2016/09/30 のログ
ご案内:「訓練施設」に三谷 彰さんが現れました。
三谷 彰 > 「……」

 荒野を模した空間の中紅い目と棒を構え立ち尽くす。
 周囲には10cmを超える少し大き目の蜂。それらが今にも襲い掛からんと周囲を漂う。
 スゥと息を吸うと呟くように声を発した。

「メニュー23、スタート」

 その呟きが切欠となり周囲に漂う大型の蜂が彼に殺到する。
 多くが彼自身を狙うように。だがいくつかはあえて外すように。
 それらを見切り当るものだけを打ち落とし当らないものに関してはそのまま素通りさせる。
 顔に迫ってくる蜂を棒の1撃で叩き落しそのままグルンと回転。突きで背後のを破壊するとそのまま棒を地面に突き刺し左から迫る蜂に蹴りを放つ。

三谷 彰 >  かれこれ10分は振り回していただろうか。
 彼の周囲には無数に巨大蜂の死骸が横たわりその中で棒を腕を足を使えるもの全てを使い次々と叩き落す。
 下から振り上げ即座に棒を持ち替え上から振り下ろすと同時に後ろへ引き後ろ側で突き崩しグルンと振り回し周囲をなぎ払うと同時に手で殴りつける。
 だが流石に暴力的な数は1人ではとめきれず。1匹が取り付き刺す動作をしたところでホログラムは終了する。

「……はぁ、まだ甘いか」

 結果を眺める。悪くは無いが最高記録を更新も出来ず評価を下すならば5段階で3か4といったところだろうか。
 動きのデータなども残されている為それを自身のスマートフォンへと移す。
 自分の動きを見るというのは練習になる為毎回行っている。

三谷 彰 > 「……やっぱり多人数相手か」

 自分の考案した練習メニューとその結果を眺めながら呟く。
 自身の能力は目が異常なまでに良くなる能力。だから単体相手であれば常に先手を打てるため有利に事を運ぶことが出来るが多数相手はそうはいかない。
 目が良くなるためにある程度は対応する事が出来ても身体能力は鍛えた普通の人間程度しかない為に対応しきれないことが多くなるのだ。

「だからってあの程度相手に月影使うのもな」

 頭を掻きながらそう呟く。
 決戦兵装を使えばまとめてなぎ払えるのかもしれないが1日2回が限界の必殺技を使うわけにも行かず。
 頭を捻りながら自身の弱点の克服方法を考える。