2016/06/05 のログ
ご案内:「転移荒野」にカレリアさんが現れました。
■カレリア > 立ち入りをあまり歓迎されない地域 転移荒野
そこに猫の姿で現れたるはいつものあの召喚士
今日も今日とて気ままに散歩がてら……いや、今日は違った
たまには大きな召喚をしないと勘が鈍るから、それができる手頃な場所を探していたのだ。
「ここでなら邪魔はなく周りに被害も与えることはないわね」
ご案内:「転移荒野」にリビドーさんが現れました。
■リビドー >
一つ、転移荒野を気儘に歩く若い風貌の男の姿。
何処かで拾ったものなのだろう。黄色に輝く石を片手の上で遊ばせている。
石の大きさは、野球ボールより少し大きい程度だろうか。
「妙なものを拾ったな。珍しいから拾ってみたが
……ん。何かいるな。今度は何だ、ふむ。」
ふと、黒い何かが目に入る。
目星を付けるように視線を凝らして"それ"を眺める。
そうして"それ"が猫だと分かれば、口を開く――
「なんだ猫か。」
■カレリア > (面倒なのに会っちゃったわね……人がいたら……うん?)
男をやや面倒そうに見上げ、にゃーと一言発してこの場を凌いで行くつもりだったが、
そいつの持っているものは、探し求めていた流星の涙……らしいものだった
こうなってくると少し事情が違う、
アレはうちのメイドの装飾にどうしても必要な物なのだ。
どうしたものか……、見上げ思案。
数秒後、石に向かって飛びかかる
■リビドー > 「おっと。」
軽く腕を挙げて阻止。
身体に受け止める形で猫を受ける。
そのまま、もう片方の手でがっしりと抱え込みに掛かる。
「元気な猫だな?
光物が好き、と言う訳ではなさそうだが。ふむ。」
■カレリア > 「ふなっ……」
実に情けない声を上げる、
呆気無く腕の中に抱え込まれてしまったせいだ……
じたばたと離せといった感じで、批難の目で相手を見る。
「離しなさい!セクハラよセクハラ!」
言葉を発した
■リビドー >
「ラブコールを掛けてくれたのはキミだろうに……と。
一つ聞こう。キミは猫かい。それともそれ以外かい。」
しゃがみこそすれど、まだ離さない。
お前は誰だと暗に問いつつ、猫へと視線を向けているだろう。
「猫なら襲ってきた野良猫として猫駆除の誰かにでも売りつけるが、
人間ならば流石に離してやらねばならん。」
■カレリア > 「その石、素直に油断して取り落としてくれればよかったのよ。」
きしゃーと、背伸びしているけどやっぱり子供っぽい部分を見せながら。
「人間よ人間、この学園の生徒。
証明するから今直ぐこの手を離しなさい!
じゃないと噛むわよ!」
猫なのにすごくうるさい奴だと思うかもしれない、
また尻尾がリビドーの腹部めがけてびったんびったんしてるかもしれない
■リビドー >
尻尾がびたんびたん中る。
痛くはない。寧ろ心地よい。
「そうかい。とは言え、気付いてしまったら油断は出来んよ。
ここにいる生き物なら強かろうが弱かろうが尚更だ……そして人間か、仕方ない。」
そのままゆっくりと降ろし、一歩下がる。
見下ろしたまま、愉快そうに笑ってみせた。
「――さて、欲しいのはこれか。
そうだな、力づくで奪い取ってくれるなら構わんが。」
■カレリア > 放たれ真正面に10メートル駆ける、距離を取る
「その言葉、二言があるとは言わせないわ」
ここは特に魔素が濃い、戦うにも召喚するにももってこいの場所だ
ならば、力づくであの石を奪う。
周囲にバチバチと痛いくらいの魔力が集い始める
猫状態から人型へ……そこから手を正面に翳し……異界へ接続する術式を空中に展開させる
■リビドー >
ニィ、と、楽しげに笑って応える。
展開される召喚術を眺めれば――
「ほう。ルーツこそわからないが、それは召喚魔術かな。規模も大きいと来た。
・・・・・・・・・・
しかもそうだな、リアライズではなく在るものを呼び寄せるタイプか?」
動じてはいない。
むしろ、食い入るように術式を見つめている。
語る口も早く、分かりやすい程に好奇を示している。
■カレリア > 「よくわかったわね、魔法には相当慣れている感じかしら
・・・・・・・・・
ちなみにその問いへの答えは在ろうが無かろうが……それは私の知ったことじゃないわ」
術式が完成する、
やるのであれば、最初から全力で。
「手加減なんて言葉、私は知らないわ……最初から全開で行かせてもらう!」
術式が大きく朱に輝く
「満ち溢れる生の幻想、大きく羽ばたく不死の鳥
来なさい、不死鳥・フェニックス!」
大きく羽ばたき現れるは焔の鳥
■リビドー >
「何、若く見られるが経験だけはそれなりにある。
ふむ、あってもなくとも。か。――さて。」
術式が煌けば力が渦巻き、
それらの内から不死鳥が顕現する。
渦巻いているであろう焔に動じる事もなく、未だに余裕は崩さない。
「はっ――フェニックスと来たか!
地方により多少なりとも変わるが、そいつは再誕と不滅の象徴のようなものだったな。
繰り返される朝と夜のごとく、必ず復活する。――だったか?
少しばかり気を引き締めばならんな。迂闊に触れると火傷してしまう。」
地へと手を翳す。
大地から土塊が生え、それが剣の形を成す。
それを引き抜いて、両手で構えた。
■カレリア > 「ふん、軽口なんていつまで叩いていられるかしら」
創成……?術式を書き込むような動作もしなかったけけど。
彼の行った動作を眺めていてそんな感想を心の中に。
「どの場所においても、必ず蘇るとされる鳳ね、
燃え盛る命の火に焼かれることを光栄に思いなさい!」
火の鳳はまっすぐとリビドーの下へと突進していく
渦巻く焔を身に纏い、翼を広げて
■リビドー >
「本懐は哲学者だからな。
魔術やパンクラチオンならともかく、剣は言う程ではない――とも言ってられんなッ!」
……目に見える動作では術式を書き込むようなものはなかった。
だが、魔素を感知できるならば力の流れも読み取れるだろうか。
もしそうならば、術式を書き込む事に似た、何かしらの働きかけが有った事は分かる。
あるいは、見えない所で書き込んでいるかだろう――頭の中、とか。
「ああ。色々なメタファーは在るが、云わば自然の権化だ。
自然が滅する事はそうそうない――が、ッ!」
突撃に向き合い、熱を承知で土塊の剣で突撃を受け止める。
黄色く輝く石は後方に放られており、きっちり両手持ちで受け止めている。
変則的の鍔迫り合いか。余波の熱風だけでも身を焦がしてはいるのだが、気迫で踏み越えている。
■カレリア > 「へぇ、なかなかやりますのね……
哲学者という身分にしては……少々強すぎるくらいだけど」
恐らく同じような……脳内で描いたものを現実にする私と同類の魔術
そこまではなんとか脳内でたどり着く。
そしてその魔術の届く範囲がそこまで広いものでないとすれば
距離をとって使役しているもので戦っている以上まだ私のほうがこの場では有利であるだろうと
「自然の権化、ふふ、確かにその通りでもあるけど」
土塊の剣の先端は熱を帯び真っ赤になってしまっている
が、一向に折れる気配も溶ける気配もないとなるのはリビドーの魔術の強さを表すか。
鳳が次の行動を、翼を、リビドーを包み込むように閉じ始める
突進の勢いだけでは恐らく焼き切れないことを悟ったのだろう
■リビドー >
「案外そうでもない。何せ哲学は神殺しの学問だ。
とは言え、ボクも云う程強くはないがな――とッ!」
折れない事に関してはともかく、
燃えない事に関しては幾らかの術理の壁で防いでいるのだろう。
燃えやすいものを含まない純粋な土として、
あるいは既に燃えて積み重なったものとして、
焔を拒む土として、不死鳥の焔に対し普遍的・神秘的な防御性を発揮している。
「そっちが再誕なら、不変を擁立するほかあるまい……っとッ!」
それでも熱は篭る。
いくら燃えぬようにしたとしても、熱の篭る事は仕様がない。
特に、自身が扱う魔術は「熱・冷」「湿・乾」を意図的に省いて取り扱う以上、
熱に対しては変化ではなく蓄積の形を取りやすい。
持ち手も相当熱されている。
「包まれてはまずい、なッ!」
土塊の剣を地面に返す。
それは形を変え巨大な円柱として、
自身ごと不死鳥を打ち上げに掛かった。
■カレリア > ドンと上方へ向かって不死鳥が持ち上げられる、
大きい身となると狙いが大きいのが玉に瑕だ。
なおかつ、相性も焔は土を作るといったように宜しいものでもない。
不死鳥から解き放たれたリビドーは術者も少なからず汗を垂らし、
召喚の対価に身を焦がしていることを見て取るか。
体勢を立てなおし、不死鳥は空中で再度リビドーの方を向く
「さすがといったところですわ、神殺しと恐らく東洋の方の思想を用いた対属性。」
しかし熱は確実に蓄積し、対象に少なからずダメージを与えているはず
ならばその積み重ねで……勝ちを取ろうと。
「では追加で、この子も行きますわ。」
不死鳥を使役するだけでも相当の魔力と精神を摩耗しているはず、それでもまだもう一匹を使役する力が余っているのか。
「炎獄より参り、その炎によりすべてを焼きつくせ、魔の炎神イフリート!」
■リビドー >
「ああ、東洋でも似た様な事は言うな。
そっちはあまり使わないが、それを認識してくれるなら僥倖だ。」
空中で無理くりに身体の自由を戻す。
乱闘に持ち込める程ではないが、魔術を使った上で着地程度なら出来る。
とは言えとても熱い。流石に参るし"痛い"。――上のシャツだけ脱ぎ捨て不死鳥の顔にでも投げ捨てた。
(恐らく直ぐに燃やされるが)
「やはりキミ程ならば二体ぐらいは呼べるか。
となればさっきの意趣返しはならんが、防いでみな――ッ」
巨大な土柱が崩壊し、瓦礫の一つ一つが形を変える。
それらは土槍と水刃、そして火球。加えて見えない空圧の弾丸。
それらを"カレリア"へと殺到させる。
不死鳥を大きく引き剥がした上で直接攻撃を叩き込むつもりだったのだろう。
■カレリア > ・・
「あらあら、土を今度は別に変換、一属性のみではないのね。
四属性ならまだ、対処できるわ」
降り注ぐ数多の四大属性、召喚した不死鳥を呼び戻すではとても間に合わない
であればイフリートをここで用いるべきではあるが……
彼女は冷静に……術者をねらってくる場合の対処を。
「場に出すだけが、全てでは有りませんの。
召喚するのであれば、このようなこともできますのよ」
「憑依召喚・イフリート」
その場に居たイフリートがカレリアを包み、
真紅のに染まった髪、炎を思わせるような衣装、赤き剣を持った少女へと……
剣を用いて、火・風の弾丸を切り伏せる。
■リビドー >
「はっ、哲学者が一属性だけで満足出来るかよ。
ボクの場合、都合が良いから土を軸にしているだけだ。」
着地。カレリアに放った"それら"は凌がれているが、
気を払ってくれる以上体勢を立て直す余裕はある。
「魔神だろうが神獣だろうか人の世にある以上、土を蔑ろに出来るものはそう居ない。
そうだな。魔術や神秘であれば、高位のものだと言って優位こそは取れるが――
完全に脱却するなら、それこそ霊の世界にでも行かねばならん、なッ!」
言い切ってから駆ける。
2m先で身体を浮かせれば、勢いを以って跳び蹴りを仕掛ける。
「しかし憑依と来たか、キミの召喚術は随分と多芸だな――!」
■カレリア > 「確かにすべての基礎となるのは土、
それは生き物である故避けられない宿命ね。」
次に不死鳥から離れられたと来るのであれば、接近戦
カレリアはあまり得意としないフィールドだ
そのまま飛び蹴りをもろに……いや、炎の剣で防ぎながら受け止めるだろう
「召喚を使う以上、使役の幅が広くありませんと宝の持ち腐れですわ」
なんとか耐える、そして鳳もこちらへ向かって突っ込んでくる
攻撃パターンは一緒のようだ
■リビドー >
飛び蹴りが弾かれればそのまま着地。
疲労が溜まっているのか、追撃は無い。
「ち、防がれたか。イフリートのスペックに振り回されるかと思いきや、
随分と使いこなしているな――持ち腐れていないのも嘘ではないか。」
視線一つ動かずに、予測と推察だけで鳳の行動を読みに掛かる。
可能性と危険性を考慮して方角を制定し、土の壁を構築して鳳をせき止める。
「そうだ。最も人間寄りの属性とも言える。
"人間"が最初に手にした属性は、生命を除けば土と主張できる程度には大きいものだ。」
攻撃は無いがしゃべり倒す。
……"明らかに時間を稼ぎ、疲労の収束を待っている。"
■カレリア > 鳳はあっさりと土壁に防がれる、
再び大空へと舞い戻るだろう
「最も、その理論であればまた水も同じような立ち位置になりますわ。」
こちらの身体的疲労の蓄積はまだ浅い、
が、精神的疲労は恐らく相当なものとなっている。
であれば……恐らく次の一撃にかけるしか無いだろう。
余裕的にはもうこちらのほうが殆ど無いのだから。
「お喋りの所悪いですけど、もうそろそろ決着とさせていただきますわよ。」
鳳が咆哮を上げ 空より火の雨が 地より火柱が立ち上がる
辺りは一変火の海となり……その中心にいる二人を焼き焦がす勢いで燃え盛り
カレリアは剣を、剣先をリビドーの方へと向け 駆け抜ける
■リビドー >
「水か。ボクからすれば、水はもっと上なんだよ。
概ね土に擁立出来るものはあるが、人間の持ち物以上に神秘の持ち物だ。
霊に近いと言うべきか。ま、この話は置いておこう。目論見もばれている事だしな――」
大きく息を吸って、吐く。
拳を鳴らした後。カレリアを見据える。
「来な。」
――剣が届く前に身体をねじ込む算段のカウンター狙い。
知識と経験を動員し、カレリアに拳を中てる事に思考を集中させた。
■カレリア > 「今まで試したことは無いけど……」
真っ直ぐに、それこそ剣戟に関しての素人のカレリアにカウンターを決めることは容易だろう。
――それが普通の剣士なら、もしくは場が……コチラにとって有利でないのであれば
タンッ、タンッ、タッ、タッ、タタタタ
駆けるたびに速く、もっと疾く……赤い髪を靡かせて
「二重憑依…………白焔!」
焔を、不死鳥の焔と魔神の炎を身に纏う、白き灼熱で包まれた姿は先程の鳳よりも激しく燃え盛り、陽のように光り輝く
すべてが真白に染まり
小さな焔の鳥は、リビドーにその焔と剣を 一閃
■リビドー >
・・・・・
「そうか、重ねてきたな!」
心底愉しそうに笑って見せる、
それ以上の言葉は置き、身を捩って捻じ込むような変則カウンターを繰り出す。
剣は使わず、本懐の格闘による一撃で不意を打ちに掛かる。が。
読みよりも迅い。
推察よりも鋭い。
認識よりも大きい。
かわし切る事は能わず、脇腹から中ほどまでを焼き切れる。
だがそれでも威力の削がれた拳を飛ばす。
大幅に威力は削がれているし、何よりもカレリアが纏う二重の憑依に拒まれるが、
それでも放つだけは放つ。
打ち切ってしまえば、最早制御を効かせる力はないと言わんばかりに崩れ落ちた。
■カレリア > 「っ……はぁ……はぁ……」
今まで行ったことのない二重の召喚からの二重の憑依、
それは同じく少女にも相当の消費を強いられていたわけで。
なんとか勝てたといえど、それは相手が相手を観察することに重きをおいていたからこそできた芸当であると。
身体中が熱く、日焼けをしたように痛い
一部水膨れができてしまっているほどだ。
「二度と……できるような芸当じゃないわねこれは」
剣を収め憑依を解除、二匹の召喚獣はその場から消え去る
残るは辺り一面焼け焦げた大地と半裸で地に伏せる青年、そして衣服が焼け落ちボロボロの服で佇む少女
青年は見る限り、相当の深手をおってしまっている、下手したら命にすら関わっているかもしれない。
命を奪うことだけは避け無くてはならない……流星の涙は人を殺してまで奪うような代物ではないはずだから。
だから、不死鳥の残滓を……この青年に。
あの鳳は再生の象徴なのだから。
傷をその不死鳥の残した羽根で埋めて、塞ぐ
■リビドー >
「ぅ、く、ぐ――」
命を報せる呻く声。
"それ"を含む焔によって焼き斬られたのならば、
"それ"によって復活するのもまた道理。
傷が塞がれば、ゆっくりと起き上がる。
「……何だ、随分と面倒見が良い。
ガイノイドに変わるぐらいの覚悟はしていたが。」
軽く身体を叩き、土汚れを落しながらそう呟く
「しかしそりゃ無茶だ。
"要素を重ねる"ことは差異を産む。キミが軸になっている以上エラーを吐いても消える事はないが、
その付加が丸っきり身体に乗る。炎で染めたのは良いが、あと一歩だ。
哲学者として助言するならば、同じものを重ねろ。バハムートとベヒーモス、リヴァイアサンとレヴィアタン。
そう言う重ね方ならまだ楽かもしれないな。……リソースがあるのなら。」
そこまで言い切ってから、地面に転がる黄色く輝く石を投げ渡す。
「ほら、賞品兼治療費だ。持っていけ。命を張る程度には楽しませて貰ったからな。
しかしそうだな、リアライズでなくあるものを呼び寄せると言ったが、受けてみれば少し違うな。
……それらを"何処"から引っ張っているのか、実に気になるものだ。」
■カレリア > 「夢見が悪い思いはしたくないの、
それに、目的はこれだけだったんだから。」
黄色く輝く石を受け取り見せつける。
よくよく見ると、その石の中には小さな宇宙のようなものが見て取れるかもしれない。
「そうね、火の要素だけでもこれなんだもの
……まるっきり別なものでは反発でひどいことになるわ。
同じものも……まぁやってみるわよ。
ご忠告ありがとう、格闘哲学者さん」
流石にほぼ裸の状態では見てくれが悪いと思ったのか、石を仕舞い猫の姿へと戻る。
「聞きたければ、これ以降は別料金よ、
少なくともあなたも同じことをしている……とはいったけど」
■リビドー >
「同じようなものだから気に掛かる、が、金を払うにしても今度だな。
――ピロートークと誤解されて事案通報される前に帰らねばならん。
その装いで街を歩けば写メの嵐だから気を付けろよ。裸の王様ぶる訳にもいかん……ああ。」
猫の姿に戻ったことを確かめてから、立ち去――
――る直前で足を止めて、一つ問う。
「名前ぐらい聞かせておくれ。
ボクはリビドーと名乗っている、この島の学園の教師だ。キミは誰だい。」
■カレリア > 「カレリア、ここの一応生徒……よ。」
ちょっと言葉に詰まったが、まぁ身分はちゃんとあるんだ恐らく問題はないだろう。
「また用があるのなら女子寮に来なさいな、
ロビーで歓迎ぐらいはしてあげるわよ」
こうして猫は去っていこうとする。
■リビドー >
「おいおい、ボクは男の子だよ?
それでもいいのかい?」
わざとらしく、大袈裟めいた調子で言ってみせる。
ロビー程度なら恐らく手続きを踏めば短時間ならいられるが、
それでも気に掛かるものは気に掛かるだろう。
「猫の姿は便利だな……
……さて、ボクも行くか。」
ご案内:「転移荒野」からリビドーさんが去りました。
ご案内:「転移荒野」からカレリアさんが去りました。