2015/06/08 のログ
ご案内:「森林の道」にコゼットさんが現れました。
■コゼット > (夜。
落第街大通りからの帰り道。辺りはすっかり暗くなり、道の明かりを照らすのは優しく光る月明かりと、一定の間隔で道筋を照らす外灯。
職員寮に戻る為、いつもとは違うこの道を黙々と歩いていた。)
■コゼット > (何かを見る事は出来なかったが、普段会わない生徒と会話する事が出来た。
尤も、その何かを見ないに越した事はないのだが。
しかし、それは生徒の間でも噂になっているらしく、情報はほぼ間違いないのだろう。
二人は交わす、『難しい問題』だと。
これは単純に一人がどうこうしてどうなる問題ではない。
上の人は判っていて、しかしそれでも追いつかない現状なのだと。
あえて放置している、という話もあるらしいが。)
■コゼット > (深入りすると本当に面倒な事になりかねない。
…まぁ恐らく他の先生方は周知の事実なのだろう。
新任の自分に出来る事は注意を促すか、精々目撃した際の対処位だろう。
兎に角、出来るだけ情報を共有して生徒達を守る、今はこれに尽きる。
溜息を付きながら、夜道を進んでいく。
すると、目の前に人影が見える──)
ご案内:「森林の道」に黒い人影(NPC)さんが現れました。
黒い人影(NPC) > (瞬きを一つ二つして、それを見る。
遠くの方に見えるので良く判らないが、照らす明かりの間に立つそれは黒い姿をしていた。
土道の真ん中で、それは立ち尽くしていた。
異能者だろうか。
多少不気味には思いつつも、そのまま歩を進める。その姿が近くなる。)
ご案内:「森林の道」から黒い人影(NPC)さんが去りました。
■コゼット > (……のだが。
その姿が見えるか、という所でその姿は目の前で消えてしまう。)
「……?」
(もしかして日頃の疲れが溜まっているのだろうか)
■コゼット > (まぁ見間違いならそれはそれで気に留める事も無く。
なるほど、疲れているなら今日は早く寝た方が良いだろう。
この間も職員室で居眠りをして少し恥ずかしい思いもしたし。
でもあれは自分が判っていて寝たのだから、と頭の中で自分を許したりして。)
■コゼット > (肩に何かが当たる。)
「…?」
(それだけではない、何かが肩を掴んでいる!)
■コゼット > (肩に力の加わる違和感に思わず目をやる。
すると黒い腕のようなものがコゼットの肩を掴み、黒い人影が立っていた。
更にその奥の方からは人ではない獣のような黒い爪が月の光を遮るように高く上がり、そして思い切りこちらに振り下ろしてくる!)
■コゼット > 「…!?」
(目を見開き、血の気が引く。
咄嗟に自身の肩を勢い良く引き剥がすが、振り下ろされた凶器は左腕を袖ごと切り裂いていった。
コゼットはバランスを崩して尻餅を付く。が、直ぐに体を捻って立ち上がり、距離を取る。
左腕を通す白い袖が赤く染まっていく──)
■コゼット > (コゼットはそれをすぐさま"敵"と認識する。
左腕には激痛が走るが、視線はその物体に目を離さず。
一方の黒い人影。どちらが前を向いているかも判らないくらいに、その全身は漆黒だった。
血に濡れた黒い腕。
暫く見ていると、その腕を汚していた赤い雫はすっと消えて行った。乾いたというより、紙が水を吸うような、そんな消え方。
…なるほど、つまり──)
「……魔術師喰い。」
■コゼット > (ならば話は早いと右手を前に出す。目標は黒いソレ。
力をイメージし、それは直ぐに収束していく。
その手の先には泡立つ水の魔球。それを目の当たりにした人影も、こちらに冗談めいた速さで地を蹴り、駆ける。
だが、先に動いたのは魔術師だった)
「水魔球二重詠唱!」
(立て続けに放たれた水球がその人影を捕らえ、強い衝撃となって吹き飛ばす!)
■コゼット > 「まだよ。」
(それが地道を転がるその最中にも、コゼットは新たに雷の魔球を側面に生成。
それを蹴り上げ、土埃の中目掛けて蹴り放つ!
先程の魔球よりも鋭い速度でその中に飛び込み、着弾と同時に黄色い閃光を放つ)
■コゼット > 「……。」
(コゼットは顔色を変えない。小さく息をし、じっとその土煙の様子を見ている。
やがて土埃が晴れる。横たわる黒い人影が雷撃を受け、チリチリと音を立てている。
…しかし、暫くするとその人影は地に手を付き、ぐにゃりと立ち上がる。
まだ帰してくれそうにはないらしい)
■コゼット > 「道を抜けて応援…、でも逃がしてはくれないか。」
(黒い人影は体を前のめりに倒し、手を付く。
そして今度は四足でまるで獣のような動きでコゼットに迫る。
──そう来るなら、なんとかするまで。)
■コゼット > (右手を握り、力をイメージする。地面が隆起するイメージを。
獣が迫るが、その姿を捉えつつその力を何枚も重ねていく。
少しずつそれが茶色の光となって可視化していく。
腕を引き、構える)
■コゼット > (獣が強く地を蹴り、飛び掛るその時。
コゼットもまた引いていた掌を勢い良く地面に叩きつける!)
「間合いよ。──アースブラスト・デュオ!」
(瞬間、その力を中心に大きな土地隆起の波を起こす!
速度を殺せない獣はその波にぶつかり、高く空へと投げ出された)
■コゼット > (追撃は終わらない。
今度は風の力を凝縮し、空高く打ちあげられたソレに向かって魔球を連続で撃ち出す。
その塊は獣に当たる度に切り裂き、黒い何かをその体から噴出させていく。
浮かされたその生物は成す術も無くその力を受け、やがてぐしゃりと水音を立てて地に落ちる)
■コゼット > 「………、ふぅ。」
(じっと観察するが、起き上がる様子はない。その生物を中心に、黒い液溜りを作っていく。
念の為に力のイメージは解かない。少し距離を離し、様子を伺う。)
■コゼット > (──魔術師喰い。
その名の通り、魔術師を狙って襲うのだが、その目的や生態も様々で、単純に魔力が狙いであったり、或いは魔力の通う者の血肉であったり。
…これはその後者だろう。
傷を負わされた際、同時にコゼットを疲労感が襲った。それは日々の疲れではなく、この生物によるもの。
血液と同時に魔力を抜き取ったのだろう。)
■コゼット > (直撃さえ貰わなければ対処は出来るが、天敵である事には変わりない。
この手の生物は色々な種類が居る。
注意を促した方がいいかもしれない。
やがてじっと見ていた黒い塊だったその体は黒い塵となって霧散していく。後には黒い液溜のみ。)
■コゼット > (ここで初めて、対象の死滅を確認する。)
「んー……。」
(正直、何処から来たのかも判らないし、この島にも生息しているのかもしれない。
以前転移されてきた巨大な生物の存在もある。何処からか転移してきた…というのが想像付くだろうか。)
■コゼット > (そんな事を考えていると左腕に激痛が走り、我に返る。
尚も白いシャツを血で赤く汚し、指先からは滴り落ちている)
「…誰にも見られずに帰って治療出来るかしら。」
(一先ず、ハンカチを取り出して止血を試みる。
…正直余り見られたくない。)
■コゼット > 「いっ…!…つ……、………よし。」
(お気に入りのハンカチが血濡れになってしまうが、そうも言っていられない。
応急処置を済ますと帽子を被り直し、放り投げたままの鞄を取り。
少し早足で寮へと戻る。
後に残ったのは大量の黒と、少しの赤。そして激しく削られた地面。)
ご案内:「森林の道」からコゼットさんが去りました。
ご案内:「森林の道」に矛海 遼さんが現れました。
■矛海 遼 > 休日も終わるかと言う一日の最期、一人の男は相変わらず、何を考えているかもわから無いような表情で夜道を歩いている
この手の生き方も悪くない、そう思った矢先の事だった。
「………血の匂いに、そして戦闘痕、か」
周囲の状況、そして経験から答えを出す。
間違いない、ここで起きたのは戦闘だ。
「敵は人以外にも多い、か」
しゃがみこみ、地にしみ込んだ赤を撫でると、ゆっくりと姿勢をあげてその場を後にする。
ご案内:「森林の道」から矛海 遼さんが去りました。
ご案内:「植物園」に五代 基一郎さんが現れました。
■五代 基一郎 > 失敗した。
今植物園の亜熱帯フェア……その特別メニュー
ピラニアのからあげアマゾン定食。
季節ものだから、おもしろそうだと頼んでみたものだが
見た目がまさしく想像の通りで恐ろしくグロテスクだ。
■五代 基一郎 > フォークで頭を押さえ、腹にナイフを入れると
ピラニアの体がくねり、目玉が飛び出して主張を始めた。
食欲が失せた。本来こんな……こう、残すようなことはしたくないのだが。
食事を見ても楽しむものとして考えている自分としてはかなりやりたくないことなのだが。
仕方なしにと
目をつぶってかぶりつき始めた。
辛い……