2018/02/10 のログ
ご案内:「転移荒野」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > だだっ広いだけの広大な荒野。
見渡す限りの荒涼な風景には、敵性生物どころか動く物等何一つ無い。
そんな荒野の一角で、一人目を閉じて精神を集中させる場違いな格好の少年が一人。

「……大砲だけじゃない。構成する姿形と、ソレに与えるべき行動イメージ。それを実体化するには…」

吹き荒ぶ風にかき消される様な独り言を呟いた後、異能を発動させる。
何時もならば押しつぶされた機械に数本の足と無数の砲塔が生えた金属の異形が召喚されるのだが―

「……まあ、足の数は減ったのは良い事か。見栄えは尚更悪くなった気がするが」

召喚されたのは、二本の足で直立する異形。
しかし、本来であれば二本の腕があるであろう場所には、無骨なアームの様な物が何本も生えている。そして、顔、胸、腹、背中とあらゆる場所から突き出るのは無数の銃口。

結果として誕生したのは、銃口で構成された肉体から巨大なアームと歪な足を生やした人型の異形。

二足歩行に進化しただけマシなのかと、自身を慰めながらも溜息を一つ。

神代理央 > まあ、召喚する異形の姿を変化させられる様になった事は上出来なのだろう。
鍛錬を重ねていけば、満足のいく姿になるかも知れない―

「…人に見られるのは好ましくないしな。暫くは、此処で練習するとするか」

召喚した人型の異形を消滅させ、埃を払いその場を後にする。
取り敢えず、実戦で試してみるかと心に決めながら―

ご案内:「転移荒野」から神代理央さんが去りました。