2018/04/29 のログ
■神代理央 > 定期的に行っている異能の発動訓練。
最近は、召喚速度や攻撃精度の他に、召喚時の形状を意識した訓練を重視していた。
尤も、手応えはあるものの芳しい結果が出ている訳では無いのだが―
「次は実戦方式で随時召喚を試してみるか…。いや、新形態の召喚も捨てがたいな…」
今は規定の訓練を終え、休憩所で珈琲を啜っている最中。
今日の訓練結果を思い返しながら、次の訓練メニューを一人構想していた。
肉体を動かす訓練を行っている訳では無いので、他の生徒に比べれば多少服装が固いのが少々目立つかもしれない。
尤も、此の場所でそれを気にする生徒がどの程度いるのかは不明だが―
■神代理央 > 「…体力増強の訓練はもう少し増やすべきかな。基礎体力の無さが任務に影響する事は少ないかもしれないが…」
結局のところ、自身の戦い方は異能に依存した後方支援型。
本来であれば、懐に潜り込まれた時点で大分苦しい戦闘を強いられてしまう。
度々近接戦闘の得意な相手と戦闘を行っているが、やはり自身の異能ではあとひと押しが足りない事が多い。
「薙ぎ払うだけで済むのなら楽なんだがな…」
少し物騒な事を呟く己の姿に、怪訝そうな目を向ける学生達。
自身の体躯と容貌から見合わぬ言葉を漏らしたかと、幾分項垂れながら珈琲を飲み干した。
■神代理央 > とはいえ、戦い方を変える訳でも無い。
あくまで遠距離からの火力投射に傾倒しつつ、近接戦闘で自衛出来る程度の体力をつけねば、くらいの考えである。
「…いっそ、射撃訓練辺りから始めてみるか」
しばし悩んだが、意気揚々と身体を動かすのは向いていない。
そんな自堕落な思考で考えを纏めた後、荷物をまとめて訓練施設から立ち去る事になる。
帰りがけ、新しくオープンしたクレープ屋にて新作をまとめ買いし、珍妙な視線で見られる事になったのはまた別の話―
ご案内:「訓練施設」から神代理央さんが去りました。