2015/06/10 のログ
ご案内:「学生地区外れ」にテリメーラさんが現れました。
■テリメーラ > 居眠り運転のまま、奇跡的に転移荒野を抜け、学生街についたのも束の間、とある建物の壁にぶつかってしまった。
居眠りのせいで速度が下がっていたため、ぶつかったといっても、スマホのながら歩きでうっかり電柱にぶつかったくらいの衝撃だろうか。
ご案内:「学生地区外れ」に悠空深雲さんが現れました。
■悠空深雲 > 「あうわ!? ……あたたた、うぅ、いったい何が」
突然の衝撃に飛び起きて。
雲の結び紐のおかげか、これといった怪我もないようだ
■テリメーラ > 「ごごごごごめんなさい、また僕途中で寝ちゃって!!」
左手で、ぶつけてたんこぶのできた頭を抑えつつ、激しく尻尾を揺らして謝罪する。
「でも無事付けましたし、ほら」
と言い訳を付けたしつつ
■悠空深雲 > きょろきょろとあたりを見て、荒野を抜けたのだと気づいて、ふぅ、と一息
「うん、まあ、無事に安全そうなところまで来れたから、良しとしましょう。……たんこぶつけて、貴方こそ大丈夫?」
ぽむぽむ、と痛くならないように頭を撫でながら慰める
■テリメーラ > 「大丈夫です・・」
じんわりと痛むようで、笑いながらもこっそりガマンしている。
「大分町の方みたいですけど・・」
数分歩けば町の中心部、学生通りにつくことができそうだ。テリメーラには読めないが、ありがたいことに地図つき看板も近くにあるので見れば大体の場所はわかるだろう。
「ミクモさんはこれからどうするんですか?」
と素朴な疑問を投げかける。
■悠空深雲 > 「うん、強(い)い子だ」
優しく笑いかけるが、これから、という言葉に反応して少し難しい顔をする。
そう、今の自分は単なる異邦人なのだと思い出したのだ。
「……そうだね。とりあえずは帰りたいし、"常世学園"、だったよね? しばらくは、ここで暮らしながら色々と探って帰る方法を……」
見つけ出そうと、と言う途中、唐突にその言葉を紡いでいた口がつぐまれる
■テリメーラ > 言葉が詰まったのをみて、帰れるか心配になったのだ、と勝手に勘違い。
だから
「こ、ここにはたっくさんの人がいます!
だから、心配しなくても、きっといい方法が見つかりますよ!」
左手と尻尾をわたわたと動かして、必死に励ます。
■悠空深雲 > 「え、あ……う、うん。ごめんね、大丈夫」
その強い言葉にハッとなって正気に戻る。
「ごめんね。心配しないで? ただちょっと、驚いちゃっただけなの。
……ねえ、あの文字って、この世界のものだよね?」
そう指差す先にあるのは、案内表示の地図付き看板。
特にこれといった変哲もなく、『ようこそ"常世学園"へ』と書かれているだけの看板に、深雲の目は釘付けになっていた
■テリメーラ > 突然来たらビックリしちゃいますよね、とうんうんうなずきながら。
看板の傍に歩み寄りながら
「はい、そうですよ、私は“ひらがな”と簡単な漢字しか読めませんけど・・」
じーっと看板を眺めると、「ようこそ、とーこーよ、がーく、えーん、えー」とたどたどしく文字を読んで見せる。
■悠空深雲 > 「そっか、やっぱり」
呟き、胸の前でぎゅっと手を結ぶ。
ぽろり、ぽろりと。
夜色の瞳から涙がこぼれ落ちていく。
■テリメーラ > ~~!!???
突如泣き始めたのを見て、さっぱり状況が汲み取れずてんやわんや大慌て。
そーっと顔を覗き込もうとしてやめたり、何をしていいかわからずとまったり、えーっとえーっとと言いかけて何も言えずに黙ったり。
■悠空深雲 > 「……っ、あ、はは。ごめん。ごめんね? 急に、泣いちゃったりして。
痛いわけでも、悲しいわけでもないの。ただ、とっても"懐かし"かったの。……それで、涙が止まらなくなっちゃって」
こぼれた涙を拭って、心配かけちゃったね、と苦笑する。
「あの文字がね、昔、大事な人から教えてもらったのと同じだったの。
だから、つい、その人のことを思い出しちゃって……。ごめんなさい、テリメーラちゃん。心配してくれてありがとう。もう大丈夫よ?」
■テリメーラ > ほふぅ、と息をついて胸を撫で下ろす。
(きっと、ミクモさんもお母さんとかと離れちゃって寂しいんだろうな)
まだ恋愛感情、というものは薄く、大切な人と言われるとやっぱり家族なのだ。
自分だったらどうするか、会えないものは会えないから、このことは置いといて、楽しいことを考えるべきかと思う。
「あのあの、それで、今日はどこに泊まるのですか?」
と、あえて話題を変えてみる。
■悠空深雲 > (そっか、"ここ"が、そうなんだね……)
一度目をつむり、大きく深呼吸して意識を切り替える。
今はまだ、追憶に浸る時じゃあない。
「ええっと、そうね。泊まる場所かあ……そういえば考えてなかったなあ。最悪、屋根か壁のどっちかがあるところで眠れればいいけど」
うーん、と考えこむ。呟きを聞くに野宿する気まんまんのようだ。
■テリメーラ > 「あ、危ないですよ!」
珍しくちょっと大きめの声で否定する
「この間、(そこで知り合った)お兄さんが最近はブッソーだから気を付けろって!」
本気で心配しているようだ。
が。
「僕も人のこと言えないけど・・」
ばつが悪そうにボソっと呟く。