2017/04/22 のログ
ご案内:「廃神社」に留以さんが現れました。
■留以 > はふ、と白い息を吐きながら手をさすっている。
夜の廃神社。
昼間でも人はおらず、夜ならば猶更。
こんなところにくるのは酔狂な輩ぐらいか。
そして、留以もその酔狂な一人なのだが。
春といえど、やはり夜の山。
わりかし寒い。
(冬よりはマシ、よねぇ。
冬はこんなところこれないもの)
なんて思いつつ一人で笑い。
ご案内:「廃神社」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■伊都波 凛霞 > 「…ん?」
気がついたのは、ただ単に凛霞の人並み外れた視力の賜物
それと、少し帰りが遅くなったので自宅まで近道をしようと、
いつもと違うルートを走っていた為
軽業師か忍者かとでもいうような軽い身のこなしで山を駆けていたところ、
その人影を見つけて、とんっと小さな音を立てて廃神社の境内に立った
「こんな時間に一人は危ないですよ、この山、魔物や怪異も出るし…って、あれ?」
見覚えのある顔立ちにはた、と言葉を止める
■留以 > ん?と疑問符を浮かべながら振り返る。
まさかこんな時間に人と出くわすとは考えていなかった。
「ええ、ごめんなさい。
もう少ししたら帰るつもりだから……えっと、たしか悠薔さんのお姉さんの……凛霞さんでよかったかしら?」
いつぞやの一件のことがあり若干の苦手意識はあるものの、もちろんそんなことは表に出さず声をかける。
■伊都波 凛霞 >
「──どうも」
苦手意識はこちらも同じ
妹のことがあったとはいえ、自分らしくない応対をしてしまった
ぺこりと頭を下げて、再び顔をあげる
「こんなところで何を…?
危ないですから、来ないほうがいいと思いますよ、特に一人でなんて…」
■留以 > 「ちょっと稽古と、あと刀のお手入れをね?
最近お仕事をしてないから腕が鈍っちゃって」
苦笑しながらぷらぷらと腕を振る。
筋肉のなさそうな腕と、脂肪が蓄えられた胸部が揺れ動く。
「刀のほうは、ちょっと特殊な刀で、こういう場所を使わないとお手入れができないからっていう訳があって……。
そういう凛霞さんは、どうしてここに?」
■伊都波 凛霞 >
「はぁ…だったらいいんですけど、
夜は結構危ない怪異も出るので気をつけてくださいね」
まぁ腕に覚えはあるのだろうし、
何より自分より年上、目上の相手だ
心配も行き過ぎればお節介というものだろう
「私は帰り道ですけど…
家と道場がこの山の中腹にあるので」
そう言って森茂る山中を指差す
■留以 > 山中を示す彼女。
一応、留以の実家も田舎だが、海の前にあるためにこういう場所に家があるとは想像がしにくかった。
つまるところ、なんでこんな辺鄙な場所に?という疑問がわく。
湧くがそのことは聞かず。
「あ、そういえば凛霞さんも武道をやってるのかしら?
悠薔さんもやってるようだったけれど……」
道場、という言葉を聞いてそんなことを訪ねる。
■伊都波 凛霞 >
「やってますよ、子供の頃から。
父様が此処へ住居を構えたのも、周辺環境が鍛錬に適してるからですし。」
対外的にはあくまでも護身術、
"本来"一子相伝の技術をおいそれと晒すわけにはいかないのだが、
この相手は以前妹と手合わせしている以上、ただの護身術でないことは知られている
そうとなれば特に隠す意味もない、むしろ釘を差しておくくらいで良いだろう
「一応、学校では護身術として通してるので、他で余計なことは言わないでくださいね?」
■留以 > 「大丈夫よ、言わないわ。
それに、うちも似たようなものだし」
留以の退魔技術も、普通は見せるものではないし、見せる必要もない。
ゆえに共感、というよりも理念は理解できる。
しかし、そう。
この子も強いのか、とすこしだけじっと凛霞を見る。
「……凛霞さん。
これからもう、すぐに家に戻らないとだめ、かしら?
まだお時間はある?」
■伊都波 凛霞 >
「? 一応、家に遅くなるって連絡はしてありますけど?」
なんだろう、と小首を傾げる
妹のことでまだ何か話したいことでもあるのだろうか、と