2015/06/21 のログ
白崎玲刃 > ここか…………
【白崎玲刃は、落第街にある、とある廃ビルを見上げていた。
彼は何故、この廃ビルを見上げているのか…
それは、彼が受けた依頼が理由である。】

――――――――――――――――――――――――――――――――
【彼はある、依頼を受けていた、それは暗殺の依頼である。
依頼人は落第街に住むある男性であった。】

「お前がなんでも屋か?」
ああ、そうだが?
「お前に依頼がる、暗殺の依頼だ…ある違法部活の生徒を……
殲滅して欲しい…!」
【ある日なんでも屋の存在を知ったその男性は、玲刃へと、
とある違法部活の生徒を殲滅して欲しいと依頼して来たのである】

ふむ………なぜ、そのような依頼を…?
俺は最近は暗殺は請け負っていないのだがな…
【依頼された玲刃は、訝しみ眉を顰めて理由を問うた、
すると、その男は】

「俺の友人が………
あいつが、あいつらに……犯されて殺された……
お願いだ、依頼料はいくらでも払う、この命だって持って行ってもかまわない…
だから………あいつらを…!」
【その表情からは悔しさと慟哭と絶望と憎しみを感じ取れるだろう
この男の悲しみよう、そして、全てを擲ってでも復讐を頼む様な、
様子から推測するに、きっと殺されたその相手は、この男の友人などでは無く
この男にとって大切な存在、恋人か何かで会ったのだろうなと、玲刃は推測し、
故に答える。】

ふむ………いいだろう。
だが、相応の依頼料は貰うぞ。
「ああ、どれだけでも払う…だから!
そうだ、前金も払おう……だからあいつ等を絶対に……!」
【玲刃は、その依頼を請け負った、
すると、男は一瞬希望を得た様な表情をした後、
その違法部活に所属する者たちに対しての深い憎しみの表情を浮かべた後、
玲刃に前金としてかなりの額を渡し、何処かへと去って行った】
――――――――――――――――――――――――――――――――

白崎玲刃 > …とはいえ、流石に多人数、しかも異能を持つ奴もいるって話だ……ちときつそうではあるな
まあ、前金としてあれだけ貰ってしまった手前、今更断る訳にも行かないしな…
【玲刃は、廃ビルを見上げながら
険呑な雰囲気を纏いきつそうだと呟き。
そして、少し苦笑いしながら、今更断るわけにもいかないかと呟き、少し溜息を吐く。】

………行くか…
【そして、一つ深呼吸をした後、
身体強化の異能と魔術を念のために発動し、
収納の魔術を発動して、投げナイフを取り出し、
そして、気配遮断を使用して廃ビルへと入って行った。】

白崎玲刃 > 【玲刃は廃ビルの階段を上り進んでゆく、
時折、見回りの様な生徒も居たが、特に戦闘経験も無く異能も持っていない様で、
手に持っている、気配を遮断したまま、投げナイフで首を切断するのは容易かった
その生徒の首を切断する時の玲刃は、無表情であった。】

【そして、玲刃は廃ビルのある部屋の前へと辿り着く、
中からは、耳障りな談笑が聞こえてくる、
傷めつけただの殺しただの犯しただの、そんな耳障りな、
違法部活の男達の談笑が。
内部を覗けば、談笑をしている二十人程度の男達の他に、悲惨な様相の女性の死体も見える。
玲刃の表情は無表情であるものの、その険呑な雰囲気は深まっていた。】

白崎玲刃 > 【玲刃は収納の魔術を発動し、両手に3本ずつ計6本の投げナイフを取り出し、
意を決して内部へと飛び込む、
談笑した男達の殆どは気が付いていない様であったが、
数人の男が、何か違和感を感じたように眉を顰め、あたりを見渡す、】

………っ!
【見つかる前にと、玲刃は投げナイフをその男達へと向けて投げ放つ。
狙いは正確で、6本中、4本は、4人それぞれ別の男の心臓部へと命中していた、そして、残り2本は、1本が長い髪の男の腕に、もう1本はモヒカンの男の腹部に命中していた、
しかし、モヒカンの男は、再生の異能か何かを持っている様で、
そのナイフを抜き去り投げ捨てると、その傷は消えていた。
そして、投げナイフを投げられ数人が死亡した事により、男達は玲刃の存在に気付き、
怒号を上げて玲刃の方へと向き、襲い掛かってこようとする。
数人殺したとはいえ、まだ男達は、十数人ほど残っていた】

白崎玲刃 > ……っ……!?
【玲刃は、後ろへと引きながら、
先程と同じように投げナイフを放つも、殺せたのは二人、
残りの投げナイフは、突如現れた毒々しい見た目の紫色の触手によって絡め取られていた、
その触手の先に居るのは、金髪の男、その男もきっと異能使いなのだろう、】

……っ!
【そして、先程肩に投げナイフが刺さった長い髪の男が、指を鳴らすと
突如、玲刃の目の前の空間が揺らぎ、玲刃は何かの異能だと推測し、即座に飛び退く、
すると、その直後、揺らいだ空間が爆発、1、2人程、違法部活の者が巻き込まれるも
その髪の長い男は可笑しそうに笑っているのみである。
玲刃も、先程の爆発の余波を受け、多少の傷を負うも、
回復魔術で治癒できる程度であった為、回復魔術を発動する。】

白崎玲刃 > 【玲刃が回復魔術を発動する、その一瞬の隙、
そこを狙って、異能者以外の違法部活の男達が一斉に、拳銃を引き抜いて撃つ、
そして、再生の力を持ったモヒカンの男が、銃弾を意にも留めず釘バットで殴りかかってき、
金髪の男が、玲刃へと向けて触手を伸ばす。
さらには、リーゼントの男が獣化し飛びかかってくる
長い髪の男は何もしてこない、きっと溜めが必要な異能なのだろうと玲刃は推測する。】

………ならば!
【玲刃は、身体強化による身体能力を使い高く跳躍し、
銃弾の雨をかわそうとする。いくつかの銃弾が、腹部や脚部に命中するも構わず、
そのまま、収納の魔術を発動し、大剣を引き抜き、
そのまま天井を蹴り、異能者をまずは無視し、
銃撃をする男達の方へと横薙ぎの斬撃を繰り出した。】

白崎玲刃 > 【玲刃の上空からの横薙ぎによって、5人の男達の身体が横から真っ二つになる
その勢いで、触手も切り払う、斬られた触手の断面から毒毒しい色液体が吹き出す・
触手を操っていた金髪の男が痛みに叫び、どうやら痛覚も繋がっているのだなと玲刃は推測した。】

………残り半分か…
【男達は10以下に減ったものの、
以前として異能者は4人残っており、
更には、玲刃の身体にも戦闘による傷が多少付いており
不利な状況には変わりない、
しかし、玲刃は無表情を崩さず。】

白崎玲刃 > 【銃を撃っていた男達は動揺して、銃撃が止まったものの
再生モヒカンと、獣リーゼントが飛びかかって来て、
更に怒りの形相を浮かべた金髪の男の触手もかなりの速度で伸びてきた、そして、玲刃の目の前の空間が歪む、
異能者達による一斉攻撃であった。】

…………っぅぅ!
【玲刃は爆発を避ける為に後ろへと下がりながら、横薙ぎの斬撃を繰り出す、
斬撃は再生モヒカンに命中するし、胴体から真っ二つになるも、
再生モヒカンは即座に再生し下品な笑みを浮かべている、
そして、その斬撃の先の獣リーゼントは両腕の爪で斬激を受け止めた、
斬撃を受け止められた玲刃の元へ、金髪の触手が伸び、玲刃の足を絡め取る。】

白崎玲刃 > 【足を絡め取られた玲刃は、即座に触手を斬り落そうとするも
それでは隙を生み、獣リーゼントの爪と再生リーゼントの釘バットの餌食になるだけだと考え、
別の手を考える。】

…………これなら…!
【策が思いついた玲刃は、
身体強化による全力で大剣を男達の居る方へと投げつけ、
そして、左手でチャクラムを取り出し投げ。右手で、別の大剣を引き抜きながら触手を斬り裂いた。

全力で投げられた大剣は高速には至らないものの
かなりの速度となり飛びゆく、進行上に居た再生モヒカンを再度真っ二つにしそのまま突き進む、
その先には、爆発の異能の髪の長い男、
しかし、2、3人程の異能を持たない違法部活の男も裂いて飛ぶびゆくそれを受け止めようと獣リーゼントが立ちはだかるが
両腕での爪で受け止めようそして、そのまま爪を折られ、獣リーゼントの身体を大剣が深々と貫いた
だが、大剣はそこで止まった、絶命し異能の解けたリーゼントの男が大剣が刺さったまま倒れ崩れ落ちた。

チャクラムはそのまま窓から何処かへと飛んでゆき、男達の意識から外れる。

敵の残りは、5人以下となった。】

ご案内:「とある廃ビル」に神崎 聖さんが現れました。
神崎 聖 > 私は少し気になる事があった…。

かつてロストサインを裏切った上に
マスターを殺害した男がいると…

で、それらしき男を探して辿り着いた答えが…
【白崎玲刃】であること…。

で、それを確かめに行ったら…
現在戦闘中だったようで。

私が見た光景は再生モヒカンが真っ二つにされて
3人ほどが切り裂かれていて獣リーゼントが刺さったまま倒れたところだ。

「やぁ、戦闘しているようだね。」

この男は私の事を多分知らないはずだ。
今では別人だからな。いや、こっちが素の私か。

白崎玲刃 > ……っ!
【金髪の触手から逃れた、玲刃の目前の空間が再度歪む、
玲刃は、後ろに飛び退こうとするも、片足が痺れて動かない、
あの触手には毒があったのかと、推測する玲刃。】

……ぐっぅぅ…!
【そして、目の前の空間が爆発し、それをもろに喰らってしまう
爆発により、前面の肌が焼け爛れる玲刃、そこへ、金髪の触手が殺到する。

戦闘による集中で、聖が部屋へと入ってきた事には気付くも、
声を返す事が出来ない。】

神崎 聖 > 「どうやら集中しているようだね…。」

見ればわかる。
私には気付かないほどの戦闘だからな。

仕方ない…。少し手伝ってやろう…。

殺到する金髪の触手がある空間が突然爆発する。
あの男が空間爆発を起こした異能をコピーしたのであった。

「さてさて…あの連中はどうでるかね?」

私は見れば相手の異能を使う事が出来る。
まぁ使い慣れないのはあったりするがね。
今回のは極めて使いやすい。

白崎玲刃 > 【金髪の男は触手の毒の効果が触れてた足の身に留まっている事を訝しむ、
それもその筈、本来ならば即座に全身が痺れる様な毒であったのだ。
だが、玲刃は再生のよって毒にはある程度の耐性を持っていた為、片足で済んでのだ、
そして、訝しみながら玲刃へと触手を向けて集中していた金髪の男は、
目の前の空間の爆発に反応出来ず、爆死した。】

……っ!…誰だか、わからないが助かった…!
【玲刃は、金髪の男の触手を避けようと、
即座に動く片足に力を込め、無理やり身体を横へと動かしていたが、
突如、金髪の男が死んだ事によって、触手の動きが止まり、驚きながら礼を言う、
そこへ、再生モヒカンが飛びかかってくるが、その首バットを大剣でガードする

長い髪の男は、聖に気が付き、聖の目の前の空間を爆発させようとするも、
突如、玲刃の元へと戻ろうと飛来した、チャクラムが後ろから首に命中し、斬首され死亡する。
そして、残りの異能を持たない男二人は、目の前の凄惨な状況に、
気が動転し、おろおろとしている。】

神崎 聖 > 「いやぁ助けになったのならいいよ。」

私の目の前の空間を爆破させようとしたオリジナルは
無残にも後ろからのチャクラムに斬られたようだが…
まぁ…仮にしようとしたのならば対処は出来たがね。

「さて…この残り二人はどうする?」

白崎玲刃 > ああ、そいつらはもう何も出来そうに無いし、放っておいて後で殺しても構わないが。
そっちで適当に何かしてても良いぞ、最終的に殺せば依頼達成だしな。
【再生モヒカンの攻撃を大剣でガードしながら、異能を持たない男二人の対処については好きにしてて構わないと言った。】

さて、後はこいつをどうするか…
【そして、玲刃は動かない片足をついたまま、再生モヒカンの首パットを大剣で受けながら対峙する、
時折、隙を見て、斬撃を与えるも即座に再生されてしまう。
このままではジリ貧である。
玲刃は策を考える、そして一つの策が思いつき、
大剣を上に投げた後、収納の魔術を発動し、電気の魔剣を取り出す。
釘バットを右肩に受けるも玲刃は、構わず電気の魔剣左手で持ち起動した。】

神崎 聖 > 「ああ、そうさせて貰うよ。」

そういえば…折角だしもう一つのを使わせて貰おうか。

するとあの紫色の触手が残り二人を襲いかかる…。
全身がしびれるほどの毒がある触手…。
私が使う分は痛覚は無いが…。

残り二人は処理した。
案外あっけないものだ。

「さて、この再生モヒカンどうするかね?手伝おうか?」

白崎玲刃 > ああ、大丈夫だ。
一つ策が思いついたのでな…
【玲刃は、触手に絡め取られる男二人と聖を横目に見ながら、
電気の魔剣を再生モヒカンへと振り払う、
電気の魔剣、もとい、プラズマの機工剣は、触れた部分から再生モヒカンの身体をプラズマ分解してゆく、
出力が大きいのが分解される範囲が大きく、再生が追いつかない様である、
そのまま、左腕を身体強化による速度で、素早く動かし、
再生モヒカンを電気の魔剣で分解し消し去った。】

神崎 聖 > 「おー…。」

再生に対しては再生速度が追い抜けないような
傷を与えればいい…それで手伝おうと思ったが
目の前の玲刃はやってのけた。

「これで任務完了かな?」

尚触手にからめ捕られた男は見ての通りしびれているが…。
聖がそれに向かって歩くと…

あの斬られた獣の異能で首を跳ねる。
私のは腕だけにしているがね…。

白崎玲刃 > ああ、依頼完了だ。
先程は助かった…だが、こんな所に来るとは…
そして、その異能、お前何者だ…?

【再生モヒカンを消滅させた後、電気の魔剣の電源を切って、収納の魔術で収納した後、
聖に向き直り礼を言った後、顔をしかめながら訝しんで問う。

助力してくれたことから見るに、先程の男達の仲間では無い様だが、
この様な場所に来るとは、何者なのかと玲刃は、警戒した。

そして、先程の触手と腕を見ながら、目の前の女の異能が、
他者の異能をコピーする異能なのかと推測した。】

神崎 聖 > 「あ、私の異能が気になる?」

残りの再生モヒカンも扱えるが…どれ…

「ご覧のとおり…」

適当な窓ガラスの破片で手首を切断すると…
再生していく…。

「ご覧のとおりさ。見たままの通りさっきの殺された連中の
異能を使えるのが私さ。まぁ場合によっては使いこなせないのもあるけどね。」

そう説明しながら言う。

「私の名前は神崎 聖。まぁここへ来たのは気まぐれかな?」

目の前の男が気になったってのもあるんだけどね。
しかし過去に組織を裏切った男とちょっと共闘するのも
気まぐれって奴かねー。

白崎玲刃 > ふむ…聖か。
名乗られた以上は、こちらも名乗らなくてはな…
俺は、白崎玲刃だ。
【目の前の女の名前を聞き、
何処かで聞き覚えがある様な無い様な気がして、眉を顰めて訝しみながらも、
玲刃は、自分も名を名乗った。】

やはり、異能のコピーか。
【聖の異能を見ながら、
玲刃は納得した様に呟き頷いた。】

それにしても、気まぐれ…か
気まぐれで、普通の生徒はこんな危ない所には来ないぞ?
【聖の、ここへ来た理由を聞き、玲刃は訝しむ様な表情をした後、
冗談めいた苦笑いを浮かべて告げた。
その言葉はに暗に、お前は普通の生徒では無いな?という問いも含まれていた。】

神崎 聖 > 「白崎玲刃さんね…。覚えたよ。」

まぁ前々から知ってはいたがね。
マスターを殺して裏切った相手だもの。

もしこの名前を知っていたとするならば…。
生徒会の幹部役員候補生にその名前があるはず。

しかし彼女のロストサイン時代はその名前を使わずに
コードネームで名乗っていた。

「まぁね。こうして気まぐれで行くと偶にコピーしがいのあるのがいてね。」

そう笑顔で言う。
裏は無い笑顔だが、なんか違和感感じる。

白崎玲刃 > なるほどな……
確かにそれだと異能を増やしやすいだろうが、ちと危険では無いか?
それに見るだけなら、闘技場とかもあるだろう?

【聖の名前については、思い違いか何かだろうと思考の隅に追いやる

そして、異能のコピーを増やす為に、危険な場所に行くという聖の笑顔に何か違和感を感じ、
玲刃は相変わらずの苦笑いを浮かべながら、それなら危険を冒さずに闘技場でも良くないかと言った。

玲刃は、少し聖の様子に怪しさを感じているようだ。】

神崎 聖 > 「たしかに闘技場なら、得られるけどね…。
こうした所じゃないと得られる者があってね。」

ふふふと笑顔でそういう。

「そういえば…」

さて切り出してみよう。

「ロストサインの殺刃鬼が再び現れたって話は御存じかな?」

それを切りだしてみる。

白崎玲刃 > こうした場所じゃないと得られないものねえ…
【聖の言葉を聞き、訝しみながら考える様に呟く。】

……お前も、ロストサインをを調べてるのか?
【ロストサインと殺刀鬼に関しては、
近頃はそこそこ有名になっている為、
それを聞くだけでは、ロストサインについて調べている者の一人としか思えないが、
何かそれだけでは無い様な気がして、玲刃は少し警戒した。】

知っているぞ、殺刀鬼な……俺も前に遭ったが…脱獄したらしいな。
【玲刃は、とりあえずと思い、
殺刀鬼に関しては、遭った時の事を思い出しながら言った。】

神崎 聖 > 「まぁそうだね。」

というか私自身が元ロストサインの一員だがね。

「しかし脱獄とはとんだザル警備だねぇ」

囚われていたのも知っているが脱獄した時期も
分かっている…。

「そういえば何だっけ…害来腫とかいったっけ?
あいつ死んだと聞いてるよ。」

これは知ってるかもしれないねと思いつつ。

白崎玲刃 > ああ、でもまあ、あれは時期的に
あの騒動の後だっただろうし、仕方ないだろうな。
むしろ、あれを2年も投獄出来ただけでも凄いだろうさ。
【殺刀鬼が脱獄した事に関して、警備がザルと言う事に一度同意しておきながらも、
苦笑いを浮かべ仕方ないと言った、
そして、あれを投獄出来ただけも凄いと言った玲刃の、
言葉はまるでロストサイン時代の殺刀鬼を見た事があるかの様であった。】

………え?あの蟲野郎死んだのか…?
【害来腫について聞き、
以前の戦闘を思い出して、一瞬苦々しい表情を浮かべるも、
死んだと聞き、玲刃は驚く。
玲刃は、害来腫の死については知らなかったようだ。】

神崎 聖 > 「えーっと、公安が馬鹿やらかした事件だっけ?」
西園寺だったか炎の巨人事件だっけ?
そういえば死んだと言われてるがどうなったんだろ?
こっちの方は私は詳しくない。もし仮に仮死でも生きていたら
異能でもコピーしてやろうかと思っていた。

「私も死んだときは驚いたけどね。」

たしかあいつの異能コピーしたかなぁ…?
まぁ虫を操れるのならできるがやってみるか…?

「まぁ、こうなるのは仕方なかったんじゃないかなぁ。
誇りや気概のない奴だしね。そういう奴は早く死ぬ。」

まるで死んで当然のような言い方であった。
それをさらりと…笑顔でいいのけた。

白崎玲刃 > ああ、まあ理由はあったらしいけどな…
【西園寺がロストサインに立ち向かおうとしていたという
理由をさゆりから聞いている玲刃は、理由はあるらしいけどなと、
意味深げな苦笑いを浮かべた。】

そうだな。あいつはまあ、死ぬべき奴だったな。
俺もあの蟲野郎を始末しようとある程度探してはいたが見つからなかったから、
さっきはあの蟲野郎が死んだと聞いて少し驚いたよ。
【玲刃は、害来腫がやっていた行いを知っていた為、
死んで当然という言葉に同意したが、そこに込められた意図にはすれ違いがあるだろう。】

神崎 聖 > 「まぁ何か理由はあったんだろうけどね…。」
聖はその辺については詳しくないのだ。

「まぁ、あいつ公安に所属してたらしいけど…
どうやって入ったのか気になるけど、今はもういいか。」
死んでしまったし、そこは関係ないだろう…。
すれ違いはあるのかもしれない…

「さて…」

そろそろもう一つ切り出すか

「君がなんでもロストサインが崩壊したときに
裏切ったとかって聞いたけど…。
マスターが誇りや気概のない奴だったかね?」
たしかマスターは複数いたが、たまに私好み…
いや嫌いなタイプもいる。

殺されたのはそのタイプか聞いてみよう。

白崎玲刃 > ああ、そうらしいな……あんな奴が所属してたなんて、どうなってるんだろうな、公安ってのは……
【苦々しい表情で言う。
害来腫が公安に所属して事については、公安への不信感を持っている様だ。】

…………何故、それを知っている?
【ロストサインを裏切った事について聞かれ、
この学園に入学し戻ってきてから、これまで、誰からも、ロストサインの関係者からも問われた事の無い事を知っている少女を怪しく思い、
玲刃は警戒を強め、再生の異能と回復魔術によってやっと毒の抜けた足で立ち上がって身構える。】

裏切った事について知っているなら、俺が殺した奴も知ってるだろう?
戦創屋<ウォーモンガー>だ。
まあ、誇りとか気概については知らないが、あいつはただの戦争狂だ。
戦争の熱狂を惨劇を好み、戦争を起こし広め、関係の無い一般人までもその戦争へと巻き込んでいく外道だ、
まあ、生徒を勧誘したり、マスター同士の仲を取り持つ程の知恵はあったみたいだがな
俺は、一般人にも平然と被害を出していったあいつとロストサインは、気に入らなかったのでな、
抜ける為に、あいつとの傭兵契約の際の契約書を消さなくてはいけなかったのでな、
邪魔になるから始末しただけだ。
【自身が殺した、戦創屋について、苦々しい表情を浮かべて語りながら、
自分がロストサインを抜けるのに邪魔だったから殺しただけだと、誇りや気概については知らないと
無表情で平然と言った。

ちなみに、玲刃は知らないが、戦創屋は、自身の行う戦争に対し一種の誇りの様な物を持っていたようだ。】

神崎 聖 > 「まぁ、私の気まぐれかな?」
何故誰も知らない事を言うのか…。
この少女は一体どうやって手に入れたというのか…。

「ああ、戦創屋ね。まぁあいつは誇りのようなものは持っていたか。
一般人を巻き込むのには感心できないがね…。」
そう平然と言う。まぁそうなるだろうな。って思いつつ。

「大丈夫だよ。このことについては他には言ったりしないさ。」
笑顔でそう言う。

白崎玲刃 > ……気まぐれで入手できる様な情報には思えないがな…
【目の前の少女を警戒しながら、冗談めかした苦笑いで告げる。
明らかにこの少女は怪しいと、玲刃は考えた。】

……戦創屋の事まで知っているとはな、お前何者だ…?
【戦創屋を知っていたような口ぶりの少女を見て、何者かと訝しむ。】

ふむ……
【笑顔で言う少女に対し、少し顔をしかめて、本当か?と言う様な表情をする。】

神崎 聖 > 「まぁ…察しついてるんじゃないかな?」
ここまで知っている人間は外部からはあり得ない…。
この女は…ロストライトの人間である。

「まぁ、口出ししないのは本当だよ。」
嘘は言ってない。

白崎玲刃 > 元ロストサインか……
では、何故今更俺に会いに来た?
先程の様子では、どうも復讐という訳ではなさそうだが…?
【少女の言葉から、もしかするとロストサインの物だと推測し、
何故自分に会いに来たのかと問うた。】

まあ、信じよう。
【少女の様子に、一応信じるかと、苦笑いを浮かべて肩を竦めた。
まあ、それに言われたとしても多少困るくらいで大きな問題は無いかと、玲刃は考えた。】

神崎 聖 > 「正解。」
笑顔で答える。

「今は、幹部役員候補生。会いに来たのは気まぐれさ。
まぁ裏切りの理由が分かっただけでも大きな収穫だよ。
それが知りたかっただけさ。」
何故裏切ったのか?その理由が気になったが、
知れてよかったと思っている。この男に会ったのは大きな収穫だ。

「礼としてだけど…私のコードネームを教えてあげる。
≪理想鏡(ユートピア)≫…今君の目の前にいるのがそうだ。」

もし知っているとすれば崩壊時に死んだとされている。
ロストサインが活動時ならば…理想鏡はまるでいろんな容姿を持ち
いろんな異能魔術を持つと言われている…。まるで理想の鏡の如く。
だがその本来の姿…目の前にいる少女の姿を知る物は
グランドマスターとマスタークラスとそれ以外の一部の人間だけだ。

「そんな人間が今では生徒会をやってるなんておかしいかもしれないがね。」
笑顔は変わらない。

白崎玲刃 > なるほど………理由を知りたかっただけか。
ふむ…一応信じるとしよう。
【目の前の少女が自分に会いに来た理由、
それを、少女が今告げた理由を一応信じる事にした玲刃、
何故なら、それでなければ、そもそも玲刃に助力する必要など無いわけであるのだから。】

≪理想鏡(ユートピア)≫……お前がそうなのか…?
【ロストサイン時代に、何度かそのコードネームのみ噂で聞いたことがあった者、
その存在が目の前に居ると言う事に驚く。】

ふむ……それで、だ。
では、お前は何故、ロストサインが無くなって以降、
学園に残り、ましてや、生徒会に所属している?
【学園に残る事自体は、噂通りの、容姿を変えると言う能力を持っているなら可能だろうと考え納得するが
何が目的でロストサインが無くなって以降学園に残り続けるのかと、
飄々とした笑みで問うた。】

神崎 聖 > 「その通りです。これが本来の私。
理想鏡時代は姿を変えて隠してただけですよ。」
喋り方も変わったが、こちらが本来の喋り方である。

「姿を変える事で欺き、コピーする事でそれを使う
正体がつかみにくいのもそう言う事です。」

「そうですね。気まぐれと言いましょうか。」
本当に気まぐれである。気まぐれだからこそ学園に生徒会に所属している。

「後、私の本来の喋り方はこっちなのですよ。理想鏡時代はこっちを使ってましたがね。」

白崎玲刃 > ああ、それは本当に正体が掴めないな。
【玲刃は少女を見ながら感心するように言う、
異能をコピーする異能に、姿を変える能力、
敵にすればかなり厄介な相手だっただろうなと、思いながら。】

気まぐれか…ははは、なるほど、お前の行動原理が大体掴めてきたな
【きっと、この少女は、何処までも気まぐれに、
もしかすると、ロストサインに所属していた事すらも気まぐれなのではないかと玲刃は考え、
苦笑いしていった。】

神崎 聖 > 「ふふふ、そう言う事です。」
笑顔でそういう。

「私は気まぐれなのです。」
本当に気まぐれである。
気まぐれでそこまでいくのが彼女。

「まぁ、私の事は理想鏡として見るか、神崎聖としてみるか
どちらで見るかはおまかせしますね。玲刃さん。」
笑顔は絶やさない。こうしてみればかわいらしい少女なのに。

白崎玲刃 > なるほどな、まあ、気まぐれで敵対しない事を願うさ。
【冗談めかして笑いながら、
敵対する事にならない事を願うと玲刃は言った。
彼女は元ロストサインであっても、邪悪な方の存在では無い様だと推測した。】

あー、まあ、どっちでもお前だろう?
ああ、いや、神埼聖は本名か?
【別に、聖がどちらの呼び名だとしても、あくまで聖である事には変わり無いと飄々とした笑みを浮かべ告げる玲刃
そして、どちらで呼ぶべきか考え、神埼聖が本名か問うた。】

神崎 聖 > 「そうです。神崎聖が本名です。」
笑顔でそう返す。

「さて、異臭がまみれる場所からそろそろ出ましょうか?」
たしかに死体がいっぱいである…。
そろそろ異臭が臭って来た気もするし。

「もし、また会えたらよろしくお願いいたしますね。」
にこやかにそう言い始める。

白崎玲刃 > ああ、じゃあ、よろしくな、聖。
【玲刃も、笑顔で名呼び返した。】

ははは、そうだな。確かに、そろそろ出た方がよさそうだ。
【聖に言われ、周りを見渡し、苦笑いして言う。
しかし、ちゃっかりと、まだ使えそうな投げナイフの回収は忘れない。】

ああ、また会った時にはよろしくな。
【玲刃も、笑みを浮かべながらそう言い返した。】

神崎 聖 > 「では、また会いましょう。」
廃ビルから出て…
そういって学園の方へ戻るでしょうか。

きまぐれがモットーな元ロストサイン現生徒会…。
神崎 聖がどういう人間か分かったのかもしれない。

ご案内:「とある廃ビル」から神崎 聖さんが去りました。
白崎玲刃 > じゃあな、また機会があれば会おう。
【そう言って、廃ビルから出て行く聖へと向けて手を振っると、
玲刃もまだ使えそうな武器を回収してから、
廃ビルを出て何処かへと歩いて行った

神埼聖がどの様な人間かある程度理解し、
生徒会との繋がりを得られそうだという面でも良い事かもなと
玲刃は今回の邂逅を思った。】

白崎玲刃 > 【後日、玲刃は依頼人が指定した場所へと向かうと、
そこには、お礼が書かれた紙と、
依頼の報酬しか無かった。

恋人を犯し殺した者たちへの復讐が終わった事に満足した
彼は、しかし、やはり大切な物が居なくなった現実に耐えきれず、
自殺してしまっていたようだ。

玲刃は、置いてあった報酬を手に取ると、
そのまま落第街の中へ歩いて行った、その表情は少し切なげであった。】

ご案内:「とある廃ビル」から白崎玲刃さんが去りました。
ご案内:「常世港」に岡部 吹雪さんが現れました。
ご案内:「常世港」に桜井 雄二さんが現れました。
岡部 吹雪 > 常世港から300mほど先の海上。
貨物船 庄内。
この大型の貨物船は、本土と島の経済を繋ぐパイプであり、さまざまな物資の輸送を行っていた。
それが緊急停止してから早40分。
サソリのような怪物が侵入したとの報告を最後に、乗務員からの連絡は途絶えていた。
周囲を取り囲む調査艇のうち一隻、その中に二人はいた。

「ああ。そのまま横に付けてくれ。」
「後は俺達で始末を付ける。」

同席の舵手とのやり取り。
もう一人の乗務員が貨物船へとはしごをかけ、突入の準備を終えた。

桜井 雄二 > (首をコキコキと鳴らしてリラックスする)
(緊張していては異能の精緻なコントロールはできない)
(心は熱く、頭はクールに)
岡部先生、武器は十分ですか。
俺も今回ばかりは奥の手を使うことを想定していますよ。
……先に失礼します。
(はしごを上り始めて、船上近くで一端止まる)
(懐から小さな棒を取り出す)
(左手で触れると鏡のように反射率の高い氷が作り出され)
さて、岡部先生。何が見えると思います?
(先端に鏡ができた棒を差し出して氷鏡越しに船上の様子を伺い)

岡部 吹雪 > 「バカでけえサソリの化け物。」
「んでそいつが―――今こっちを向いて笑った!」

桜井の脇を飛び越えて、一足先にと甲板へと転がり込む!
来訪者を予期してか、"名もなきもの"は大振りの鋏を揺らして待ち構えていた。
サソリのような外見。醜悪に爛れた人の顔。大振りの尻尾はゆらゆらと。
岡部がショットガンが火を噴くも、まるで意に介さない。

「やべーこれ。」
「今度こそ死んだか……?」

装填済みのショットシェルを全て吐き出して、役目を終えた得物は打ち捨てられた。
桜井が登りきる時間を稼がんと、距離を離しながら拳銃弾を見舞っていく!
ああされど、甲殻を啄ばむことは叶わずだ!
"名もなきもの"は無数の足で這いずり回り、岡部へとそのオオバサミを振るう!

桜井 雄二 > ………っ!!(背筋がぞっとするものが見えた)
(サソリの怪物には、歪な人の顔がある)
(それが何より恐ろしい)

岡部先生!!(慌てて飛び出していく)
(見れば見るほど巨大な“名もなきもの”)
……世界を食い荒らすなら、相手になってやる…
生活委員会らしく、掃除させてもらうぞ!!
(岡部への攻撃を遮るように、右手から火炎放射を放つ)
(普段は相手を殺傷する恐れがあるため滅多にベタ踏みの使い方はしない炎熱の力)
(それを全開にして)

岡部 吹雪 > 「っと!」
頭上をオオバサミが切り裂いた!
後方にあった廃熱用の太いパイプが、まるでロールケーキのように寸断される!
股下をくぐるようにして背を取った岡部は、桜井の声に距離を取った。
小ぶりのリンゴとそっくりの、ハンドグレネードの置き土産を残して。

「やったか!?」

巨象だろうが粉砕せしめる威力のグレネードに、高熱のシャワーが降り注ぐ!
それは爆炎と呼ぶよりも、火柱と呼ぶべき異様な光景だった。
甲板に大穴を開け、周囲の一切は冗談のように消し飛んでいる。

―――ただ一つ、這いずり出てくる"名もなきもの"を除けば。

「GYOGJEGLG+!!!」

聴覚では認識できない言語か。
雄たけびを上げながら尾を振り乱し、ボウガンかくやと針を飛ばす!