2015/06/02 のログ
ご案内:「高級中華料理店『山麗華』」に西園寺偲さんが現れました。
西園寺偲 > 山麗華二階、いつものようにフロアごと貸切りながら偲はファイルにペンを走らせている。
昨日持ち帰ったデータを照合し、結果に反映させる為だ。
そのあたりは数列解析<ガウス・ブレイン>の力の見せ所である。

「――やっぱり、安定にはまだ遠いですね」

西園寺偲 > 周囲では公安の男たちが店員であるチャイナドレスの女性たち相手にセクハラまがいの行いをしている。
周りを見張れと言ったのにこのザマだ。
が、偲は大して気にもしなかった。
まさかこの場所が盗聴されたり内偵されるわけもなし。
その意味で彼女は油断していると言える。

「――もっとデータが必要ですね。次は何処を使いましょうか」

西園寺偲 > 「落第街は危険――歓楽街あたりに流しますか」

一夜にして人の命運が転がるカジノなどが狙い目だろう。
そこに薬を流し、データを取る。
また金が入用になるが、公安委員会ではその心配も少ない。

周囲の男たちが酒を注文する。
まったく懲りない連中だが仕方がない。
公安に忠誠を誓い、かつ強力な能力を持つ者は貴重なのだ。

ご案内:「高級中華料理店『山麗華』」に麻美子さんが現れました。
麻美子 > (能力で透明化を行いつつその上で念のため隠れて、
 ボイスレコーダーを起動しながらその様子を伺う)

『……あの性悪女、ちょっと後をついてきたらすぐこれッス、
 あれはもう歩く汚職疑惑ッスね』

西園寺偲 > 一方偲は酒を飲まない。
嗜む程度には飲むし、女はそれ以上に好きだが、公私は弁えている。
何より、この下品な男たちと一緒にされてはたまらない。
テーブルの上の中華はすっかり冷めている。
また料理店の者たちが終わった後に食べるのだろう。

「――やはり合成強度、それに相性の問題、ですね。
今のままでは効き目に個人差が――」

ぶつぶつ言いながらファイルにペンを走らせる。
麻美子にはまったく気付いていない

麻美子 > 『歓楽街に『流す』、昨日の薬ッスかね。』

(時折小型の無音カメラで写真を撮りながらその様子を伺う)

『男達は酒に夢中、その上、あの女も油断してるみたいッス。
 このままこっそり情報を集めて、適当な所で逃げるッスよ』

西園寺偲 > そこに支配人らしき男がやってくる。
偲にぺこぺこしながら話を切り出す。

「西園寺様、お約束の『変革剤』、予定の量を大陸で確保いたしました、はい」
「結構です。機密資材としていつものように研究区へ。なるべく急いで下さい」

ファイルから顔を上げようともせずに答えた。

西園寺偲 > 「なにぶん量が量ですので、その……」
「――あなたのしている落第街での売春行為が今月は33件、人身売買が4件ですか。商売繁盛で何よりですね?」
「もちろん、御代はいただきません!!」

支配人が大声で叫び頭を下げる。
満足そうに頷いた偲は目的を果たした事で男たちに撤収を告げた

麻美子 > 『あの薬、変革剤って言うんスね、
 随分洒落た名前じゃないッスか。』

(表情だけで苦笑いしつつ、メモを取った)
『薬はとりあえず研究区……ッスね。』

『とはいえ、この情報を誰に渡すかッスね
 さすがに校内誌に載せるわけにはいかないッスから』
(うーんと考えつつ)

西園寺偲 > 「撤収しますよ。何時までやっているんですか」

男たちをゴミを見るような目で見つめながら偲は告げる。
男たちはしぶしぶ立ち上がり、偲の周りをガードする。

最後まで麻美子には、気付かなかった

ご案内:「高級中華料理店『山麗華』」から西園寺偲さんが去りました。
麻美子 > 『うわー……なんか汚職オブ汚職ッスよ。』
(支配人とのやり取りをしっかりとボイスレコーダーに収め)

『………こっちも撤収するッス、この情報を生かせそうな相手を探さないといけないッスね。』
(そう考えると、能力を瞬間移動に切り替え、音も無くその場から消え去った)

ご案内:「高級中華料理店『山麗華』」から麻美子さんが去りました。
ご案内:「Free2」に麻美子さんが現れました。
ご案内:「Free2」から麻美子さんが去りました。