2015/09/22 のログ
■名も無き者 > 「ああ……いや…俺にもう、その名を名乗る資格なんて無いさ。
何せ、自分の命を、自分自身を、捨てようとしたのだからな。」
【彼は、肯定しかけて、しかし、首を振る
死のうとした事実は変わらないと、
洲崎の笑みに対しては、
嘲ってくれようとも構わないという様な、自嘲げな笑みを浮かべて答えるのであった。】
「……ああ、では質問させてもらおう。
単刀直入に聞く…洲崎……先日、開拓村で誘拐をしたのはお前か?
いや……噂で聞いた誘拐犯の特徴がお前と一致していてな」
【そうして、まず初めに問うのが、開拓村での誘拐の件に関してであった、
未開拓地区や、落第街で生活している彼には、表の情報が殆ど入らず、
洲崎が白い仮面の男であるという、確たる情報を得ていないが故に、
彼はまず、洲崎と白い仮面の男が同一人物であるという推測に至った事件に関しての推測についての真偽を問うのであった。】
■洲崎 > 「意味無いで済めばいいよねー、メアちゃん凹んでたし…君の恋人とかどうなのかな♪」
まぁいいけど、と思考を切り替える
本人がそう言ってるのだからそれでいい
「村?……あぁ、あの子か♪
うん、僕だよ。正直どこで攫ったかなんて忘れるぐらいにはやってるけど…常世速報とか風紀の発表見てないの?」
誘拐事件の犯人が自分かと問われ答える
何を今更…と言いたげな表情で
「あ、でも人間の子はそんなにだよ?せいぜい…4人?だったかな♪」
■名も無き者 > 「ああ……やはり、メアは凹んでしまっていたか…
きっと、音音も悲しませてしまっただろうさ…
だから、だからこそ、こんな俺には、白崎玲刃と名乗り続ける資格なんて無いのさ。」
【彼は、何も思っていない訳では無い、
自分のした事に選択に罪悪感があるからこそ、そう答える。
自身が居なくなってしまえば、それで済むと身勝手に死を選び、
きっと、かつての大切な人や友人を悲しませてしまったであろう自分には、
かつての名を名乗る資格など無いと判断しているが故にであった。】
「今は浮浪者の俺が、表の情報をそう簡単に知る事が出来ると思うか?
しかし………やはりお前か…お前が、白い仮面の男、だったのか?」
【今更という表情には苦笑いで答える、
浮浪者である身には、情報収集すらも難しい現状もあったのだ、
そうして、洲崎の答えを聞き、やはりかと呟きながら言う、
お前が白い仮面の男だったのかと、】
「……お前は何故……いや……メアは無事なのか?」
【そうして、何故そんな事を、と問おうとしつつ、
それよりも、かつての友人の安否が気になり問うのであった、
洲崎が誘拐犯であるならば、白い仮面の男であるならば、もしもの懸念を思い浮かべながら、
今の自分が心配するのもおこがましいだろうと思いながら、しかし、安否を問うのであった。】
■洲崎 > 「そうだよー僕が白仮面。まぁ思ったより早くばれちゃったんだけどね…
あぁ、メアちゃんはちょっと揺れすぎちゃって今はグリムが好き勝手やってるよ♪しばらくはメアちゃん表に出ても不安定になるだけみたいだし、ちょうどいいよね♪」
淡々と告げる
曰くメアは精神的ショックを受け塞ぎ込み、現在はグリムが表で動いてるとのこと
加えて憂さ晴らしのためか色々やっているとも
「にしても、資格なしか…それって放棄とはまた別なの?」
質問に答えればまた質問
一問一答のように尋ねる
■名も無き者 > 「……そうか。やはり、グリムが居れば一応安心…?だな。」
【やはりお前だったかと、呟きつつ、
行動の真意を問うのは洲崎の質問に答えてからにしようと思考し口を噤む
メアの安否に関しては、洲崎の答える様子から、メアには何もしていないのだろうと察した後、
グリムの事を聞き、一応、良かったとしておくべきかと思いつつ、
メアが不安定になっている事に関しては心配する気持ちを抱くのであった。】
「………放棄……いや、違う、な
放棄してしまったが故に、資格なしだ。
俺は生きる事を一度放棄しようとした、自分を放棄しようとした、その事実は変わらないだろう?
覆水盆に返らず、捨てたものは戻って来ないだろう?
ならば、一度捨てようとした以上は、捨てようとした自分であり続ける資格は無いのではないか?」
【彼は答える、
既に自身を一度放棄しようとしたが故に、その自身であり続ける資格は無いのだと、
自分で自分を殺そうとした、そんな者が、いつまでもかつての自分であって良い筈が無いと、
故に資格は無いと語るのであった。】
「では、俺からも、また問わせてもらおう、
洲崎……お前の目的は何だ…?
お前は、いたずらに治安機構を敵に回す男でも無いだろう?
何故そうまでして、誘拐を続ける…?
何の悲願を持って誘拐を続ける?」
【そうして、答えた後、
問いに答えたが故に、次は自身も質問しようと、
先程抱いた問いを投げかけるのであった。
以前、洲崎と話した事や、砂浜で白い仮面の男としての洲崎と対峙した時の事も思い出しながら、
きっと、治安機構に追われるという危険を冒してでも遂げたい何か悲願があるのでは無いか?と推測しながら
問うのであった。】
■洲崎 > 「前に浜辺で言わなかった?
僕は愛する人にまた会いたい。そのための準備と材料集めのためにこんなに頑張ってるんだよ♪」
隠す素振りもなく答える
知られても危険はないという驕りかどうか…
「それは全部ただの詭弁だね。
大体捨てようとしただけで君は自分を捨てきれてない
君はまだこうして生きてる…良いよねぇ、死んでもないのに自分を死んだことにできるなんて…」
羨ましい…小さく声を漏らしポケットを漁る
「そんなに自分を放棄したいなら…僕がそうしてあげようか?
二度と再生しないぐらいバラバラにさぁ♪」
ニタリと笑いベレッタを取り出し…弾倉を抜く
ご案内:「落第街 とある廃ビルの屋上」に洲崎さんが現れました。
ご案内:「落第街 とある廃ビルの屋上」に洲崎さんが現れました。
ご案内:「落第街 とある廃ビルの屋上」に洲崎さんが現れました。
ご案内:「落第街 とある廃ビルの屋上」から洲崎さんが去りました。
■名も無き者 > 「………ああ、言ってたな。
だからこその誘拐か………
お前は、多くの者を誘拐し…虐げた……だが……」
【洲崎目的を聞き、やはりかと小さく呟く、
浜辺で言っていた事、病室でミウに願いを問われた時、死者の蘇生に関して言っていた事、
類推できる事ではあった、そうして、本人の口からもその事が語られ、
彼は戸惑う、
愛する人にまた会いたいという、その悲願は決して否定できるものでは無いが、
しかし、収容施設の襲撃等の噂を聞いた事がある故に、洲崎が誘拐し改造し戦力としていたのも事実であり、倒すべき虐げる者というのも事実であった、
故に、彼は戸惑う、
布都御玲を修理した恩人であり、かつて友人であったメアの保護者であり、
しかし、多くの被害者を出した者であり、だが、その願いは否定できるものでは無くて、
明確に敵意を抱く事は出来なかった。】
「詭弁……か…
そうなのかもな……でも、俺だってわからないさ…
こんな俺が、白崎玲刃であり続けていい筈が無いだろう?なら、どうすれば良いんだ…!」
【わからないと彼は呟く、
考え出して最善かと出した策はいつも駄目で、
今回も結局、自分は生きていてしまって、ならばどうすれば良いと。】
「ああ……生きてしまっているさ…
死ぬ筈なのに、生きていてしまっているさ。
……俺を、撃つか………それも…………」
【洲崎の羨ましいとの呟きを聞き、
目を伏せる、
洲崎は指名手配されているにも関わらず、必死に目的へと進もうとして、
片や、こんな自分は、自分を死んだことにして、のうのうと生きている、
羨ましくも、憎らしくも、あるだろうなと
そうして、洲崎がベレッタを取りだす様子を見ながら、
それも良いだろうと、
無抵抗に手を広げようとし、
しかし、】
■洲崎 > 「そうそう…僕は目的のために手段を選んでないだけ。
悪い事って分かってるけど正直そんなのはどうでもいい、目的達成だけ考えてるんだ♪」
カチリ、カチリと球を手の平へ一発ずつ抜いていく
カチャカチャと金属が擦れる音が手の中から聞こえる
「そもそも君が白崎玲刃でいる資格って何?
君が生まれて親に抱っこされた時、両親が決めたの?」
弾倉もポケットにしまい、残ったのは弾丸のみ
「違うでしょ…君は生まれた時からもう白崎玲刃なんだ
どんなに悩んで後悔してもそれは変わらない…一度自殺しようとして生きてたからもう自分は別の人?
そんな図々しい言い訳通るわけないじゃん。
君はたとえ死んでも放棄しても植物状態になっても肉片になっても…君は永遠に白崎玲刃だ。
……それはどうしても嫌なら、土の下にでも埋まってきちんと死ぬことだよ」
■名も無き者 > 「……ああ、そうだろうな…
凄いよな…明確な目的がある奴ってのは……
きっと、その為になら何だって出来るんだから…」
【自身がかつて戦った目的を持っていた者たちを思い浮かべながら呟く、
全てを敵に回そうとも、目的の為に進み続けられる、そんな者達、
彼は、そう思う。
そうして思う、洲崎もそうなのなら、
また、そんな者を止める為に戦う事になってしまうのかな、と。】
「………ああ、俺は俺だ。
きっと、死のうとしたって、白崎玲刃である事には変わりないんだ…
だけど、俺が白崎玲刃であり続けるとしても、
情報としては、俺は死んだ事になっているべきだ、
少なくとも、白崎玲刃が居なければ、白崎玲刃を狙うものが、音音を狙う事も無いし、
それに、音音はきっと日常に戻っている筈だ……だから、今更生きていても混乱させるだけだろう?
俺が白崎玲刃である事に変わりなかったとしても、
そう名乗るわけにはいかないさ。」
【弾丸を持つ洲崎を正面に見据えながら、
彼は呟く、
自分は自分だと、
白崎玲刃、名前を持ち続ける意味は無くとも、きっと、その名である事には変わりない
しかし、
そう言いつつも、
自身は、表の情報としては自身は死んでいるべきだと、
彼は、あの時に天界で陽子から聞いた事を思い出しながらも、
そして、今更、日常に戻った者を混乱さ焦るべきでは無いと思いながらも、
そう告げる。
故に、自分は白崎玲刃であり続けるのだと、洲崎の話を聞き、判断した上で、
しかし、自身の名を名乗り続ける訳にはいかないと、
図々しい言い分な事を理解したままで良いのけるのであった。
そうして、来るであろう銃弾を予感しながら、
しかし、何か諦めの無い瞳で、正面を見据え続けるのであった。】
■洲崎 > 「ふーん…じゃぁ、好きにするといいや♪
恋人を守ってみせるぐらい君なら言うと思ってたんだけど…残念。
結構期待してたんだけどね…」
クスリと笑い背を向ける
声にはとても僅かに本心からの残念さがにじみ出る
「あ、そういえば…君は僕の邪魔をするのかな?
もしそうならここで四肢をもいじゃったりして♪」
背を向けたまま尋ねる
今、もしくは今後自分の障害となるのかそれとも
自分には関係ないと割り切るか…表情は伺えないが答えによっては何かしそうな気配はひしひしと感じる
■名も無き者 > 「……絶対に帰るという約束を破ろうとした俺が、
今更どの面下げて音音の前に現れる事が出来る?
無論、音音に危機が迫ったなら、命に代えても守るつもりは今でもあるさ。
それでも…正体を明かす事は、出来ないだろうけどな。」
【残念そうな様子の洲崎に、彼は答える。
守るつもりが無い訳では無い、
むしろ、恋人で無くとも、自身が白崎玲刃で無くとも、そう思う気持ちには違いは無く、
例え何の見返りが無くとも、気付かれる事が無くとも、危機があったなら助ける。
その気持は、なんら変わっているつもりは無いと告げるのであった。】
「………正直に言うならば、悩んでいるさ。
お前の悲願はわかる、否定できるものでも無いだろうな
でも、被害が出ているならば…これ以上被害を出すならば……俺は……」
【背を向ける洲崎を見据えつつ、
彼は呟く、四肢をもぐという言葉に、きっと嘘は無いのだろうと思うながら、
しかし、それを考慮材料にはせず、
単純に、洲崎の悲願を止める事に、躊躇する気持ちがあるのであった。】
「………邪魔をするだろうさ。」
【だが、それでも、これ以上被害を出すのならば、
許容してはいけないと、
行動原理をもって進み続けると決めたが故に、
以前、路地裏でユウに、救い続ける事を諦めないと、語ったが故に、
例え、かつての恩人であれども、
被害をこれ以上出すならば、邪魔をすると、
正面を見据え身構えながら答えるのであった。】
■洲崎 > 「今から帰ったら…約束は守れるんじゃない?」
第三者のお気楽なセリフともとれる言葉を吐き出す
何も考えてない子供のような発想の言葉を
「あ、そう……それじゃぁ、気をつけなよ?
風紀の僕を邪魔した子たちは…何人か死んじゃったから」
パキ、と音がする
音は白崎のすぐ近く、額のあたりから響く
手を伸ばせば仮面に銃弾が埋まりもう数ミリで白崎の皮膚に触れる位置に
魔術に通じていれば転移魔術の亜種だと感づけるだろう
だがそうでなければ…始めて洲崎の魔術を見た者には不気味な異能にも見える
■名も無き者 > 「……いや、無理だろうな。
俺が飛び降りてから、一か月以上経っているんだからな、俺が飛び降りた事は音音も知っているはずさ…
ならば、俺が大切な約束を破ろうとしたって事を知ってるだろう、
だったら、今更帰ったって、音音の心を傷つけた事実は変わらないし、そんな俺が合わせられる顔も無いさ。」
【結果的に破ったかどうかでは無い、
あの時は、憔悴で約束の事が頭から抜けていたとはいえ、
破ろうとした事実、そして、それにより傷つけてしまった事実には変わりないと、
だからこそ、もう、帰る事は出来ぬと告げるのであった。】
「ああ……そうか…逃げる為にももう数人殺してる、か。
ならば……」
【風紀委員の殉職は、危険な者を追った自業自得とも言えるだろうが、
しかし、逃走の為だけにでも、被害者を出しているならば、余計に容赦するべきでは無いと判断するも、
だが、かつての友人であるメアの保護者である、この男を傷つける事への躊躇の気持も未だに残っていた。】
「……っ!?…これは…」
(……この攻撃は…この魔力の反応は…魔術…か…?それも、転移魔術と似たものと見るべきか…
…ああ…あの時のグリムの……あれと似たようなものと判断するべきか…)
【額の辺りから音が響き、咄嗟にそこに触れる事で理解する、
銃弾が何らかの手段によって埋め込まれたと、
そうして、彼は魔術を嗜んででいるが故に、転移魔術による転移を何度か味わっているが故に、
それが転移魔術の亜種である事に気付き、
それと同時に、以前、グリムと初めて遭った時に戦った時の事、体内に釘を転移させられた時の事を思い出し……】
「………ならば…!
……いや…無駄か…………」
【転移させる座標を把握させなければ良いと、
素早く動き続けると共に、
傷つけない方法として、フックロープを使う事を思いつくも、
転移を使える者には意味が無いと判断し、手段を思いつかずに戸惑うのであった。】
■洲崎 > 「あっそ、まぁそれならそれでいいや。」
当人同士が納得してるならそれもよしと頷く
「今のは一応警告だったんだけど…君が中途半端に賢くてよかった♪」
皮肉と称賛を混ぜた言葉を贈る
きちんと自分の行動を理解しそれで行動を起こさないと思っている
「それじゃ、僕の邪魔したら次は頭の中に入れちゃうからね♪」
空いた方の手を振りそのまま歩いて行く
もう会う事もないか…そんなことを呟きながら
■名も無き者 > 「ふむ、称賛感謝する。」
【皮肉に対し、冗談めいた笑みを浮かべて、あえて感謝を返しながら、】
「………ふむ…逃がしてしまったか……
それでもな……被害を出す所を見たならば……」
【歩いて行く洲崎を見ながら、彼は呟く、
逃がした事に関しては、あまり残念では無さそうに、
しかし、被害を出そうとする様を見たならば、
その時、自分はきっと刃を向けるのだろうか……と呟くのであった。】
ご案内:「落第街 とある廃ビルの屋上」から洲崎さんが去りました。
■名も無き者 > 「俺は…結局……」
【どうすればよかったのだろうな、と
洲崎との問答で想起した、
今までの事、名の事、それらの事を思い出しながら呟き
そうして、もう一度、屋上の縁へと歩いて行き、
そこに座りながら、銃弾の埋め込まれた仮面を脱ぎ棄て、
落第街の喧騒を眺めながら、そのまま空が明らむまでそうしているのであった。】
ご案内:「落第街 とある廃ビルの屋上」から名も無き者さんが去りました。