2017/02/03 のログ
ご案内:「転移荒野」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > あらゆる異能超常が跋扈する常世島に於いても並ならぬ超常の坩堝。
そんな転移荒野を七生は鼻歌混じりに歩いていた。
目的などは一切無く、強いて言えば散歩である。ぶらぶら気儘に歩いているうちに、何か強くなるヒントを思いついたりできれば儲けもの。
そんな気概で、七生は転移荒野を訪れていた。

「──と、まあ一時間ほどぶらぶらしてみたけども。」

普段であれば得体の知れない生き物や生き物でないものが徘徊し、戦闘に巻き込まれ、稀とは言えない頻度で死傷者が出る転移荒野だが、
今日この時に限っては、不気味なほど静かで何も無かった。
どこか肩透かしを食らった気分で居る七生は、小さく溜息を溢すとぐるっと辺りを見回す。

「──此処まで来ると、退屈だなあ。」