2015/09/08 のログ
ご案内:「青垣山」に唐沢響さんが現れました。
唐沢響 > 「…ふぅ」

腰に二本の剣を指している女性がいる
腰に指している剣は無名のもので彼女も剣を扱いこそできるものの達人などの領域には達しない


故に衣服の中に拳銃やナイフなどを隠し持っている
もっとも彼女の能力からすればあまり大したことはないのだが能力を封じられたなどという時に備えていて


それだけ用意周到なのはこの任務で何があっても対処できるように、である

唐沢響 > 「まぁ、任務は任務だ…しっかりやろう」


そう言いながら周囲に気配がないか確認する
気配といっても周囲の気を察知したりするのではなく自分の感覚を研ぎ澄ませて音や目を頼りにしているものである


幸い今のところは誰も居ない

護衛任務なのに何故こんなところに?と疑問を抱くも任務は任務である
依頼者と契約者。そういった関係である以上余計な模索口出しは不要である。
今までもそうだったしこれからもきっと変わらない

唐沢響 > 「この剣も悪くはない…な」


おもむろに剣を一本抜きそれを右手に持つ
一撃、二撃、三撃と剣を振るいその剣の状態を確かめる


なんてことないただの市販のものであるがなかなかに作りは精巧であり、扱いやすい
元の世界ではこの剣だればそれなりの値段はするはずであるが
この世界、この国はものづくりにおいてはかなり上手であると評価をする


今度は日本刀と言うものを振るってみたいと思う
軽く素振りを終えると剣を鞘に収める

唐沢響 > 「今回も何事もなければいいのだが…」


戦いには慣れ、そこまで戦うのは嫌いではないが
やはり戦わないことに越したことはない
なによりも消耗などにおいてはこちらがかなりの痛手となる


それに戦いは戦いでも無駄な戦いは嫌いである
なんの意味のない戦いはやはり力を発揮しにくいものであろう

ご案内:「青垣山」に嶋野陽子さんが現れました。
唐沢響 > 「…」

それからしばらく時間が経つ
今のところは変化は特にない


ルーン魔術、感覚操作<陽>を発動し音を頼りに周囲を見ているが特に反応はない
強いて言うならば野生動物がいたことくらい。


今回もやっぱり何もないのだろうかと考えながら周囲を探索し

嶋野陽子 > 時は遡ること6時間前。保健室を
出た陽子は、唐沢さんへの依頼も残すところあと3日。
薬師寺さんも戻って来たので、様子を確かめようと、
連絡先の携帯端末の現在地をステラに探索してもらう
と、『青垣山』と出たので、座標を特定してもらい、
100mほど離れた所に転送してもらうと、気配を隠す
でもなく、普通に唐沢さんの所に歩いて行く。
山道を歩く巨体に、歴戦の傭兵が気が付かないはずは
ないのだが…

唐沢響 > 「君か…陽子…」


最初は強化された感覚で足音、呼吸音で誰かがきたのは分かる
その次にその彼女独特の巨体からすぐに彼女であると察して声をかける


端末等でも連絡はあったが、こうして直に依頼主にあうのも久々な気もしていて


彼女も色々と手を尽くしているのは知っているがひとまずは無事そうなので少しホッとし

嶋野陽子 > ここ一週間ほど、学生街の射点で
陰ながら薬師寺さんを見守り続けていた事は、陽子の
持つ偵察手段にも映っていたので、
「唐沢さん、この一週間、お疲れ様でした。連絡した
通り、相手の狙いは判りました。あと、薬師寺さんに
は緊急避難の手段も渡しました」と、メールで連絡
した事の再確認も含めて進展を報告する陽子。

唐沢響 > 「狙いが分かった、か…それで今後はどうする?狙っている相手を先に叩くか?それともおびきよせて叩くか?」


改めて狙われている。そう告げられた以上は何か対策を練るべきかと考える
狙っている相手を先に叩いてしまうか?おびき寄せて倒すか?あくまで作戦の一例として案を出す


前者は居場所が分からなければ意味がない。
後者は護衛対象に危険が伴うものである

少々やることは派手で危険だが元凶を絶つには有効の一手であるのではと考える

嶋野陽子 > 今後どうするかと聞かれると、
「そこが難しい所なんですよ。相手が何を狙っているか
は解ったのですが、誰が狙っているかは不明のままな
んです。だからこちらから討って出る訳には行かず、
薬師寺さんに緊急避難用の転送の腕輪を着けてもらっ
ているのです。目標に護衛がいて、さらに数秒で転送
して逃げられたらば、意図が露見したと悟って引いて
くれる事を期待していますが、それでも粘るようなら
ば、どうすれば良いですか?」と尋ねる陽子。

唐沢響 > 「その緊急脱出用の指輪が作動したということは襲われたということ…襲った奴を特定し叩く。殲滅できなくともこちらに注意を引ければ十分であろう
こちらが叩いているうちは他の人物に護衛を任せることになるが…
もちろん、護衛対象の安全が優先だが」


一回で引かないようなしつこい人物であればやはり特定して襲撃が一番である
一度護衛対象が襲われて離脱に成功したのならば襲った人物の特定もできるはず…と考える
もちろん護衛対象には安全でいて貰いたいのでそのような危険を犯すのはあまりよろしくないと考え

嶋野陽子 > 唐沢さんを言う通り、一度襲って来れば、
相手の正体は露見すると考えると、襲ってきた相手に
送り狼を付けるという手段はアリだ。

「避難先は風紀委員会本部よりは安全な場所だわ。そ
こを襲うと神罰が下るもの」と陽子が告げる。
「なので、一度薬師寺さんが逃走すれば、後はフリー 
ハンドで送り狼になれますね」とコメントる陽子。