2016/05/20 のログ
ご案内:「島にある大きすぎない病院」に伊都波 悠薇さんが現れました。
■伊都波 悠薇 >
「んーっ……」
体を伸ばす。なんだか、もやっとする夜を越え。
もう入院もそろそろ退院かというのを、医者に言われて。
「……なんだか、気分的に嫌な子だったな」
なんの夢かは覚えてないが、申し訳なさが立つ。
そんな気分だった。あの夜は。
しかも病室で、なんてどきどきものだったし。今は、すごく
危ない人だったのではと。思い返し反省。
「……少し、体動かそうかな」
三日休めば、の原理が有効ならだいぶなまってるはずだ。
外に出ることも許可されているし、ラジオ体操くらいは許されるかなーと思いつつ。
『はい、わんつーー、わんっつー』
「なんか違うよ、小雲雀」
携帯ストラップと軽く会話をしながら、ベッドから出て。
するりと、病院服を脱いで。
■伊都波 悠薇 >
慣れた手つきでさらしをまき、少し大きめのジャージの上下を着こなして――
「これで、よし」
とっても地味だが、楽な格好の出来上がりである。
割と嫌いじゃない格好だった。
むしろ好みだ。おしゃれとかは似合わないし。
「えっと、携帯に入ってるラジオ体操……らじおたいそう……」
携帯の音楽ファイルを探しつつ。
ベッドに腰掛ける。
見つかったら外に出ようか、なんて思いつつ。
■伊都波 悠薇 >
――あったあった。
携帯の扱いは未だに慣れていないのでようやく見つけたファイルにほっと胸をなでおろし。
立ち上がって。部屋の外へ――でようとして