2015/06/06 のログ
ご案内:「青垣山」に士尺 流雲齋さんが現れました。
士尺 流雲齋 > 【山頂から景色を眺めている。言葉はなく、ただ西の空に沈みゆく夕日に顔が照らされている。】
ご案内:「青垣山」から士尺 流雲齋さんが去りました。
ご案内:「青垣山」に士尺 流雲齋さんが現れました。
士尺 流雲齋 > 【ざぁっと、一陣の風が吹き、老人ははっとしたようにはるか上空を見上げ、一礼した。】
おお、これはこれは。おひさしゅうございますな。
……この口調ですかな?ほっほっほ、なかなか、似合っておりますか、それはありがたき幸せ。

士尺 流雲齋 > 【どうやら、誰かと話しているようだが、虚空には何も見当たらない。老人は言葉を続ける。】
暇つぶしに引き受けた教職ですが、これがなかなか面白いですわ。
小童どもの相手をするのが、こんなに楽しいとは、つい数百年、忘れかけていたことですわい。

士尺 流雲齋 > 【と、老人は怪訝な顔をする。見えない相手は何かを提案したらしい。】
……恐れながら、それは、さすがに、業務の外ではありませぬか?
いえ、いえめっそうもない。ですが、この流雲齋、できることには限りがございます。現状、ただの雇われですしの。

士尺 流雲齋 > 【風がひゅうひゅうと唸っている。老人は苦い顔をした。】
……承知いたしました。できる範囲で、ならばお引き受けいたしましょう。
ですが、あまり期待されませぬように。儂を疎んじておる輩もおりますゆえ。

士尺 流雲齋 > 【老人が深々と一礼をする。背筋を伸ばした、その顔は眉を八の字に曲げていた。】
やれやれ、無茶を言いなさるわい。

士尺 流雲齋 > 【ため息をつきながら、杖でトントンと地面をたたき、黒雲を呼び出す。
そのまま、しんどそうに、山を後にした。】

ご案内:「青垣山」から士尺 流雲齋さんが去りました。