2016/05/14 のログ
ご案内:「列車内」に朝宮 小春さんが現れました。
■朝宮 小春 > 今日は気分を変えてゆるい三つ編み。
一本の柔らかなそれは、普段よりも大人しい印象をあたえるかもしれない……が、
普段から大人しそうであるからして、ちょいと内気にも見えるやもしれぬ。
そんな女教師は、今日は電車に揺られて島巡り。
ちょっとした遠出なら自転車で、と思っていたのだけれども、普通に途中で転んで断念した。
ぽんこつではない。
「………しかし、いい陽気になってきたものね。」
窓から空を見上げれば、青い空が少し眩しい。
太陽が見えないのに眩しく感じるのだから、抜けるような空と言えるのだろう。
■朝宮 小春 > 「……暖かいわねぇ。」
陽気と共に自転車で走っている間は全く気が付かないし、歩いている間も余り気が付かなかったのだけれど。
のんびりと座席に座って太陽の光を浴びているだけだと、少々暑さすら感じる。
スーツをちょいと脱いで、白いブラウスと灰色のタイトスカート姿になれば、んー、っと座席に背中を預けて。
……ふわぁ、と欠伸。
研究地区までは多少時間がありそうだ。
ご案内:「列車内」から朝宮 小春さんが去りました。
ご案内:「列車内」に朝宮 小春さんが現れました。
■朝宮 小春 > かたんことん。
かたんことん。
彼女は思う。どうして電車の揺れというのはこうも眠りを誘うのだろう。
しばらく携帯電話の方をぽちぽちと押していたのだけれど、自分の番号を間違えて入力していたことに気がついて申し訳なくなる。
本当に。
■朝宮 小春 > この電車の、微妙に堅さのある座席もまた眠気を誘う。
ふわぁ、と欠伸をもう一つすれば、むにゃむにゃとまどろみの中に入りそうになって、いけないいけないと首を横に。
この島に来る前、特に大学時代は電車にはあまり良い思い出は無いのだけれど……
この島に来てからは混雑に巻き込まれることも無いから、嫌な思いもあまりしない。
おかげさまで嫌いだった電車も克服して、今やこっくりこっくりとする始末。
ご案内:「列車内」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■伊都波 凛霞 > 「ふわ…」
揺れる列車の中。油断したわけではないけれど、
心地よさからついつい欠伸も漏れるというもの
ふと、なんだか同じタイミングで漏れた欠伸があったような気がして、
視線を巡らせてみればちょうど、こくんこくんと船を漕ぎ始める女性
さて何処かで見た顔な気がする、はっきりとしたものではないけどおぼろげに
もしかしたら学校の先生かな…なんて思いながら
■朝宮 小春 > ………僅かに揺れる頭、かくん、かくん。
白いブラウスとタイトスカートに、はっきりと女性を主張するボディライン。
大人の雰囲気を漂わせた女性は、その雰囲気からはちょいと外れた居眠りする姿を晒す。
ガードゆるっゆるである。
普段はシニヨンに髪をまとめて、キリリと授業をしているものだから中々気がつかないかもしれない。
ごめん嘘。きりりとはしていない。
でもよーく見ると、異能に全く関係が無い、本当の意味での一般人の生物教師、朝宮小春であることに気がつくかもしれない。
自衛手段も持たぬ中、結構長く続いている教師だ。
「………ふぁ。」
がっくん、と頭が落ちた表紙に、眼鏡がズレ落ちてかっつん、からら、と地面を滑り、こちらを見ている彼女の方へ。
■伊都波 凛霞 > あっ、そうだ
記憶力もそれなりに良い凛霞はすぐに脳内の映像と合致させる
確か一般教養の先生だ、名前は確か……
そう思っていると、あ、眼鏡が落ちた
こちらに滑ってくるそれをよいしょ、と拾いあげて。割れてないことを確認
席を立って、先生の前まで歩いて行く
「眼鏡、落ちちゃいましたよ。朝宮せんせい」
苦笑しながら、そう声をかけた
■朝宮 小春 > はっ。
堕ちかけていた彼女は前からかけられる声に、びく、っと肩を震わせた。
しかし、彼女は芯から教師。せんせい、という言葉をかけられた瞬間にスイッチが入る。
「……ごめんなさいね、ええと。………」
眼鏡を受け取ろうとふらふらと危うげに手を動かして眼鏡を受け取って、そっとかけ。
「……伊都波さん?」
記憶力はほどほど。
しかし、生徒の名前は一生懸命覚えるタイプである。
■伊都波 凛霞 > 割れなくてよかったですね、と言葉を添えて、眼鏡を返却
学生の身からすればしっかりした大人の先生達
こういう姿を見るとやっぱりというか、親近感が湧くものだ
「こんにちわ先生、伊都波です。去年はお世話になりました」
ぺこりと頭を下げる
主に一般教養で彼女が猛威(成績という意味で)を振るっていたのは一年生の頃のこと
ちゃんと名前を覚えられていて、内心嬉しいものである。ついつい顔が綻ぶ
■朝宮 小春 > …………ああ。
せんせい、と呼ばれた瞬間にスイッチが入ったから、何故彼女が眼鏡を持っているのか、現在がどんな状況かの把握が遅れていた。
ようやく、自分が寝ぼけたことと、それによって眼鏡が落ちたことを理解する。
「………温かいとどうしても眠気を誘うわね、この時期は。
………言い訳したらダメよね。」
頬を少し紅くしながらそんな言い訳を少しして、少し舌を出して微笑みかける。
少々幼い仕草を見せながらも、この陽気のように穏やかな教師。
飛び抜けた生徒はすぐに名前を覚えるものだ。
後は身体的特徴が激しくある生徒。
とはいえ、彼女は成績が優秀な生徒にも、苦手な生徒にも公平に接する。
成績上位者の中には、そんな彼女の授業をつまらないと評するものもあったが。
■伊都波 凛霞 > よいしょっと、特に断ることはせずに隣にちょこんと腰掛けて
「丁寧な授業をする先生だったから、
なんだか逆にこういう姿を見ると親近感湧いちゃう感じですけど」
隣り合って、その可愛らしい言い訳にクスっと笑う
「でも列車で寝落ちちゃうなんて、疲れが溜まってたりしないですか?」
■朝宮 小春 > 「そう? ………ふふ、それならよか…ったのかしらね。
先生らしく普段から毅然としていないといけないのだけれど。」
毅然としている時もあるらしい。きっと。
「……そうなのかしら? まあ、確かに忙しいは忙しいけれど。
授業をしていたり、質問を受けている間は疲れは忘れられるのだけれどもね。」
苦笑を浮かべながら、そんなことを言う。肩をぽんぽんと自分で叩いて。
■伊都波 凛霞 > 「うーん、どっちか良いとかはわからないけど、私はこうやって距離が近い先生のほうが好きかな!」
にへへっと笑って、
毅然とした態度のいかにもな先生も頼れて良いものなのだろうけど、
先生だって自分たちと同じ、特別じゃない普通の人間なんだと、
そんな近い距離にいる先生もまた生徒にとっては良いものでる
「新学期がスタートしたばっかりですもんね。
…あ、良ければ肩お揉みしましょうか先生!こう見えて得意なんですよ、私!」
■朝宮 小春 > 「……ふふ、ありがとう。 そうやって言ってくれる子は私も安心できるかな。」
くすくすと微笑みながらそっと手を伸ばして、頭を優しく撫でる。
誰にでも程々に公平であるが故に、圧倒的な生徒に対してもこうやってフランクに接することはできる。
それに、逆立ちしてもこの場所で特別な教師にはなれないのだから、誰に対しても近い距離でいられるように心がけている。
「………え、でも流石に生徒にそういうことをさせるのは…」
いえいえ、とちゃんと遠慮をする教師。学校外でも当然。
■伊都波 凛霞 > 優しく頭を撫でられればちょっとだけ恥ずかしいのか笑顔に照れが含まれる
「先生に頭を撫でられたのとか、子供の頃以来かも…」
それこそ、外の世界で言うなら幼稚園とか、それぐらい
"最初からちゃんと出来る生徒"であったが故に、頑張ったねと撫でられる、そんな経験があんまりなかった
そして何やら遠慮されれば…
「先生の体を労うのも生徒の権利だと思うんですけど!
教えてもらってる、生徒の立場からしても、先生に無理して体調崩したりとかしてほしくありませんよー?」
■朝宮 小春 > 「……あら、そうなの?
…まあ、この学園では特に、その生徒が何処を見ているのか、それが分かりにくい部分があるのは事実だから、難しいのかもしれないわ?
100点を取るつもりの生徒に、80点だからと言って褒めたら不満を持ってしまうものね。
それが当たり前だと思っている生徒に、覚えていて偉いね、とは本当は言ってはいけないもの。
私はよく分からないから、こうしてしまうのだけれどもね。」
あまりない、と言われると、良い子良い子、とゆったり撫でる。穏やか陽気と似た手つき。
「………そう、ねぇ。
いいのよ、私は教えている間は元気なのだから。
……まあ、そうね、つくまでの間触ってもらうくらいは、……いいかしらね。」
断ろうとするも、真剣な様子に少し考えて、よいしょ、と背中を向ける。
大きな胸と事務作業のせいで、すっかり鉄板である。
■伊都波 凛霞 > なんだか、先生という立場の人からこうされるのは本当に本当に久しぶりで
照れくさいのだけど悪い気は決してしなくて、結局しっかり最後まで撫でられた
途中続いた言葉は、教師という立場を役割、生徒との向き合い方に対する難しさを感じさせる
それでもこうやって生徒を満たさせるのだから、この先生は良い先生なのだ
そして背中を向けてくれる先生に微笑む
「そうそう。遠慮なさらず!
生徒だって、先生を労りたいなって思う時はあるんですから…」
ひとまず軽くその首筋からのラインに触れてみる
「……先生、めっちゃカチコチ。筋金入りだね…」
■朝宮 小春 > 成績の良い生徒というものは、ある程度まではともかく、圧倒的な場合は近寄りがたいものだ。
それは生徒同士だけではなく、教師としても。
間違ったことを少しも口に出来ないのだから、仕方ない。
だからこそ、優しく撫でることにした。 幾分の憧憬も感じるけれど、それは仕方ない。
頑張っても届かなかった身である。
「……ふふふ、そうでしょう。大学時代からだもの。…高校かな?
無理しなくてもいいわよ、むしろ指の方が痛くなるくらいで。」
なんて、くすくすと笑って。自慢風に自虐。
■伊都波 凛霞 > 「ここまで凝ってたら頭痛のタネとかになりません…?」
ひとまずゆっくりほぐすように、肩の筋肉の作りに沿うように揉みほぐしていく
武術を収めているとこのへんは得意なものである
実際に活用できた場といえば、父様が大腰をやっちゃった時ぐらいだったけど
決して痛くはないけど物足りなさを感じることもない絶妙な力加減で揉み揉みしていく。もみもみ
「書き物の仕事も多そうだもんなぁ…。肩肘張っちゃうスーツ姿に、おまけにおっぱいも大きいっていう三重殺ですね先生…」
■朝宮 小春 > 「なるなる。」
とっても気楽な言葉で悩みを吐露する。悩みと言っても、もう長年の付き合いだ。
ただ、肩を解されると本当に気持ちがいいのか、はぁぁ、と吐息が漏れて。
「………ああ、うん、本当……気持ちいい。
ごめんなさいね、本当に。 んんん………」
ぐりぐりとやると声が漏れて、とろん、と身体から力が抜ける。
「……恥ずかしいから。貴方だってそうじゃない。」
周囲をきょろきょろと見回しながら手で胸を少しだけ隠して、赤い顔で後ろを軽く見る。
■伊都波 凛霞 > 「いいんですよー、労いねぎらい」
言いつつ、トントン、ポンポン、と軽く叩いてゆく
少しでも先生の血行よ、よくなれ。と思いを込めて
先生といえばちゃんと気持ちよさそうだ、良かった
「これくらいの声なら聞こえませんから、へーきへーき。
……や、まぁそれは…とりあえず下着は肩紐のないタイプをオススメシマス…」
小さく、囁くように呟いて
バストが原因の肩こりは大抵ソレのせいである
…この先生の場合は、それだけじゃない気もするけど
■朝宮 小春 > 「労わられてねぎらわれて。こんなに豪華な旅も無いわね。」
ふふ、と小さく笑いながら、あぁ、と声が漏れる。
気持ちよすぎて、放っておくと眠ってしまいそう。
「………ナルホドネ?」
小さく呟いて言葉を返す。今つけてるの?なんてことをあっけらかんと聞いてしまうあたり、穏やかな気質が思いっきり前に出ている。
「……じゃあ、今度買い物に行かないとね。帰りに寄ろうかしら。」
少し考える。そんなに長い用事ではない。帰りにその手のお店に寄っていくくらいわけは無い。
とろーん、とした瞳で身体を預けてしまいながら、そんなことを考える。
■伊都波 凛霞 > 「たまにはいいものじゃないですか?」
生徒に労われるのも、と笑って
マッサージもいよいよ終盤。程よく血行もよくなり体がぽかぽかとしてきたら、
凝りの元凶とも言える首筋を中心に少しだけ強めに指圧していく
ここが解れるだけでもかなり体が軽くなるはずだ
「私は大きくなりはじめてからはずっとそのタイプにしてますよ?
武術をやってるから、肩まわりが固くなっちゃうとか実は結構危なくって。
あ、商店街だったらオススメのランジェリーショップが──」
そんな他愛もないような、話題を連ねていると列車内のアナウンス
どうやら旅の終わり、目的地が近づいてきた
■朝宮 小春 > 「んんっ……」
声が漏れる。優しく首筋を撫でられ、ぎゅっと押されると痛みは無くて。
ふぁあ、と声がもれそうになるほど気持ちがいい。流石のプライドでその声は防いだ。
「…ああ、なるほど……
あるの? 教えて貰ってもいいかしら。」
それは気になる。とろんとしていた目を少し見開いて、話に食いついて。
「……嗚呼、もう。折角いいところなのに。」
穏やかな談笑に挟み込まれる目的地の地名に、僅かにため息。
■伊都波 凛霞 > 商店街、その一角にあるランジェリーショップの話、
更にはそこの店員さんの応対の良さとか、品揃えの良さとか、
ついでにそこから駅までの間に、先生としてはちょっと…ではあるものの、買い食いできる屋台情報
普段は無理でもオフの日なんかは、エンジョイできそうなスポット、
そんな話を交えながら、他愛のない談笑
ただしまぁ、列車の中で過ぎる時間は、流れていく景色同様の速さであった
「よしっ、と。おわりー!どう、先生?」
最後にぽんぽんっと軽く叩いて、マッサージ終了
いろんな体や筋肉のツボを心得た古流武術。こんなところでも役立つものである
「って、もう着いちゃった。
あはは、またのんびりお話とかしたいですね」
生徒と先生という都合上、なかなかそういった機会には恵まれないのかもしれないけど
またこういう空間で出会えたらいいな、と思いながら
■朝宮 小春 > にこにことその話を聞く。
相手の話を丁寧に、それでいて楽しそうに聞くのは問題ない。
何でもそれなりに楽しめる気質というのは気楽でいい。
「そんなところがあったのね。どうにも出不精だから……」
苦笑しながら頬に手を当てて、ちょっと恥ずかしそうにして。
「気持ちよかったわ。 またお願いしたいくらい。」
ぱち、っと片目を閉じてウィンク一つ。 そんな甘えたこと言わないけれどね、と付け加えて立ち上がり。
「ええ、そうね。……なかなか難しいとは思うけれど、いつでもいらっしゃい。
職員室でも、職員寮でも。」
そっと手を伸ばして、頭を優しくもう一度。
■伊都波 凛霞 > 「ふふっ、授業中以外ならいつでも!」
冗談めかした言葉を笑顔でかけながら、頭を撫でられればやはり照れくさそうにはにかむ
慣れていないというのもあるのだけど、なんだろう
とにかく気恥ずかしいのだ、イヤじゃないというかむしろ嬉しいのがまた複雑である
「あはは、職員室はなんか萎縮しちゃうなぁ~。
職員寮?あ、先生のお部屋に遊びに行ってもいいってこと!?」
思わぬ提案にやったー!と顔を綻ばせて喜ぶ
そんななかで、列車はゆっくりとその速度を落とし、やがて停車する
「それじゃあ、機会があったら是非お邪魔させてもらいます!またね、先生!!」
ぶんぶんと元気に手を振って、伊都波凛霞はぱたぱたとホームの雑踏へと消えていくのだった
ご案内:「列車内」から伊都波 凛霞さんが去りました。
■朝宮 小春 > 「…よしっ。」
このよしっ、は当然、「来ていいって言っちゃったからお部屋のお掃除しよう!」のよしっ、である。
ぽんこつではない。
ご案内:「列車内」から朝宮 小春さんが去りました。