2015/10/07 のログ
ご案内:「列車内」にリビドーさんが現れました。
リビドー >  
「―――…。」

 夜の電車内。
 今現在、オッドアイの、年若き風貌の男性――リビドーは電車に揺られながら眠っている。
 片手には弱い力でスマートフォンが握られている。途中まで、と、弄りながら眠ってしまったのだろう。

 ……気持ちよさそうに眠っている。

リビドー >  
 仕事帰り、何かしらの用事を済ませた帰りなのだろう。
 ぐてーっと心地よさそうに眠っている彼の姿は、見た目相応の少年少女のようにも映る。

 言い換えれば、黙っていれば幼いのに。……起きる様子もなく、電車に揺られながら眠っている。

リビドー >  
「っ……」

 ……ごつん。
 棒の手すりに頭をぶつけたのだろう。鈍い音が響く。

 ……痛みを覚えれば、顔を歪ませました。まだ起きてはいないみたいですが……。

リビドー > 「……む。」

 程なくして、薄く眼を空けました。
 流れるアナウンスを見て、一つ呟きます――

「乗り過ごしたか。」

 溜息を一つ付いた辺りで、乗り過ごした先の駅へと辿り着きました。
 ……仕方がないと呟いてから、降りた事でしょう。
 
 因みにこの電車、終電、だったそうです。

ご案内:「列車内」からリビドーさんが去りました。