2015/06/22 のログ
■秋尾 鬨堂 > 「いやあ…失礼なのは、ボクのほうだと思うかな…」
サンドイッチと紅茶で粘りこのテラスを昼休憩に使っている大の大人はあまり褒められたものではない。
「そう、クルマ。ガソリンという油を飲んで動く、馬と馬車が鉄のハコに押し込められたようなモノ。」
「御者はボクだ。乗客とは近いし狭い、あんまり優雅とは言い難い乗り物だけどネ」
時折、サンドイッチをつまみながら。
食事は和やかに、会話は多すぎない程度に。
なんといってもあちらはランチとはいえコース。
こちらの気楽さとは違う。
「買うのはもちろん、維持費もかかる――維持するだけじゃ、つまらないから。それ以上の改造費も」
妖しい口調。
知る由もないだろう。
この改造というものが、どういう結果を引き起こすものか。
公道300km/h。
常識はずれの違法改造。
しばらくの会話。食事は進む。
「もし、嫌でなければ。帰りは送って行こう。」
レストランの横。
駐車スペースに、種々の乗り物―それこそ、馬車から空を飛びそうな何かまで―と並んで停まっているのは《悪魔のL》。
誘うのは、果たして単なるドライブか。
「とまあ、こんな風に、女の子にモテるからクルマに乗っている…と言ったら、信じるかな」
■アリストロメリア > 成程……機械だから油で動いておりますのね。――……に、しても凄い技術ですわね
馬は居ないのに御者が居るのは不思議な気がしますけれど……
船に当たる舵取りのかたみたいなものでしょうか?乗り物も誰かが動かす指示をしないといけませんし……
馬車の方が乗る場所が広い分ゆったりはできそうですわね
(ただ、きっと御者が冬場に凍える様な事もないのであろう――……と思いつつ
少し先生が、ドアマンをしていて、寒い冬の空の下アインシュペンナーを嗜む姿を想像する
実に似合いそうだ)
軽いとはいえ、コースとサンドウィッチの少し摩訶不思議なランチ
互いの格好と組み合わせも、周囲からはきっとどんな繋がりの二人なのか謎に満ちているだろう
「改造費」
少し怪しい口調が、何か怪しげな雰囲気を漂わせるが――……
機械に明るくない彼女は、それ以上分かる訳が無かった
そして、そんなとんでもない運転をする事も、違法改造の事も
(オードブルが済み、お皿が下げられると
それと代わる様にして、本日のメインのお魚
『カレイの衣包み焼き、バジルトマトソース』が用意され
付け合わせの焼き立てパンも、来たのだった)
(フォークとナイフを手に取り、カレイの身にそっとナイフを入れれば――……
カリっとした衣の音が、秋尾にも聞こえるだろう
香ばしくきつね色に焼かれたパン粉の衣に包まれた旬のお魚の身は
脂がとろけて絶品である
そして、贅沢に使用されたバジルと、トマトの旨みの凝縮されたソースは
臭みのあるカレイを、上手くマイナスの部分を消して
とても美味しく、華やかに味付けするのであった
実に美味しく、魚が舌の上で蕩けるかのような味わいと香ばしさ、濃厚なソースの組み合わせが実に美味しく
付け合わせのフェットチーネもバターの風味豊かな味わいと絡めて美味しい
次にパンに手を付ければ、焼き立てでとても温かく
ちぎればふんわりと柔らかく簡単にきれていく
バターを付けると、まだ残る熱で蕩けて、断面に染みるバターがまた美味しい
美しい薔薇園を前にして食べれば、一層贅沢に
味と景色と……素晴らしい一時を味あわせて貰えた)
(時々『美味しいですわね……』と、溜息交じりに漏らしながら、彼女の食事は終わった
残りのデザートと、先に運ばれてきた紅茶――……今日は、薔薇園に相応しい、花の様な香りのするヌワラエリヤ)
まぁ、本当でして?
(先生の言葉に嬉々として頷いた)
嬉しいですわ……ええ、是非。宜しくお願い致しますわ
(小さく頭を下げる――……初めて乗る車は、どんな乗り心地だろうか?)
(運ばれてきた『グレープフルーツのムース』がまた、初夏に相応しい爽やかな風味と
上品な甘さがいくらでも食べれそうな味わいで
さっぱりとして品のいいヌワラエリヤと非常によく合う組み合わせだった
にこにことデザートを味わいながら、彼女はまだ 先生の<<悪魔のL>>を知らない)
……ええ、勿論。誘い方もお上手ですし、きっとおモテになるのでしょうね
(にっこりと笑うと、紅茶をゆっくりと味わって――……飲み干す
一体どんなドライブになるのであろうか?)
■秋尾 鬨堂 > 「クルマじゃなくてボクを評価してくれるとは嬉しいね。」
楽しい時間はあっという間。
いつの間にかもう、食事は終わりかけている。
その間―とても、とても空腹に悪い食事を対面で繰り広げられている間―
サンドイッチで凌いでいた男の精神は、鋼と言えよう。
何の自慢にもならないが。
いっそ分けてと言えるようなメンタルであったなら。
そもそも、ここに格好をつけて座ってはいまいが。
年長者の悲哀である。
ともあれ、ランチタイムは終わる。
上品に平らげられた皿を残して。
そして、駐車場に待つのは《悪魔のL》。
「そ、改造費。こいつは何から何まで、御者一人に押し付ける。」
運転も、整備も、思考も何もかも。
それが馬との違いだろうネ、と朧気ながらその構造を理解しつつあるあなたへと、教える。
いつもどおりに、ドアを開け。
アリストロメリアを助手席に乗せる。
そしていつもどおりに、助手席側からボンネットを転げて運転席側へ。
何らかのパフォーマンスを疑う動き。
全くの日常動作として運転席へと滑りこむと、
始まるのは―いって120km/h程度の、普通のドライブ。
初めて乗る者にとっても、慣れてしまえば普通の速度。
少々拍子抜けかもしれない。
だがそれも道理。
何故ならまだ―ミッドナイトでは、ないのだから。
■アリストロメリア > ええ……どんなに魅力的な車を持とうとも、素敵な男性では無いと女性は誘いに乗らないでしょう?
(薔薇園の広がるレストランの 楽しく、美味しい一時は
花の散る様な短さを感じられる――……それだけ充実していて幸せな時だった証に)
(自身も最近は、普段は基本的に極貧生活をしているので、悪い事をしたかもしれない
と、密かに心の中で思う
後で、学校にて先生に車に乗せて貰うお礼に何か軽食のお返しをしようと決意した)
(ランチタイムは、甘いグレープフルーツムースの香りと
花の様に香り高いヌワラエリヤの香りを余韻として残し、幕を閉じる)
(会計を済ませ、建物から出れば――……駐車場に待つ<<悪魔のL>>
不意に、何故か魔力を感じる……!この車、只者ではない……!
簡単に解説をする先生の話が、あまり耳に入らないのは――……この車の魔力が気になるから
紳士的な先生に、ドアを開けて頂きエスコートをして貰い、色んな意味でどきどきしながら席に座る
鬼が出るか蛇が出るか、と思いながら助手席に座る――……が
それは至って普通の助手席シート……いや、先生が愛車を丁寧に手入れをしているからだろう
座り心地がよく、こまめに掃除や手入れをしているのを見て取れるシートは、とても座り心地がよい
窮屈な車内だというのに、とても寛ぎやすかった
――……どうやら、この車には<<悪魔>>たる異名の他にも、先生の車に対する愛情が深く深く感じられるようだった
何か操作する様な不思議な動きは、初めて見る自分には儀式めいて見えた
120km/hの、普通の車としても相当スピードの出ている車は
始めは早いスピードと流れる景色に驚くものの
慣れてしまえばとても楽しいドライブで――……)
先生、車って言うのは凄いのですね
こんなに早く移動できるなんて――……!
(馬より早いですわ、と驚きを隠せないまま、楽しそうに初めて乗る車から景色を眺めて楽しむ
……けれど、それは噂とは違う普通のドライブで、少しだけ拍子抜けすると共に
『噂とは、一人歩きしてしまうものですしね』と、一人で納得して
女子寮前に送り届けてもらえば、丁寧に頭を下げてお礼を言って帰宅する
まだ――……彼女はミッドナイトを知らない)
ご案内:「薔薇園」からアリストロメリアさんが去りました。
ご案内:「薔薇園」から秋尾 鬨堂さんが去りました。
ご案内:「洞窟内部」にカルマさんが現れました。
■カルマ > (蒼とも緑ともつかない美しき光が乱反射する岩の洞窟内部――その奥地、地上より注ぐ滝があった。滝の終点には平素の髪型と服装を拭い去った女が一人胡坐をかいて座り込んでいた。メガネも服も無く白い衣服のみで。およそあたたかいとはいえない滝にひたすら打たれている)
■カルマ > (瞑想にふける。水の音はまるでなくなっていたし、体に張り付く衣服の感覚も消えてなくなっていた。肌は水温に反発して赤く染まっている。言葉は無くて、考えることさえも無い。女の存在に気がついた光り輝く何かが体の周囲をふわふわと飛翔していても、そこに何も無いかのように)
■カルマ > (水の中に気配を散らす。意識を集中する。意識が過去に飛びかけるのを何とか防ごうとするも、あまりに集中しすぎたせいか、防ぎきれない。幼い頃。世界中を旅していた頃にであった青年を思い出す。白い肌に絶句するような美貌を備えた人物。道中、魚の内臓を使い薬を作り傷を癒してくれたこと。旅が終わるとまるで最初からいなかったかのように行方をくらました彼。共に撮影したはずの写真に姿はなかった)
「――――ふぅ」
(息を吐き、目を開く。光の渦巻く水の中にて。岩を叩く飛沫が緩やかに散っていく)
■カルマ > 「悪いけど言葉わかんないんですよ。馬鹿なんです」
(光り輝く球――妖精のたぐいだろうか――が妙な言語で語りかけてくるのに対し微笑を浮かべて首を振る。どうせわからないのだ。滝から出ると、水を吸いしおれた髪の毛をぎゅっと握って水を払い落とす。)
■カルマ > (静寂の中を後にする。いまのところ、誰も知らないであろうこの場所を)
ご案内:「洞窟内部」からカルマさんが去りました。
ご案内:「落第街の地下BAR」にテリメーラさんが現れました。
ご案内:「落第街の地下BAR」からテリメーラさんが去りました。
ご案内:「Free1」にスラッシュさんが現れました。
ご案内:「Free1」からスラッシュさんが去りました。
ご案内:「落第街の地下BAR」にスラッシュさんが現れました。
ご案内:「落第街の地下BAR」に洲崎さんが現れました。
■スラッシュ > 「ったぁく、最近の落第街の治安はどーなってんのニャ?
公安が一人でブラついて無事で帰ってくなんて甘すぎじゃないのかニャー」
なんてマスターにグチっている。
片手にはモスコミュールを持ちながら。
■洲崎 > だからって逃げるのもどうかと思うよぉ?
あれだと私は悪いことしてマース♪
って言ってるようなものだしさ?あ、ぼくはミルクね♪
(隣に座り、マスターに注文する)
■スラッシュ > 「ジャージでブラついてるやつなんて腐るほど居るし、声さえ聞かれなきゃいーのニャ。」
ぶすーっとした顔で文句を言う。
ホントは声もその時々によって少しずつ変えているのだが。
■洲崎 > いやぁ、トランクに乗って走っていく子なんて僕さすがに見たことないよ♪
でも、猫ちゃんにも怖いモノってあるんだね♪
(ハハ♪と笑いながら牛乳を飲んでいる)
■スラッシュ > 「別にトランクに乗って逃げるところを見られなきゃいーんじゃないのかニャ?
ブラブラしてる時はいっつも引っ張って歩いてるニャ。」
と、ぶつくさ。
「この街にいて公安が怖くない訳ないっての。
昔はもっと寄せ付けない様な危なさがあったんだけどニャー…」
やれやれ、とうちポケットから先ほど開け損ねた棒付き飴を取り出す。
■洲崎 > まぁそれもそうだね♪
うーん…まぁ公安の中でもあの子凄い噂おおいしねぇ、さすが
は現室長補佐代理ってとこかな♪
(拗ねているような少女を見て小さく笑う)
昔は昔だよ、今は公安の子達も色々やってるみたいだし…
時代の流れなんじゃないかな♪
■スラッシュ > 「コチトラこの間歓楽街から引き揚げたってのにもうこのザマ、少し速すぎるってもんじゃないのかニャー…
時代の流れに追いつけないほどボクも大人になっちゃったってコトかニャー…」
がっくりと肩を落として大きくため息をつく。
■洲崎 > まぁ元気を出してよケミちゃん♪
(妙なあだ名とともに肩を叩き)
時代に取り残されないように手を変え品を変えでやればいいじゃん。
落ち込むのはまだまだ早いよ♪
■スラッシュ > 「そのイラっと来る呼び方は辞めるニャ。
クッソ腹立つニャ。」
叩かれたところをパッパッと払う。
「言うのは簡単だけどニャ~、アタシがどんだけ頑張って今の仕事してるか知らないから言えるのニャ。
場所変えるったってドコもカシコもウジャウジャいるんだから行く場所なんて無いしニャ。」
と不貞腐れている。
やっと開けることのできた棒付き飴をくわえながら。
■洲崎 > そりゃぁ僕は猫ちゃんじゃないんだからそんな苦労知らないさ♪
(あっけらかんと笑って手を引く)
でも無理なんて言ってたら摘まれるしかない、だからどう
しようか悩んでる…ハハ、カワイイなぁ猫ちゃん♪
だから…そんな可愛い猫ちゃんに僕がお手伝いを申しで
ようかなって思うんだ♪
■スラッシュ > 「ナニかニャ?
私を笑いものにしてやろってダケなのかニャ?」
と洲崎さんを睨みつけるだろうがその続く言葉を聞き表情を変える。
目を見開き、何度か瞬き。
いわいる、豆が鳩鉄砲を食らった顔、とでも言おうか。
が、スグに冷静になって、元の顔。
「…アンタなに考えてんのニャ?
怖いニャ。それを通り越してぶん殴りそうだニャ。」
とじとぉっと睨みつけている。
全く信用されていないことは伝わるだろう。
■洲崎 > まぁぶっちゃけると面白くないんだよねぇ、このまま公安に綺麗に
掃除されていくのわさぁ♪
(ミルクを煽り狐面の様な笑顔を浮かべる)
それに僕にだってちゃぁんと企みはある、それも一応こなしながら
尚且つ猫ちゃんを助けられるならなおよし!
そう思ってさ♪
どうかな?僕の話し、聞いてみてもいいと思わない?
■スラッシュ > 「…意外と面白ソーな話が出来そうだニャ。
ふっふっふー、今日のデート、どーやって時間潰すか考えてたとこニャ♪
聞くだけ聞いてやるニャ~☆」
いつもの様な、良くできた笑顔ではない。
心の底の好奇心が漏れ出している。
■洲崎 > やったね♪
(にこりと笑い追加のミルクを頼む、男の中では祝杯の意味も
かねているのだろう)
まぁさっきのあれみたいにさぁ、いざって時に猫ちゃんってあの銃を
使うか逃げる以外に対応策があんまりないなぁと思うんだよね♪
けど猫ちゃんはそういう危険な場所に足を運ばないといけない…そこで
ボディーガードとかどうかなと思うんだ♪
■スラッシュ > 「…なんニャ。
なんかイッキに興味が失せる話だニャ。
ボディーガードとか、脚が寄り付かなくなったらどうすんのニャ」
先ほどまでの笑顔は一瞬で消え失せる。
「落第街に住んでるヤツならボクにまず手を出さないと踏んでるニャ。
ちょくちょくお灸をすえてやってるからニャ。
それより風紀と公安からもソイツ使って身を守るってのかニャ?
そしたらソイツと一緒に顔覚えられてハイ終わり~…
で、どうするつもりなんだニャ?」
イヤイヤではあるが引き続き話は聞くだろう。
■洲崎 > アハハ♪まぁそう思うよね?
だからこういうのはどうかなって♪
(白衣のポケットか妙な機械を取り出し、ボタンを押す。
二人の座る椅子の背後に黒のコートにガスマスク
黒いゴーグルの出で立ちの2m近い大男が現れる)
逃げる時にこれがあれば、安心できるんじゃない?
それにボタン一つで呼び出せるから普段は猫ちゃん一人。
出現ポイントはある程度設定できるから無関係の暴れん坊、
そう言い訳もできるしね♪
■スラッシュ > 「うっわ、全然可愛くねーのニャ」
突然現れた人に難色を示す。
とはいえ、コレらが自分の思い通りに動く、というのならかなり悪くない話だ。
「とりあえず御託は良いから使い方を詳しく教えるニャ。
はよ、はよ。」
ツンツンしている様にも見えるが、その目はきたいに輝いているのがわかるだろう。
■洲崎 > 可愛さなんて求めないでよー僕男の子だもん♪
(そういって新しい機械を取り出す。
よく子供が遊んでいる次世代ゲーム機6DSのホワイトカラー)
これでこいつらにコマンドが出せるよ♪
あ、はいタッチペン♪
(そういってゲーム機とタッチペンを差し出す。
下画面にはコマンド選択画面が写っており予めかなり細かく自由に行動を設定できるようだ。
上画面には呼び出した男の現在位置をGPS で表しておりHPバーも左上に着いている。そして画面切り替えの所を押せば男の
視線カメラが映し出される。)
正直それ作るのに2日は徹夜したよ、いやぁ…ほんとに
死ぬかと思った♪
■スラッシュ > 「なんかこー、クマのぬいぐるみにでもしとけば良いのに、こんなバカみたいに目立つモンつくってどうするニャー?」
としぶしぶを装って6DSを受け取る。
正直心臓はいつもより速くなっている。
「フーン…じゃあこうしてこうして、頭をなでなでさせたりとかもできるって訳かニャーん♡」
と大男を操り自分の頭を撫でさせる。
思い通りに動かせて嬉しいのか、撫でられてうれしいのかはわからないが。
■洲崎 > だって戦闘用に作ったらこうなってたんだもん♪
闘技場で集めた戦闘データとかだからねぇ、生徒も人間が多いんだから
おのずとこうなっちゃうんだ♪
(撫でる手は暖かく人の手の様な質感を感じるだろう)
そしてここからは僕の目的だけど…実践データがほしいんだよね。
それもかなり多く、質もいい奴♪
だけど僕そういうの怖いし平和大好きだからさぁ。
猫ちゃんに使ってほしいんだ♪
壊れたら僕に連絡してくれたら修理やメンテナンスするからさ♪
■スラッシュ > 「ま、見た目は勝手に可愛くするから気にしなくても良いんだけどニャ~♪」
と勝手なことを申し上げながら、なでなでされている。
が、実践データと聞いて
大男の手がピタリと止まる。
そして、スラッシュの顔もガラリと変わる。
「ソレ、もしかしてオレ様に
“コイツを貸してあげるからシコタマ戦ってくるニャ~♪(裏声)”
っていう取引を申し出てるってことでいいのかニャ??」
■洲崎 > そんな訳ないじゃーん♪
でも、僕より猫ちゃんの方が"そういう事"は多いかなーって思ってね♪
(怖い怖い、と笑顔を浮かべる)
それにこれは取引みたいだけど取引じゃないよ♪
可愛い猫ちゃんがけがをしないか…僕は心配なんだ!
(舞台のような大げさなポーズで告げる、傍から見れば気狂いか何かだろう)
■スラッシュ > 「げぇー、バカ言うんじゃ無いニャ。
アタシは戦う前にさっさとトンズラしたいニャ。
コイツを囮代わりにしてポイっと置いて逃げていいってことなのかニャ??」
大げさなポーズは、汚物でも見るかの様な目で眺めている。
そして、正直戦闘はしたくない。戦闘をしろなんて、金でも積まれない限り頼まれてもお断りだ。
■洲崎 > そゆ事そゆ事♪
追手はそいつに任せてすたこらサッサー。
それなら猫ちゃんも安全で僕もハッピーでしょ♪
(椅子に座りなおしスラッシュに微笑みかける)
それにさぁ、時代の流れも変わったんだから。
あそこにいる誰かがいつ猫ちゃんに牙をむくか…分からないよ♪
■スラッシュ > 「でもコレ、見えるところでコソコソ使ってなきゃいけないんじゃないのかニャ?自動戦闘モードとかないよニャ?」
と下画面をジーッと見る。
「…まぁ正直、ウチが自分の身を自分で守れなくなったらソレこそ一巻の終わりニャ。さすがに足を洗うのニャ。生きてればだけど。
正直コレに頼るっていうのも信用ならなくて怖いニャ―・・・」
こんこん、と男の胸の辺りを手の甲で叩く。
洲崎さんの笑顔に対してコチラはまだ不満げな顔をしている。
■洲崎 > 手動もあるけど自動もあるよ♪
(スラッシュの隣に動きタッチパネルを操作していく。
なんだか設定項目が本当に多いが、その中に確かに自動戦闘モードと
のコマンドがあった)
信用はできるよ、機械だから絶対に裏切らないし文句もない。
自分の考えなんかで動いたりしないから全部猫ちゃんが考えたとおりに動く、人間より
よっぽど優秀だよ♪
(絶対、そして人間よりのところが少し強調されているようにも聞こえる)
それに言ったでしょ、ぼくは可愛い猫ちゃんが心配だって♪
データがとれなくても猫ちゃんが無事ならそれでいいさ♪
■スラッシュ > 自動戦闘モードは確かにあるようだ。
これなら、本当にコイツだけ戦場に残して自分はトンズラこくことができるって訳か。
「ハァ~ア…そんなに言うなら、持つだけ持っておいてやるニャ。」
やれやれ、と息をするとやっと持つ決心がついたようだ。
「なんか人間に恨みがあるのか知らにゃいけど、もらえるモンはもらっといてやるニャ。で、何よりコイツの消し方ニャ。どうすんのニャ??」
と再び下画面のコマンドを探し始める。
■洲崎 > あぁ、それはこっち♪
(最初に取り出した方の機械を差し出す。
スイッチが一つしかついていないリモコンのような物だ)
これがテレポートの起動装置になってるからこれをそいつに向けて
ボタンを押せば研究所に送られるんだ♪
僕の自作だよ、すごいでしょ♪
■スラッシュ > 「ふぅ~ん。
さっさと量産してくれれば売りまくってやるんだけどニャ。」
リモコンを受け取ると、何度もポチポチと繰り返し押している。
「スゲーけど、何だかアンタを素直にほめたくないニャ。」
自分もへらへらしているくせに、人にやられると気に入らない。
そういうお年頃らしい。興味無さそうな風を装っている。
■洲崎 > ちょっあんま連打しないで!?
(男が消えたり現れたりしている)
あ、あはは…まぁそれでもすごいと思ってくれるならいいかな♪
猫ちゃんにも気に入ってもらえたみたいだし、良かった良かった♪
(ふぅ…とカウンターにもたれてミルクを飲んでいる。
BARに来て牛乳しか飲まない男、なんだかまったく頼りがいがない)