2016/09/23 のログ
ご案内:「転移荒野」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 夜の転移荒野は酷く静かだった。
そんな中、一人の少年が佇んでいる。赤髪に赤眼、小中学生と見間違われる小柄な体躯。
常世学園二年生、東雲七生である。

「うん、特に異変は無し……と。」

荒野を見渡してから、小さく息を吐く。
夏の間は何度も何度も発生していた大型昆虫の出現も、9月に入ってからめっきり少なくなった。

「……暇、だな。」

結果、戦う相手を失って七生は退屈を覚えていた。