2016/06/24 のログ
鞍吹 朔 > 「……大事にする必要なんて無いじゃないですか。どうせ消耗品ですし。
 特に私の命は。」

真顔で言い放つ。
やはりと言うかなんというか、自分の命の価値を非常に軽く見ているようだ。

「……ありがとうございます。
 何でそんな所抑えてるのかは気になりますが、まあ今は細かいことは気にしないことにしましょう。今は。」

そう言って、その場で仰向けになる。胸が横に大きく広がったり、尻がぷにゅっと変形したりしたが、それは別の話。

「……どこまで信用したら良いのか分かりませんが、分かりました。
 ……おやすみなさい。」

そう言うと、その場で即寝付いてしまった。
木を貼って無理やり押さえ込んでいたものの、疲労と睡眠不足がかなり限界に近づいていたようだ。

雨宮 雫 > 「消耗品を雑に消耗させるのはおバカさんのすることかな、かな。
 細かいことは気にしない、気にしない……  ゆっくり、お休みなさい。

 朔ちゃんは、まずは体を休めることだけを考えるかな、かな。」

すぐに寝入ってしまったのを見て、別物に変わってしまった体を見て、にたり、と笑う。
正直、 開いてみたくないか? と言うと、やってみたい、が正解なのだが……

「知り合いにそんなことをするのは、良くない子だからね?
 うん、ボクは、優しい子だからね、うん。」

言いながら、口に指を当てて、細く長く、吹く。

雨宮 雫 > 人間の可聴域を超えた音が神社周辺に響き―――

    ぞろり

と色んな場所に灯る、緑色の光点。
山狩りのために連れてきていた蟲の群れを、呼び集めて朔を運ぶのに使う。

空を使って手早く済ませよう、佐伯を攫ったときのように。

鞍吹 朔 > 「………………。」

寝入った朔は、虫の存在にも気付くことはない。
……だが、おそらく雫ならちらりと気付くかもしれない。

虫の大群のうちの一匹。小さな小さな一匹が……緑色の複眼が真っ白に染まって、地面に堕ちた。
朔に触れた虫のうちの一匹。大勢には何の影響もないが、一匹だけが。

目が真っ白に染まり、奇妙なほど体の力が抜けて。まるで抜け殻のような。

しかし、それ以上の異変は起きない。虫も、しばらくすれば再び元の目の色に戻り、任務を再開する。

結局、それだけだった。

ご案内:「廃神社」から鞍吹 朔さんが去りました。
ご案内:「廃神社」から雨宮 雫さんが去りました。