2015/06/30 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮、前庭」に鈴成静佳さんが現れました。
鈴成静佳 > ♪~~
(平日の正午過ぎ。ジャージのズボンに薄手の黒いタンクトップという非常にラフな姿で、静佳が寮の玄関先へ現れる)
(その両手に抱えるのは、直径1mほどの巨大なタライ。その中には色とりどりの衣類)

さぁ、お洗濯お洗濯~!

鈴成静佳 > (普通昼休みは皆、校舎内で過ごすものだ。しかし静佳には瞬間移動魔術があるので、一時帰宅も容易である。あらかじめ作っておいた昼食を食べたり、午後イチがなければ昼寝したり)
(あるいは、朝に出来なかった家事、たとえばお洗濯をしたり)

(電気恐怖症の静佳には洗濯機が使えない。大量に水を使う家電なぞ狂気の沙汰だ)
(その代わり、手洗いの洗濯には自信がある。普通の洗濯機よりも素早く綺麗に洗い上げる自信が)
(なので、ルームシェアしている4人分の衣服の洗濯を、自ら請け負っているのだ)

鈴成静佳 > ♪~~
(鼻歌を歌いながら、タライの中から衣類が詰まった小さいタライを取り出し、両方ともコンクリの地面に置く。そして、大きい方の空っぽのタライへ、水を注いでいく)
(洗濯板はない。やや浅めに張った水に、手揉み洗い用の洗剤を流し込む)

(そして、水の中に左手を突っ込む)
……ん、冷たぁい♪
(……と、その左手の先端がブゥンと霞んだと思うと、大きなタライの中はあっという間にきめ細やかな泡で満たされてしまい、溢れそうになる)
よし、今日も調子よさそうじゃん!

鈴成静佳 > さぁて、まずは~~……?
(洗濯物を詰めたほうのタライを敢えて見ずに手を伸ばし、指に触れた布地を引っ張る)
……パンツ! 誰のかな~?
(さすがに全員分の下着全部は覚えられてないが、自分のでないことはわかる)

♪~~
(それを洗剤の溶けた水に漬け、水中でクロッチ部を両手で優しく挟む)
(そして両手に異能の力を集中すると……ビィーン、と甲高い音が響き、タライを軋ませる)
(泡の中から取り出すと……)
……よし、キレイキレイ!
(傍目にはよくわからないが、綺麗になったようだ)

(21世紀後半のこの時代にタライで手洗い。パンツを取り出してニヤける女子。異様な光景であろう)

鈴成静佳 > 次は~?
(最初のショーツの全体に振動を浴びせ、汚れを界面活性剤に包み落とした後は、それをタライに残して次の衣服に手を伸ばす)
……またパンツ! アタシのだ!
(先ほどのショーツに比べてあきらかに腰回りが太い)

(……そんな感じで、静佳はもりもりと洗濯を済ませていく)
(ちなみに、静佳は勉強に関してはとても真面目であり、授業を聞く態度はよい)
(秀才というほどではないが、このままテストに臨めば十分単位は取れる程度の勉強量のようだ)

鈴成静佳 > ふぅ、洗いは完了っと!
(積んでいた洗濯物はすべて石鹸水の中へ沈んだ。手の甲で汗を拭う。かなりの長時間、異能で両手を震わせていたため、さすがに疲れたようだ)
(大量の泡で水面を覆っていたために中の様子はうかがい知れないが、タライを傾けて水を側溝に流すと、数日分の洗濯物の汚れを孕んだ水は黒ずんでいる)
(静佳の異能は決して汚れを逃さないのだ)
いやー、今日の洗濯物もなかなか厄介だったッスね!

(そのまま、水を注いではかき混ぜ、流し……を繰り返して、石鹸分をすすいでいく)

鈴成静佳 > さぁて、最後の仕上げ……。
(十分にすすぎ終えたあとは、脱水である。両手のひらをぷんぷんと回し、振動の疲れを取る)
(泡も晴れて澄んだ水に浸かった衣類のスープの中から自分のショーツを選んで取り出すと、軽く搾ったのち……)

……ぬぅん!
(ひときわ集中し、振動を加える。手を震わせるのではなく、振動を衣類全体にまで「浸透させ」、繊維の一本一本から震えさせる)
(強く素早い振動により、まるで爆発するかのように水滴が四方八方に飛び散り、コンクリの地面に放射状のシミを刻む)
ふぅ……。
(異能を使った脱水だ。当然自分のタンクトップや顔もわずかに濡れている)

鈴成静佳 > (水分子そのものにまで干渉しているわけではないので、この振動だけで完全に乾くわけではないが、搾って脱水するよりは乾きやすくなる)
(とはいえ、疲れる……)
……んー、今日は午後から日差しが強いっていうし、後は適当でいいかー。

(脱水を終えたショーツを小さいタライに放り込むと、残りの衣類を取り出してはギュッと搾り、ちょっとだけ振動を使って飛沫を散らしたあとは同じように放り込んでいく)

鈴成静佳 > (そうして、4人分の数日分の衣類すべてを洗濯~脱水まで終える静佳。かかった時間は15分ほど……洗濯機を使うより半分の時間で済む。これが自慢なのだ)
ふぅ、ふぅ。やっぱりお洗濯は溜めるもんじゃないッスねー。早く梅雨明けして欲しいッスよ……。
(と、雨の降る気配のない空を見上げる。梅雨明けも近いか。見上げながら、またひとつ気合を入れるとともに全身を震わせ、脱水時にかぶった水を蒸散させる)

♪~~
(そして、脱水済みの衣類が入ったタライを抱えると、大きいタライを残したまま、寮内へ戻っていく)
(しばらくすると、上階のベランダに現れるタンクトップ姿。衣類を物干し竿へとさしていく)

鈴成静佳 > (再び庭先に出てきた静佳の手には、ジャージの上とサングラス)
……よーし、お洗濯おわりっと!
まだ午後の講義までには時間があるし、お昼寝としゃれこむッスかね~。

(駐輪場を兼ねた前庭は、寮の1Fにある食堂や大広間に面している。大広間は静佳の趣味であるヨガのために頻繁に使っていたりする)
(タライを放置したまま、その大広間の縁側にゴロンと寝転がると、ジャージの上を枕代わりに敷いて、スマホのタイマーを30分に設定する)

(そのまま、サングラスにタンクトップという姿で眠りこけてしまう。通りに面していることも、日焼けしてしまうことも構わずに)

鈴成静佳 > (試験期間間近といえどマイペースな、静佳の午後の一風景であった)
ご案内:「常世寮/女子寮、前庭」から鈴成静佳さんが去りました。