2018/04/01 のログ
飛鷹与一 > 「うーん、まぁ料理は俺も頑張ってますけど、まず経験の差で追いつける気はしませんね…。」

その代わり、エスニック料理とか彼女があまり作らないであろう分野を開拓中だ。
以前、エスニック系料理を振舞った時の彼女の反応は悪くなかった覚えがある。
基本、こちらが料理を頂く機会が多いのでお礼にこちらからもちょくちょく振舞わねば、と思う真面目思考。

「デリカシーについては…あぁ、師匠とかにもよく言われましたね…何か、人の心の機微に一部だけ妙に疎いとか」

思い当たるフシがあり過ぎるのか、ちょっと恋人から視線を逸らしつつ。
まぁ、これでも若干改善されている。ただ、デリカシーというか一部空気が読めないのは相変わらず。
カレーだけでなく、サラダもドレッシングを掛けてモグモグと頂く。カレーとサラダの相性は悪くないと思う。

「そういえば……真白さんは、卒業後もこの島に留まる予定でいいんですか?」

話を切り替えようとそんな問いかけ。少年はもう3年生になる。卒業も視野に入れる頃合だ。
一応、彼は卒業も島に残る予定だが恋人の将来的な見通しも聞いておきたい。

柊真白 >  
私で良ければ、いつでも教える。
美味しいものをたくさん食べるのも大事。

(料理は経験がものを言う。
 同時に味に対しても敏感にならなければ上達はしないだろう、と思っている。
 彼に料理を作るのは好きでやっていることだから気にしなくてもと思う反面、自分がなかなか作らないものを食べられるのは楽しみでもあったり。)

――与一くんが覚えてない事に関係してるのかな。

(以前聞いた家族のことを覚えていないと言うこと。
 デリカシーと言う言葉で片付けて良いものではない可能性も無くはない。)

与一くんが残りたいなら残る。
離れるつもりはないから。

(「仕事」さえあればどこででも生きていける。
 それにこの島は色々と便利だ。
 外より色んな意味で暮らしやすい。)

飛鷹与一 > 「何時でも……もう、目処が付いたら真白さんと同棲でもしましょうかね…。」

何か、将来的にその方がいい気がする。と、いうか恋人に正式になった時から考えていた事だ。
まぁ、少年は男子寮暮らしなので下手したらこちらが彼女の部屋にお邪魔するか、新しく部屋を探すかになってしまうが。

「……でしょうかね。正直、昔の事を思い出そうとすると頭痛とか吐き気がしますから」

記憶だけでなく、精神も一部壊れているとは実は前々から精神科医等に言われていた。

デリカシーが無い、というのは性格かもしれないが空気を読む、他者の心情や機微を慮る気持ちが一部欠けているという事にもなる。
冷静に考えると正直ショックだ。少なくとも恋人をうっかり深く傷つけかねないのだし。

「そうですね。以前チラッと話した何でも屋というか…それっぽい仕事をしたいなぁ、とは思いますが。
この島は何だかんだで居心地は悪くないですし、暫くは留まろうかな、と。」

確か、自分が「表」の仕事で恋人が「裏」の仕事みたいなノリだった気がする。
まぁ、それはそれとして恋人と離れたくない気持がやっぱり一番だが。

柊真白 >  
私はすぐでもいいけど。
部屋は空いてる。

(と言うか個人的には同棲しない理由はない。
 ここは二人で住んでもまだ広いぐらいの部屋だし、むしろいつ引っ越してくるのか、ぐらいに考えていたりもする。)

無理に思い出さそうとしなくてもいい。
焦らないことが大事。

(無理をして壊れてしまうのは嫌だ。
 思い出そうとして気分が悪くなるのは、思い出したくないと言うことだ。
 自分は、彼が隣にいるだけで嬉しいのだから。)

良いと思う。

(彼も風紀委員として結構名前が売れているらしいし、宣伝文句的にも悪くはない。
 不足があるなら自分が仕事を持ってきてもいいわけだし。)

飛鷹与一 > 「…えーと、じゃあもう引っ越そうかな…私物もそんな俺は多くないですし。
明日にでも引越し業者に手配してこっちに荷物運び込んでも?」

元々。趣味らしい趣味が乏しいので娯楽物も多くは所持していない。
衣類や食器を中心にダンボール数箱で引越し準備は終わるレベルだろう。
彼女の許可があれば、明日に業者に頼んで荷物を空いてる部屋に運びこんで貰おうかな、と思ったり。

「……ですね。まぁ、正直自分の記憶より真白さんが第一なので」

きっぱりと言い切る。失った記憶より遥かに恋人のほうが自分の中で存在は大きいのだから。
そもそも、比べるまでもなく恋人の存在が自分を支えてくれていると思っている。
何だかんだ、今まで彼女に助けられている部分は結構大きいのだし。

「まぁ、専門知識はいらないにしてもある程度勉強は必要でしょうけどね」

広く浅く知識や経験が必要だ。風紀委員としての仕事経験もある程度生かせるとは思うが。
『不殺』を基本理念とする少年にとって、血生臭い仕事よりも誰かを助ける仕事という方針。

柊真白 >  
いいよ。
手伝おうか?

(荷造りとか不用品の処分とか、私物が少ないと言っても一人でやるのは大変だろう。
 一人でやるより二人でやった方が楽に決まっている。)

ありがとう。
でも自分の身体は大事にして。

(死なないとは言え、死ぬような真似はしないで欲しい。
 取り返しのつかない怪我の危険はあるのだから。
 釘を刺すべきところはきっちり刺しておく。)

先生なんかに相談しても良いと思う。
与一くん三年目なら、早くないと思うし。
私も色々調べておく。

ご案内:「柊真白の私室」に飛鷹与一さんが現れました。
飛鷹与一 > 「そうですね、じゃあお願いしようかな。二人でやればその分早く済ませられますし」

こういう時、遠慮しないで素直に頼れるようになったのは少しは成長はした部分だろうか。
ちなみに、思春期男子が持っているようなエロ本とかそっち系のアイテムは既に処分済みだ。

「そうですね…まぁ、真白さんとのこの時間を失うのは御免ですしね」

無茶をしない、死地に迂闊に飛び込まない。引くべき時は引く。一人で抱え込まない。
言い聞かせてはいるが、ついつい逸脱する事も自覚しているので彼女の言葉はズッシリと来るものがある。
つまり、恋人が彼に釘を刺したのは正解だ。何処か危うい面があったりするし。

「そうしてみます…あと、真白さんの力も結構借りる事になるんでよろしくです。」

何でも屋を立ち上げて、仮に依頼が来るようになったとして…決して平和な仕事ばかりではないだろう。
だからこそ、それなりに「裏」に精通する助っ人が欲しい。流石に教師にそういう相談は出来ないし。

柊真白 >  
寮、こっそり入らないと。

(男子寮に女子生徒が入れないかどうかはわからないが、あまり大っぴらに入るわけにもいかないだろう。
 幸い隠密行動は得意だ。
 さっくり忍び込むとしよう。)

与一くんが無茶して帰ってこれなくならない限り、私は与一くんを見捨てないから。
それは覚えておいて。

(だからしっかり帰ってこいと。
 カレーをぺろりと平らげて、両手を合わせてご馳走様でした。)

それは勿論私も働くけど。
でもあんまり期待はしないで。
裏に知り合いが多いわけでもないから。

(自身は基本ソロプレイヤーだ。
 どこかの組織や同業者と一時的に手を組むことはあっても、特定の誰かやどこかと懇意にしているわけでもない。
 自分が出来ることの範囲外になると役には立てないと断っておく。)

飛鷹与一 > 「……真白さんの仕事柄、普通に誰にも感知されないで俺の部屋に来れそうですね」

彼女の気配遮断や身のこなしは、今もちょくちょくナイフ格闘の指導をして貰っているのもありよく知っている。
まぁ、彼女に見られて困る私物は特に無いから問題ないだろう…男子寮に女子が侵入、というのは問題かもだがそれはそれだ。

「…ええ、真白さんに見捨てられると、ちょっと立ち直れなくなりそうですからね俺」

苦笑気味に。こちらもカレーとサラダを平らげてご馳走様です、と軽く手を合わせつつの。

「ええ、どちらかといえばアドバイザーをお願いしたいので。こう、裏の匂いがする依頼の裏取りとか意見を聞ければと。」

彼女の隠密行動や、暗殺家業の経験故の依頼に含まれる意図の読み取り。
そういう技能を生かした助っ人をしてくれればそれで十分助かるのだ。

柊真白 >  
女子寮だとちょっと難しいけど、男子寮なら。
楽勝、ってわけではないけど。

(男子寮は警備はかなり杜撰らしい。
 誰にも見つからず、と言うのは運が絡むが、まぁ大丈夫だろう。)

いつか見捨てるつもりなら、血はあげてない。
安心して。

(そこらへんも全て覚悟の上だ。
 彼の顔を見て、僅かな笑みを浮かべる。)

そういうことなら、わかった。

飛鷹与一 > 「ああ、女子寮の方が警備とかそういうの厳しいですもんね…男子寮は兎も角」

むしろ、男子寮はそういう警備は結構杜撰というか何と言うか。暮らしているからよく分かる。
これでいいのか、と思うがまぁ女性の方がプライバシー的なあれこれはあるだろうし。

「まぁ、今更真白さんと離れたいとは全く思いませんし、むしろずっと傍に居て貰うつもりですしね」

僅かな笑みを浮かべる恋人に笑みを返す。こういう確かな繋がりが感じられると素直に嬉しいもので。
最近、何だかんだ忙しくてゆっくり会えなかったので尚更にそう感じる。

「あとは…まぁ、俺が疲れた時に癒しになってくれればそれだけでもう十分助かりますし」

自分の場合、肉体より精神の方が疲労が溜まり易い気がするので恋人の癒しはやっぱり欲しい所。

柊真白 >  
(自分の分と彼の分、二人分の皿を重ねて流し台へ。
 皿に水を張り、戻ってきてさっき寝ていたソファに座る。)

うん、ずっと一緒にいてあげる。
死ぬまで、ずっと。

(文字通り、死ぬまでだ。
 死でさえも、引き離せるものか。)

じゃあ、おいで。
仕事、疲れてたでしょ。

(ソファに緩く腰掛け、両手を彼の方へ差し出す。
 癒してあげよう、と、にんまり笑う。)

飛鷹与一 > 食器の片づけを手伝おうかと思ったが、恋人がテキパキと流し台へと纏めて持って行ってしまった。有難いが手持ち無沙汰になってしまった。

「そうですね…まぁ、死んでも一緒に居るつもりですけど」

それこそ一蓮托生で、死ぬまで一緒で、死んでからもきっと一緒だ。
つまり、何者にも自分達は引き裂く事は出来ない、という事でもある。

「…って、いきなり!?…え、えーと…。」

ソファーに緩く腰掛け、両手を差し出してくる恋人様。一瞬戸惑うが正直癒されたいのは事実。
なので、少し躊躇しながらもそちらへと歩み寄り…そのまま、こちらもソファーに座りつつ恋人をハグしたい…した。

「………落ち着く…。」

思わず、ポツリとそんな言葉が無意識に漏れてしまったかもしれない。
恋人でありながら、姉とか母親とか祖母的な包容力もあるのでつまりは凄い癒される。
実際、仕事の疲労などが溜まっていたのもあり恋人の温もりについつい甘えてしまう。
恋人の体格は小柄だが、その包容力は矢張りその年月と経験もあってとても大きいと思うのだ。

柊真白 > ぅ。
与一くん、やっぱり男の子だ。

(半分寝てるような状態で抱き着かれれば、当然こちらが下になる。
 ソファはクッション性抜群で、寝転がればダメになりそうとは言え、男の子に伸し掛かられれば両腕ぐらいしか動かせなくなる。
 その両腕を彼の背中と頭に回し、抱きしめつつよしよしと撫でまわす。)

背中も広いし、筋肉もしっかり付いてる。

(背中をわさわさ撫でまわしたり、肩を触ったり。
 自身は人ではないとは言え、体格的には背の小さい女の子程度だ。
 しばらく彼の身体を撫でまわして、)

――与一くん、結構躊躇いなく押し倒しに来たね。

(割と意地の悪い笑み。)

飛鷹与一 > 「そりゃ男の子ですよ。で、真白さんは女の子で俺の恋人ですし」

何が言いたいか自分でも曖昧だが、まぁそういう事だ。
クッション性が高いソファーに、というより恋人にあまり体重を掛け過ぎない程度に身を任せつつ。
背中と頭に回される恋人の腕。抱きしめ、撫でられると本当に落ち着く…あ、これダメ男になりそうで怖い。

「ええ、地道な鍛錬とかは欠かしてませんし、現場で何だかんだ鍛えられてますからね」

背中を撫で回されたり、肩を触られると少しくすぐったい。暫くは、彼女が満足するまでそうやって撫で回されていたが…。

「……!?」

いや、そんなつもりじゃ…!!と、身を起こそうとして。あ、意地の悪い笑みだ…何か悔しい。
なので、身を起こさず、むしろ彼女に顔を近づけて…。

「…ん。」

そのまま、恋人の唇を軽く奪うようにキスをしてその意地悪い笑みを封じてしまおうと。

柊真白 >  
うん。

(押し倒され、もとい抱きしめられながら頷く。
 女の子、と言う年齢ではないが、そういうことではない。)

ふふ……っ、ん――。

(してやったり、と笑おうとしたら口を塞がれた。
 彼から唇を奪いに来たことには驚いたが、すぐに目を閉じて彼の首に腕を回す。
 そのまま引き寄せるように腕に力を入れ、より激しい口付けを。
 どうせ明日は日曜日だ。
 寝るのは彼の荷物をここに持ってきてからでも構わない。

 仕事明けの彼には悪いけれど、そんな気分の時もある。)

ご案内:「柊真白の私室」から柊真白 さんが去りました。
飛鷹与一 > そして、結局、朝までまぁアレコレして――きっと、そのまま昼過ぎまで寝てから荷造りなどをするのだろう。

4月1日日曜日、エイプリルフール…だが、嘘ではなく現実に恋人との同棲がスタートする日でもあった。

ご案内:「柊真白の私室」から飛鷹与一さんが去りました。