2017/09/25 のログ
ご案内:「魔法薬制作室」に藤巳 陽菜さんが現れました。
藤巳 陽菜 > とある部屋から何か音がする。何かを潰すような音が。
その部屋を覗き込めば一人の少女と何かの材料。
少女の下半身は蛇で上半身は人。いわゆるラミアと呼ばれるそれとよく似ている。

転移荒野で採って来たキノコ。何か魚のようなものの鱗。
干からびた木の根っこ。青臭い匂いのする透明な液体。そして山盛りの砂糖。

「…魔女も意外と疲れるわね。」

すり鉢に入ったキノコをすりつぶしながら呟く。
例えばこれを師匠がやっていれば完璧に魔女が薬を調合しているところだが
陽菜の見た目にはそこまで魔女っぽさはない…。
制服だし、帽子もないし、下半身蛇だし。

1、キノコはすり鉢にてすり潰す。(ミキサー等は使用しない事。)

「絶対、ミキサーとか使った方が早いわよね…。」

わざわざ、使うなと書かれているからにはそれなりの理由があるのだろうけど…。

ご案内:「魔法薬制作室」に柊 真白さんが現れました。
藤巳 陽菜 > 2、鱗は削って粉末に。 3、根っこは刻んで入れる。

「…工作してるような気分になって来たわ。」

この部屋にあった鱗を粉末にする器具(見たことも聞いた事もない。)にセットしてハンドルを回す。
ガリガリと小気味のいい音を立てて粉が下の容器に溜まっていく。
削り終えて音が無くなったら、どう考えても使う機会が限られていそうなそれから容器を取り外す。

そして、木の根はのこぎりで刻む。

…どう考えても工作だ。

柊 真白 >  
(迷った。
 いや迷ってなどいない。
 ここが教室棟のどこかと言うことはわかっているし、広いとは言っても窓から外が見えるのだ。
 帰るのに不都合はない。
 だから帰るよりも次――じゃなくていざ迷ったときのためにマッピングをしておく方が賢いと判断した。
 そうして廊下を歩いていれば、教室の中から変な音が聞こえた。
 除いてみれば。)

陽菜。
何してるの。

(下半身が蛇の少女。
 そんな人物は今のところ彼女以外に見たことはない。
 声を掛けて部屋に入り、近寄って横から覗き込む。
 すりつぶされた何かに謎の粉末、刻まれている根っこ、それに謎の液体と白い粉末。
 あやしい。)

藤巳 陽菜 > 椅子に材料を乗せて尻尾で抑えて歯を引く。
…切りにくい。尻尾で材料を固定するのが安定しない。
何か良い感じの工具とかないかな…。

「…あっ柊さん、珍しいわねこんなところに。
 見ての通りよ、薬を作ってたの。」

確かに一部を見れば薬を作ってるって感じはする。
だが、今の陽菜の様子を見ればやっているのはどうみても工作だ。

「この根っこを斬りたいんだけどいい感じの道具とかないかしら…。」

そう言いながら部屋に置かれている器具を見る。
…この根っこを切るのに適したものはなさそうだった。
鱗を粉末にする器具より明らかに需要はあるだろうに…。

柊 真白 >  
薬。

(まぁ確かに薬を作っていなければ何を作っているのかと言う印象はある。
 何の薬だろうか、とは思うが特に聞くことは無い。)

道具――ナイフでよければ。

(手に持っている長刀ならば十分すぎるほど切れるだろうが、自分の身長ほどもある長さの刀で木の根を刻むのは難しいだろう。
 だからスカートをたくし上げ、その下に隠してあったナイフを取り出す。
 手の中でくるりとまわし、刃の部分を持って彼女へと差し出した。
 その分厚いサバイバルナイフの刃は十分に研がれていて、下手な包丁よりも良く切れる。)