 > 氷のブレードが粒子に雲散し、手元から無くなると共に着物の右肩から先を千切り、右腕が露になるが

「生憎、【そういう】体質な物でな。心配は無用だ」

何と言う事か、先ほどまでの短時間の間に右腕の損傷が修復している。残ったのは噴き出した血の跡だけだ。

「あくまで脅し、だったのだがな。それに右腕を潰しに掛かって置いて良く言う」

それでも怖い思いをさせたのならすまなかったな、と付け足しながら両手の埃を払っている

シュリク > (呆気にとられる。あんなに体組織や骨がぐずぐずに潰れていた右腕が、いつのまにやら完治しているのだ)

……異能? いや、違う……先天的ななにか……本当に人間ですか、貴方
(じっと金の瞳が睨む)

何が脅し、ですか。あのまま私が別の攻撃を仕掛けていたら、躊躇なくそのまま殴っていたくせに。右腕は――まあ、先生だったら何とかするだろうという信頼からのものです。

(皮肉で返して、ととと矛海へと近寄る)

今日はありがとうございました。まだお互い底を見せていないと思いますが、お相手できて良かったです。
また、よろしくお願いします。(ぺこり、と頭を下げた)

矛海 遼 > 「さて、どうだろうな。私は人間のつもりだし、あそこで攻撃が来ていれば降参していたかもしれんぞ?」

右肩に付いた血を拭きとりつつ

「あぁ、お疲れ様。私も良い経験にはなったよ」

下げられた頭を見ると、優しく左手で撫でる。
先ほどの狂気や戦闘の激しさとは無縁としか思えない優しさで、だ。
何かを取り繕っていわけでもなく、文字通り自然な動きで、だ。

シュリク > ……本当に、底が知れない人ですね……

(頭を撫でられれば素直に有難うございますと告げる。恥ずかしがるというような可愛らしい仕草はない)
ううむ、動いたらお腹が空きましたね。先生、今日は付き合って頂いたお礼に美味しいラーメン屋を紹介しますので、ご一緒しませんか?
(機械を思わせぬ人間臭いセリフだ)

矛海 遼 > 「褒め言葉として受け取っておこう。では行くか。ラーメンを食べに。」

私が奢ろう、と呟きながら右手を差し出す

シュリク > (そこまでは悪いですよ、と述べつつ差し出された手を握り、ラーメン屋へと向かった)
ご案内:「第一演習場」からシュリクさんが去りました。
矛海 遼 > 「一応、教師としての面目がな。それに服の分もあるのだから、な」

手を引かれながら、ラーメン屋へと向かって行く

ご案内:「第一演習場」から矛海 遼さんが去りました。
ご案内:「第一演習場」に相楽 満さんが現れました。
相楽 満 > 「っしゃー。寝れないときは根性出して体動かすに限るぜ」

演習場にトレーニングウェアで現れる。
ぱたぱた端末を叩き、市街地を想定したフィールドを組む。
そしてかばんを置き、その中へ。

相楽 満 > 「分割訓練っと……小さめの的をいくつか出して……」

中に入ってから細かい設定をする。
小さめとはいうが、それも大きめの岩みたいなサイズ。
それがいくつか、人の胴と同じ高さにセットされる。

「おーっし……さて、準備運動っと」

ストレッチと軽い運動で体温を上げていく。

相楽 満 > 「うしっと……では……」

呼吸を整え、異能のスイッチをオンにする。
そして軽く腰だめに両の拳を構える。

「俺の一手は抜山蓋世の一撃……」

異能を何パーセントか開放し、右の拳を放つ。
瞬間、その拳から放たれた空圧でひとつの岩が転がり落ちた。

相楽 満 > 「んんん……弱くしすぎたか?
 じゃあ次のもう一発……!」

今度は左の拳。
大砲の弾のような空圧は、今度は岩を吹き飛ばして転がした。

「よっしゃ。まぁこんなもんか……
 次は、と」

つかつかとひとつの岩のところへと近寄り、再び構える。

相楽 満 > 「……ふんっ!」

今度は拳を叩き込む。
すると岩が粉々に砕け散り、向こう側へ吹き飛んだ。

「……いやいや、こんなもん人間に打ち込んだら風穴空いちまう。
 もうちょい加減して……」

今度は力を加減して打ち込む。
だがそうすると、岩にヒビすら入らない。

相楽 満 > 何度か叩き込み、力を微調整していく。
するとあるラインを超えたあたりで、岩にヒビが入り始める。

「……このくらいか。
 相手の無力化っつーレベルで殴るんなら、こんな感じを意識しとこう」

満足して、両手の指をバキバキと鳴らす。
一応作った残りの岩を、同じ程度に加減をした蹴り、手刀でヒビを入れる。

相楽 満 > 「……うしっと。ちょっと休憩……」

異能のスイッチをオフにし、ふーっとため息。
かばんの元へ戻り、スポーツドリンクと高カロリー携帯食料を口に入れる。

「んぐ。うん、まぁこんなとこで……
 誰も来ないなら、しばらく筋トレに使わせてもらおっと」

再び演習場へ戻り、岩に足を引っ掛けて腹筋運動を始めた。

相楽 満 > ふと、思いつく。
それはある意味恐ろしい考えだが。
それでも一度やってみないといけない気がした。

「…………ふぅ」

目を閉じ、息を吐く。
普段歩き回れるのも、片手で本を持てるのも、全ては異能の力のおかげだ。
だがもしかしたら、もしかしたら。
少しだけ、良くなっていないか、と。
異能の力を、完全に遮断する。

相楽 満 > 寝転んだまま体から力が抜ける。
腕が重くなる。
足が上がらなくなる。

呼吸が、し辛くなる。

「や、っべ……マジか……」

思ったより病状の進行が早かった。
もはやこの体の『大本』は、横隔膜をまともに動かす力をも失いつつある。
体を動かすのが億劫で仕方が無い。
あぁ、そうか。

「異能が……出るまで、こんな感じ、だったんだな……俺……」

相楽 満 > 不意に涙があふれそうになる。
心が折れそうになる。
蓋盛先生から言われた、『治す方法は今のところ無い』というセリフが頭をよぎる。
こんなにも健常者同然に動けるのに、本当ならこの体はもうまともに動かないのか。

「……クソ……!」

異能を遮断したまま、両腕を持ち上げる。
筋壊死であまり動かせない腕を無理やり持ち上げ、トレーニングの代わりに。

相楽 満 > 「……ちぇ……やっぱ、だめ、かぁ……」

へらっと苦笑し、両腕を下ろす。
絶望に支配されそうになる頭を、無理に明るく持ち直させる。
死にたくない、という意思を奮い立たせる。
そうしなければ、本当に折れてしまうだろうから。

相楽 満 > 「……死んでたまるか。俺は……」

異能の力を少しずつ、少しずつ高め始める。
一気に動かすと、病院に居たときのように体が跳ね上がってしまう。
時間をかけて、眠りそうになる頭のまま、ゆっくり。ゆっくり。

相楽 満 > しばらく動けそうも無い。
くぁ、とあくびをしながら、少しずつ異能を高める。
本当に少しずつ。
まずは肺を動かせるように、腕を動かせるように、足を動かせるように、最後に腰を動かせるようにと。

「……まだ立てねーか……」

ご案内:「第一演習場」に麻美子さんが現れました。
麻美子 > 倒れている相楽を上から覗き込む。
「相楽サン、そんな所で寝てると風邪引くッスよー?」

相楽 満 > 集中して力の制御をしていたが、視界に入った少女の姿を見て。

「……は? なんで麻美子がここに?」

まさかこんな時間に、この女子の顔が見られるとは思わなかった。
そんな面持ちで、大の字で寝転んだままたずねた。

麻美子 > 『今日は他には利用者はいないぞって聞いてたんスけどねー。』

学校側に申請して、人に見せない為に深夜の演習場で
CTFRAの登録更新の為の試験を受けに来たのだが、
それを言うわけにも行かず、苦笑気味を頬を書く。

「……むしろ相楽サンがここに居る理由のが分からないッスよ。
 もしかしてここで寝泊りしてるんスか?」

相楽 満 > 「こんなとこで寝泊りしてたまるか。
 てーか俺が寮生活してんのは知ってるっしょ」

大の字に寝転んだまま動かない。

「悪いんだけどさ、しばらく動けないんだ。
 なんか用事あるなら、ほっといてやってくれていいぜ」

へらへら笑い、そう言った。いつも通りで変わらない笑顔。

麻美子 > 「筋肉バカッスから、ついに夜でも訓練できるように、
 ここに泊まるようになったのかと思ったッスよ。」

冗談っぽく笑う。彼ならやりかねない。

「そういうわけには行かないッスよ。
 ほら、寮まで運んでやるッスから、さっさと帰るッスよ。」

そう言うと、彼の手を掴んで引っ張る。

相楽 満 > 「誰が筋肉バカだコラ。
 そんなトレーニング大好きってわけじゃねーんだよ」

へらへらと笑う。
しかし腕を引っ張られると顔をしかめる。
引っ張られる動きに体がついてこない。
まるで肩や手首が外れそうなほどに、その腕は頼りない。

「いやマジで、動けないんだって。
 あと十分くらいかな、起き上がれるようになるまで……」

麻美子 > 「ま、それならしょうがないッスね。」
はぁ…とため息をつくと、その場に腰掛けた。

「立てるようになるまで、話相手にでもなってやるッスよ。」

相楽 満 > 「お、マジで?
 お前けっこー俺のこと好きだろ。
 いやー、ちょっと前に友達に『相楽はモテそう』とか言われたんだよな」

笑いながら、そんな軽口を叩く。
無論、ひとつも本気ではないが。

「……麻美子、お前またなんかやらかそうとしてんの?
 なんか噂で聞いたけど、ちょっと前の騒動で喧嘩売られたんじゃねーの?」

麻美子 > 「いや、全く好きじゃないッス。
 ……あとそれ、お世辞じゃないッスか?
 それかその友達が相楽サンの事が好きなんスよー。」

同じく、けらけらと笑って答える

「ん?今は平和そのものッスよ?
 相楽サン、時代は移り変わって行くんスよ?
 そろそろ試験の時期ッスけど、まさか忘れてたりはしないッスよね?」

相楽 満 > 「あっはは、間違いねー!
 でもまぁ俺のことが好きって感じはし……げふっ、けほっ!」

思い切り笑ったせいか、突然咳き込む。
まだ肺の動きが完璧ではなく、大きく息を吸ったせいでむせたようだ。

「げほっ、んんっ……
 まぁ平和ならいいんだけどよ。
 んー、俺トレーニングと勉強で時間のほとんど潰してっからな。
 古文以外は大丈夫だから任せとけよ。ノートは貸さねーぞ?」

麻美子 > 『その通りッスよ』と苦笑する。

「ま、最近は平和そのものッス。
 正直少し退屈ッスけどねー。
 ……あ、あと勉強は先輩に教わったから平気ッスよ。」

「………で、そろそろ立てるようにならないんスか?
 麻美子、そろそろ用事をすませて帰りたいんスけど。」
つま先でつんつんと相楽をつつく。

相楽 満 > 「……お前がそう言ってるときってイマイチ信用ならねーんだよな。
 白崎って知ってる?
 あいつから最近またキナ臭いこと起きてるって話聞いてんだよな。
 麻美子は絶対横から眺めて巻き込まれそうだし、心配なんだよなー」

つま先でつつかれて、ぐぐっと体に力を込める。
動作は緩慢だが、なんとか立ち上がった。

「……動けそう。悪い、待たせた」

麻美子 > 「白崎サンッスか?知ってるッスけど……。」
こくりと頷くと、にへらーっと笑う

「ま、キナ臭い事は起こってるッスけど、
 それはこの学園ではいつもの事じゃないッスか。
 薬の時みたいに、一般学生に影響が出ない限りは麻美子の仕事はないッスよ。
 心配しなくて大丈夫ッス。」

「そうッスか、それは良かったッス!!
 気をつけて帰るッスよ?外で寝たらここで寝るより酷いッスからねー。」

相楽が立ち上がれば、麻美子も立ち上がる。

相楽 満 > 「……お前、結構義理堅いし。
 同級生がやべー目に会ってたら、絶対手出しすんだろ。
 逃げるのは上手いっても、お前の体はかろうじて美少女程度で、大した力はないんだから。
 心配すんなっつーほうが無理な相談だよ」

ふ、と横目に見つめる。
笑みの無い、まるで獣のように油断の無い瞳。
が、視線をはずすともういつも通り。

「そんな追い出したいのかよお前!?
 わーったよもう……ってもこんな時間だし、送ってやるよ。
 表で待ってるから、さっさと用事済ませろよ」

どこかぎこちなく歩き出し、出口へと向かう。

麻美子 > 「ま、それはそうッスけど、それは誰でもそうッスよ。
 無理って分かってても、友達の為に何かしたいって思うッス。
 ま、それは相楽サンもそうッスよね?」
『心配は感謝するッスよ、と手を振る』

「あ、じゃあちょっと外で待ってるッスよ。
 ま、すぐにすむッスから。」

相楽 満 > 「そーだな、間違いない。
 だからまぁ、次なんかお前の身にあったら、今度は俺も動かねーとな。
 友達が危険な目に遭うんなら、黙ってらんねー」

ひらりと、同じように手を振る。
背を向けたままだ、相手に通じているかわからない。自分が同じように手を振ったこともわからない。

「はいよ、待ってるよ」

かばんを拾い、外へ出て行った。

麻美子 > 相楽が出て行くと、演習場のモードを記録モードに切り替える。
『んー、何をするッスかねー。』

CTFRA試験でEX判定を出すには、
異能によって『奇跡』を起こさなければいけない。

といっても、奇跡の定義は曖昧で、
奇跡っぽいことが出来ればそれでいいのだが。

『ま、適当になんとかするッスよ。』

持ってきた鉄球を取り出すと、『異能』を発動させ―――。

麻美子 > 記録を終えると、外で待っている相楽ところに走ってくる

「お待たせッス!!ほら、帰るッスよ!!!」

けらけらと笑うと背中をばんばんと叩き、
そのまま相楽を追い越して走って行く。

相楽 満 > 「はいよ、全然待ってねーよ……
 ってお前行くの早いっつーの!」

何が起こったかなど知る由も無く、しょうがないといったため息とともにその背中を追う。
かばんを片手に、ようやく戻ってきた体の感覚を慣らすように走り出した。

ご案内:「第一演習場」から麻美子さんが去りました。
ご案内:「第一演習場」から相楽 満さんが去りました。
ご案内:「第一演習場」に上泉 和正さんが現れました。
上泉 和正 > さて……と
(演習場に上泉はドラゴンのゴーレムとともにいた。
ゴーレムは4足歩行をするドラゴンの形を模している。
もっとも本物のドラゴンと間違えないように
色は塗っておらず粘土の色がそのままだ。
そしてそのゴーレムで何をするかというと)

試運転をせねばならんな。

(そう試運転である。このドラゴンはまだ試作型。
なので試運転をしに来たのだ。
ちなみに生徒たちにドラゴンの試運転を見たければ
見に来て良いと告げている)

上泉 和正 > ちょっとだけ待ってみるかのう

(試運転なので面白いものが見れるかどうか怪しいと上泉は思っている
なので生徒が来るかどうか怪しく上泉は考えているが
もしかしたらということも考え待つ)

上泉 和正 > 人も来んようじゃし、それでは始めるかの

(そして試運転を始めた。結果は上々だったようだ)

ご案内:「第一演習場」から上泉 和正さんが去りました。
ご案内:「第一演習場」にアリストロメリアさんが現れました。
アリストロメリア > んー……今日はもう眠いですし 少し早いですけれど
明日の運勢をタロットで覗いたら寝ますわ……おやすみなさいませ

Death 逆位置

……んー、何だか明日はどろっと過去の嫌な事や傷、心のトラウマ等が出てきそうですわ
嫌な事を思い出して引っ張られたり、そう言う事に心が囚われたりして
『あんな事が無ければ……』等と思ってしまいそうですの
過去の嫌な事を考えすぎても駄目ですわ

精神的に参りそうですけれど、嫌な事も
『何故それが起こったか?その嫌な事から得られる事、未来の糧になる事は何か』
を考えるとよろしいですわ

精神的に参りやすいですし、揺れ動きやすい時なので
神経質にならないように注意して下さいまし
特に仕事はしっかりしようと頑張ってぴりぴりし過ぎた雰囲気などにお気を付け下さいまし

アリストロメリア > ……さてと、こんな所かしらね?
明日の日自体は良い運気ですので、嫌な事に引っ張られず
どれだけ過去の事に踏ん切りを付けて前に進めるか?というのがポイントですわ

……では、皆様の明日が良い日でありますように
おやすみなさいませ

ご案内:「第一演習場」からアリストロメリアさんが去りました。