2015/07/20 のログ
ノヴァ > 「困る事なのかしら……?それはいけないわね…ごめんなさい。」
初めて知ったという様な表情で驚きながら少ししゅんとした様な表情で呟く
自分を気にかけてくれたこの少女を困らせるのは何となく避けたいと、善意の基準もない未熟な心ながらも思うのであった。
「ええ。飛べるわよ!本当の姿はもっとかっこいいのよ!ドラゴンなのよ!凄いのよノヴァは!
仕方ないわね。特別に付き合ってあげるわ。」
飛べるのかと問われると、待ってましたとでもいう様にふふんという笑みを浮かべながら偉そうな表情で語る。
そうして、付き合えと言われれば、仕方ないわねと言いながらもその表情は嬉しそうであった
何故ならば、自身を育てた神との関係はなかなかストイックであった為、
こうして親しく話すのは初めての事でありノヴァ自身も気づいていないような内心で嬉しく思っていたのであった。
「あなたみたいな人がいっぱいいる所なのね
綺麗なのかしら。わくわくするわね。」

「ええ。そういえば、あなたはなんて名前かしら?」
握手を交わしながら、よろしくと言おうとしつつ、あかりの名前を知らなかったことに気が付いた少女は
ようやく名前を問うのであった。
「わぁぁぁぁぁ!早いわね!でも、ノヴァだってきっと負けないわよ!」
バギーの速度と切る風を感じつつ、風に髪を躍らせながら笑みと共に言う

「居ないわよ。ノヴァはノヴァなのよ。
ウィルソンは居たけど、彼はただの世話係よ。」
彼女に家族はいない、何故ならば神に直接創られた存在であるからだ。
自身を育てた神についても、その本人が言った言葉をそのまま純粋に信じてただの世話係としか思っていない様であった。

三枝あかり > 「うーん……滅びたら、私とノヴァはもう二度と会えないよ?」
「少なくとも、私は寂しいな、それ」
相手の精神年齢はわからない。けれど、見た目通りの子ども扱いは避けたほうがいいだろう。
異邦人を一人の人格として認めることが、共存の始まりだとまず習った。
「そっか、飛べるんだ……でも私は飛べないからね、この機械も」
「仕方ないから、今日は地面を行こう!」
おおー!と右手を振り上げた。
「綺麗かと言われれば、そうでもないかな」
「色々雑多で、ごちゃごちゃしてて……」
「でも、私は好き」
私が踏んだ街。あるいは、私が踏まれた街。
常世島にある、街。

「うん、私の名前はあかり。三枝あかり」
車両を運転しながら、頷いた。
「防塵マスクもあるから、埃っぽかったらつけてね」
車は往く。どこまでも、荒野を横切って。

「そっか………私も家族、いないんだ」
「お兄ちゃんはいるけど、仲が良くないしね」
前を見たまま、異能で視界を確認する。前に障害物なし。
「一人ぼっち仲間だね」
どこかズレた感想を言った。

ノヴァ > 「そうね……寂しくなんかは無いけど、あなたと会えなくなるのはつまらなくなりそうね」
あくまで寂しがることはないと言いつつも、あかりが居なくなるのは嫌という気持ちを持っている様であった。
「ええ、人間は飛べないのね。
それなら一緒に地面を行きましょう」
あかりに合わせるように真似するようにおずおずと右手を振り上げつつ
「ごちゃごちゃ…?
うー、とりあえず見てみないとわからないわね。」
あかりの発言を聞きつつ、想像が出来なかった様で
少し呻きつつ早く見たいという様に気持ちを逸らせるのであった。

「あかりね。よろしくするわね、あかり。」
告げられた名前を呟きつつ。笑みと共に頷くのであった。
「ごほっ!ごほっ!埃っぽいわね、でもノヴァにそんな無粋なもの必要ないわ!」
埃っぽく咳き込んで仕舞いながらも、防塵マスクの見た目を見て、着けるのは嫌と言うようで言い放つ


「あかりは兄弟?は居るのね
仲が良くない?あかりにとって良くない人というものなのかしら?滅ぼしてあげましょうか?」
善悪の基準の無いノヴァは首を傾げつつ、
無神経にも純粋な厚意からとんでもない事を告げるのであった。
「ノヴァは一人でも寂しくは無いけれど、そうね。
銀竜に友達はいらないのだけれど。いいわ、特別に友達になってあげるわ。」
あくまで偉そうな態度は崩さずに、けれど友達になりたいと暗に言うのであった
それは、銀竜に友達は要らないと神に教え込まれた価値観を自分で崩してのことであった。

三枝あかり > 「そっか……それならよかった」
おずおずと右腕を振り上げる彼女を見て、心の底から可愛いと思った。
「そうだね、行けばわかるよ。失望しない程度に想像しておいて」
「……私が好きな街、ノヴァも気に入るといいなぁ…」
車を運転しながら、薄く笑った。

「あはは……防塵マスク、かっこわるいもんねぇ」
「私もつけてないや、なんか異能が阻害される気がして」
もちろん、実際に阻害されることはないけれど。気分の問題、気分の。

「ううん、滅ぼさなくていいよー!」
首を左右に振って。
「今は良くない人だけど、いつか仲良くなれたらいいなって思ってるから」
自分の口から出た言葉に驚いた。
あれほど憎んでいた兄を、自分は。
「そっか、それじゃ友達になろう!」
「えへへ、嬉しいなぁ……私、友達少ないからなー」
「改めてよろしくね、ノヴァ。そうだ、お腹空いてない?」
「生活委員会から多分、お金が出るから…街についたらご飯を食べよう」
そうだ、そうしよう!と自分の言葉に頷いて。

ノヴァ > 「ええ。それなら期待させてもらうとするわ。
あかりの好きな街なのね。どんな所かしら…本当に期待ね…。」
自分の知らない場所、更に初めて友達となった少女が好きと語った街
その街はどのような街なのだろうかと、期待を込めて微笑みながら車に乗りながら呟くのであった。


「ええ、かっこ良く無いわ。そんなものは不要よ。
いのう…?」
再三と不要と言いつつも。異能という聞きなれない言葉に問う。

「そうなのね。じゃあ、仲良くなれそうな人なのね。どんな人なのかしら?」
仲が良くないと言いながらも、仲良くなりたいというあかりの兄につていノヴァは興味を持つのであった。
「ええ。よろしく、あかり。
あかりはノヴァのたった一人の友達よ、光栄に思いなさい。」
「銀竜はお腹なんて空かな………」
お腹なんて空かないとそう言おうとした時、
ぐぅぅぅぅと、ドラゴンレベルの腹の鳴る音が鳴り、
「うぅぅ…………」
流石の銀竜でも恥ずかしそうに顔を赤らめて呻くのであった。

三枝あかり > 「良い人もいるけど、悪い人もいるから気をつけてね」
「ノヴァなら、大丈夫だと思うけど」
彼女に対する信頼ができつつあった。
一度も力を見たことはないけれど。それで、危なっかしい思考をしているのだけれど。
きっと彼女は強い。それでいい。

「異能、知らない? 人に隠された力のこと」
「私は、星空の観測者(スターゲイザー)っていって、眼が良い異能なんだ」
「……本当、全然弱くて困っちゃう」
寂しげに言った。力があるって、どんな気分なのだろう?

「そうだなー……よくわからない」
「兄とは離れて暮らしていたから」
複雑な表情を浮かべた。あまり、好ましい話ではない。
「あはは、それはいいなー。でも私だけじゃなくてたくさん友達を作ってね」
「きっとノヴァならいっぱい、友達ができて……」
そこで聞く彼女の腹の音。
「……大丈夫、私に任せて! 美味しいラーメンのお店知ってるから!」
「お腹一杯になったら、相談しよ? これからのことをね」

それから二人は荒野を走り去っていった。
銀竜の少女、ノヴァのこれから先に待つ運命を、私はまだ知らない。

ご案内:「転移荒野」から三枝あかりさんが去りました。
ノヴァ > 「良い人?悪い人?よくわからないわね。人間は人間じゃないのかしら?
大丈夫よ。ノヴァは銀竜なのよ。危険なんて無いわ。」
そう言いきるノヴァ。
だが、しかし、純粋な彼女は、人の話を軽々と信じる可能性がある為、
あかりが言う悪い人に騙される危険性も大いにあるのであった。

「人の力なのね。なら、ノヴァが知らないのも当然よ
ノヴァは今まで人間になんて興味は無かったもの。
でも、そうね。あかりみたいな人もいるなら人間に興味を持つのも悪くないかしらね。
人は弱くて当然よ。強いのは竜だもの」
と、あかりが寂しげに言った意図はわからずに、最植えつけられた間違えた知識を最後に言うのであった。

「離れて暮らしてた?家族とは一緒に暮らすものでは無いのかしら?」
首を傾げつつ、神に貰った本の内容を思い出しながら無神経にも呟くのであった
「い、いいのよ。銀竜は本当は孤高じゃなきゃいけないのよ。
あかりを友達にしたのだって特別なんだから。」
少し顔を赤らめながら気恥ずかしそうに呟きながら
「そうね。あかりがそういうのなら。そこで食べてあげてもいいわよ」
あくまで最後まで偉そうな態度を崩さないままで、
でも、現れた時とは違い、嬉しそうな楽しそうな表情を浮かべながら
あかりのバギーに乗せられて街の方へと連れられて行くのであった。

世界を破壊するものである銀竜として創られた少女、彼女は果たしてどのような運命を辿るのであろうか
そのまま、本能に飲まれ世界を滅ぼす存在となってしまうのか
それとも、別の可能性へとたどり着くのか…
それは未だわからない未来であった。

ご案内:「転移荒野」からノヴァさんが去りました。
ご案内:「転移荒野」にハイドレンジアさんが現れました。
ハイドレンジア > (―――空中に穴が口を開けた。)
ハイドレンジア > (空間そのものをゆがめるブラックホールのように、穴は自己圧縮を続けていた。転移荒野の荒涼とした光景を歪めていく。穴はやがて急激に凝縮するとひとつの物体を吐き出した。
 赤い髪。青い瞳。肉体を包んでいたであろう衣服は火炎に包まれ襤褸布同然と化していた。
 出現したのはあろうことか上空数百メートル。落下にかかる時間は刹那よりもなお遠く、久遠からすれば瞬きだ。
 少女とも少年とも付かぬ体がまっしぐらに落ちてくる。
 自由落下によって生じる勢いのまま、落ちてくる)

ハイドレンジア > 【自己診断終了
 再起 再起動……完了。
 システム オンライン】

(物体の瞳が開いた。指が蠢き空中を掻く。上空数百m。体勢を切り替えると減速姿勢をとった。若干ブレーキがかかるも落下は遠ざけられない。重力井戸に引きずり込まれていく。
 急に体勢を変更した。足を下に、腕を前に。脚部を覆う靴の踵部分から青い火炎が噴出するや、隠されたふくらはぎ部分の推進機関が顔を覗かせた。スラスト開始。落下速度が急に落ちる。
 ――が、)

【エラー 制御システム損傷中】

(火炎が止まる。つく。止まる。
 空中を下手なステップでも踏むようにしてよろめき続ける。)

ハイドレンジア > 【機能不全
 サブシステムバイパス開始…】

(飛行システムに損傷を受けていた。まともに制御できるわけもなく空中ででんぐり返る。空中でショーでもやっているように見えたかもしれない。
 右足が大きく上を向き――堕ちる。
 堕ちていく。
 そして―――砂煙と轟音を伴って大地に突き刺さった)

ハイドレンジア > 「………痛い」

(少女のような青年のような存在が呟いた。声変わり前。あるいは中性的な少年の声とでも例えられるような高い声である。
 クレーターの中から這い出てくると、あらぬ方角にへし折れている左足を見遣った。骨格自体が破壊され内部のケーブルや回路が覗いている。既にツヤツヤとした液体が染み出てきて外気に露出することを避けていたが損傷があることは確かだった。
 足を庇いつつ這い出て座り込む。赤い髪。青い瞳。背中には透明な羽根のような物体が装着されている。
 荒涼とした大地を眺めていたが、やがて上を向いた。
 耳の内側に仕込まれた小型アンテナが顔を覗かせる。
 青い瞳の奥でレンズが音を立ててピントを絞っている)

「位置情報取得完了。衛星とリンクできない。異相のずれを検知。
 ……フン。転移現象ってわけ? お父さんが驚くだろうなあ」

(淡々と語る。)

ハイドレンジア > (ようやく気が付いたように損傷部位を見遣る。折れている。機能不全など言うまでも無い。まともに歩けやしない。
 ナノマシンによる修復も異様に速度が遅かった。万全な状態ならば十分としないうちに修復されているというのに、現在はかさぶたが張っている程度だった。
 存在はゆったりと立ち上がると、強引に骨格を腕力で矯正した。骨を繋ぎ回路を引っ掻き回してケーブルをねじ込む。治療からは程遠い処置をけろりとした顔で実行してみせる。
 歪に繋がった足を引き摺るようにして荒野を歩き始めた)

「せめて水を確保しないとね。僕の生命線だもの」

(いざとなれば土を舐めれば確保はできる。
 効率が悪い。純水が欲しかった)

ハイドレンジア > (襤褸布を纏ったアンドロイドが荒野を行く。
 片足に酷い損傷を負ったままで。
 ひとつの目的のために製造されたアンドロイドの物語の始まり。

 あるいは、終わり)

ご案内:「転移荒野」からハイドレンジアさんが去りました。
ご案内:「転移荒野」にメグミさんが現れました。
ご案内:「転移荒野」にルギウスさんが現れました。
メグミ > 「仰る通り、貴方を犯人と断定する材料はありません。
 ですからこれは『事情聴取』です。煽ってくる以上、私の中で犯人と断定しています。」

 魔導書とチョークを取り出し、その2つに魔力を通しながら宙に方陣を書く。
 魔導書と魔法陣、2つの召喚手段を並行して行使している事が伺えるか。

契約に従い降臨せよ、射手の公爵
「――Summon・Leraie」

顕現せよ、彼の地の守護者。
(――Summon・Sīmurgh) 

 緑色の服を着た狩人のような人型の何かと、
 頭は犬、脚は獅子、体と翼が鷲で尾は孔雀。

 しかしながらキメラと違って歪さのない、
 むしろ、少し神聖すら感じる大きな鳥を呼び出すだろうか。

「学生証を地面に置き、名前、動機、住居、あれば所属。
 どうせただの愉快犯でしょうが、洗いざらい吐きなさい。
 ああ、どのようにしても貴方は尋問中に此方を攻撃して逃走したと云う事にしますので。

 どうせ、捕まる気もないでしょうし、こそこそする気もないのでしょう?
 悔しいですが、病み上がりの私では、今の五体満足の貴方を捕らえる手段を持ちません。
 ですが、一矢は報い、釘ぐらいは刺しましょう。」

ルギウス > 「いやいや、ご明察ですねぇ。
 レライエにシムルグですか、いやはや面倒なのを呼び出しますねぇ」
珍しいものを観た 程度のリアクション。

「学生証は持ち合わせがありません。
 “自由なる”ルギウスと申します、コンゴトモヨロシク」
手錠をかけられていた筈の両手を大きく広げて舞台役者のような一礼をする。

「ええ、動機は愉快犯で間違いありません。
 住居は懺悔館という場所ですが、普通の方は物理的に訪れる事ができませんのでお教えする意味があるかどうか。

 所属は―――『フェニーチェ』」

そこまで述べてから姿勢を戻す。

「さて、まだ何か質問が?
 好きな食事は、最近は和食なんかがいいですねぇ。
 好みの女性のタイプは秘密です。
 3サイズはベッドの上でなら測ってもいいですよ」

メグミ > 「教員証でも構いませんよ。身分の分かるものを、置いていきなさい。」

 相手のアクションに対して、あまりリアクションを返さない。
 手錠を付けたまま腕を広げるアピールへも意図してリアクションを返さない。
 護衛用の召喚を控えさせた上で、ただ、淡々とすべきことを仕掛けていく。

「やけに素直に喋りますね。
 沈黙する事と、無意味無軌道な嘘を吐く事は挟持が許しませんか?」

 嘘の可能性も十分にある、が、この手の輩はプライドが高く、
 ある種の挟持や美学を持つ。嘘にしてもある種意味のあるものだろう。
 経験から、彼のような手合いはそのような傾向を持つ、と、判断している。

(……まあ精々、その油断を刈り取りましょう。)

 内心では苛立ちを見せつつ、ルギウスを睨む。

「それでは、懺悔館とやらの鍵を寄越しなさい。
 それともまさか、先程の言葉は意味のない出鱈目でしたか?」

ルギウス > 「身分の分かるもの、ですか。 聖印くらいですかねぇ。
 社会的な身分でしたら……財団本部のほうに掛け合ってみてください。
 すごく嫌な顔をされるご褒美がついてきますよ」
懐から途切れ途切れの五芒星を取り出し、どうぞ とばかりに差し出した。

「沈黙しても舞台は進まないでしょう?
 無意味無軌道な嘘も相手を見てつきますとも。
 ああ、そんな目で見られるとなんだか嬉しくなりますねぇ。
 実に久しぶりで、なんだか懐かしくもありますよ。
 鍵をお渡ししてもいいんですが、先ほどの私の言葉を聴いていましたか?
 館の鍵をお渡ししたとして、貴女方ではたどり着けないんです。
 例えになりますが宇宙ステーションのマスターキーを渡したとして、どうやって宇宙にまで到達なさるつもりでしょう。
 ところで、そろそろ煩わしいので手錠を外してもいいですかねぇ?
 ああ、それと一つ……訂正を。
 貴女が五体満足であったとしても、私を捕らえる事は難しいと思いますよ」

ペラペラとよく喋る。
道中もおそらくこの調子で延々と喋り続けていたのだろう。

メグミ > 「……この神は、何とも面倒なものを。
 これを証拠に上げたとしても、活用するのは厳しいではないですか。」

 途切れ途切れの五芒星には、眉間に皺を寄せそう答える。
 召喚師としてそれを理解は出来る。しかし、此れは余り言葉に出したくはない。

 聞けば嫌な顔をすると云う。
 知っても辿りつけないと云う。
 完全でも捕まえられないと云う。

 もっともらしく立ち居振る舞いを見せているし、ある程度は真なのであろう。
 だが、証明出来なければただの虚言にしか過ぎぬ。それは目の前の男も、分かっているだろう。
 それを織り込んで言っている、とするならば。

「そうですか。"私一人"では厳しいでしょうね。ですが――」

「――人間を、嘗めないで頂きたい。」
 
 迷いなく、躊躇いなく、そう断言し。
 ……大きくため息をついて、肩を竦めた。

「貴方の薄っぺらいご自慢への答えとしては、これで満足でしょうか?」

ルギウス > 「おや、我が神をご存知で?
 こちらの世界でわかる方は少数派だと思っていましたよ。
 運命の出会いかもしれませんねぇ」
ニヤニヤとした笑みが浮かぶ。

「嘗めてなんていませんとも。私は人間が好きなんです。
 魔王を退治し、悪い帝国をぶっ潰し、愛を説き、友情を育み、用済みとなれば手の平を返し魔王と畏怖し、為政者は腐り何度も何度も同じ愚を繰り返し、永劫に繰り返される円舞曲のような人間の営みが大好きなんです。

 いくら観ていても飽きない舞台ですよ、本当に。
 私は、その舞台を見るためなら命だって対価に支払います。

 貴女は―――それほどまでに、求める何かはありますか?
 欲しくて欲しくて堪らない、寝ても覚めても頭から離れない狂おしいほど熱く悩ましい何かが」

メグミ >  「では、それ以上に自分がお好きなのですね。
 そうでなければ、辿りつけない。倒せない。
 自惚れがなければ、絶対の自信を持てる筈がありませんから。

 ……ああ。貴方の神の事は便宜上、狂気の神と呼ばせて呼ばせて報告させて頂きましょう。
 自由を履き違えさせるような神など、名前を出すのも悍ましい。」

 煽り部分をがっつり切り捨て、淡々とそう告げながら、ルギウスを見据え直す。
 途切れ途切れの五芒星の印もちゃっかり回収し――。

 ――不意に、シームルグが頭から喰らおうと、ルギウスへと襲う。

「……もう十分です。
 後は、出来うる限り貴方が活動できない様に抑えましょう。
 ああ、見逃しはしませんから。何時か必ず、追い詰めます。」

 感情を抑しながら、此れ以上は十分だと言わんばかりに、シームルグをけしかけた。

ルギウス > 「自惚れもできないなんて詰まらないじゃないですか。
 それに―――悪役は油断していないと正義の味方が倒すの不可能になってしまいます」
 ニヤニヤとした笑みは張り付いたまま動かない。

「自由神で報告していただきたいのですがねぇ。
 まぁ貴女がなんと呼称しようとそれもまた自由です。

 抑えられるようであれば、ご自由に。
 ―――うっかり死んでしまったり再び入院する破目にならなければ、ですが」

シムルグの行動は、左手犠牲にする事で頭部への行動を阻止。
そのまま何事かを呟いた。
抵抗に失敗すれば、シムルグは苦しんでのた打ち回るだろう。

「是非とも、追い詰めてください。
 私に貴女達が演じる舞台を特等席で見せてくださいよぉ。
 それが楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで

 どんな悪事だってやれるんですから。

 そうだ!いつぞやこの島で暴れていた龍を呼び戻したりしましょうか!!」

メグミ >  一応、シームルグ自身は生命あるいは精神抵抗を見せ、ダメージこそ負えど、どうにか抗った様だ。
 そのまま、取っ組み合いを狙ってルギウスを襲うだろう。

 一方のレライエは、矢を番えたまま、ルギウスに狙いを定めている。

 龍、と聞けば。

「……やりなさい。シームルグ」

 ――『誘いには乗らない』、と言わんばかりに平静を保つ。
 口に任せた出鱈目か、他人の過去を覗き見る能力を持っているのだろう。
 そう思えばただ煽られているだけに過ぎない。

(……最初に其れを言われていたら危なかったですね。虚言と判断出来る前でしたら。
 散々相手をして慣れた後でしたら……まあ、キツイだけです。)

ルギウス > 「ああ、しつこい。道具に成り下がった神や魔なんて、お呼びじゃないんですよ。
 しばらく寝てなさい」
ルギウスの体から光の玉が大量に出現する。
それらに当たれば、先ほどのように苦しんでのた打ち回る。
後に残滓などを調べればわかるが、痛みに特化した呪詛の塊。それを途切れることなくシムルグに当て続け無力化を行う。

「貴女、虚言だと思っているでしょう?
 『神よ、私の左手を捧げます……異界に追放されし龍の片鱗をここに!!』」
祈りの言葉を口にすれば、左手がどす黒く変色しそのまま腐り落ちた。

数m程度の大きさだろうか。
竜を迎える門としては、とても小さいが その先からメグミが見知った鱗や瞳が垣間見えただろう。
それは、小さい門に文句を言うように爪先を少しだけ覗かせて―――門が閉じた。

「ああ、残念。
 即席で左手一本ではこの程度でしたか。
 次はきちんとした儀式と生贄を捧げることに致しましょう」

ルギウス > 「そうと決まれば準備をしませんとねぇ……。
 生贄にはどれくらいの人数が必要でしょう。
 クラス一つ分?地区を一つ分?それとも街?いやいや島かもしれない!!

 ああ、でも悲しいかな悪い魔法使い役は私だけじゃない。
 英雄は大忙しで商売繁盛、休まる暇がありませんねぇ。
 
 さぁ、役者全員で狂った舞台を演じましょう。
 寝ても覚めても舞台の上で幕はずっと開きっぱなし。
 この世界からヒトが滅ぶその時まで、延々に永劫に永遠に!!」

『ああ、神よ!汝が信徒の望みを叶えるべく不自由な左手を治し給え!!』
残った部分を自ら抉り出し、神に祈りを捧げる。
何事もなかったかのようにその腕が再生する。

「楽しみに待っていますよ“巨匠”。
 貴女のいう人間が私を追い詰めるその時を」

メグミ >  確かに刺激されるものがある。
 が、此処で折れる訳には行かないし、召喚師としての挟持がある。培ってきた召喚師としてのスキルがある。
                  トラウマ
 経験がある。体験がある。乗り越えた記憶がある。

 だから、瞬時に見抜けた。 

「――なっていない。」
    
    マヤカシ 
 其れは幻術だと。

メグミ >   
 それでも身体にクるものはあるし、迂闊に追えば返り討ちに遇うだろう。
 消耗させるには時間が掛かり過ぎるし、最初の通り証拠もない――
 いじわるをする為なら、彼は間違いなくそこを突いて来るだろう。

(……逃がしたくはないですが……)

ルギウス > 「意外とよい目をしてますねぇ。
 実力商売でしょう、悪役家業は……正義の味方は大根でもできますがねぇ」

ニタリ と 表現するのが相応しい笑み。
踵で踏み込み、音を鳴らせばスポットのように無数の魂が浮かび上がる。

「次はもっと相応しい舞台で、再び見えましょう……。
 どうかその時まで健やかに。

 そうそう、この場には無念のうちに倒れた蟻人やクリーチャーの魂が豊富にありましてね。
 『喰われないように』気をつけてください」

場を乱し、間隙を用い、数による殲滅戦を突如行う。
揃える数や質はその場においてまちまちだがそれがこの男のとる最も得手の戦術。

ルギウス > 「ああ、楽しくなってきた。
 やはり舞台はこうでないと、上がっている価値が無い。

 あっはあはははははぁはははははははぁっははははっははははぁっははっはは!!」

可笑しくて、楽しくて堪らない と 張り付いた笑顔で笑う。
笑ったままカーテンコールのような一礼をメグミに行い。

「では、ごきげんよう」

ルギウス > 男は死霊に紛れて姿を消した。
ご案内:「転移荒野」からルギウスさんが去りました。
メグミ > 「見抜かれると知って寄越す貴方は、本当に趣味が悪い。女の子に、嫌われてしまいますよ?
 ……病み上がりで衰えた今の私に、それに足る資格があるかは分かりませんが。」

 控えていたレライエが弓を射る。
 ――放たれた矢は無数に別たれ、一矢一矢が魂を縫い止める。

 結構な数を射止めた。、それでもなお、数は多い。
 とは言え迫る魂は撃ち落とし、距離を作る事は出来た。

「これは、時間が掛かりそうですね。
 やるしかありませんが――今の私で、どこまで出来るのでしょうか。」

 本を開く、足元に魔法陣を展開する。チョークを取り出す。

メグミ >  
 
 『Summon――』

 臆すことなく、迫る亡霊に臨み――

ご案内:「転移荒野」からメグミさんが去りました。
ご案内:「転移荒野」にメグミさんが現れました。
メグミ > 「……漸く、終わりました、か……。」


 あれから数時間。

 満身創痍の少女が転移荒野の一角でへたりこむ。
 いくら転移荒野と云えど、掘り返された亡霊を放っておく訳にはいかない。
 結局逃げる事は出来ず、今の今まで延々と戦っていた。

「ダメかと思いましたが、存外なんとかなるもの、ですね……」

 今にも倒れてしまいそうだ。放置された躯に乗り移った個体も多く、
 それらによって幾らか身体を裂かれ、出血もしている。
 気を保ちつつ、呼吸を整えた。

メグミ > 「魔力も空っぽ、ですか。
 ………此処は野生動物や野良の魔物も居ますから、あんまりこの状態で長居するのも宜しくありませんね。」

 とは言え身体が動かなければどうしようもない。
 ……周囲に今の所の危険がない事を確認すれば、寝転がった。

ご案内:「転移荒野」に蒼穹さんが現れました。
メグミ >  地面の冷たさが気持ち良い。
 肌を撫でる風が心地よい。
 意識がふわり、と、浮く。寝転がった彼女の意識を容赦無く刈り取る。

 つまるところ、

「……zzz」

 寝た。誰か居るとしても、寝た。
 ……周辺には激しい戦闘の痕が残っているだろう。
 焦げた跡とか、地割れとか、爪跡とか、直径3m程の隕石とか、その場に不釣合いな雑貨の山とか。

蒼穹 > (散歩半分に寄りかかった転移荒野。
いつみても混沌としか言いようのない空間が広がっているが、それが少し居心地がいい気がする。)

(あまり己はここでも魔物や怪異に襲われることは少ない。最も、理性を失っている怪異の括りは別物だが。)

…ん?
(ふらっと通りかかった気まぐれの散歩道の途中、そう記憶に古くない黒髪の少女が転がっているのが見える様な…?
一目見て風紀委員だと分かるが…。)

あれ…メグミ…
って…寝てる。うん。
(この辺りは特に混沌としている。何だこれ、噴火でも起きたのだろうか。
無論散歩に今通りかかった己はその激しい数時間の逃走を知る由もない。
基本この場に何があっても不思議ではないという認識だが隕石まで転移して来るとは流石転移荒野である。)

はぁ、こんなとこで寝てて大丈夫なのかなぁ。
(少し心配。風紀委員の好というのもあるが。)

メグミ > 「もう食べられません……」

 消耗以外は無事なのだろう。
 掛かっていたであろうストレスも、数時間の戦闘でそれどころではなくなり、吹き飛んだか。
 暢気な寝言を零しつつ、寝ている。

蒼穹 > え、えぇー…、大丈夫なのかこの子…。
(いやにテンプレートな寝言を吐きだした。
これって寝てる口に指突っ込んだら食べられるやつではないだろうか。
ボロボロな服装とは打って変わってなんとも幸せな寝言を…。
と、気付いたら寝転がってる彼女を見下ろす形で観察しているわけだが。)

メグミ >  観察してると「少食なので」とか
 「気分転換に皆で買いに行きません?」とか
 「えぞげまつ」など色々ぼやいていたものの、
 
 急に押し黙って、目から一筋の涙を零す。
 そしてそれもすぐに収まり、普通の寝顔が見えるだろう。

「……」

蒼穹 > ―――。
(何とも表情が豊かである。零れた涙は眠気ゆえか。それとも怖い夢でも見たか…。
ところで寝言に混じって出てきた「えぞげまつ」って何だろう。松の仲間だろうか?
それにしても結構食べ物関連の寝言が混じっているのは気のせいではないだろう。)
ま…それは…起きたら聞こうか、うん。

はぁ…んま、どうせ暇だし、仕方ない。少し待っとこっかな。
(腕時計に目配せすれば既にまぁまぁの時間だが、
場所が場所。相変わらず寝顔が見えるなら…もう少し観察がてら暇を持て余しておこう。)

メグミ >  大凡30分後ぐらい、ぱちくりと目を覚ます。

「う、寝てしまいましたか。偶々無事でしたが、あまり良くは……
 …………あら、蒼穹さんです?」

 寝ぼけた素振りで、蒼穹を視界に入れた。

「ええと……お早うございます。でしょうか。」

蒼穹 > …うん、蒼穹さんです。
(お昼寝でもしていたのだろうか…その表情は眠そうだ。)

シチュエーション的にはおはようございます。
だけど、時間的にはこんにちは、か、こんばんは…かなぁ?
(ふと時計に目を落として苦笑い。)

ところでその…「えぞげまつ」って何さ?
(歯に衣着せず、割とストレートに質問した。)

メグミ > 「……?」

 私、そんなこといいました?
 みたいな顔をしています。

蒼穹 > えっ。
(寝言は恐ろしい。時にこういう完全に意識の外の言葉を紡ぎ
―――ではなくて。)

…んで、こんなところでボロッボロで何してたのさ。
一人でうろつくには危ないよ。
つってもメグミくらいになったら安全なのかもしれないけど、流石に寝るのは頂けないんじゃない?

メグミ > 「ああ、朝方、指名手配中の『ルギウス』が騒動を引き起こしている所に遭遇致しまして。
 事情聴取をする為にここまで引っ張ってきたのですが、やはり逃げられましたね。
 ああ。あのフィニーチェ……と言うよりは独立したとして見た方が良さそうですか。
 あの性格ですと、フィニーチェに席を置いたのも内部瓦解を狙って遊んでいたかもしれません。
 細かい情報は後でデータベースに入れておきます。」

 困りましたと言わんばかりに、渋い顔で溜息を一つ。
 そうしてゆっくりと身体を起こした辺り、歩ける程度には回復したのだろう。
 恐らく、睡眠から蒼穹が発見するまでの間も、それなりの時間が経過している。

「あまり後輩にだらしないところを見せてしまうのも、宜しくありませんね。」

蒼穹 > ああ…真面目だねぇ…メグミは。
(多分風紀委員の仕事なんだろう。フェニーチェ絡みらしい。
因みに己はあんまり真面目な委員ではないので現場には無論でない。
出たとしても書類を纏めるだけという非常に無責任なヤツである。
…最近復帰したばかりの彼女は知らないだろうけれど。)

ん、まぁ後でデータベースは見とくさ。任務お疲れ様。
んで?追っかけたらそんなボロボロになったって事かい?
(立ち上がった彼女の服装を指差す。先輩だろうと馴れ馴れしいのはいつもの事。)

あっはは、大丈夫大丈夫。真面目故にボロボロになったんじゃあ仕方ないさ。

メグミ > 「ええまぁ、逃げ際にこの地一帯の亡霊を根こそぎ掘り返してくれまして。
 神聖の気質を持つ召喚でなければ1度倒した程度では再生する上に、何分数が非常に多く、完全に制圧するまで時間が掛かってしまいました。」

 溜息を一つ。
 病み上がりでなければもっと早く終えられただろう。
 鈍りを感じれば苦い表情が浮かぶ。

「とりあえず、大分体力も回復しましたし、もう大丈夫ですよ。
 ありがとうございます、蒼穹さん。」

 ぺこり、と、礼をした。

蒼穹 > ああ…めんどくさいねそれ。でも完全鎮圧できりゃ上出来じゃん。
…悪いけど人間に使える回復魔法の持ち合わせはないからね。
どうしたもんだろ…。
(ボロボロの様からは無論鎮圧したとして彼女がノーダメージではない事は容易に想像がつくのだが。)

ありゃ、もう無事かい?
んなら、どういたしまして。
歩ける…よね?
(いえいえ、と手を横に振りながらもちら、と相手見て。)

メグミ > 「大分寝ましたから。
 とは言え、このまま直ぐに模擬戦は出来そうにありませんね。」

 くす、と、冗談交じりに笑みを一つ零す。
 ともあれ、無事に見えるだろう。気丈に振舞っている部分もあるのかも、しれないが。

「とりあえず、医務室に向かおうかと。
 病院に行くほど重傷ではありませんし、最悪自前で手当が出来れば十分ですから。」
 

蒼穹 > そだね…ま、魔力も体力も尽きちゃあ模擬戦で来ても楽しくなさそうだしね。
はてさて、いつになるやら。

(戦闘が終わった後、こうやって笑っていられるならまあ無事と見えるのが妥当だろう。
固よりそこまで心配性でもないし…単に疲れて寝ていただけだと完結しておく。
「えぞげまつ」って何だろう。)

ん、そう。大怪我ってわけじゃなさそうだけど…。
保健室じゃないの?

メグミ > 「まあ、傷は少し残ると思いますけれど、体力魔力は1日寝れば大丈夫でしょう。
 そもそも病み上がりですから、元より大した無茶は出来ません。
 ただちょっと、気を張り詰めた持久戦に切り替えた分、疲れまして。」

 のんびりと身体の土埃を払い。身なりを整える。
 ボロボロの制服から下乳が露出していた事に気付けば、見えない様に上手く隠す。
 ……魔力の回復も速いのだろう。もし魔力が見えるなら、
 外より魔力を取り込む流れと、内より魔力が回復する流れが見えるかもしれない。

「あ、そうでした。保健室でした。」

 頬に手を当て、恥ずかしそうに苦笑した。

蒼穹 > 病み上がりに持久戦ってのはきついだろうね。ジリ貧になり兼ねないし。
アンデット系が敵なら尚の事だよ。
アンデットなんて一番相手してつまらないからね。なんせあいつらただの動く屍だし。
…えぞげまつって何さ?
(ボロボロの服装である。多分肌とかも見えているのだろうか。
無論あんまりガン見するわけでもないのだが、気遣いゆえか適度に横目で見るのは確か。
だって寝てたとは言え倒れていたんだし。)

…ま、回復するなら何より。
(魔力の流れも割と容易く見える。そこから察するにああ、この人多分地球人じゃないか、
それとも何処か名門の御家の人か…取り敢えず魔術に適性を持っていることは容易に想像がついた。
といっても、妖精さんを自在に操っていた時点で概ねその想像は固まっていたが。)

あっはは、しっかりしなよ。
んで、乗りかかった船だしさ、良かったら、送ってこっか?
んなボロボロで襲われたら怖いぞー。
(くすくすと小さく笑み溢しながら半脅しめいた事を仄めかすのだった。)

メグミ > 「いや、だから分かりません」

 即答。
 
 尚、魔力の最大容量すら察せる場合、
 キモい、と思う位と分かるかもしれない。

 現在は身体の負荷を考えて身体に満たす魔力を抑えているらしく、
 それらが十全に満たされる事は基本、ないものの。

「そうですね。申し訳なくもありますが……では、お願いします。」

 送っていく、と提案されれば少し考えて、頷いた。
 次いでぺこり、と、深く礼をするだろう。

蒼穹 > …ぐぬぬ。
(多分追求しても無駄なのだろう。きっと。

因みに魔力の最大容量は分からないけれども…
分かったとしたら人間って人間やめたんだと言う感想を漏らす他無いに違いない。
何か世界が完全に変容しちゃって人間も大分変わって寂しい邪神様目線です。)

ん、りょーかい。
…真面目ちゃんだねぇ。
(この子ってどこまで冗談が通じるのか分からない。
まぁ、転移荒野は危ない所だし…その辺に怪異だの魔物だの浮浪者だのがうろついているから妥当な判断か。
そそくさと先導せんと歩き出す。)

メグミ > 「取り柄みたいなものですから。」

 くすりと笑って、蒼穹の後を付いていくだろう。

ご案内:「転移荒野」からメグミさんが去りました。
ご案内:「転移荒野」から蒼穹さんが去りました。