2016/09/11 のログ
龍宮 鋼 > (しかし、諦めない。
 せっかく掴んだ武器だ、扱えないからと手放してしまうなど出来る訳が無い。
 どちらにしても身体は動かないのだ、代わりに思考を巡らせる。
 力を引き出せば龍の本能も付いてくる。
 だからと言って自身の魔力で力だけを持ってくる、と言う訳にも行かない。
 力と本能は別物ではなく、むしろ本能こそが龍の力とも言える。
 そもそも自身の魔力は奪うだけのもの。
 それを留めておかなければあっという間に霧散してしまう。
 力を使うためには本能の影響を受けなければならないし、本能に飲み込まれたくなければ力は使えない。)

――あ?

(そこに聞こえた声。
 声だけではなく、それを発したらしき誰かがこちらに駆け寄ってきた。
 角とか何とか言っている。)

大したことねーよ。
元々角なんざ生えてねーんだ。

(すぐ近くまで来ていた彼女を、疲労で動かない汗まみれの腕を無理矢理動かして追い払う。
 上手くいかない腹立たしさから、いつもより二割増ほど不機嫌な声になってしまったが、彼女に構う余裕がない。)

フィアドラ > 怒っているようにみえます。
やっぱりどこか痛いのかもしれません…。

「あれ、生えてないんですね。えっあれでもそこに落ちてるのって…」

脱皮した後みたいな皮に混じって角みたいな形のも落ちてます。
あっパラってなった…。

「じゃあ、龍人さんじゃないんですか?
 何となくドラゴンっぽい感じがする気がしたんですけど…」

確かに見た感じ鱗も尻尾も角もドラゴンっぽい部分はあまりありません。
あっ!目の感じが私に少し似てます!怖い!とか怒ってるの?って言われる目です!

「じゃあ普通の人間さんですか?
 私、他の竜人さんってお父さん以外見たことないので分からないんです!」

もしかしたら初めて竜人の知り合いが出来るかもしれません!

(目の隠れた少女は疲労で倒れている少女様子を気にせずに話しかける。
 自分は疲れたことがないのだ。精神的に疲労はしても肉体的には疲れない。
 だからそれを慮ることはない。知らないものは考慮できない。)

龍宮 鋼 >  
(思考に没頭したいのだが、傍らの少女が邪魔で出来ない。
 勿論無邪気に喜ぶ彼女にそんな意図は無いのだろうが、こちらとしても余裕が無いのだ。
 こめかみに青筋が浮かぶ。)

うるっせェな!
見りゃわかんだろうが龍だよ!
龍と人の混血だよなんか文句あんのかあァ!?

(キレた。
 無邪気に喜んでいる相手にこれである。
 友人と認めた相手以外には基本ガラが悪いのが自身だ。
 上半身を起こして怒鳴りつけた。)

フィアドラ > 「分かりませんよ!あんまり龍っぽくないじゃないですか!
 角も!翼も!鱗も!尻尾も!ないのに!そんなの分かんないですー!」
 
私のイメージと違います!
もしこの竜人が普通の竜人だったら私は竜人の中でも仲間外れにされてしまいます!
それはとても嫌です! 
人間の仲間でも龍の仲間でも竜人でもないなら私はなんなんでしょう?

「あと、何でそんなに怒ってるんですか!?
 あっそういえば、カルシウムを取ったら怒りっぽいのって治るって聞きました!」

カルシウム不足なのかもしれません。
…だから角もパラパラになってしまうのでしょうか?

「牛乳買ってきましょうか?」

龍宮 鋼 >  
知るか!!
そう言うの見てェんなら純度百パーセントの龍当たれェ!

(少なくとも自身は龍の特徴と言えるものは縦に長い瞳孔だけだ。
 それ以外のものは持っていない。
 暴走すれば右半身がそれっぽくなるが。)

テメェが面倒くせェからだろうが!!!
あっじゃねーよテメェ舐めてんのか牛乳なんざいるか毎日飲んどるわボケェ!!

(額の青筋が増える。
 眼を見開き瞳孔は極限まで細くなり、人間よりちょっとだけ鋭い犬歯をむき出しにして叫ぶ。)

ご案内:「訓練施設」からフィアドラさんが去りました。
ご案内:「訓練施設」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > 「純度100パーじゃ竜人じゃないじゃないですか!
 私は私と同じ竜人の人とお話ししたいんです!」

確かに眼とか竜人っぽいですが歯は私みたいにギザギザじゃないです。
私より血が薄いのかもしれません。クォーターのハーフとか?
尻尾ってこんな時便利だよねーとか
逆に不便だよねー的な会話に憧れてるんです!

「えっ私、面倒くさいですか!?
 どうしたら面倒臭くないようにお話しできますか?」

面倒くさいってどうすれば治るのでしょうか。
あと、カルシウムで怒りっぽくなるのが治るのは嘘みたいです。

龍宮 鋼 >  
あー分かったよそんなに言うなら見せてやるよどうなっても知らねェがなあああああアアアアアアアアアア!!

(言うが早いか自身の中に眠る龍の力を引き出しに掛かる。
 叫びが咆哮へ変わり、右半身がミシミシと音を立てて変形し、右半身へ鱗、甲殻、尻尾、角、右翼が生えてくる。
 しかし少しだけ休んだとは言え、限界をとうに超えている。
 すぐにそれらに皹が入り、ガランガランと剥がれ落ちていった。)

ッそ……!

(崩れ落ち、地面を殴りつけた。
 自身は正しく半分が龍である。
 しかし人間よりはるかに強大である龍と言う種族故に、ヒトの身に納まるモノではない。
 本来であれば親龍からその辺りの扱い方を教わるのだが、自身はその機会が無かった。
 その為常時人間体のままで居るようなものなのだ。)

――俺が見えてる間はその口閉じてろ。

(聞かれたので答える。
 喋らなければ面倒臭くない、と言うのは確かにそうだが。)

フィアドラ > 「龍人っぽい!」

これは龍人っぽいです!
鱗も尻尾も角も私にはない翼まで生えています!
でも、何故だか辛そうな感じがします。
もしかしたら私が炎を吐きすぎたら辛いみたいにあんまりしすぎたら辛いのかもしれません…。

「見えてる間はその口を閉じる…。」「分かりました!」

口を顔についてるその口を閉じて別の口を開けました。
右手についている方の口です!
これで面倒くさくないはずです。

「もしかして身体が辛いんですか?
 ごめんなさい…。私が疑ったりしたばっかりに…。」

私が疑ったりしなければここまで辛そうにはなっていなかったと思います…。

龍宮 鋼 >  
っぽいじゃねェよ龍人だよクソ……。

(もはや叫ぶ元気も無い。
 連続の解放はかなり体力を消耗する。
 身体が鉛のように重く、眼が霞む。
 身体を支える手は、長時間重い物を持っていたようにブルブル震えているし、脚だって同じだ。
 口を閉じて掌の口から喋る姿はシュールだが、そう言うことじゃない。
 バカらしくなって仰向けに寝転んだ。)

気にすんな、テメェが来る前からこうだよ。
――めんどくせぇからもう普通に喋れ。

フィアドラ > 「私、私以外の龍人の人ってお父さん以外で初めて見ました!
 あっ、私、フィアドラっていいます!ヒュドラのクォーターです!」

ヒュドラもドラゴンなので龍人っていってもいいと思います!
く、くぉーたーでも龍人って言ってもいいと思います!

「龍っぽいことすると体が重くなりますよね!
 私も炎を吐きすぎると貧血みたいになるので分かります!」

右手の口を閉じて顔の口から喋ります。
そう、龍っぽいことは疲れるのです。

「龍人さんも誰かに見せたりするために龍っぽい練習してたんですか?」

龍宮 鋼 >  
――ヒュドラって蛇じゃねーのか。

(少なくともこちらの世界では蛇だった気がする。
 異邦人で、元の世界でヒュドラと呼ばれるドラゴンが居るならその限りではないが、彼女の反応が面白そうなので黙っておく。)

……龍宮鋼、鋼龍だ。

(荒い息をしながら自身の名前を返す。
 先ほどから鋼の甲殻をバラバラ撒き散らしている。
 いい加減に鉄分と血が足りなくなってきて、少し寒い。
 龍の血のお陰でまだ昏倒するほどではないのだが。)

――見せる?
なんで誰かの見せモンになるためにこんな事しなきゃなんねーんだ。
あと龍っぽい練習じゃねーよ龍の力を使う特訓だバカ。

フィアドラ > 「あれ?蛇なんですか!?
 えっ実は私、蛇なんでしょうか!?」

衝撃の真実です!
先生が言ってた『ドラってついてるし炎吐くし多分ドラゴンの仲間だよ。』っていうのは嘘だったのでしょうか?
じゃあ、私は一体…。

「龍宮鋼さん。鋼龍…龍ってついてますね…。
 やっぱりヒュドラもドラってついてるしドラゴンだとおもいます…。」

弱めに言います。
本当に蛇だったらどうしましょう…。

「えーと、ほら!人の異能みせてもらうかわりに見せる約束をしたときとか?
 龍の力って特訓いるんですか?何となく分かりませんか炎ははこう吐くんだぞーみたいなの?」

私は特に特訓とかはしてないですけど龍っぽいことはひととおり出来ます!
だから蛇じゃないです!多分

龍宮 鋼 >  
知るか。

(彼女の正体など知る良しも無い。
 適当にあしらっておく。)

――龍ってついてるから龍じゃねーぞ。
鋼の龍だから鋼龍だぞ。

(そもそもヒュドラはどこかの言葉で水蛇を差す言葉だった気がする。
 別に蛇も龍も似たようなものだし同じ括りで良い気はするが。)

アホか。
ケンカに勝つためにやってんだよ。
だったらテメェは最初から使えるヤツだったんだろ。

フィアドラ > 「なるほど?」

首を傾げます。
鋼の龍だから鋼龍。
ヒュのドラゴンだからヒュドラにはなりそうになりません。

「喧嘩…戦いですね!この世界ではこみゅにけーしょんだって聞いたことがあります!
 竜人でも色々あるんですね!あと、私はアホじゃないです!多分!!」

色々知らないですけどアホではないはずです!馬鹿でもないと思います!
きっとそのうちメガネが似合うくらいに頭も良くなります!

「うーん、どうやるんですかね?龍の力使うの…
 そういえば!最近みた漫画ではピンチになった時に何か力に目覚めてた人がいました!
 ピンチになって死にかけたらいいんですよ!漫画ではそうやってました!」

どうやれば龍の力を使えるのか頑張って考えます。
…ちなみに私はピンチになってません。

龍宮 鋼 >  
(この少女、頭が残念な類らしい。
 実際のところはともかく、自身の中で彼女の評価がそうなった。
 疲れる。)

いや違ェよ。
挨拶代わりに殴りかかるってか。
落第街のチンピラじゃねーんだからよ。

(やはり異邦人か。
 この世界の事が誤解される前――遅いかもしれないが――に訂正しておこう。
 色んな意味でくらくらする。)

アホか。
マンガと現実の区別が付いてねェアホか。
使えるかどうかわかんねーもんをいきなり実戦で試すバカがいるかアホ。
そんなもんはマンガん中の世界だけだ。
……テメェ破壊衝動――あー、思いっきり暴れまわりたいとか、そう言う風に思ったことねーのか。

(死に掛けるで済めば良いが、そのまま死んでしまってはどうしようもない。
 そこまで考えて、ふと気になったことが出来たので聞いてみる。
 出来るだけ簡単な言葉で。)

フィアドラ > 「もうちょっと仲良くなった感じのこみゅにけーしょんだと思います!
 ちょっと殴り合おうよって友達に聞くぐらいの感じで!」

多分そのくらいじゃあないでしょうか?
遊びに誘うのと同じくらいの気楽さだと思います。

「漫画と現実ってあんまり変わらないじゃないですか!
 それに、あの漫画結構リアリティがありましたよ!
 漫画の方が亜人とか少ないような気もしますけど…。」

異能と魔術のバトル漫画です。
どこかの学園が舞台なのですが異邦人はあまり出てきません。
ちなみに私の好きなキャラは毒使いの子です。親近感があります!

「私はそういうのはあんまり…。でも、右手はたまにそんな感じですね。」

手袋を外して右手を出します。右手は『アバレマワリタイー!』とか言ってます。

「右手が勝手に言ってるだけですからね!私は別にないですよ!」

『ハカイショウドウー!』右手に手袋を付け直します。
…そう、そんなもの私にはないのです!

龍宮 鋼 >  
――まぁ、否定はしねーよ。

(目的は人それぞれだろう。
 自身のようにケンカが目的で誘う場合もあるし、鍛錬とか訓練目的の場合もある。)

リアリティと現実は違うわアホ。
とにかく俺ァこいつを使いこなす必要があるんだよ。

(でないと勝てないヤツがいるのだから。
 落第街で出会ったあの男や、自分の暴走を止めたヤツにもきっと普通に負けるだろう。
 そういえば右手は大丈夫だっただろうか。
 名前を聞くのも忘れたし、今度会ったら飯でも奢ってやるかと考えて。)

ああ、そう言うヤツか。
なら参考にゃならね――!

(衝動が別れている類のヤツらしい。
 上手く抑えるコツなど知らないだろう。
 溜息を付こうとして、気付いた。
 状態を跳ね起こす。)

――そうか、そうだよ!
わけりゃいいんだ!
そうと決まりゃメシだメシ!
おい、腹減ってんなら来い、メシ奢ってやる!!

(満面の笑みで立ち上がり、彼女の頭を思いっきり撫で回す。
 フラフラの身体を引き摺って歩き出し、彼女をメシに誘いながら歩いていこう。)

フィアドラ > 「殴り合いって色々あるんですね…。」

今まで気楽な気分で戦いを友達に挑んでなくて良かったです。

「違うんですか…。
 でも、同じ事も…いや何でもないです!」

同じこともあるでしょうし違う事もあるでしょう。
同じ方が楽しいと思うのですが…
でも違うって言ったら違うらしいのです!

「そうですか…。
 じゃあ今度からはもう少しハカイショウドウを持つようにしてみます!」

上手くハカイショウドウを持てたらきっと役に立てる事もあると思うのです!
右手みたいな感じにならなくては!

「ご飯!ご飯奢ってくれるんですか!いただきます!」

なんだかご飯を奢ってくれるみたいです!
撫でられるまま撫でられて尻尾を振りながらふらふらしてる龍宮鋼さんについて行くのでした。

ご案内:「訓練施設」から龍宮 鋼さんが去りました。
ご案内:「訓練施設」からフィアドラさんが去りました。