2015/10/08 のログ
アリス > ここまで来たら後一押し、勢いで押し切れると睨んだ。

「清水の舞台から飛び降りるともいいます。
個人的な恥ずかしさも、一度突っ切ってしまえば割りと何とでもなると言うものではないでしょーかー」

中の女子生徒の方の反応は…芳しくなさげ?
けれど、ちょっぴり聞こえた呟きには…
「女子にもちゃんと需要あるですよ?」
主に自分や着せ替え大好きなタイプの女子生徒とかに。

でも肝心の答えの方は夢子ちゃんに回されちゃったので視線を移して。


ちっ、ばれてた!メイド服に巻き込んでいくつもりが…!
「インパクトは確かに大事な要素だと思います。
女給さんスタイルもまた良い物ですから、似合うと思いますし……」

ちょっとそっちルートも妄想してみよう。ぽわぽわ。
あ、いける。
メイド喫茶でご主人様いらっしゃいませって給仕する二人…
そらさんって言うんだ、覚えた。

「ワンポイント欲しいですね。夢子さんなら胸元に大きめのリボンとか。
蒼穹さんなら、ちょっとコルセット強めにしてミニスカートにして髪に蒼いリボンとか……」

うんうん、これは行けそう。
本にも描けそう。

「と、ゆーことです!」

何がとゆーことなのか、勢いだけで先生に話を戻した!

朝宮 小春 > 「流石に隠すわよ………。

ああ、早く着替えておけばよかった………。」
頬まで真っ赤にしてううう、と唸る。
まっとうな恥ずかしさを持ち合わせている常識人。ただしガードはゆるい。
ゆるくなければ着てから気がつくようなことはない。

「待って夢子さん、生徒が普通着るものだと思うの。
あとインパクトは求めていないから、私は。」

必死になって声をかけるも、代案を出して即飛びつかれている夢子さんから視線を逸らす。
結局全員その格好にされそうな状況。
これは、自分の身は自分で守らなきゃいけない様子。

「………………ということなら、お二人も参加者が増えたのだから、私はいいんじゃないかしら?
ほら、当日はきっと忙しいから、出向けないかもしれないし。

………せめて当日のメイドとしての参加はなんとか………」

なんとか……と、両手を合わせてお願いしてみる。

蒼穹 > いえす、ユメコ。
あ、あー…なるほどなるほど。
確かにそうだと思う。やっぱりこう、確かに、何かしら着てみたいとは思うけども…うーん。

(指差してもう一回指名。あの小恥ずかしい格好は確かに勘弁かもしれない。
といっても、まあ、あの先生やこの金髪っ子に比べればそれ程強調される者でもないのだけれど、何か。
して、話を振っておいたけれど夢子の意見が最もだと思ったり、流石にそれに乗るしかなかったので、
全面同意と言った風に頻りに頷く。
因みに何かしらの形でイベントには参加したいみたい。
でも、衣装を着るだけが全部ではないと思う。ただ、何かしらたまにおしゃれするのも良いかもしれない。)

女給さん、ねぇ…。
昭和のあれでしょ?和服。
ああ、でもああいうのは良いかもー!

(こうして折衷案と言うか、一時的な彼女の退避に乗っかってしまうのだった。
思考回路も何となく和風文化好きと言うのが災いしてか、ああいう御給仕さんとか、
兎角和装っぽいものを好む。心なしか楽しそうだ。)

女の子に、あるのかなぁ、需要?

(あんまり同意しかねる様子。)

いやべつにちょっと待とうか。
御腹キッツくしめるのは勘弁だよ。ほんとに。動きにくそうだし。
あとまぁ…リボンは蒼より黒か黄色じゃないかな。つーかよく分からないけど話を一人で進めるんじゃない!
キミは一体何なんだよ!

(謎の破壊的な仄黒い覇気を帯びてびしっと指差す。異議ありげに。
盛大なツッコミを、ここに。
ただ、まぁ服についてアレコレ言い出すあたり、ノリ気なのかも。割と。)

まあ、隠すよね…普通は。
…ってか勝手に参加者にしないで?!
なんかよくわからないけど本当によくわからないまま巻き込まれたよ?!
そもそもコハルちゃんが衣装来たんだから!責任取って!!最後まで!!

(反抗的である。そして、無理やり責任転嫁をする始末であった。
…良くも悪くも評判になって目立ちそうだ。メイド喫茶はあれだと思うが。)

四季 夢子 > 「飛び降りたら死んじゃうでしょーが。ていうかアリスさん、良くそんな言葉を知っているわね。」

見るからに西洋人であるのに故事を自然と持ち出すアリスさんに関心と感心を隠さない。
言葉の壁を気にしないのは、この島自体に自動翻訳してくれる便利な魔法がかかっているからと知っているからで
さて翻訳を挟まないと故事はどのような表現になるかな?と思考がまたもや俯瞰する。

俯瞰していたら話が進んでいた。

「待った待った。似合いそうってだけで、何も着るのが確定って訳じゃあないでしょうに。
需要と供給の関係はちょっと解んないけどさ、そういう需要って凡そ着せ替え大好きっていうか
手取り足取りーな感じじゃあない?流石にほら、そういうのはちょっと恥ずかしいっていうか……。」

まるで否定と肯定の入り混じる混乱の坩堝の中、蒼穹さんが諸々の会話を断ち切るように大声を挙げる。
盛大な突っ込みに数拍、ロビー内は音を失ったかのように静かになって
私はそれを打ち払うかのように手を拍手のように一度鳴らした。ぱしんとね。

「えーっと……とーりーあーえーずー……うん、蒼穹さんの言うとおりよね。朝宮先生が頑張る所よ!」

青髪二人がにっこり笑顔を先生に向ける図が此処にあった。

アリス > 「むむ、せんせーが当日忙しい可能性は考えてませんでしたね……」

うぐ、せんせーの担当を空ける為に、他の先生に根回しをしに行く必要が…あれ?

「着飾る女の子や女性が大好きな女の子はいると思いますよー。
女性向けファッション雑誌も自分のコーディネイト以外の目的で買う人もいるのですから」
むむ、勢いで押して飲み込みきれなかった。
突っ込みに答えるまでの考える間を取るために先に夢子さんの方を向いて。

「飛び降りたら木に掴まればいいんですよー。
色んな本を読んだら、適当に覚えました。」
誤用も混じってるかも知れない覚え方で覚えたと夢子さんには言ってのけたけれど、
事実は違う。生まれた時には覚えていた。誤用の意味で。

「お腹をぎゅっとするのは苦しそうですものね。
黄色もいいんですけれど…って、あっ。
私も身代わりにされてただけでしたよっ!?」
乗り気になってただけで、元々は。

朝宮先生ににっこり笑顔を向ける図が三人になった。

朝宮 小春 > 「………先生ってつけて!?
そ、それは、その、それは………!
確かに私が発端だけれど、ほら、蒼穹さんも素敵な格好をしたら可愛いと思うし…」

確かに着たのは自分だ。でもこんなことになるなんて思っても見なかったのだから私は悪く無い。
悪くないはずだ…!

そう思っていたら、ぱしん、っと手を打ち鳴らす夢子さんの方を見れば、絶望の方に会話の舵が切られていた。

「がんばるところが間違ってると思うの。
私ががんばるところってここじゃないと思うの。
分かって? ……ダメ?」

一生懸命夢子さんを説得する。
説得した。

「そ、そう、私が当日忙しい可能性が高いから……!
……………っ!」

アリスさんも身代わりにされてただけだったらしい。
どうやら、この3人が完全に敵に回ったようで、かくん、と肩を落とす。

「……わ、分かった、分かったわ。………撮影だけは認めて戻るから。」

陥落した。ほんのり頬が赤い。

蒼穹 > あれ?着ない?…あ、そう。
なんかちょっと残念かも。でも、…確かにそっちの方が賢明かも。
着るとしても自前で用意した方が良さそう、だよね?

(チラ、とアリスの謎めいた、ある種魔法的な妖しさが漂う様を見遣って。
疑り深すぎるのかもしれないけれど、登場から何から何まで、何かこの世ならざる雰囲気がある。
それから、ちょっとあれは、と言いたげに夢子に視線を戻して同調して頷いた。
…彼女の胸元に大きなリボン…何だろう、確かにインパクトは大きいと思う。
何て考えていたらいつのまにやらシン、と静まり返ってしまった。…盛大に突っ込んでしまったからだろうか。

ぱしん、と言う音に注目。流石と言うべきか、彼女らしいリーダーシップめいたものが感じられる。
最初会ったときも思ったけれど、見た目や年齢以上にしっかりしてると思う。)

が、頑張れーコハルちゃん!メイド喫茶行くからー。

(そして、流れに合わせて一緒ににっこり応援する始末だった。
流石夢子さん、彼女に任せたらいい方向にもっていってくれる。何か頼れる。)

へー、そうなんだ。いやまぁ…何かな。
確かにオシャレは好きだと思うし、見て楽しむのもありっちゃありなんだろうけども。

ま、リボンつけて括るってのはありだとは思うよ。やるなら黒か黄色、どっちかにしようってね。
髪型はどうすりゃいいかな。見ての通りいまはストレートなんだけども。
…え?身代わり…?あ、そう…。

(これはつまり、朝宮先生がメイドになっちゃうだけになりそうな予感がした。
ともあれ、何だかんだやっぱり髪型とか変えて気分転換はしたいのだ。インパクトが強すぎる衣装はお断りだが。)

いやまぁ、素敵な格好をしたらかわいいって、それじゃあ普通の格好があんま可愛くないみたいじゃん?

(あまり気を使っているわけではない、ありあわせの動きやすさ重視の薄着だ。
どっちかっていうと体育会系の匂いとか、下手したらボーイッシュとか思われかねない格好だが、
これでも外身は乙女だと思っている。
らしいので、物凄く不満そうに視線を返した。)

あれ、…結局コハルちゃんのメイド喫茶はないんだね?
あっはは、そっかそっか。んじゃま、いつしか開かれる朝宮学園の担任として、
記念撮影の写真をとでも…。

(そうして閉幕したらしく、己は結局折れてしまった先生に近寄って、肩を二三度、半笑いで元気づける様に叩いた。
…何となく、恥ずかしそうに震えているのが分かった。)

四季 夢子 > 「着飾るのというかお洒落は嫌いじゃ無いけど……んー、余り目立つ装いとかは、好きじゃあないかも。
もっとこう……ささやかな?例えばこれとか、こういうのとか。」

諸々の言葉を受けて鞄より取り出だしたるは、赤茶色の液体が入った小さな小さなガラスボトルに、リップクリームに、といった具合。
前者には茶葉の絵が記されている通りの紅茶の香りのパルファンで、後者は白を基調とした何の変哲も無いリップクリーム。
蒼穹さんなら、これが以前買ったバニラフレーバーの奴だって判るかも。

「派手すぎるのもやっぱりちょっとね~……所でアリスさん、結構本とか好き?
それならね、商店街にある古本屋が結構変なの多くって、暇潰しにもお薦めしちゃうわ。」

意外な所で見付かる乱読同好の士。折しも重なる笑顔が殊更に楽しそうになって
何となく仲良くやれそうな気配を感じなくも無い。
そうして一つアリスさんの手でも取って、鮮やかな夏空のような笑顔って奴を向けてみせ

……朝宮先生の撮影関係は務めてそっとしておくのだ。君子危うきになんとか

「あ、そっちは纏まったっぽい?頑張ってね朝宮先生、私応援したげるから。」

対岸から放り投げるような無責任な声を一つ。ぽーい。

アリス > 「む、むー。その後はせんせーの交渉次第ですかー。」

せんせーは当日着ないらしい方向みたいだけれど。
きっと教室では包囲網は出来てると思う。先生頑張れるかな…?

それでも一応纏ったから、このメイド服も別イベント用のだと後で主張はしに行こう。通ると良いなぁ。


「リボンを付けるなら定番はポニーテールとツインテールなんですけれど、女給衣装ならポニーテールがいいと思うのですよ。
で、ツインテールなら黄色、ポニーテールなら黒かなー。」

「身代わりでしたからね…何事かと思ったのですよ。」

しみじみと頷いて、このメイド服が自前だと言う事は伏せました。
サイズが合うメイド服が身代わりだけで用意されてる訳がない、と言う事に触れられてたら危なかった。

「ささやかなオシャレもいいですよね……商店街の古本屋?それは良い穴場っぽいです。ありがとうございますですよっ!」

わーい、と嬉しそうに手を取って貰って、ぎゅっと握手を。
お友達、できた、かな?

朝宮 小春 > 「普段の格好は格好で可愛らしいけれど、普段とは違った格好になってみたいもの……じゃない?」

自分で言ってて、あ、これ自爆だな、と理解をするも、そのまま言葉を連ねてしまう。
不満そうな視線に、ううぅ、とたじたじになって言葉が詰まって。言い返せない。

「………い、行かなくていいから!
きっと、きっと忙しいから、ええ、多分ムリだと思うのよ。
こんな格好した担任なんていろいろ問題あるわよ!!」

記念撮影、なんて言われれば、がばーっ、とカーディガンを必死に着込んで抵抗。抵抗。
(肩は僅かに震えているものの、はぁ、とため息をついた姿は諦めてしまったらしく。)

「………夢子さんのことも推薦しておくから。」

視線を逸らしたまま、ぼそりと言葉を漏らす。
ついに教師でありながら生徒を売るという悪行に手を染めた。

「そ、そうね……? 授業が無くて、十分に時間を取れるなら考えなくもないけれど、やっぱり本文は教育だもの。
撮影だけには応じなくもないけど、実際に当日にいけるかどうかは、ね……?」

と、ちょっと不満そうなアリスさんにほほえみかけて、納得をしてもらおうと試みる。
とはいえ、身代わりになってしまった生徒には申し訳ないと、頭をぽんぽん、と撫でてあげて。

………………

「メイド以外の格好を用意して待っているとか、そういうこと無いわよね?」

何か、嫌な予感がした。

蒼穹 > …ん、ぁ。それ、持って来てたんだ。

(何か何時しかのリップクリーム。だったっけ?
乾燥する季節に入ってきたらしいしい、ああいうので唇の保護も大事なんだとか。
細やかって言うか、細やかすぎるのでは…流石に目立たなさそうだ。
見た目というよりかはほんわか良い香り、みたいなのでとどめたいのかもしれない。)

ベ、ベツに女給さんやるとは言ってないじゃん?!
まぁ、あれかな。ツインテールやってみよっか。気分転換に。
…ま、ポニーテールも良いんだけど。黄色のリボン、ね。…適当に買ってみようかな。

(何かポニーテールって結構多い気がする。気のせいだろうか。
あまり被りたくないのもあるし、ツインテールが稀少と言うのもあったのでそういう意味でマイナーどころをついた。)

身代わりなのに大分と御誘いが激しかったと思うけど…どうなの?
もしかして、どっかの部の回しものだったりとか?

(そうしてあらぬ疑いをアリスにかけて、再び疑惑の眼差しがよみがえった。)

くく、そうだねっ!
じゃあコハルちゃんも普段と違った可愛い格好をしてみるってどうかな!!

(最早疑問系ですらなかった。先程の不機嫌が一転、ニンマリとした悪戯心に湛えられた笑み。
無邪気なようで、狡猾なようで、そんなどうしようもないニヤつきを見せながら、彼女の自爆に付け込んだ。)

行くから!もー、何なのさー。
この時代で格好なんて問題にならないさ、亀の甲羅背負ってる異邦人だっているし、
見た目がやばい異邦人もいるんだから、ちょっとやそっと膨らんでたって大丈夫大丈夫!!
忙しいなら手伝ったげるから、ね?

(今の己を作っているのは半分がノリ。そしてもう半分がノリである。
何か楽しそうだからと理由で実に悦に浸っている様子でいつも以上の元気さで、
小うるさい程に説得する。あろうことかお仕事の手伝いまで。こうして教師を困らせたりするのは楽しいみたい。)

ユメコも頑張れーっ。

(お友達が売られてしまった…が、二人の信頼関係あってこそ、なのだろう。
微笑ましく見送ろう。

…朝宮先生が着るのはメイド服以外の物も、なのだろうか…?)

四季 夢子 > 「持って来てるし使ってるわ?ほら。」

意外そうな顔をする蒼穹さんのお顔目掛けてふーって息を軽く吹きかける悪戯をし
見目相応に表情を綻ばせるアリスさんと穏やかに握手を交わし
それが済んだら缶入り紅茶を飲み干して、鞄を携え帰り支度。

「じゃ、話も纏まった所で私は失礼しましょっと。またね?」

それも済んだら手を小さく振ってロビーの出口へゆうらりゆらりと消えて行く。
剣を呑むような事を呟かれているなんて露知らず、心裡には手紙が一つ認められて
内容と出だしの何処かに……きっと、たぶん「此方は賑やかしくすごせています」なんて混ざるのかも。
だってほら、こうしている間も背後からは随分と賑やかしい声がするんだもの。

「私は私なりに頑張ってるわよーだ。」

来歴不明の蒼穹さんの応援に、くるりと振り向き、べーっと舌を出しておどけてみせて
後はそそくさとロビーを後にするのでした。

ご案内:「ロビー」から四季 夢子さんが去りました。
アリス > 「学園祭の間の授業ってどうなってるのかとゆーか、出店OKなら授業外の時間じゃないと営業出来ないと思うのですよ?」

授業が無いから時間はとれそうだと思うです、と納得して頷きました。
安心して撫でられてる表情を浮かべて。

「ツインテールはちょっと意外でしたけど髪型を変えてみるのは気分転換に良いと思うですよー。
あ、リボンはしっかり留具を見てしっくり来る物を選ぶのが大事です。髪質にも左右されますからねー」

ほんのりアドバイスのような物を髪型変えてみる蒼穹さんに。
で、ちょっと目をそらした。

「いや、そのー。部には入ってないですけど、見たいじゃないですか、朝宮せんせーのメイド服姿でのお仕事とか。」

とか、って言いました。朝宮先生が不安になるかもしれない一言。

夢子ちゃんと穏やかに握手して、またねーっと見送って。手振って。

「スク水朝宮先生…?」
不吉な一言を追加。
「猫耳朝宮先生…?」
もう一言追加。

朝宮 小春 > 「……ぅうっ!?」

やっぱり自爆したところを思い切り突かれて、言葉に詰まる。
自分の言葉で追いつめられるとは、だいぶ不覚である。

「………えぇっ……!?
蒼穹さん、これ、確実に楽しんでるわよね……?」

手伝ってくれた上で、なおかつ客として来てくれるらしい。
絶対これ困らせてる……!
弄って愉しんでいるだけだと考えれば、不満気にするしかない。

「あ、ぁあ、夢子さん。 それじゃあね…?」

この中で最も常識人っぽい彼女がいなくなってしまえば、不安が募る。
それは2秒後に現実となる。

「見たいだけじゃないそれ!!」

アリスさんの言葉に、当然のように思い切り声が出てしまう。
やらせるだけ!?
ああ、もう、絶対補習入れてやろう、と心に誓う。心の奥底から誓う。

「………ひっ!? ………ひゃっ!?」

不気味な一言、二言に。びく、びく、っと肩が跳ね上がる。
流石に、流石に……っと首を横に振って、二人を見る。

「……無いわよね?」

蒼穹 > へぇ、そうなん……んんわっ?!
ちょ、ちょっと…ぬぬぅ…やりよる。む、むうう…!

(ふわっと、顔面に空気の塊が当てられた。目を瞑って、ぱちぱち。
思えばこの間も悪戯された。…何故だろうか、こんなにも年下の所謂普通の女の子に、
二回もこんなにやられてしまうとは。普通はこんな事では驚かないのに、どうも油断を誘われる。
それこそ、猫みたいじゃないか。
悔しさを噛みしめながら片手で握りこぶしを作って、ぎゅうっ。心なしか頬も膨らんでいる。)

お、覚えてなよ!今度はし返してやるからさ!
ばいばーいっ!

(最後の最後まで悪戯な姿勢を変えないけれど、気分はそう悪くない。
屈託なく笑って見せて、豪快に手を振って。そんな宣言を打ち立てた。)

ま、何にしても朝宮学級のメイド喫茶は楽しみだよね。
朝宮学級なんてないけど。

(最早開催される前提らしい。何という事に、寝返りやがったのです。)

あれ?意外?そうかな、私はああいうのいつかやってみたいと思うよ、丁度、そんな長さだし。

(自慢気に蒼い髪をファサッとかきあげる。長さも十二分、ロングと言って差支えない。
やたらと目立つ変わった色合い。)

ああ…その。なんだそれ。
キミ女の子だよね?…いやまぁ、そういう子も、…いるんだろうけど、さ?

(そこまでの共感はなさそうで、自分で言って自分で疑問系であった。)

いっそ学園制服着せちゃえばいいんじゃないかな。

(適当に不吉に便乗する。)

そりゃまぁ…物事楽しまなきゃ!
メイドになって恥ずかしがるコハルちゃんに悪戯してみたいっ。
とか、そういう感じでね。

(悪びれも隠しもせず、臆面もなく、楽しさを前面に出した表情でにっこりと告げよう。
不満そうなその表情でさえ、今は眺めているのが楽しいらしく、うんうんー、と言いながら半笑いで彼女を見遣る。)

…ないんじゃないかな?

(朝宮先生からアリスへと向きを変える。そして質問を今度はアリスにストレートに流した。)

アリス > 「見たいだけですよっ!」

嘘です。見たいだけじゃなくて、見た後題材にして描いてみたいと思ってました。
ばれたらきっと補習じゃすまないでしょう。
風紀委員さんとかにお説教間違いないコース。

ちょっと間を空けて朝宮先生の様子を見る為に、蒼穹さんに先にお話。
「んー、ツインテールを選んだのが意外だったかなーって。
ポニーテールがちょっと流行気味だったから。」

髪をじっとみて、かきあげてぱさりと落ちる様子、うむん、と想像を、じゃない。
今意識が飛んでいったらあらぬ疑いがかかりそーです、と首軽く振って。

「よーく考えて妄想してみてください。
朝宮せんせーが恥ずかしがったままメイド服で い、いらっしゃいまへっ! って噛んじゃう光景とか!
見たいでしょう!

ってそれだ!ちょっときつめの制服を着せるのも…!」

その手もあったか!と思わずぐっとガッツポーズ。
先生に生徒の服を着せる。うむ、なかなかいいシチュエーションがうまれそうである。

が、ここで返事を長引かせすぎちゃうと朝宮せんせーが大変な事になりそうだし…。

「スク水と猫耳はないと思いますよー。秋ですから水着は…ちょっと厳しいですし、朝宮せんせーはどっちかって言うと犬とか兎とか…。
あっ、そろそろ着替えないとお仕事に間に合わないっ!
それじゃあ、ちゃんと先生は戻って下さいねー!」

それだけ言い残して、ロビーから外に向かって駆けていく。
メイド服姿のまま、寮へと戻る道へ。
手をぶぶぶんと振って、女子寮まで帰ってくのでした。

ご案内:「ロビー」からアリスさんが去りました。
朝宮 小春 > 「蒼穹さんっ!?」

思わず振り返って見つめてしまう。
メイド喫茶開催とか誰が言った。 誰も言っていないはず。
いいや、この不良娘が言った気がする。
うぐぐ、と不満気に見つめながら………。

「何言ってるんですかっ!
恥ずかしがらせて楽しもうとか、動機が不純じゃないですか?

あと先生つけるっ。」

指を立てながら、蒼穹さんにお説教をしかけて。

………アリスさんの言葉に、びくり、っとまた震えて、恐る恐る後ろを振り返る。

ガッツポーズをしているアリスさんを、とってもじと目で見つめてやって。


「学生服はその、ちょっと。………
……犬とかウサギってどういうことなんでしょうか………」

遠い目をした。
学園祭の日、なんとかして休めないだろうか。
今から交渉してみるとしよう。

「………………ええ、それじゃあ………。」

駆け去るアリスさんを手を降って見送りながら……自分には無理だと首を横に。
カーディガンははっしと掴んだまま、格好を晒すことはせずに。

蒼穹 > ああ、そういう感じか。ま、ポニテもいいんだろうけど、あれはもうやったことあるのよね。
ほれ、こーんな感じで。

(す、す、と髪を撫でれば二つ房に分けて束ね掴んで。どうやらツインテールの模倣らしい。
模倣と言えるかどうかは兎も角として。)

妄想って何だろう…妄想…ねぇ?
確かに、そういうドジっ子っぽいのはあると思うけどなぁ…ううん、どうだろ。
それにしても、制服…きつめの…まぁ、…でかいし、目立ちそうだよねー、制服着ても。
ついでにメガネも外してコンタクトにすれば生徒みたいになれる、かも?

(何処がでかいとはいわないけれど、ああいう物を持っていると、悉く人目を引きそうである。)

…うん?ああ、ええと…おつかれー?

(嵐のようにやってきて、嵐のように去って行った。
そう言うのは己のキャラだった筈なのだが、段々自分のキャラが奪われていっている様な気がする。
困惑気味に手を振って、見送った。)

あっはは、なぁにさ。

(さて、そんなどうでもいい性格の問題はさておき、ちょっぴり怒気を含んだ朝宮先生の声に、
悪びれずすっとぼけて見せる。今にも口笛拭きそうなくらいの上機嫌、にやついている。)

いやさぁ、別にやらしいことじゃないじゃん?
単なる仮装だよ、それに、普通にメイド喫茶なんかも面白そうだしねー。
ま、何より せ ん せ い のドジっ子シーンが目撃出来そうかもしれないし。
うふふふふー…。

(わざとらしい作り笑いを、口元抑えながら声に出してみる。
彼女自身は満更でもないとかそういうのではなく、本気で嫌がってるのかもしれないが。)

んま、あれだよ。
ちょっとした思い出作りさ。思い切りが肝心、若いうちは特にね。
楽しいと、思うよ?

(ぱちん、と左目を閉じてウインクを飛ばしてみた。何を達観してるんだこの不良娘はと言われそうだが。)

朝宮 小春 > 「そ、そりゃあ、そうですけど。
………私のドジを踏むシーンなんて、そんなに珍しくも無いですよ。」

ぷい、っとそっぽを向いて。
意地悪なことを言われれば、とってもわかりやすい不満顔を浮かべながら腕を組んで。

「………文化祭は生徒が思い出を作る場所だから。
だから、私の思い出を作る必要は………………。

ああ、つまりはそれが見たいって言われたらやらざるを得ないんですね。」

自爆した。
そしてもう自爆に諦めて自分から爆破スイッチを入れた。
肩をかくん、っと落としてため息を一つ。

それでも、カーディガンは離さないままに。 ここ人通るし。

ウィンクを飛ばす彼女を、ちょっとだけ拗ねた顔で見つめるも………本気で怒っている様子はほとんど無い。

蒼穹 > 自分で言っちゃうのも何だと思うけどなー。
メイド服もあれだけど、学園制服着てメガネコンタクトに変えるのもいいんじゃない?
コハルちゃん?こ・は・る・ちゃーん!

(どっちむいてんのさ、と不機嫌な表情と面と向き合う位置に颯爽移動。
やっぱり、ちょっと声色にはからかいの様な、ニヤケの様な、とかく楽しそうなものが滲んでいる。)

さぁて、どうかな?んなもん外の学校の話でしょうが。
こっちはじじいもばばあも生徒やってるし、少年少女も先生やってんだから、祭りくらいハメ外そうよ。
それに、祭りってのは遊ぶことが趣旨だからね。んな肩に力入れてちゃ、つまんないよっ?

(そして無遠慮にも馴れ馴れしく、突然と彼女の両肩にすとんと両手を乗せて、もみもみ。
首を傾けて、見せつける様に悪戯で、屈託のない笑みを浮かべた。)

ま、見たいってのもあるし、結局コハルちゃんも満更でもないんでしょ?
…兎も角、悪いようにはならんだろうさ。楽しんで来たらいいんじゃないかな。
先生として、生徒を楽しませるってのもあるだろうけど。

(何故か諭す様な口調で。今度の自爆には気付いてか気付かずか。
ただ、不機嫌そうなものも、一時は本気だったのだろうけれど、何かもう、今は意地張ってる、みたいな風に見えたので、宥めてみた。)

朝宮 小春 > 「………せんせいってつけるのーっ!」

こらっ、と指で額をつっついて、叱っておこう。
絶対効かないことも分かっているから、目の前でにやけている少女の頬をぷに、っとつまんでやりたくなる。やった。

「………まあ、その、そうかもしれないけれど。
私は実際、何も無いならきっと隅っこにいるだけだろうし。望むものではないけれど、ね。
巻き込んでくれるっていうなら、それは………ええ、嫌がることでもないかも…。」

鋼鉄の板でも入っているかのような肩を揉み解されると、ふぁ、…っと小さな声をあげて、気持ちよさそうに瞳を閉じてしまって。
相当に気持がいいのか、その心地よさの中、静かに懐柔されて、………仕方ないかな、なんて口にしてしまう。

「……分かったわ、それなりに楽しんでみようかしら。」

蒼穹 > んんん、あふぁ…あさみやせんせー。

(ほっぺたつままれても笑ったままだった。ただ、ちょっとこういう触ってくる事が多い辺り、
彼女、甘いというか…子供扱いしすぎでは?と、内心思うんだけれど。
棒読み加減にそう答える。)

ま、服装が嫌ならそりゃ相談するもんなんだろうけど。いっそ、和風喫茶とかいいかもー、なんて思ったりもするね。
兎も角、何か行動してみるといいんじゃないかな。コハルちゃん、1対1だとこうしてフレンドリーだけど、
あんまり目だったり、大勢でワイワイとかしないタイプでしょ?
サボりの私が言うのも何だけど、祭りは楽しんだ方が良いって。多分ね。

(分かった事を言っている様な、そうでもないような。自分の述べる言葉に自分で頷きながら饒舌につらつらと言葉を並べる。)

あはは、疲れてる、ね?そうとう凝ってるよ。…はー、柄じゃないけど、ちょっとだけサービス、しちゃおうかなあ。

(ちょっと力を入れてみる。入れ過ぎくらいがちょうどいいとか聞くけれど、
どれくらいかは微妙。カチコチに凝った肩の血流を揉み解しながら、相当効いているらしい、
面と向かっているからその気持ちよさそうな素振りが見える。)

…ん、それでいいと思うよ。たまには、ね。

朝宮 小春 > あくまでも先生と生徒という扱いを貫く中、どうしても生徒=子供という既成概念から脱却できないまま、ここまできてしまった。
とはいえ、穏やかに相手と付き合うにはこれが最も平和でもあるのだけれど。

「………そう、なのかしら。
確かに、ずっと一人でいたから、あまりそういう場所に出たことは無いけれど………」

言い当てられるような言葉に、少しだけ声が小さくなる。自信が無いのだろう。

「………ん、んっ………!!
…っは、ぁ、………っ
………ありがとう、蒼穹さん。」

心地が良い。もみほぐされるだけで、心の底から吐息が漏れて、とろん、っと力が抜けていくよう。
その上で………硬い頭もほぐしてもらったお礼を小さく口にするのだけれど。
肩揉みのお礼にこっそりと混ぜて。

蒼穹 > ずっと一人でー、だなんて。…別に、永い時を牢獄に閉じ込められて過ごしたってわけじゃないでしょ。
ま、それはさておき、一人と団体ってのは違うもんだよ。
…ああ、ええっと。研究者になるために本の虫にでもなってたって言う話かな?

…出たことは、ないけれど?

(その言葉の真意は分からないけれど、少なくとも、彼女自身に思い当たる所はあるみたい。
先を促すように反芻してみよう。)

あっはは、どういたしまして。これくらいの力加減でいいのかー。
ま、無理せず休むことも、大事かもね。私は良く知らんけど、キミは無茶してそうだし。

(もう十分かな?と思ったので、とん、とん、と二度両肩を叩いた後、元通り、手を己の後ろに回した。
相当凝ってたみたいだし、なんというか、気持ち良さが出ている声が聞こえた。)

朝宮 小春 > 「ええ、……ま、そうね。
 基本的にはずっと本ばかりだったし、あまり交友関係が広い方でも無かったから……。」

せいぜいが家族くらい? 口にはしないけれど、ため息を一つついて。

「……無いけれど。
 まあ、………そういう意味なら、こういうお祭りで思い出の一つ、作っても悪くは無いのかもね。」

少しだけ微笑みながら、ぱち、っとウィンク。
………カーディガンを少しだけ開いて……いいやいや、やっぱり恥ずかしい、と服を閉じる。)

「………気持ちよかったかも。本当、すごくね。
 …ちゃんと休んでるわよ。 あと、キミって言わないの。」

苦笑しながら、つん、っと額をつっついて注意。
必ず注意をしながらも、穏やかな表情でゆっくりと立ち上がって。

「さあ、……それなら、本当に余計な衣装を着せられる前に、さっさと言って写真だけ撮ってきてしまおうかしら。」

蒼穹 > あー…うん。凄いそんな感じする。メガネだし、何となく。

(眼鏡を掛けている人間への偏見は強い。)

あっはは、そうだね。今恥ずかしくても、いつかあんなこともあったなって、笑い話の一つになるさ。
それこそ、写真を撮って思い出に残すんでもいいんじゃない?
…期待はしてないよ。

(空きかけて、寸止めで閉じられたカーディガンは、多分そうだろうな、と思った通りの挙動だった。)

まぁ、何。これくらいならまたやってあげなくもないよ。
お手伝いとか人助けとかは柄じゃないけどね。…今更だよ、コハルちゃん。

(不良少女はいつまでも不良少女である。考え方も、大方不良のそれと変わらない。)

…行くの?
んじゃ、いってらっしゃい、かな?ま、お祭り本番もあるだろうし、頑張れー!

(立ち上がった彼女を見送るだろう。)

ご案内:「ロビー」から朝宮 小春さんが去りました。
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ご案内:「ロビー」から蒼穹さんが去りました。
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