2017/03/16 のログ
ご案内:「イタリア料理店」に真乃 真さんが現れました。
ご案内:「イタリア料理店」に龍宮 銀さんが現れました。
真乃 真 > 無計画というのはきっとこの男の事を言うのだろう。
道に迷い、通り過ぎそうになり、開店時間に少し早く。
…人を連れてくるのならばもう少し、下調べなりなんなりすればいいだろうに。

「いやあ!ごめんね龍宮さん!開くまでもうすぐだから!」

人に貰ったクーポン券、そしてスマホを頼りにたどり着いたその店の前。

「ところでここって美味しいのかな?
 いや!こんなに道が複雑で迷いそうなんだきっと美味しいだろう!
 そう、隠れ家的名店的な!楽しみだね!!」

分かるような分からないような事を言いながら手に持ったこの店のクーポン券と扉を交互に眺める。

龍宮 銀 >  
(道に迷うのも楽しいものだ。
 好きな人と一緒であれば、尚更。
 スマホで地図を見たりなんかしたりしながら、どうやら目当ての店に着いたらしい。)

いえ、楽しかったので。
大丈夫です。
――見た感じ、美味しそうですけど。

(料理は店の面構えで決まる訳じゃない。
 訳じゃないが、なんとなくセンスの良い見た目の店は美味しい事が多いような気がする。
 同じように視線は彼の手のクーポン券と扉の間を行ったり来たり。)

真乃 真 > 「だよね!こう!感じが出てるよね!」

歓楽街的な大人っぽい感じ。
真ではまず入らないだろう店だ。

「…今日はちょっと寒いからこれ着てきて正解だったな!」

最近、家に置いてる日が少しずつ増えてきたこのコート。
今日は寒いし本当に丁度良かった!もし、暖かったら大変だった!

そんな事を言っていれば中から出てきた従業員が『closed』の札を裏返す。

「っと、そうこうしてる間に開いたみたいだね。さあ、行こうか!」

龍宮 銀 >  
漂ってくる料理の匂いも心なしか二割増、って感じですね。

(勿論二割増さなくても美味しそうな匂いである。
 これはアタリの店では無いだろうか。)

使ってくれてるんですね。
ありがとうございます。

(笑顔でお礼。
 自分がプレゼントしたものをちゃんと使ってくれているのは嬉しいものだ。
 そうしているうちに「open」の表記になった扉の札。
 少し寒くなってきたところだったのでありがたい。
 彼の後に続いて店に入ろう。)

真乃 真 > 「ああ、毎日着てるよ!本当もう毎日!
 …なるべく大事に使ってるけどボロボロになったらごめんね。」

そう、風の日も雪の日も雨の日も全開で着倒している。
なるべく丁寧には扱っているが綺麗なままで着続けるのは難しいだろう。

「おおっ…。」

店内の雰囲気に少し緊張してしまいそうになる。
!とか多用して大丈夫なのだろうか?
無駄にカッコいいポーズとか許されるのだろうか?

するけどね!!

『いらっしゃいませ二名様でしょうか?』

そうして、ウエイターに席まで案内されメニューを渡される。

「結構、メニュー多いな…龍宮さん何食べる?」

龍宮 銀 >  
コートですから、結構丈夫なものとは思いますけど……。
多少のほつれぐらいなら直せるので、酷くならないうちに言ってくださいね。

(先輩らしい答えに思わず苦笑。
 ボロボロになるまで着て貰えるのはやっぱり嬉しいのだけれど、大事に着て欲しいと言う思いもあって大変複雑。)

――せんぱい。

(かっこいいポーズを取りそうな雰囲気を察して、ちょっと俯いてコートの裾を引っ張る。
 街中ならともかく――街中でも結構恥ずかしいのだけれど――、静かな店内では流石に勘弁して欲しいと俯いたまま目で訴えて。)

私見ました。
この店ピザ釜があります。
だからピザは頼みましょう。

(席に案内されるまでの短い距離だが、その際厨房の中がちらりと見えた。
 そこにあったのはまごう事なきピザ釜であり、しかも石釜だ。
 静かに興奮しながらメニューをめくる。)

真乃 真 > 「ありがとう!助かるよ!それならあと3年いや、4年くらいはギリギリ…」

着れるだろうか?無理すれば着れるかもしれない。
いや、無理しなければ着れるかもしれない。

「――うん。」

そう言いながら自然にカッコいいポーズをとる。
大丈夫。雰囲気にピッタリ。誰も見てないし!
何か引っ張る力が強くなった気もするけどまあ、うん!

「ピザか。僕もピザ好きだな。美味しいよね照り焼きチキンピザ。」

普段の食生活のレベルを晒した後でメニューを見直す。
なるほど、なるほど。

こういうあれなのね。OK!

「じゃあ、僕はこのビスマルクってのにするよ。」

何となく、名前の響きがカッコいい!

龍宮 銀 >  
四年かぁ……。

(それでも先輩にしては長持ちする方なのだろう、多分。
 毎日どこかしらで誰かしらを助けるために無茶をする人だ、仕方ないとは思うのだけれど。)

私はマルゲリータにします。
コースがお手ごろみたいですね。

(前菜、ピザ、パスタ、デザートにドリンクの付いたお手ごろコースを発見。
 ピザは今決めたので、あとはパスタとドリンクを選べば良いと言う事になる。)

真乃 真 > 「4年て結構長くない?この一番長持ちしてるこれでもまだ二年くらいだよ。」

そう言って首に巻いたタオルを触って見せる。
外気をずっと受けていたそれは未だに少しヒンヤリとしていた。

「本当だ。あっカルボナーラ!僕これ好きなんだよ!
 あと飲み物はコーラかな。」

お酒とかもあるようだが真たちはまだ未成年。
お酒は二十歳になってから。

龍宮 銀 >  
私もまだこのコート二年目ですけど……。
使ってる人は五年十年と使ってますよ。

(コートは厚手で丈夫だから、大事に使えば長く使える。
 とは言え物より人を大事にするのがこの先輩であり、好きなところだ。
 ダメになってもまた買えば良いのだから。)

カルボナーラ私も好きなんですよ。
えーと、じゃあ……あ、鰆とトマトのパスタで。
飲み物は紅茶にします。

(頼むものは決まった。
 手を上げてウエイターを呼ぶ。)

真乃 真 > 「強いなコート!!どうすればそんなに持つんだろう…。」

激しく動くときはなるべく着ないとか…。
駄目だ!激しく動かない時が少ない!!

「おいしいよね!カルボナーラ!」

後半になると少し飽きてくるけど!!
それはそれとして好きだ!

「えーと、このセットが二つでピザはマルゲリータとビスマルク。
 パスタは鰆とトマトのやつとカルボナーラ。後、紅茶とコーラで!」

注文を受けたウエイターはキッチンの方へと向かっていく。
動きに無駄がないかんじがする。

「…そう言えば龍宮さん最近、どんな感じ?困ってる事とかないかい?」

龍宮 銀 >  
普通に使ってればそのぐらいは持ちますよ。

(激しく動いたりとか、着たまま木に登ったりとかしなければ。)

パスタのなかで一番好きです。
――すみません、注文お任せしちゃって。

(ウエイターが居なくなれば、さっきウエイターが置いていったテーブルの上の水を飲む。
 自分の分は自分で注文しようと思ったのだが、先輩がスマートに二人分を注文してしまったので口を挟む隙が無かったのだ。)

――特に、ないですよ。
大丈夫です。

(返答に僅かな間。
 一瞬だけ表情が固まってしまったが気付かれていないだろうか。
 大丈夫、問題など何もない。)

真乃 真 > 「普通に使っていればか…。うん、じゃあいけそうだな!」

着たまま全力疾走したり、落とし穴を這い上ったりしてるが
まあそれぐらいは普通の範囲内だろう。良くある!

「いや、いや、これぐらい気にしなくてもいいさ。」

特に気にするような事でもない。
注文するなら、一人分も二人分も一緒である。

「そうか!!なら良かった!!
 龍宮さんは何かあっても、一人で背負い込みそうな感じがあるからね。」

困ってないならなによりだ!困ってないなら。

「いつも言ってるけど、困ったらすぐに言いなよ。
 僕でも僕以外でも!人に頼るのは逃げじゃないしバンバン頼るべきだよ!

 いや、本当に困っていて辛いなら逃げるのも全然ありだと僕は思うけどね!」

龍宮 銀 >  
一応言っておきますけど、先輩の使い方は多分普通じゃないです。

(具体的に聞かなくてもわかる。
 別に好きな人だからとかそういうんじゃなくて、先輩の事を多少なりとも知っている人なら大体わかるはずだ。)

先輩って、周り見てないようで結構ちゃんとみてるんですよね。

(注文の事といい、自分に対する評価といい。
 周りを巻き込んで突っ走るイメージだが、こと人付き合いとなるとかなり慎重になるように感じる。
 そのくせ大胆で、そんなところが憧れであり、好きなところでもある。)

……はい、わかってますよ。
ちゃんと困った事があったら相談しますし、相談してます。

(笑顔を作る。)