2017/10/16 のログ
■暁 名無 > 「よーし、サンキューな。お陰で早く片付いた。」
結局のところ、こんな時間まで残っていたのはこいつ一人だったわけだが。
まあ、日曜だしそんなもんだろ、と自分に言い聞かせて俺はチェックシートを埋めていく。
こないだみたいなご褒美展開なぞ、そうある物でもないということだ。
「これで、よしと。
んじゃあとは鍵戻すだけだな。助かった、……ええと、」
名前、何だっけ。
■岡崎 燐太郎 > 「運動後の散歩だと思えばこれくらいなんてことも。」
身体を動かしてすぐに自室に戻ってぐうたらというのも味気がない。
そういう意味ではいいクールダウンになったといえる。
「岡崎ですよ。岡崎燐太郎。野郎の名前もしっかり覚えてくださいよ?」
苦笑しながら冗談めかして言う。
少し特徴のある右腕とともに名前を聞けば普通よりは記憶にとどまることだろう。
■暁 名無 > 「そうだ、岡崎岡崎。
でもまあ、別に覚えなくても良くねえか?
そうそう名前を呼ぶことだって無いんだしさ。」
女子の名前はすんなり覚えられるんだけどネ!
まあそれは置いといて、改めて感謝の意を伝えよう。
「ま、改めて助かったわ岡崎。
寄り道しないでまっすぐ帰るんだぞ?」
なるほど特徴的な義腕の生徒が居ると聞いていたが。
岡崎ええと、レン…じゃない、燐太郎か。早くも忘れかけてたけど忘れないようにはしておくか。
「それじゃほら、エントランスまで行くぞ。
いい加減、寮の門限も近いだろ。」
そう言って一足先に廊下を歩き始める俺であった。
エントランスまで来れば、岡崎を先に帰してから施設のカギを戻しに向かい、すぐに帰路についたとさ。
■岡崎 燐太郎 > 「ひでえ。覚えるのが女子の名前だけだとそのうちセクハラまがいだって訴えられますよ?」
おそらくこの学園で個人の名前はそこまで意味を成さないだろうけれど、覚えていてもらった方が嬉しくはある。
「どーいたしまして。
わかってますよ。何かあったら先生の監督責任になるからね」
なにはともあれ、今日のところはもう素直に帰るとしよう。
特別真面目な優等生というわけでもないが素行不良の問題児でもない。厄介事は起こさないに限る。
「っすねー。寮母さんに見つからなきゃいいけど……」
そそくさと後を追い、そのまま帰路を辿っていく……
ご案内:「訓練施設」から暁 名無さんが去りました。
ご案内:「訓練施設」から岡崎 燐太郎さんが去りました。