2016/06/23 のログ
ご案内:「セレクトショップ・リトルリリィ」に綾瀬音音さんが現れました。
ご案内:「セレクトショップ・リトルリリィ」に五代 基一郎さんが現れました。
綾瀬音音 > (前回のスイーツキングダムにて雑談に話題がすり替わった頃、
「結局落第街って何着て行っていいのか解らないんですよねー」
から始まり
「どうせだから先輩一緒に選びに行ってもらえますか?」
と言う、一方的なのか快諾されたのかは別として、そんなお約束を取り付けて。

放課後、日が高いのでまだ夕方、とは言い難い時間帯。
寮にて私服に着替えてから待ち合わせの場所、レディースファッションというよりはガールズファッションに近い店にいるのである。
無事に合流すれば)

……今更ですけど。
先輩こう言うお店初めてですかね……?
(自動ドアを通りぬけながら本当に今更のような質問を飛ばしつつ、買い物かごを手にとった。
自分は何度か来ているので目が迷うことも無いが、ちらりと男を伺いつつ。

店内はある程度ジャンル分けされているようで、入って一番の手前はどちらかと言えば少女趣味の洋服が並ぶ。
甘めの色合いの、フリルが愛らしいワンピースが出迎えてくれた)

五代 基一郎 > 落第街向け、という言葉が正しいのかはさておき。

制服とは違う……どこの者とも悟られないような
かつ敵対者とは違う衣服が都合がいいという話だったと思うのだが。
故に地味な服を選んで……いるわけでもあるし。
楽だからというのもあるんだが。

さて、待ち合わせの場所に来てみれば服屋なのだろうかと。
服屋というよりは完全にそう……客層が、限られているような……

「御一緒する相手がいない限り世の男性はこういうところに生涯訪れないんじゃないかな……」

おっかなびっくりというわけでもないが堂々というわけでもなく。
かといってなにか居心地の悪さがあるような雰囲気を出しているわけではなく……
それとなく、落ち着いて……ここにいるのがさも当然そうであるように
綾瀬音音という女性……女の子の後をついていく。

すごいな、としか言いようがない。
ここで落第街に行くための服を買うのだとしたら、綾瀬音音という少女の中で落第街が
どういうイメージなのか測りかねてしまう。
季節の花々が咲き乱れる花園か、植物公園か。
それともハイソサエティな都会なのか……

こういった店自体が全く通わない……それこそ専門外なのはあるが
薄々とここに来る切っ掛けになった会話からは
ズレるか離れた目的でここに来ているのではないかなぁと思い始めていた。
いやもちろん色々……というよりなんというか、そういった場所でも服装は多くあればいいし
そうだろうと思ってどうのと言った覚えはあるが
まさかこういう店にとは思ってもいなかったため、異世界感がどうしても付きまとい
なんだか、綾瀬自身……というより女の子の思考や意図を測りかねてはいた……

綾瀬音音 > (普段の服装から察しは付いているのかもしれないが。
この少女は基本的には可愛い服が好きなのである。
フリルとレースが溢れる……とまでは行かなくても、女の子らしさ、をある程度追求している、そんな服なのである。
なので自然と知っている服屋はそういう方面で、その中でもジャンル的には色々豊富に取り揃えてあるこの店を選んでいるのである。
少なくとも本人は至って真面目に、落第街に行くための服を探しに来ているのである。
その様子は、純粋に買い物を楽しむというよりは、些か真面目な顔をしているので知れる……のだろうか)

あ――……。
なんかすいません……。
(何故か謝った。
言われてみればその通りで、更に言うのれあれば
「先輩そういう相手……」
的な質問も飛び出しそうになったけれども、それは飲み込んだ。
そう言うプライベートな話も特には必要ないだろうと。

にしても極々普通に溶け込んでいる様子に、どうなんだろうな、と興味半部な疑問はやっぱり浮かぶのだけれど。

流石に落第街がそんな素敵な場所だとはこれっぽっちも思っていないが、種類は多いほうがいい、位の気持ちでいるのが現状だ。
なのでフリルのワンピースを横目に見ながら、足取りは店の奥の方、カジュアルウェアが中心のコーナーへ。
スポーツウェアもその隣になる。
ココらへんはフリルもレースも全く無いわけではないが、大分控えめになる。
更に奥の方には休憩スペースで男性が1人、項垂れていた)

流石にジャージだと色気がないと思うんですよね……。
色気っていったらあれですし、楽といえば楽なんですけど。
デニムパンツかカーゴパンツとか……?
(所属がなく、地味かつ余り目立たない、更には動きやすい、と言う条件だろうか。
その段階でまずスカート系は排除だ。
言いつつ、ライトブルーのデニムパンツを手に取りつつ。
時期柄か少し丈の短いものが目立つか)

五代 基一郎 > それは勿論少女がかわいらしい服装を好むのはいい。
見ていても華やかであるしいいと思える。
だがそれとこれとはまた別な話である。
だが一応どういうものがよいか……
その場所で目立たず、つまりある程度馴染むが敵対者とは違う服装。
と教えてはいる。この場所が自分の馴染みのない場所であるため些か鈍ったが
伝えたことを忘れたり、落第街がどういう雰囲気かを考えていないわけでもないだろう。
それこそここは綾瀬にとって馴染みのある場所。
いつものあぁいった活動とは、自分と綾瀬は逆の立場のようなものであるからして
綾瀬の思う様に……というより任せてしばらく付き添おうと思った。

「そういう余裕がなかったからね、この島に来てからもだけど」

男女のあれそれが苦手であったり、嫌いというわけでもない。
ただそういう余裕がなかっただけの話だ。
金銭的なものでもなく、別の……そう、誰かと何かをするという余裕。
半ば言い訳じみているなと思いながら綾瀬がそこで区切るなら、そこで終わる。
大体この場所に似つかわしくない話でもある。
そう、場所に似つかわしくない言葉や行動をすればそれだけで目立つ。


綾瀬についていけば、カジュアルコーナーに移り
さらに奥にある休憩スペースを見やれば項垂れる男が一人。
まぁ、ここでなんというか居心地が悪い思いをしているのだろう。
可哀相にとは思うが……恋人と共に来ているのだろうから、そこは税のようだと諦めたほうがいいだろうと
何やらどうでもいいことを思う。

「そうだね。ただ動きやすい服装というのも考えたほうがいいかな。
 あと流石にだけど布面積の少ないのは別の方向で馴染んで面倒事増えるからやめた方がいいと思う。
 言うまでもないだろうけどね。思い切ってやらないとも限らないから……君の場合」

この綾瀬音音という少女、あんまりな言い方かもしれないが
悪い方向で思い切りというより、傾きやすい。
そこは前もって言っておきたい。どういう服装とは言わないし、ここには売ってないだろうが…
さておいてやはりこういうデニムとショートパンツ等を見ると
荒事が出来る、という服装でもないが活動的なのが良いだろうか。
そうなると動きやすく邪魔にならない小物か道具を入れたりなんだりなんだりするバッグかポーチも必要かなぁとも思う。
色々そういったアンダーグラウンドな注文であるが、要するには
そういった服装でも走れるかが重要になってくるだろう。
走れるというのは重要だ。逃げることも追うこともできる。

そういえば綾瀬音音という少女。
走る体力あったのだろうかと今更ながらに脳裏をよぎった。

綾瀬音音 > (ちゃんと考えているのであるが、それには些かお店のチョイスを間違えたことは今のところ幸か不幸か気づいていない。
具体的にどういった服装がいいのかが解らないので付いて来てもらったのであり、それなら選択肢が多いほうが、と言う頭があったのでもあるが。
流石に自分の普段の――例えば今来ているようなワンピースが――服装が落第街や課外活動では不似合いなのは解っているし、何となくのイメージが無いわけではないので、調整してもらいたい、と言うのが本音である。
付き添われつつ、話しつつ)

――そうでしたか。
ううん……
(余裕が無い、と言うのは何となくは――形が曖昧に無いようなものではあったけれど、察しがついた。
そう言われれば追求することもなく。
ちょっとだけ考えるように唸り声を上げた。
そういう話を追求するだけの度胸も立場でも無いのだし。

考えてみればこの男とはどういう関係なのだろうと思いつつ。
――先輩と後輩、と言うのが一番やっぱりしっくりする気もするが。
表でも、裏でも。

自分も奥の男性にはちらりと視線を向けてから――男へと視線を向け直した。
ああいうふうにさせないようにと心に秘めつつ)

動きやすい、って言うのはそうですね。
何かあった時には動けないと意味が無いですし――。
って言うと生地が柔らかいかストレッチ、もしくはダボッとした感じですかね。
ストレッチ素材が一番適しているような気がしますけど。
や、ええと、はい。
流石に露出の高い服は着ていく勇気は皆無です……って、先輩私の事なんだと思っているんですか!?
(おおよそ自分の考えていた内容と同じではあったので、頷きつつ。
デニムも手にしていたものからストレッチ素材の物を手にとった。
今度はインディコブルー、標準といえば標準だろうか。
そう思っていたところで、飛んできた布面積の言葉に思わずカバっと顔を上げてまじまじ男を見た。
流石にそれはしない。
いやまあ、そういう職業の人はいるだろうけれど、それに間違えられるのは自分にとっては何のメリットも無いのだ。
大体からして、露出の高い服そのものも持ってはいない。
余談であるが、逆側の奥の方には少しだけ、そう言うコーナーもあったりするのだが、この場では関係のないことだろう。

取り敢えずストレッチ素材のデニムパンツを色違いで2枚ほどカゴに放り込みつつ)

まあ、露出は置いておいて……。
上も似たり寄ったりなんですかね。
この季節だと半袖が多いですけど、長袖――はそれはそれで不自然ですよね……
(小物等も頭にあるが、取り敢えず目の前にある服を見つつ。
トップスのコーナーに移動する。
大部分が半袖のシャツ類だ。それに混じって羽織物も。
派手でなければ好みかな、と思いつつ。

体つきを見れば。と言うか露出している足や腕を見れば。
標準的な女子よりは些か筋肉は付いている。
が、荒事に耐えられるだけの筋力があるかといえば――かなり怪しいとしか言いようが無い体格であった)

五代 基一郎 > 綾瀬の微妙な唸り声を見てか見ぬか。
そのままに付き添いを続ける。
別に綾瀬に聞かれれば自分のことに関しては答える……という程度には考えている。
それが綾瀬自身の為にもなることでもあるし、そういったものを抜いたとしても
他の関係とは違う特殊な関係と思っていることは、綾瀬は知らないだろう。
もちろん負い目などはあるが、そういうものとは別の……ではあるが
それが細かに綾瀬に伝わるのは、伝えるときは今でもなくこういった場所ではないだろう。


綾瀬が配慮するまでもなくこういった場所では……というのもだが
ここにいるのが当然という体でいれば大体のことは気にならないものだ。
最も例外的にいえばまじまじと下着売り場にいたり、女性の華やかない服の場所にいればとなる。
外からみて「私は付き添いでいます。」とわかるようにふるまっていれば、溶け込むように
さも当然と特別気に掛けられるようなことはあるまい。
つまり居心地が悪くないように動きけば良くも悪くもなく立ち回ることができるのだ。
今のように。

「時期がもう少し後ならストレッチ素材をインナーにしてもう一枚、って出来そうだけどね。
 今もそういうの出来るかなぁ素材によるだろうけど。
 いやなんか君はそこまでやらなくてもいいけど、という状況があったら”ならやります”って言いそうじゃない……?」

綾瀬に勢いついて顔を見られれば”どうかしたの?”というような
顔で見てからまた服のコーナーに戻る。
落第街で女性といえば学生街よりも、もう少し言えば歓楽街よりも
そういった類の職業の人はいる。需要的な意味もあるが場所としての意味も多い。
故にそうあってもなぁという話であったし別に綾瀬音音に着せたいとかそういうわけではない。
男性一般ならそういう感想だろうがここに来た目的とはだいぶ外れてしまうのは誰もが理解できるだろう。

「ノースリーブもいいかとは思うけど、逆にそこまで晒すのもだしな……
 上に落ち着いた色合いの半袖を羽織るのもありかな。
 ちょっと雑……?」

袖無しもいいが、動きやすさを求めて肌の露出面積が増えれば
擦り傷や切られたり荒事とは言わないが、いざこざの程度であっても
少しリスクはあがる。
そこがまた難しいことなのではあるが……


綾瀬の体つきを見れば、やはり学園の授業程度……よりは自主的に体を動かしているように見える。
だがそれでも足らない……というよりそれにはそれなりの基礎体力も必要だろう。
風紀ぐらいには欲しいというのは望みすぎかもしれないが場所を考えれば、である。
そこは何かしら見て教えないといけないと改めて思いつつ。
あまり女性らしくなくなってもな、とは思うのもまた仕方ないことであり。

「体の動かし方も訓練しないとなぁ」

綾瀬音音 > (付き添われるまま、洋服を選んでいく。
聞けば何処まで答えてくれるかなんて解っていないし、特殊な関係……と言うのは自分にとってもそうなのだが、自分の立ち位置は正直な所、良く解っていないのだ。
ただの先輩後輩で片付けるには些か近い距離のような気もしつつ、だがやっぱり言い表せるのであれば先輩後輩なのだと思う。
とは言え、今はそこまで深く考えているわけでもない。
然しながら、この先輩と過ごす時間は嫌いではない。
お気に入りのお店に一緒に来るくらいには)

(来たことはない、とは言いつつ馴染んでいる男に、ああ、こう言うものが順応するというものなんだなぁ、と思うのだが。
自分が同じように落第街で出来るのかといえば全く出来ません、と首を横に振るしかない現状である。
色々なことに慣れないと、と思いつつ、早っても仕方がない、と言うのも何度も言われたことであり自覚もある。
徐々に、徐々に。
小さく口の中で呟いた)

ですね……でも今時期はちょっと暑いですね。
出来るかなぁ……レギンスにスカートは違いますし、それなら少し生地の厚いパンツはいたほうが良いと思います。
…………必要と言われればやりますけど……
(しれっと躱されてしまった。
挙句にそう言われれば、自分から出てきた言葉は肯定であるのだから、少しばかり言葉に詰まる。
必要だからやれ、と言われればやるし、必要だと思えば自分から提案もするだろう。
とは言え普段から好き好んで着る服装ではないのだ。
ちょっと甘めガーリーが好きなのだ。
そう主張したいが、するタイミングは特になかった)

うーん、そうなりますかね。
動きやすさ的にはノースリーブも半袖もあんまり変わらない気がしますけど、両方持っていても損はないかなぁ。
雑とかそう言うのはこの場合は取り敢えずいいんじゃないかなーって思いますし。
(と、言いつつモノトーン調のノースリーブを手に取りつつカゴに放り込む。
半袖シャツは、少し迷ってからチェックと無地を一枚づつ。
ノースリーブだけはちょっと避けたい心持ちだったのは口には出さない。
二の腕が丸見え、と言うのは中々に勇気が居るのである。
安全性のこともあることだし)

……んー……そうですねぇ。
一応今は格闘技の中級者クラスとってますけど、中々成績上がらないんですよね……
(去年は初級クラスだったので、と付け足して。
体の動かしかたは全くの初心者から脱出したくらいで、それ以上は、と言われると難しい物がある。
これからのことを考えれば――先日の話とも繋がってくるのだろうけれど――色々と覚えないといけないことは多い。
身体の動かし方。
力の使い方。
何処まで来て、何処まで出来ないのか)