2015/10/04 のログ
■ヴァルトラウテ > でも、ほら……なんていうかその、姉さまのその力って特別にすごいじゃないですか
それでもそういられるっていうのは、姉様自身の心だと思います
ひけらかさない、というのと自由に扱っている、というのは同じ意味ではありませんから
やはり姉様は流石だと思います
(なにか特別のものでも見たかのように目をキラキラさせている
さすが父様の娘であると……つまりは自分と同格かそれ以上の存在であるそう思ったのだ
自分の力と付き合うこととひけらかさないのは別のことである
そして多くの人は……何かトラブルがあれば基本的には使うのである
一般的に言う異能とのつきあい方は刃物の扱い方同然で、武器として鞘に収めることを
ひけらかさないことにしてしまうものがほとんどだ
だが、鞘に収めているだけでは単に便利に仕舞っているだけである
道具の安全な使い勝手を増しただけのことを、ひけらかさない、とは言わない
それどころか姉様は最初から「使いたくない」ような素振りだ
普通、世界を変えられるような力を持って、自分が何者であるかを変化させてしまうような力を持って
そう言えるものなどいない
それを普通で一般で、自分はたまたまそうだっただけで、その力に固執しない
そう言える姉様が眩しかったのだ)
■雪城 氷架 > 「わ、わかった。わかったからそのへんで…なんか照れるよ」
気を悪くしたわけではない
かといって否定するのもなんだか違う
ただこのままだとむずむずに耐えられそうになかった
「ヴァルトラウテは、その、手合わせ、みたいなおはよくやるのか?」
■ヴァルトラウテ > はい、手合わせは好きなので、よくします
なんというかこう……相手の人となりがわかるので
あ、ヴァルでいいですよ、姉様
どうぞ呼び捨てになさってください
(聞かれれば嬉しそうに話す
ヴァルトラウテにとって戦闘は争いごとというよりコミュニケーションなのだ)
■雪城 氷架 > 「人となり、ね…」
よくわからなかったがそういう人間もいるだろう、と納得する
悪いやつにはやはりみえなかった
「じゃ、ヴァル、で。
手合わせは…また今度かな、今日は制服だし…」
■ヴァルトラウテ > あ、手合わせもしていただけるのですね!
はい……では機会があればぜひよろしくお願いします、姉様
(手合わせもしてもらえる、と聞けば、喜んで氷架の手を握るだろう
基本的にヴァルトラウテには悪意がない
はじめは多少、父様の娘、ということで対抗心がないわけでもなかったが
力も志の素晴らしさも納得してしまった今はむしろ尊敬していた)
■雪城 氷架 > 無邪気に喜び、手をとる目の前のこの少女が悪い人間だとはどうしても思えなかった
「うん。
今日はもう帰るから、また今度な。
そういえばヴァルってどこに住んでるんだ?」
寮では見かけた覚えがないな、と聞いてみる
■ヴァルトラウテ > はい、父様のところから直接通わせていただいてます
何かなければ当分はこのままだと思います
……姉様は?
(何かなければ、というかヴァルトラウテがそうしたい、と言わないかぎりはそうなのだが
一応は研究区からなので「仮に」ということになっている
そして聞かれれば当然の質問だ)
■雪城 氷架 > パパのところから?
ということは研究区に住居があるのだろうか
あそこには余りいい印象がないから行ったことはないが
…もしかすると父親の研究に何か関係のある子なのかもしれない
なにせあの父親は 何をするかわからない 得も知れないところがある
「そ、そっか。
私は此処に引っ越してきてからずっと女子寮だよ」
■ヴァルトラウテ > なるほど、寮住まいなんですね
(実家があるのではなかったか、と思うが、特に必要なければ詮索するような性格をしていない
それで納得する)
一度は行ってみたい気もしますが、いろんな人がいるんでしょうね?
(基本的にヴァルトラウテは無防備であけすけである
故に、ちょっとした興味があるかないか程度でしか行動していない)
■雪城 氷架 > 「そうだなー、結構大勢の生徒が住んでるはずだよ。
中に入るくらいは、学生証があれば入れるし見学くらいしてもいいかもな」
興味を示しているヴァルにそう言いつつ、
置いてあった鞄を椅子から拾い上げて肩にかける
「あ、ヴァルも帰るなら途中まで一緒に帰るか?」
■ヴァルトラウテ > はい、では、そちらももし機会があればよろしくお願いします
(姉様は先程のアレを見れば疲れているだろうし、無理はさせられない
またの機会をまとう)
あ、ぜひご一緒させていただければ!
(もはや先輩に憧れる後輩のようである
声をかけられれば明らかに目が輝く)
■雪城 氷架 > 「ん」
口元を緩めて微笑む
やっぱり素直でいいヤツだ
父親からメールが来たときはびっくりしたけど、これならうまくやれそうである
括流にも心配はいらなそうだと言っておこう
「じゃ、帰ろうヴァル」
自分とよく似た容姿なのもあって、本当の妹がいてもこんな感じなのかな
そんなことを思いつつ、帰路へと足を向けるのだった
ご案内:「訓練施設」から雪城 氷架さんが去りました。
■ヴァルトラウテ > はい!
(新しい妹は、満面の笑みを浮かべ氷架と一緒に帰宅の途についた
家に帰れば、おそらくは父様に喜んで報告するだろう
……人形の妹は)
ご案内:「訓練施設」からヴァルトラウテさんが去りました。