2015/07/26 のログ
ご案内:「嶋野陽子の内面世界」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > カフェテラス『橘』での、
六連星 葵さんとの邂逅から寮の自室に戻ると、ステラ
から少し話したいと言われたので、ダイニングの大座
布団を居間の中央に置いて、その上で座禅の格好をす
る陽子。
(ステラ、色々話してしまってごめんね)と機先を制して謝罪する陽子。
(いや、私の事は一言も言わなかったから、問題無い
わ。実は、その事でお話を求めた訳じゃないの)と
返すステラ。
(例の装置、MBHRが完成したわ。今夜にでも宇宙船を
着陸させて、陽子に実装できるわよ)それは、マイクロ
ブラックホール炉の完成を伝える報せだった。
陽子は、六連星さんとの会話を通じて、自分のサイボー
グ化に対する不安感が薄れた事に気が付く。大事なのは
ハードウェアではなく、コアの人格なのだという事を、
あの純真なアンドロイド少女に教えられたのだ。
■嶋野陽子 > マイクロブラックホール炉は、
エネルギー不足を解消するだけでなく、多次元空間スト
レージや重力制御など、多くの新技術の利用を可能とす
る、Project Aegis のコアデバイスである。
この炉を取り込めば、陽子は改造人間からサイボーグ
に変わってしまうとして、5年前の改造当初は採用を
拒否した技術だったのだが、先日のクラーケン戦が、
陽子の意識を根本的に変えた。改造人間のままでは
愛する人を守れない事が判明した以上、陽子はもはや
更なる改造を拒む事は無い。
もうひとつ、陽子からステラに依頼ができた。
(先程聞いていた通り、六連星さんの血液サンプル
を頂いたので、これを分析して、彼女の外傷を治療
する手段を開発してもらえるかしら?)と言うと、
先程の小瓶を開けて、中身を一気に飲み干す。
人間のDNA解析ならば、舐めるだけで充分だが、未知
のアンドロイドともなると、詳細な分析が必要となる
ため、飲み干すことになる。サンプルの半分は体内で
温存し、MBHR実装後に新たな分析手段を得た際に使う
なり、治療手段の合成素材として使えるようにする。
■嶋野陽子 > 重力制御が可能となれば、自分の体重も制御可能とな
り、家具を壊す心配をしなくて済むようになる。薬剤
やナノマシンの合成能力も上がるので、体格も更に一
回り小さくする事が出来るが、これをやり過ぎると、
敬一君が悲しむかも知れないので、体重の制御ができ
るのならば、体格は現状維持が妥当な線か。
今夜MBHRを実装し、火曜日までに重力制御に慣れ、
火曜日にはMode Aegis用の装備一式を揃えて、来週
末までに装備に習熟する計画だ。無論、その合間に
宿題とバイトと筋トレもこなすのだ。
うーん、時間が足りない・・・
ご案内:「嶋野陽子の内面世界」から嶋野陽子さんが去りました。
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