2015/08/05 のログ
ご案内:「第一演習場」に菊夜さんが現れました。
ご案内:「第一演習場」に蒼穹さんが現れました。
菊夜 > 「はぁ…」
【流れるような蒼い髪】
【小さい背丈】
【今、溜息を吐いたのは菊夜本人では無い】

『カッカッカァ…オ前デモ、楽シメルト思ウゼ?』

【会話している相手はヨルムだ。したがって、溜息を吐いたのはヨルムでもない】

「だって…ヨルム様…無理やり…連れてきてさ…」

【ヨルム様、という事はおそらくヨルムは彼女にとって上司に当たるのだろう】
『ホラ、来タゼェ?』
『ソォー、ラァー…チャンッ!』
【部屋に入ってきたソラにいきなり殴りかかるヨルム】
【勿論、避けるのを見越してのことだ】

蒼穹 > はぁーい、破壊神様はここでーす。
(避けようか、避けまいか。どうにも乱暴なコミュニケーションだが、
取り敢えず避けると見せかけて片手片足踏ん張りつつそれを受け止めて進ぜようと広げた左の手を差し出すだろう。
それが成功しようと、し無かろうと言葉を続けよう。)

…んー、と。
お邪魔するね。…キクヨ、が用事なのかなぁ?
(さて、どうして己がここに呼び出されたのか、まるで知らない。
部屋に入った手前殴りつける為に呼ぶような子ではないはずだ。
ヨルムならやりかねないが、マスターの菊夜がいるならそんなことはさせないだろう。)

あ、やっほー、キクヨ。
なんか用かな?こんな所に呼び出して。ああいや、勿論イヤってわけじゃないんだけど。
(個性豊かな彼女の『友達』の意図を聞くのは、やっぱり本人に聞くのが一番早い。)

菊夜 > 『ウラァッ!…ケッ』
【受け止められたのを見て、悪態を付くヨルム】
【勿論、常人が相手なら殺せる拳。ソラ以外が入ってきたら、どうするつもりだったのか】

「はぅ…うぅ、ごっ、ごめんねっ?」
「あのあと…その…」

【彼女は、たどたどしい口調でこう語る】
【時は遡る】
【巻き戻すこと、闘技場でぶつかり合った日、その夜の事だ】
【冥界に帰って、今日はこんな奴と戦ったんだぜ。と自慢をするのが日課だったヨルム】
【聞けば、ヨルムが負けた。と】
【周りの死霊は信じられなかった】
【こうなったら実際に誰か戦いに行ってたしかめてみよう】
【そう言って祭り上げられたのが】

「この子…なんだけど…」

【先ほどを溜息をついた幼女】
【彼女は地面に寝そべっている】
【彼女こそ、死霊の中でも破壊神に対抗出来る力を持ちうる、と選定された者】

『ホラァ、…シッカリ、挨拶シヨウゼェ?』
「嫌ですよ…はぁ…ヨルム様、知り合いなんだから…」
『…ハァ。ナンデコンナ娘ニ育ッチマッタンダロウナァ』
『コイツハ、<フーゴ>ッテンダ。死ナナイ程度ニコラシメテクレ、ッテノガ今回ソラチャンヲ呼ビツケタ理由ダゼ』
【喋る事は普通だが、首から上を動かさずにソラの周りをくるくる旋回する、無駄な高等技術でオチョくるヨルム】

蒼穹 > ………ああいや、その。
なんていうか、昔を思い出す様な、そうでもない様な…キクヨが気にする事じゃあないさ。
(ここにいるのは、誰も彼も規格外の化け物ばかり。片手で受け止めながら、菊夜の方にもう片手を振って笑った。)


……はぁ。
この子、が。
(一杯彼女はこういうのを連れているが、果たして底をつくのはいつの事だろうか。
やればできるよタイプなんだろうなぁ、と息を吐きながらだるんだるんな幼女に視線を落とす。
見るからにやる気なさそうなのは、きっと気のせいではないはず。)

なんだろうなぁ、…この子。
はいどうも、宜しくねー、フーゴちゃん。
はいはい、死なない程度にねー、大丈夫大丈夫、殺戮神でも死神でもないんだ、私。
壊れはしても死にはしないよ。
それに、壊れる様な軟な子なんて、つれてこないでしょ?
…うわー…。
(奇妙である。流石にあせあせとしながら無理矢理その旋回の円を押し切って外側に。
改めて見るが…この子、強いのだろうか。
幼女って大体いやな予感しかしない。
何せ、この辺では幼女と言えばかなり強いと見ても間違いではない無文律があるくらいに。)

菊夜 > 「その…冥界に帰ったら…えいっ、ってしておくからさ…ごめんね?」
『役目ハ果タシタカラ帰ッテ良イヨナァ?』
『精々ウチノ子ヲ可愛ガッテクレヨ ソ・ラ・チャ・ン?』
【そのまま相手の肩を掴み顔を近づけ、喜色満面の笑みで子馬鹿にするヨルム】
【そのまま、背景に解けるように消えてしまう】

「友達たちは、さ。菊夜が手を出すとマトモな勝負にならない…って言うから、今回も私は見学に回るね?」
【申し訳なさそうな顔しながらとてとてとて、と走り去る菊夜】
【今この場に立つのは、ソラとフーゴの二人だけである
「…はぁ、めんどくさい 誰か起こしてー…」
【…訂正しよう。彼女は未だに起き上がっていない】

「めんどくさいけど…あの子たちが期待する、し…」
「………覚えるの、めんどくさいなぁ…」
「せめて、記憶に残る程度には印象付けてね?…喋りすぎた…」
【視線を朧げにしながら、ソラの方へと手を向ける】
「ヨルム様が…倒されたって…聞いたし…ちょっとだけ…本気出す」
【そのまま詠唱を始める】
「そう…なんだったかな…たしか、こう」
「<我こそ、世界の理を知りてこの術を行使する者也
神に迫りしこの力にて、彼の如く力を振るわん>」
【詠唱にはまだ続きがあるようだ…】

蒼穹 > …お、おう。えいっ…て、可愛いなぁ、うん。大丈夫だってば。
はぁ、分かった分かった。
分かったから良い子はさっさと帰りなさい。
ああもう鬱陶しいっ!!殴るよ?!
(既に時遅し。からかわれるだけからかわれて、逃げられてしまった。
冥界に殴り込みにでも行ってやろうかなんて思ったが、…菊夜は多分悲しむだろうから止めておく。
次会ったらただじゃおかない。この間はみすみす殴られたが今度はこちらからも少し痛めつけてやろう。
…そんな、割かしどうでも良い決意をするのだった。)

ふーん、
でもさぁ、菊夜となら多分互角くらいにはなると思うけどなぁ?
どうよ、今度ちょっと遊んでみる?…まぁ、いやだろうけどね。
はい、いってらっしゃい。
(なんというか、彼女と己では戦闘スタイルがまるで違うし、
色んな意味でマトモな勝負にならなさそうであるのは頷ける。
片や苦痛や回復を与える能力と、片や破壊能力………いたちごっこになりそうだこれ。)

…ヨルム様、ねぇ。
(上下関係はどうなっているのだろうか。
様付けするという事はヨルムの方が上なのだが、
何故彼女の方が上位枠で扱われているのだろう…それにしても、彼女の扱う死霊は本当に個性豊かだ。
…あまり良い意味ではないが。
もうちょっと気持ち良く元気っ子とかいたら仲良くなれそうなものなのだが。)

…ストップ。え?なにこれ。もう始まってんの?

(詠唱に割って入る形でストップを。
立ってない相手に何をしろと言うのか…。
なんというか。調子が狂うというか…せめて立ってやる気出せよと言いたい。)

菊夜 > 「む…こう、ぎゅーってやって、ばきばきばきって」
【今度は効果音を踏まえて説明する菊夜】
【もう少し言うタイミングが早ければ、幽体に拳を振り、スカるソラをみてニヤニヤするヨルムが見れたであろう】

「わ、私なんかが勝てっこないよぅ…殺傷能力は死霊任せって、知ってるのに…もー」
【彼女は<殺されない事>に長けている 壊す方は専門外】
【対極といってもいいような力関係のはずだ】

【実力だけで言えば、大体拮抗している】
【が、彼女の方が上である それはある<魔術>の為、というのが強い】
【ヨルムの力任せで通じないなら、技を使おうと言うのが死霊たちの考えのようだ】
【勿論、冥界で話し合いを聞いていたわけではないソラは知るよしもないが】

『一々、<今から攻撃しますよー 警戒してくださいねー>って…注告するわけないじゃん…馬鹿みたい』
『ヒーローの変身を…待ってるわけじゃ…ないんだしさ…?はぁ…』
【呆れたような視線を向けながら、詠唱を再開するフーゴ】
『< その力は『氷』
全てを凍てつかすこの力にて、この世の理を壊そう
この氷の前では全てが制止する
それは悠久の時ですらも >』
【まだ…まだ…詠唱は続く】
【菊夜に劣るとはいえ、相当な魔力量を誇るフーゴ】
【そのフーゴが、ここまで魔力を込めるのだ】
【そこから繰り出される技の威力は…】

蒼穹 > …ぎゅっとしてどかーん、みたいな感じ?
(何かを握り潰す素振りを見せながら首を傾げる。
何をどう握り潰したらどかーん、となるのかは不明。
幽霊体に刺さる聖剣か何かでも…ああでも、あれって邪神が持ったら自滅するのだろうか。
でも霊体なら逆にこちらにも干渉できないから…出てくるのを待つしかないか。)

…そうだねぇ…なんだろう…この。
(殴って再生されて殴って再生されてを繰り返しそうである。
でもこれって勝ちも負けも出来ないけど、一方的蹂躙っぽい気がする。
密かに面白そうだと己の嗜虐心が擽られたことは内緒にしておこう。
殺傷能力は無いが、彼女は拷問や長期戦に大きくアドバンテージを持っている。)

…はいはい、そうだね。んじゃ…こっちもかるーく一発飛ばすよ。
下手なところに当たったら死ぬから避けてね?
(あくまでたたないのだが、少なくともやる気ではあると見た。
フーゴが長い詠唱を紡ぐ。
…何か見える。ああ、魔力を封殺しなかったのは失敗だったろうか?
いや、封殺してばかりではそれも楽しめないか。
それでは今回は、魔法合戦と行こうか。
次々と紡ぎ出される言葉。
その詠唱に込められる魔力の程は、己も感じる。
何かが流れる―――大きな何かが、来る。
なら、詠唱をぶった切ってやるのがセオリーか。
やる気のなさを感じさせる彼女は、すぐにあきらめるだろうか、それとも―――。)

いくよ。
破壊魔法・第一術式「滅の矢」
(右手人差し指を彼女の方へと向ける。
破滅の術式が組まれた。本来は詠唱も、素振りも必要としないが、これは本人なりの拘りとパフォーマンス。
その性質から、非常に即効性に富んでいる。
己にとってそれは、殴る蹴ると同じくらい容易い感覚で使える魔術だ。
向けた人差し指から、単純な威力と、魔力量を極限まで高めた破壊そのものといって言い黒い何かが飛翔する。
例えそこに如何なる防御があっても、防ぐことはまず不可能と言える莫大な威力。
全ての防御と障壁をぶち壊し、ただただ真っ直ぐ、真っ直ぐ進んでいく。
だが、サイズもスピードも「矢」だった。
せめて戦うなら動いて見せろとでもいうかのような「矢」は、
幼女の詠唱を紡ぐ口の方へと向けられて―――。)

菊夜 > 「えっと…こう…ごごごー…って?」
【説明してるうちに本人もわからなくなってきた様子】
【万力や、プレス機のように潰すことを想定していたようだが】
【別におちょくるだけであれば触れる事は叶わずともよい。と
もし、ヨルムが思考を読めたらそう答えてまた馬鹿にしただろう】

「わ、私の再生能力ってっ、肉体だけなんだよっ!?」
「こんなみずぼらしいカラダ、見せる訳にはいかないってばっ!」
【あくまでもやられることより、服の心配である】
【死霊に囲まれて生活していると、どうしても死への恐怖が薄れるのは仕方がないとも言えるが】

『…詠唱くらいさせてよ…対処、めんどくさいなぁ…』
『まぁ…仕方ない…』
【その場で跳ねて後ろに飛び退き、思いっきり距離を取るフーゴ】
【先ほどまでめんどくさい、めんどくさいと起き上がらずに寝転がっていた姿が嘘のようである】

『…はぁ』
【そうして避けたのを確認したら、今度はその場に少女座りをする】
【…寝そべらないだけ、まだマシなのかもしれない】
『詠唱…どこまで進んだっけ…また、邪魔されるのもめんどくさいし…』
【今度は、彼女を拘束し、そのうちに長文詠唱をする方法を取るようだ】

『<氷よ 我が呼びかけにてその力を示せ いかなる物をも封じる冷たき棺となれ>…氷檻』
【数瞬のうちに発現した、精巧に組み立てられる氷の建物】
【それは例えるなら中世西洋のお城である】
【ソラの足元からどんどん組み上げられて】
【気が付けば、あとは差す光を遮る屋根のみとなっていた】