2016/06/24 のログ
五代 基一郎 > この男自体がそもそも綾瀬音音と話して行くことが
些か控えているのか、言わねばならないのだろうが中々辛いものがあるか
厳しいか。このような関係がそもそも初めてなのが大きい。
イニシアチブを取る、関係の優位を取るとかそういった……
何か物騒なものだったり何かしの薄暗い切っ掛け……からの関係ではない。
始まりがそもそも違うのだ。そしてそれ故に綾瀬音音に対しては
強くない……というより甘くなってしまう。
そこがこの男からのものなのだが、それがどうかという話は今は。
しかしこの時間は比較的穏やかで……悪くない心地であることは、間違いなかった。
それを言葉に出す人間ではないが。

来たことがない場所でも周囲がどういう場所かわかればそれなりに順応する。
もちろんそれにも限界があるが、出来る範囲で省みれば大体の場所にはどうこうできる。
ここで店員に話しかけられても。綾瀬の友人知人にあっても自分の知人らにあっても
それなりにできるだろう。
もっとも自分の知人でここに来る人間はいるのだろうかという程度に想像しがたいが。

「日本のこの時期はどうしてもね。俺も生地を選んではいるけど、できれば薄着がいいよ。作務衣とかあそこらへんの……かなぁ
 そうなるか……あとは色合いだけどまぁ、あまり派手じゃなければとなるからそこは好みになるのかな。
 ……え、うん。いやものの例えだから本気にしないでね。」

綾瀬の何か違う言葉が欲しかったような言葉を聞いて、何か間違ったかと思う。
かと言ってこれ以上の答えはどうなるのかが予想できず。
この話はこれ以上突っ込まず、なかったことにしようと脇にどけた。

「まぁね。ちょっと前や秋ごろだとまた違うんだろうけど……
 こういった服装も時期のもの、季節によって合わせないと違和感がでるのはどこも一緒だしさ。」

 先の話の繋げるのもであるが、やはり色合いや選ぶものに関しては落ち着いているといえた。
十分理解しているし、彼女が選ぶものにどうこういう必要はないだろう。
しかしこういった話の時の基準が大体機能性なので、おそらく綾瀬の内心の
何かは言われるまで……もしかしたら言われても飲みこみにくいものかもしれない。


「元々やってなかったことだし仕方ないよ。
 こういってはなんだけどこれから付き合っていくものだし、慣らして行くだけで十分。
 一昼夜で達人”マスター”になられたらそれはそれでね。」

色々異能や何やらあったとしても最終的にそれになるのだから長い時間が必要である。
無理矢理作ることもできるが、それこそ破滅に近づくことは間違いない。
だから、ゆっくりとでいいのだと思う。
それまでは自分はいるのであろうから。

綾瀬音音 > (勿論そんな事情は知り得ることはでなかったし、聞けば答えてくれるのかもしれないが、今のところは疑問に上がることもなく。
自分にとっては頼れる先輩であり、先を歩いている大人であり、大切な恩人なのである。
巡り巡ってこう言う関係……と言うか何というか、ではあるが、それは最初っから変わっていない。
とは言え、今はこの時間を楽しみつつ。
はたから見れば仲良く買い物、なのだろうが実際の内容は些か違うとしても)

生地が厚いほうが少しだけ安全性が増すかなぁ、と思ったんですけれど、動きやすさはやっぱり若干犠牲になりますものね。
んー、肌は見せないとはいえ、元々レギンスにスカートは動きに油断が大きくなるから好きじゃなくて。
派手じゃないのは、まあそれは――好みを挟むところじゃないですからね、はい。
………………。
まあいいですけどー。
でも先輩が必要だって言うなら着ますよ、出来るギリギリまでは善処します
(なんか明らか話を打ち切られた気配に少しばかり唇を尖らせた。
出会った頃……と、言うよりはカレーの美味しい喫茶店で話した頃、と言うべきか。
そこの頃よりは幾らか緊張が取れたような様子がある。
悪く言えば気安くなった、と言うところである。
取り敢えず自分の意向は付け足しておくことにして)

時期って言うのは大事ですよね。
ん――季節感を取りつつ安全性機能性って難しい物がありますね……
(とは言え、衣服に関する大体の方針は解った。
華美でもない余りに地味すぎないあたりのものを選びつつ、カゴに溜まってきた服を見てこんな物かと考えて――寮の部屋にも全く無いわけではないし――1人頷いた)

あと何かこういうものがあったほうがいいーってものはありますか?
ついでに見ちゃいますけど。

初級クラスは最終評価良かったんで、行けるかなーって思ったから結構悔しくて。
……そうですね、焦っても仕方がないですし。
マスターになれたらそれはそれで嬉しいですけど、そんなおいしい話は無いですからね。
(こっくりと頷いた。
急がなくてもいい、と繰り返し伝えてくる先輩には端から見てもそこまで急いでいるように見えるのか、とも思うが――思うからこそ、自分に言い聞かせる。
ゆっくりと、ゆっくりと。
はやる気持ちは、押さえつけないといけないものだ)

五代 基一郎 > 「えぇ……いや必要ないから。そこは善処しなくていいよ」

大体それら、衣類やそも立ち振る舞いは見せているのだが。
それとは別問題はいきなり湧いてきた。
綾瀬の口ぶりは明らかに後に引きずっている……抗議を感じるが
そも何がそこまで、というのがよくわからない。
あまり突くと蛇が出かねないというか、これ以上ヘタを討つ前に切り上げたかったのだが。
遠慮が無くなったのはやりやすいが、逆にこういったやりにくさが出てくるとは思っていなかったのは
考えのほうが甘かったのだろうか。

「中々ね。華美……というより、そうだな。
 簡単にいうとドレスコードなんだと思うよ。時期、場所みたいなね。
 君がいうようなのが求められている、そういうのをとしているのがあの場所みたいなね。」

安全性機能性があって、その場所に相応しい。
落第街にいても……となる。やはり実用性が高い、というより
あの場所にいるのはそも己の身を自分で護れるような人間だ。
それか、そうでないのならば……というような服装になるだろう。
そういうことなのだ。
しかし関係ないが、一度にこうも買って綾瀬の部屋は大丈夫なのだろうか、容量的にと思う。
確か女子寮に戻っていたとは思うが。

「他ねぇ。靴とか小物というかそういう別にという類はここではちょっとだし。
 これ以上は……何かある?別に日常でので何か必要なものがあるなら
 それこそついでに見て行けばいいと思うけど……俺はこの後予定もないし」

大体大まかには選び終わったのであるし。
かといってそこから先だとやはり個人で気付いたものでないと、何が足りないかは解からない。
そこは男女の差というか、これであと何がいると考えても
ぱっと出てこないのがどうしても壁であった。

「人生長いだろうけど、急ぐとそれはそれで短くなるからさ。
 そういうものだし一人で何かするわけじゃないんだからね。」

それが距離や時間のことか、それとも急ぐことで幕引きを早めることになるのかは。
この場では何かといわない。
ただそれはそれとして、自分にも綾瀬にも戒めのように言わなければならない。
急いては事を仕損じる……ような。それは大きく占める。特に危機回避については。

綾瀬音音 > ……そうですか。ならいいですけどー。
(すねた口ぶりにはそこまで大きな意味はないのだけれど。
女子特有の面倒臭さ、といえばいいのか。
ちょっと引っかかったことを未だに引きずっているのである。
とは言え、善処しなくていいと言われればそうですか、との言葉で終らせるつもりらしく、一つ頷いた。
しかし必要があれば多少の露出の高い衣服くらいなら言われれば善処するだろう……なさそうだが)

ドレスコードって言うほど優雅な感じじゃない気がしますけどね。
そこら辺は様子を見つつすり寄せながらですね。
これから先は実際動きながら考えます。
(目立つ格好をすれば、それこそ先ほどの露出の話ではないが、場合に寄っては服装だけで狙われる……と言う可能性もないわけではなくて。
そうなれば矢張り自分は地味目で安全な、格好を選ぶべきなのだろう。
好みの服は普段着ればいいのだし、そこは割りきるのは簡単だ。

寮に戻っているのは事実だし、大きめのクローゼットは整理されてはいるが結構な量の衣服で埋まっているのが事実だが、この少女の部屋はそれを除けば元々余り物がない。
引き出しの一つや二つ増えたところで、生活には支障はないのだ)

ん――そうですね。
特には思い浮かばないかなぁ……消耗品も大丈夫ですし。
あー、予定ないならお夕飯一緒にしません?
お礼します。
(後はおいおい買い足していけばいいかと思いつつ。
今は日常でも特別買い足さないといけないものも無い。
ので、結構いい時間になってきたし食事でも、とお誘いしつつ)

その短くなる、が洒落にならないのが怖い話ですよね。
……はい。肝に銘じておきます
(一番最初に思い浮かんだのは最悪の結末――要するに死であり、とは言えその単語をここで口にだすわけにも行かず。
そこは真摯な表情で頷いて。
何度も繰り返させる、焦らなくてもいい、急がなくてもいい。
心配させているのだろう、と思うけれど。
自分でも同しようもない部分がどうしてもあって、だから肝に銘じて、自分に言い聞かせるしかないのだ)

五代 基一郎 > 一度微妙な顔をして、それ以上は藪を突かない。
突いてしまった感もあるがこれ以上面倒なことにしてはならない。
あがくことも、また悪手であることはこういう場合なのだ。

「そうしよう。その辺りは自分で感じてもらわないと参考にならないしね。
 実地でどうにかしようか。」

服装もだが外からどう見られるか。所作がどう思われるのかを考えなければならないのが
あぁいった場所だ。大体は警戒するのだ。違和感を感じればそちらに注視し
害のあるなし、食い物にできるかどうかなど吟味される。
されてしまってはもう遅い。異物とされればそれまででもある。

全くは無しはズレてしまうが、女子や女性はどこまで服装を揃えているのだろうか。
自分が知らないだけで女子寮には備え付けて衣装部屋が一つ作られているのではないかと思うぐらいだ。
毎日似た様な服装を着ては私服も似た様なのである男からすれば、想像できない世界であるのは違いない。

「ならそれで。お薦めのお店、あるの?ここらへんだとあまり詳しくないからさ。」

実際あまりよらない場所ではある。
故にどこで何を食べるかは、任せられるなら任せたいところだ。
本来の目的の話はそれで切り上げつつ、ただの買い物のような日常的会話に落ち着き
戻っていく。それはさておいて既に食事のことに考えが向いているあたりあれなのだが。

「会計している間はどうする?外出ていようか。」

さきの男子と共に休憩室の標本として
あの場所に陳列されるのはちょっと遠慮したいところでもある。

綾瀬音音 > (突かないのであればそれ以上は出てこない。
数瞬じっとは見つめはしたものの、それ以上はなかった。
ので、この話はそのままどこぞへと流れていくことになるのである)

取り敢えずはあからさまに怪しい格好はしないでーってところで抑えます。
所作って言うか振る舞いも気を付けないと何でしょうね……
(落第街に行くときはこの男の後を世界に不慣れな雛鳥の様にひょこひょこ付いて行っているのだが、それもそろそろ気を付けないといけない時期か。
スカートやらワンピースを好むせいもあり、普段から動作も女の子らしいものではある――というのを心がけている――のだが、それも少し変えていったほうがいいのかな、とも思いつつ。
何処までがあの街での普通なのかは判断しがたいのが現状だ。
とは言え、今は1人で行くこともないのでそこまで神経質にならなくてもいいのかもしれないが。

衣服に関しては個人差があるのだろうが、この少女は着道楽、ではある。
プチプラのものをそれなりに見せるのが好きだとか、服の趣味やらはあるのだか、まあ聞かれなければそこまで熱心に語る事はない。
男性がそういう話を聞いて楽しいかどうか、というのも疑問であるし)

んー、この近所なら何件か。
ちょっと裏道入りますけど量と味の良い定食屋さんと、味はかなりいいけれどメニューの少ないお蕎麦屋さんどっちがいいです?
他のものが食べたいならまたちょっと考えます。
(等と取りあえず頭に浮かんだ最寄りの食事処を上げつつ。
元々生活範囲は学生街が中心だ、お洒落なカフェから男子が好みそうな定食屋も知っている……と言っても知り尽くしているわけではないのだが。
等と自分も極々当たり前の日常の話に戻りつつ)

ん、そうですね。
会計している間は外で待ってて下さい、すぐ行きますから
(そう言えば早速、とばかりにレジに向かいつつ。
痛い出費ではないのだが、金額は余り見せたいものではないので、ぱっぱと済ませてしまおう。

会計が終われば、待っているだろう先輩にお待たせしました、と笑って。
日の暮れた明るい街を歩き出そう)

五代 基一郎 > 「歩いていけば慣れるよ。余裕を持って周囲を見渡せるようになれば、それだけで十分わかるものだし」

実際その余裕を持たせるために、少しでも安全に慣らすために
付き添わせているのだが。まだまだ先の話でもありそうで。
しかしやらなければわからないことであり。
まだまだ、気にすることでもと言う話でもある。

楽しいかどうかはさておき、る種の方向性のある話は聞くものである。
仕事に加えてやっていることの都合上で情報や人の生の情報については聞くものとしている。
最も好きなものを好きなように語る人を見るのは嫌いではないことがあるのだが。


「あー……んー……会計まで考えておくから、ちょっと待って」

どちらかという話ではない。
どちらも好きである。迷ってしまうものではあるが……
その選択肢が出された時にまず来たのが、的確に……そう
自分が一人で、というのならまず選んでいる類のジャンルの店ということだ。
それを選んできたか、出してきた事に何か戸惑いを感じながら
店の外の方に歩いて行った。
確かに選ぶ。そのどちらかを。だがしかし何故……と。
確かにそれなりに綾瀬音音とは食事をしに行っているが、正確にこちらが
何を好むか当てられればぐぅの根も出ないというか、何か困ってしまう。

さてどちらか、いやそれとも別の……と
考えていれば綾瀬が会計を終えて出てくるのは早く。
かといって出てきてからも決まらず、結局夜に差し掛かった街を
共に歩き出した。

「ねぇ、どうして店。あの二つに絞ったの?」

綾瀬音音 > (いろいろ考えることは尽きないが、それも本日は一旦終わりなのである。
これからもしばらくは考えて、悩んで行かなければならないのだし。


後は楽しくお食事でも、と思いつつ、会計を終えて、出てきたところで飛んできた質問に。
今日ばかりは少し後ろではなく自然と隣に立って歩きながら)

「え、先輩そう言うの好きかなーって思ったからですよ?」
(と、なんでもない事のようにへらっと笑いながら言って。
で、どちらにするんですか、と少しばかり急かすように質問を飛ばしつつ。
彼の答えを待ちながら、歩いて行こう)

ご案内:「セレクトショップ・リトルリリィ」から五代 基一郎さんが去りました。
ご案内:「セレクトショップ・リトルリリィ」から綾瀬音音さんが去りました。