未開拓地区に存在する小高い連山の総称である。
古くから常世島に存在する連山であり、その名の由来はヤマトタケルが大和を偲んだ歌から来ている。
古代から祭祀の場であったらしく、祭祀の遺構が数多く見つかっている。
世界の変容後、一種の異界となったらしく、神話上の存在などが山の中に潜んでいるなどのうわさも存在する。
入山は自由であるが、整備されているわけではないので注意が必要である。
●この部屋には固定パスワードが設定されています。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:32:38 更新
ご案内:「廃神社」からルギウスさんが去りました。
ご案内:「廃神社」から尋輪海月さんが去りました。
■ルギウス > 「女らしいだけが個性じゃないでしょうに。
私は、そんな貴女を好ましく思いますよ?」
にこりと笑顔を沿えて。
「ああ、名乗り忘れていましたねぇ。
私はルギウスと申します。常世学園で気が向いた時に教鞭を握っている事もありますよ。学園であったのなら気軽に声をかけてください」
そう告げて。
もたれ掛かられれば支え、手をしっかりと握りエスコートして山を降りた。
■尋輪海月 > 「わぁ触らなくても見るだけで分かる筋肉!!」
遠回しに遠慮した。遠回してない。回せよ私、頭も回らないし言葉も回らない。気持ち棒で言いながら、
「やめましょう!?試さなくていいから!?試したバカの末路知ってますから!!」
何で知ってるんだというのは置いときながらぐりんっと振り返る。
「……あははは、いやなんか、すいませんほんと致命的に女らしくなくて……。
…………降りましょうか?えーと、そうだ。まず名前聞いてませんでしたよねー……」
そんな事を言って、歩き出した。道中少しだけふらついて、もたれ掛かるようなこともあったかもしれなかった。
━━━━笑顔の質が分かるような頭ではなかった。だからこそ、段々と、
……………………向ける笑顔は、何処か子供のようなもので、何処か、目は少しだけキラキラして。
……手を最初のように、握ろうとしたこともあったとか。
■ルギウス > 「ええ、こう見えて鍛えてますから」
触ります?と二の腕を指差してみる。
僧衣の上からでも触るとガッチリと鍛えた体であるのがわかるだろう。
「おや、ふらついて大丈夫ですか?
それで終わることが出来るなら世の中平和でいいですねぇ……今度試してみましょうか」
くつくつと笑う。
「味噌汁の方が希望でしたか。ホッとするにはそちらの方が向いているでしょうしねぇ」
うんうんと頷いて。よし、今度作ってみますかと口にして。
「いいですね、では食べに行くために山を降りてしまいましょう」
笑顔に応えるような笑顔を返す。
ずっと笑顔ではあるのだけれど。
■尋輪海月 > 「……い、意外と肉体派、なんですね?」
いや異能なのか。でも細マッチョ説も捨てきれない。ジロジロと相手の姿を凝視するも、すぐさまさっと顔を背けた。何やってんだ自分。冷えろ自分。凍れ自分。
……そしてふらついた。衝撃的な単語が出る。
「……そんなだったらもういっそ壁に穴空けててくれればいいですね……」
自分なんかをそんな目で見る人など居ない(断言)くらいの気持ちを込めて呟いた。
「……色々と素敵なこと言ってもらえてる気がするけど何でですかねー、私ほんっとバカなことに、味噌汁しか浮かばないんです……」
暖かい珈琲かと思ったら出汁の香る味噌汁。マグカップ味噌汁。浮かぶ想像がそんなレベルなことを吐露して、寺になんでか頭を下げた。寺でごめんなさいこんな考えして。許して神様。と御参りした。
それから、少し歩き始めると向き直り。
にこっ、と。
「美味しいラーメン屋さん知ってますから、そこで食べましょう。お腹になんか入れないと、上手く話せそうにないですし……ニンニクアブラ野菜マシマシって気持ちですから」
と。
■ルギウス > 「訓練所ごときでは、私の相手になりませんよ」
きっと指している訓練所が違っている。
でも生身で放り出されても平気なくらいの暴力は普通に有している危険人物でもある。
「いえいえ、需要はありますよ?
穴があればいいんですから」
笑顔で何を言っているのか。
「はい、いいですよ。
歩きます? それとも、日の出を一緒に見ますか?
御希望なら夜明けの珈琲も御用意しましょう」
そこで白い息を見て。
「そうですね、何か食べて帰りましょうか。
ここで時間を潰されるなら、夜食を用意させていただきますよ」
ご案内:「廃神社」に尋輪海月さんが現れました。
ご案内:「廃神社」に尋輪海月さんが現れました。
■尋輪海月 > 「えっ、訓練所のモンスター1人で倒せるんですか!?」
頓珍漢な言葉が出た。違う、そうじゃない。そうじゃない。
「ひいっ!!?需要が無さすぎる!!」
そっちだった。上着をかき抱いたが、そう言えばって周囲を見渡して。
……寺だー。これはシチュエーションとしてはまぁ有り得てもおかしくないや怖い。そんな顔をした。
指の動きは見なかったことにした。このまま一生独身に決まってるし。
「……………………え、えぇっと、その」
……考えた。が、47秒ほどで。
「……お、お願いしても、いいですか……」
こわいし、という気持ちに、自分が言った内容が決して健全なものでなかったにも関わらず怒らずにいてくれた相手への安心感もあるからだろうか。
小さく頷いてから、はあ、と白くなる息を吐いた。
「……………………何処かで一緒に何か食べません?あの、夜食なんか、ラーメンなんか、ほら」
■ルギウス > 「できますよ」
頭の中を読んでいるかのように、そうとだけ答えて。
から、経緯を聞く。
しばらく黙った後に。
「そうでしたか。あまり貴女のような方が治安のよくない場所をうろつくのは関心しませんよ。
ヤられてからでは遅いのですから」
指は卑猥なジェスチャーである。
自由すぎるこの司祭。
「ここは青垣山中腹付近ですよ。ほら、あちらに街の灯が見えるでしょう?
今から徒歩では確実に電車には間に合わないでしょうねぇ?
どうします、夜道を歩いて帰りますか?
私が一緒であれば、相手が何であっても手出しはさせませんよ」
違法薬物に手を出したことも、異能を暴走させた事も咎めない。
「さて、思い出すのが辛かったり言いたくないならかまいませんが。
よろしければ、道中が日が昇るまでの暇つぶしに 暴走していた時の感覚を教えていただけませんか?
何かそれでわかるかもしれません」
■尋輪海月 > 「……ま、魔法……?」
頭の中で浮かんだのは、なんでか倍速掛かったような動きでひたすらどデカい敵をボコボコと殴り倒すパツキンの青年だった。
ヘイストクイトリ。アルテマ抱えてボタン連打で溶かす。
……のヘイストの部分だけが結びついた。この人も倍速で人殴るのかと考えていた。
「……え、ぁ、はい……」
━━━━結構大胆に触られた。触られる手より身体が熱くなっていた。
時々結構際どいところを触られた時には流石に良い子が聞けないような類のあれそれを手で抑えていたりもした。
………………そうして全ての治癒後には、上着を被せられるなり蹲り、比喩でなく頭から煙を上げていた。
「………………死にたい」
恥ずかしさで。
少し間をおいて
「……いや、今のは直前への感想っていうだけでして。……え、ええと、その、何と言ったら、いいのか。
…………端的に言うと、薬飲んで、異能が暴走して……気がついたら、ですかね。すいません、そう言えば此処どこですかね……?」
終電逃しちゃいましたよこれ。といやに冷静になった。言ったあとでさらに言っちゃいかんことを口に出していた事に気づいて口を抑えた。
■ルギウス > 「いいえ、これは『魔法』ですよ。私、見た目の通り魔術にも明るい性分でして。
そして、我が神の教義は一つだけ。『汝の為したいように為すが良い』」
もしかしなくても異世界の神である。
ついでに邪教である。
「では失礼しますよ」
海月の足元に集めた鉄の輪を転がして、傷の有無に関わらずあちらこちらを撫でていく。
アウトなところを撫でたかどうかはお任せするのだけれど、ビンタは甘んじて受ける姿勢。
手はほんのりと暖かい。
「これでもう、大丈夫でしょう。
さて、何があってこんなところまで来たんです?
自殺というわけでもないでしょうし……」
もういいですよ、と上着をそっとかけなおして。
■尋輪海月 > ━━━━それにしても。
「…………この人も異能持ってる、のかな」
……集められた鉄の輪たちを見る。バイクの廃材から抜き取ったそれらが、たぐられているのを、少しぼんやりと見ていた。
■尋輪海月 > 「自由すぎる!!戒めようさ神様!!」
その神様に叫んだ。ほーりーふりーだむわっとざふぁっ〇。そのまま離れていく指が唇を触った時、鼻を擽ったにおいに。
「っくし」
くしゃみが出た。ときめけよ花の女子大生。それでも女か。自己を叱咤した。全く意味が無い。
…………そちらが離れた後、若干寒かったが、上着をぱさ、と一度脱いだ。
…………寒い。ガチ震いするほど寒い。それでもそれでどうにか傷は見せれる。
「……で、でできっ、ま、まました」
震えろ声帯。凍えるほどクール。叩けよ冷え性のボンゴ。