2016/09/18 のログ
■滝川 浩一 > 「あぁ、詳しくは巫女さんに聞いてくれ…って言っても巫女さんの名前も住所も何もかも知らないんだけどね」
腕を組んでランプをチカチカさせて考え込む彼にそう言葉をかける。
少しばかり無理してでもあの巫女さんの名前を聞いとけばよかったかなどと考える。
いや、無理だろ。体に風穴開いてるんだし。
「いや、別に大丈夫だが…相手はしっかりと選びなよ?」
彼のさりげない仕草には驚くが別に嫌悪感などは抱いておらずそう返す。
もしも彼の仕草で気分を害したものが激情したならそれこそ彼が気の毒だ。
でもまぁ、彼もバカではないし、念のための発言だろう。
「あぁ、これがまた美味しいんだよ」
円錐型のグミを口に含めば舌の上で弾けるような刺激が来る。
酸っぱさに顔を歪め、唾液がそれに反応して出てくる。
「う、うむ…うるせぇ、あまり言うな」
なぜか感心し、嬉しそうな彼に照れながら返す。
事実であるためにあまり強く反論できない。
■クロノ > …ん、僕も、今後被害が出ないように、色々自分でも調べてみるよ。 …何か分かったことがあったら、いつでもいいから教えてくれると嬉しいな。 …浩一、ありがとうね。
(お化けが原因で負傷した患者さんに、こうして色々当時の状況を尋ねるのは精神的な面からも負担が大きいだろうと。一通り彼が覚えていることを聞き取ったら、ちゃんとお礼の気持ちも伝えるのを忘れない。)
…ん、そうだね。ありがと。
(患者さんの年齢や性別、その他諸々の区分によって対応はきめ細かく分類されている。少年型ロボットが年頃の女子生徒の処置をしてもクレームは入っていない辺り、その辺は何とか順調のようだ。)
… そっか。じゃあ僕も帰りに買って食べてみようかな。
(彼が満足そうに味わう様子に、男の子も興味が沸いたようでプリン味わいつつそんな一言。)
… ん、ぁ、そうだ。僕、こう見えて口は固い方だから、この件については心配しなくて大丈夫だよ。 …浩一と僕だけのヒミツ。
(医師という職業柄、機密情報の管理については心配無さそうだ。それはさておき、ロボットも少年を模したAIとあって、人並みには可愛い女の子にも興味はあるようで、返した本がそそくさと片付けられるその様子を、名残惜しそうに見送る。)
■滝川 浩一 > 「はいはい。まぁ、病院に入ってくる情報なんて少ないけどね」
少し聞きずらそうであった彼の意図を察し、気にしてないと言った風に笑顔で返す。
肉体は弱いが頭と心のみが強いのが自分の取り柄だ。でも正直、穴が開いた時は諦めかけてたし、怖かった。
でも、それはそれ。彼に余計な手間を掛けさせるわけにはいかない。
「そうそう。まぁ、そんなこと気にしなくても、君の方が利口だからわかると思うけど…」
腕を組んでうんうんと頷く。
世の中にはモテ仕草とかいうのを真似した男が哀れな結末を迎えるという事件があるらしいし。
「おう。でも気を付けて食えよ?」
再度それを口に運ぶと「すっぱ」と小声で呟く。
「…お、おう。そ、そうだな。」
彼の言動を見て、そう答える。
実際のところ、自分が大きい胸好きというのは多方面に割れているので彼と自分だけのヒミツではないのだが…うん。そこらへんはあまり言わないでおこう。
名残惜しそうに見送る彼に対し、「貸そうか?」と言えるはずもない。
「ふわぁ~…すまん、眠くなってきちまった。今日は寝させてくれ」
欠伸をして、窓から外を見ると空が赤くなり始め、太陽も地平線に沈みかけていた。
病室には看護師さんがやってきてクロノに対し面会終了の時間を知らせるだろう。
「今日は来てくれてありがとうな。楽しかったよクロノ」
笑顔で彼に対しそう言って、手を小さく振る。
彼が去ったとすればそのまま眠りに付くだろう。
ご案内:「常世保健病院」から滝川 浩一さんが去りました。
■クロノ > (実際に襲われた時の恐怖感とか苦痛とか、そういう経験は当事者にしか分からないものだから聞き出すのもなかなか大変。被害者を刺激してしまうのも避けたいところだから、事件のこと自体を話すのも、必要最低限にしたいんだけど。)
…んふふ、そんなことはないよー?用心するに越したことはないね。
(自分の方が利口、そう言われればぶんぶんと首を振って、お菓子を食べて顔を歪める彼の様子にくす、と微笑む。)
…ぁ、うん。分かった。今日もありがとうね。 …ゆっくり休んでね、せっかくの機会だし。
(とはいっても怪我の痛みとか、記憶由来で変な夢にうなされたりとか、慣れない環境で暇と戦うのはやはり大変なんだろうけど。そうして彼に挨拶をして、扉の前で振り返って小さく手を振ったら、来たときと同じように出来るだけ静かに廊下を歩いて帰ろう。…どれだけ努めても、機械らしい個性的な物音は隠しきれないんだけど。)
ご案内:「常世保健病院」からクロノさんが去りました。
ご案内:「常世保健病院」に滝川 浩一さんが現れました。
■滝川 浩一 > 「…」
病院のベッドにてスマートフォンの画面を眺める。
動画サイトで色々と動画を見て回っている。
入院当初は異能関連の動画を見て目を輝かせていたものの、最近ではどれもこれも似たり寄ったりな内容に思えてきて、すでに興味が失せていた。
見ているとだんだんと眠くなっていき、意識が途切れると次の日の朝というのが連続していた。
■滝川 浩一 > 「だぁ~めだぁ~」
ウトウトしてきたところでスマートフォンの電源を切り、伸びをしつつそのように声を出す。
やっぱり動画サイトなどより人と話す方がよい。そんなことを考えつつ外の景色を眺める。
とはいっても自分の見舞いに来る奴など居るだろうか?スマートフォンの連絡先を確認しても3件ほどしか登録されていない。
改めて友人が少ないな。などと考え頭を抱えてため息をつく。
少なくとも外へ出たいなどと思い、看護師さんへと話をしたがまだ安静にして欲しいとのことで病院の敷地内を自由に歩くこともできない。
誰か来ないだろうかと扉の方を見る。
ご案内:「常世保健病院」に影打 鈍さんが現れました。
■影打 鈍 >
(友人が入院したらしい。
この間の学校での異変に、彼も居たらしい。
となれば見舞いの一つでもしてやろうと病院へやってきた。
いつものメイド服に、主からもらったペンダントを付け、自身の半身である刀を腰へぶら下げて病院内を歩く。)
――お邪魔します。
(コンコン、とノックをして扉を開ける。
彼からすれば銀髪の帯刀メイドがいきなりやってきたように見えるだろう。
髪の色が変わるだけで印象が随分違う筈だ。
自身の新たな姿で来たのは、おふざけ半分からかい半分と言ったところだ。
この姿になるといつもより丁寧になるため、お土産を入れた紙袋をぶら下げて室内に入り、静かに扉を閉めて。)
お加減は如何、滝川くん。
■滝川 浩一 > 「なんて」
誰も来るはずはない。
失意の中、項垂れてため息をつく。
気分転換しようと本に手を伸ばし、栞を挟んだページを開く。
本の中はしっかりと文章が羅列しており、それが物語を構築している。
以前見られたえっちぃ本とは別にしっかりとした小説も送られていたようだ。
これで暇を紛らわす作戦だ。
そうこうしていると扉が静かに開く音がしてそちらを振り向く。
「……えっ、どちら様ですか?」
気安くこちらを呼ぶ銀髪メイドに困惑しつつそう返す。
よく見たら腰に刀を差しているじゃないか。
■影打 鈍 >
(案の定気がついていないらしい。
くすくすと楽しそうに笑う。)
友達の事忘れるなんて、酷いじゃない。
(分からなくても無理は無いと思う。
しかし今は彼をからかうのが目的だ。
とりあえずベッドの横の椅子に座ろう。)
はい、お見舞い。
食事制限とか、無いよね?
(中身はコンビニスイーツ。
シュークリームとか、お団子とか。
更に見た事のあるエロ本が混ざっている事に気がつくはずだ。
いつか彼の自室から無くなっていたエロ本が。)
■滝川 浩一 > 「???」
くすくすと笑うその少女の言動に何処か見覚えがある。
しかし、何処の誰だかもわからず、それに付け加え彼女の発言がさらに彼を困惑の渦へと叩き落とす。
(誰だ!?やっっつべぇ…もしかしてどこかで助けになってる人だったらすっごい失礼だぞ…!)
頭を抱え、脳をフル回転させる。
記憶を漁り、銀髪メイドの人物との関わりを思い出そうとするも元々そんな人物とかかわってないがために思い出せるはずもない。
横に椅子に座るとそちらを振り向き、お見舞いの品を見る。
「お、おぉ…これまたバラモン系女子の食べそうな商品…」
袋の中に入っているであろうお見舞いの品を見ているとエロ本が見える。
そのエロ本は最近無くした、割とお気に入りのエロ本だった。
数秒動きが固まるとささっとエロ本を袋の中に戻す。
■影打 鈍 >
――ぷ、ふふ、あはははは!
(彼のわけが分からないよと言うような顔を見ていると笑いたくなってくる。
しばらくはニコニコ顔のまま我慢できていたのだが、だんだん我慢しきれなくなり、とうとう噴き出した。
そうなるともう止まらない。
お腹を押さえて笑い出した。)
――そうだよね、わかんないよね。
あーでもおっかしい。
ふふ、ごめんね。
(ひとしきり笑い、目に浮かんだ涙を拭う。
エロ本を見て固まった彼にニヤリ、としたいつもの笑顔を向けて腰の刀に触れる。
髪が光り、根元から毛先に向けてその光が移動する。
その動きに合わせ、髪が変色。
根元は黒く、毛先に向かうにつれて赤くグラデーションが掛かるいつもの髪形だ。
ただ横髪の人房だけが銀色のままである。)
■滝川 浩一 > 「!?」
ニコニコ顔の彼女が突然笑いだして体をビクッと反応させる。
しかしその笑いに対して恐怖という物は感じず、ただ困惑のみが彼の中にあった。
彼女の中で面白いことでもあったのだろうか。そう考えつつ笑い過ぎて目に涙が浮かぶ彼女に困ったように頬をかく。
「い、いや、えっと…まず貴女は…」
とりあえず名前を聞こうと口を開く。
ニヤリと笑ったと思えば彼女が腰の刀に触れ光が煌めくと髪色が変色した。
あれ、見たことあるぞ。彼女は…
「…影打さん!?何故ここに!?というか、何ですか今の格好!?」
目の前の彼女が見慣れた妖刀の娘と一致する。
何故ここがわかったのだろう。いや、それよりもさっきの格好は何だと思い、そう問いかける。
■影打 鈍 >
(清楚なメイドから不遜なメイドへクラスチェンジ。
椅子の上でふんぞり返って脚を組む。)
――何故って汝、東華に言うただろ。
(腰の刀の柄を弄りながら、楽しそうに。
彼の驚く顔があまりにも愉快で、わざわざ新たな姿で来た甲斐があったと言うものだ。)
あぁ、それとそのエロ本返すぞ。
花蓮にも礼を言っといてくれ。
(紙袋を示して。
持ち主の預かり知らぬところでエロ本が貸し借りされていたと言う事実をさらりと暴露。)
■滝川 浩一 > 銀髪のメイドという如何にも清楚な姿からいつものゲスいメイドへと変わり果て、
頭の中では(戻して)などと考える。
「あぁ、羽切少年から聞いたんですね」
楽しそうな彼女を少し困った顔で見つつ、そう察する。
確かに羽切東華に自分が怪我をした件、入院した件は話したが本人より先に従者の方が来るとは思わなんだ。
「"返す"って…あの、まさか…」
紙袋の本をチラッと見て、自分の同居人の名前が出てくると内心(あの野郎~~)などと考え拳を握る。
突然に本がなくなったり、突然に本が増えたりしてたのはやはりアイツの仕業か。
大体察しはついていたが…ともかく、次会ったらお尻ぺんぺんだな。
「…で、さっきの銀髪メイドの姿は何ですか?もしかしてまた新しい魔術だのを会得したのですか?」
先ほどの姿についてそう問いかける。
■影打 鈍 >
(実のところ清楚メイドフォームは結構疲れる。
なので頼まれても戻すつもりは無いのだ。
主の頼み以外では。)
うむ。
知らん仲ではない――どころか、友だからな。
(彼より先に来たのはたまたまだ。
ちなみにバイト帰りのついでぐらいの感覚である。)
本来であれば借りる私が出向くつもりだったのだがな。
あやつが気を利かせて届けてくれた。
東華も喜んどったよ。
(歯を見せて笑う。
新しいエロ本もいれておこうと思ったのだが、彼女が色々買ってきているらしい。
被っては困るだろうと気を利かせて買わなかった。)
魔術と言うか、命を得た。
メシも食えるし子も成せるぞ。
――東華の子以外はいらんけどな。
(べ、と舌を出して。
主の事を他人に言うとき「主」や「あやつ」では無く名前で呼ぶようになっている。)