2015/06/18 のログ
■来島宗仁 > 「――好きにしろ、時間は一杯あるんだからな」
そうだ、時間はある。
これから、こいつと過ごす時間が。
いくらでもあるんだから。
来島は、大きく息を吐く。
「――今度は、間に合ったな」
もやが晴れる。
彼の心の中に、10年以上影を落としていたものが。
――消えていくのを、感じる。
■井戸木さいこ > 「うんっ! 来島さいこ……うふふ。嬉しいな。」
手術台から飛び降り、微笑んだ。
これからいっぱい、彼と過ごしたい。
……一つ、呟きが聞こえる。
それが何かは分からなかったけど、何処か晴れ晴れとした彼の顔を見れば
詮索するのは野暮だろうと思い、彼の顔をにこにこしながら眺めるに留める。
……そうして、井戸木さいこ改め来島さいこは、来島宗仁と共に歩みを進めるだろう。
■井戸木さいこ > とても、幸せそうに――
ご案内:「 落第街/廃違反組織idea跡地前~地下研究室【意志への報酬】」から井戸木さいこさんが去りました。
ご案内:「 落第街/廃違反組織idea跡地前~地下研究室【意志への報酬】」から来島宗仁さんが去りました。
ご案内:「第二図書館」にアリストロメリアさんが現れました。
■アリストロメリア > (今は目前に期末テストが控えている
放課後に一人、図書室へと足を運べば教科書を開いて勉強をし始めた
――……とはいえ、入ったばかりの学年の魔術の勉強となれば
今まで自分が習ってきた事のおさらいをしている気分なのだけれど)
■アリストロメリア > (つまりは、魔術の基礎の基礎の基礎――……的な事から入るのだが
大体、魔術の基礎というのは占いだ
元々占いというものは、今は只の『一種の当てもの』的な使われ方をされがちで
そのような類のエンターティナーになっているが
遥か昔に遡れば、占いというのは古代の人にとって儀式に当たるものであり
正しく言えば『いつ、どの時に儀式をすればいいか?』を見るのが占いの役目であり
魔術の根本であると同時に、どんな予言も始めは占いが元だったのである
故に、占いを只の当てものとするのであればつまらないであろうが
魔術にとっては基礎の基礎の基礎、として
最小限でもその知識を必要とするものなのである)
■アリストロメリア > (そして、占いは三つの種類に大まかに分類される
一つは命
これは、西洋占星術や四柱推命などがこの分類になり
『生年月日、時間、生まれた場所』等を使用して
どういう運命や性質を持って来たか?等を占ったり
時間を指定すれば、この時間にどういう事が起こるか?等を読みとれる
当然だが、生年月日や決められた時間や場所から運勢を出す為
人によって基本的に結果が大きく必要以上に代わる事は無い
(流派やその人の読み方で若干の違いが出るが)
大まかに違う場合は、大体どちらかが間違っていたして正しくない等が考えられる
難しいが、慣れれば正確性が高い占いでもあるし
魔術師であるなら最低限『儀式をする時を選ぶ』為にも
この命はマスターしないといけない)
■アリストロメリア > (一つは卜
分かりやすい例を言えば、タロットやルーン、易等がこの卜に当たる
決してカタカナのトではなく(ぼく)である
『今の状況に対して、質問がどうなるか?』という結果を見るのに大体使う
卜の特徴は、自由性が高く、また気軽に占いをする事が出来る
覚える事が命よりも少なく、占いの中でも分かりやすく、出た結果から読みとるのである
最も占いの中でも始めやすく楽しいのが卜の特徴だろう
ただし、自由性が高いのと毎回結果が当然ながら変わる為
何度も占いをしてしまえばその結果がわからなくなるし、やってはいけない事である
また、腕が人によってピンキリである上に
占いをする人のその時の調子にも左右されやすい所が玉にきずである)
■アリストロメリア > (一つは、相
手相や人相、風水等目に見えるものを見て吉凶を判断する占い
占いの中では最も身近な姓名判断や、とても簡単になら手相や風水等も
一般の中にも普及している様に思う占いである)
■アリストロメリア > (そして、特に入学当初のテストであれば
占いも簡単な卜の選択と、命の簡単な部分がテスト範囲であり
卜はタロットを、命は西洋占星術を選択していた)
■アリストロメリア > (タロットも、始めの基礎の基礎の為22枚の大アルカナを学ぶ事が
今回の期末テストの範囲らしく、とても簡単――……というよりも
馴染みに馴染んだ所である)