2015/06/17 のログ
ご案内:「学園地区 病院」にソラとルナさんが現れました。
ご案内:「学園地区 病院」にメアさんが現れました。
ご案内:「学園地区 病院」に烏丸 九郎さんが現れました。
ソラとルナ > 深夜、病室。

ベッドの脇の固い床に正座する少年が一人。
金髪の彼の体は微かに震えている。

そして、ベッドの上からそれを見下ろす少年が一人。
いつも無表情な銀髪の彼は、今日は輪をかけての表情。

だが、それは誰がどうみてもわかる。
すごく、怒っている。

メア > ………

(自販機で買ってきたアップルジュースを飲んでいる。
まぁ怒られるのは仕方ない、と静観の構えだ)

烏丸 九郎 > (烏丸九郎は別室で治療を受けていた。
弾丸は肉をえぐっていたが当たりどころが良かったのか
体内に残るわけでも骨を砕いたわけでもなかった。
止血と処置を受けてひとまず、松葉杖を借りることになったが…しばらく病院通いになるだろう。)

ソラとルナ > ソラはちらっとメアさんに目をやる。
まるで助けを求めるかのように。

もちろん、即座にルナにじろりと睨まれて
あわてて下を向いてしまうのだが。

二人は言葉にしなくても意思疎通がとれるらしい。
声に出ない会話。
だが、それは明らかに気まずい雰囲気を醸し出していた。

メア > 抜け出した、から…ダメ……

(こちらをちらりと見たのを見てハッキリと答える)

でも、ルナも…無理しちゃ、ダメ…だよ…?

ソラとルナ > ルナはルナで、顔色は真っ青だしベッドを傾けなければ起き上がれない有様。
メアさんの言葉を聞けばすこしバツの悪そうな表情をする。
それに乗じてソラがちらっと期待する視線を向けると
また即座に無表情に戻って見下ろす。

再びうな垂れるソラ。睨みつけるルナ。
まだ怒りは収まっていないようだ。

メア > また、元気に…なってから…怒ろう…?

(そうルナに問いかける。
ルナも万全でないのだから無理をしては体に障る、と)

烏丸 九郎 > (足にベタベタとガーゼやら包帯やらを巻いた少年が
松葉杖をついて病室に現れる。)

そうだぜ、それに、こいつが脱走したの俺のせいでもあるからな。
その辺にしておいてやんな。

ソラとルナ > 多少不満げな表情を見せるが、ルナは素直にベッドに体を横たえる。

助かった、といわんばかりにソラが二人に視線を向ければ
やっぱり睨みつけてしまうのだが。

烏丸さんの足をみると、ソラと一緒にルナも申し訳なさそうな表情をした。

烏丸 九郎 > んな顔すんじゃねーよ。
命があっただけ丸儲けだぜ。
それに、魔術処置のおかげでだいぶ楽だしな。

(けっけっけと笑いながら、ルナのベッドへと腰掛ける)

そんでお前ら…学校の話、どうする?

ソラとルナ > ぴたり、と動きを止めて二人は顔を見合わせる。

ルナは迷ったような表情で。
ソラは困ったような表情で。

全く考えていないわけではない。
だが、一歩踏み出すには、まだ足りない。

烏丸 九郎 > いいんだぜ、無理して入らなくても。
それでも先生はなんとかしてくれるって言ったからな。
まぁ、よ…お前らの望むように考えてくれればいい。

(そう言いながらも、ちょっと辛そう。
やはり治療直後で、痛みがおさまらな感覚はある。)

メア > …とりあえず、お金は…私が、払う……

(ポツリと呟き、ジュースを飲み干す。)

悩んで、られない…今は…とにかく、治療…

ソラとルナ > お金を払う、という言葉を聞けば、
ルナはその場で固まり、ソラはきょとんとした様子を見せる。

あわてて何か言おうとして起き上がるルナを、
無理しないようにソラがベッドに押し付ける。

さっきまで叱られていたときと力関係が逆になっている。

烏丸 九郎 > 金の方はクオン先生が何とかしてくれるって言ってたから大丈夫なんだよ。
夏休みの間、俺が魔術学の助手をやるっていう条件で…!
だから、メアも無理する必要ないぜ。

(メアの言葉を聞けば少し慌てたように)

メア > 肺炎、は…ほうって、おくと…危ない……
ソラも、毒は…怖い……

(飲み終わったジュースのパックをゴミ箱に捨てる)

無理じゃ、ない……さっき、受付で…手続き、した……

烏丸 九郎 > ふぇっ!?ちょ、お前、そんなに金持ってんのかよ?

(少女がそこまでの財力を持ってるとは思わなかったらしく
その話を聞けばさすがに驚く。)

ソラとルナ > ぽかーんとしている少年、約1名。
ソラは烏丸さんと同じく、メアさんがそんなにお金を持っているとは
全く思いもよらなかったようだ。

対して、ルナは申し分けなさそうな顔こそしているものの、
驚いたような様子は一切みせない。
お金を持っていることを知っているようにも見える。

メア > 奨学金、が…たくさん……
先生…とも、話した…

(メアの異能、そして体質のおかげで奨学金という形で
学園から様々な特権を得ている。
その一つが奨学金だ…)

だから、治療…すぐ、始め…られる…

烏丸 九郎 > とりあえずクオン先生にも話は通しておく。
またこんな自体になった時のための保険は必要だしな。

(先生との約束は忘れていない。
あの先生が尽力を尽くしてくれるというのだから、きっと間違いはない。)

ご案内:「学園地区 病院」からメアさんが去りました。
ご案内:「学園地区 病院」にメアさんが現れました。
メア > うん、それと..

学生証は、便利...だから、それは..覚えて、て...

(ソラとルナに告げる。
学生証さえあればこんな時にも役立つと)

だから、学生に..なるのは、いいと...思う..

ソラとルナ > 「……ごめんなさい。あと、ありがとう……」

ルナがおずおずと口を開く。
ソラもそれにつられたように頭を下げた。

学生になるメリットについてはおそらくふたりとも……
とはいいきれないが、ルナは少なくとも把握しているだろう。

それでも踏ん切りがつかないあたり、
何か理由があるのかもしれないし、
単に今までの生活が変わることを不安に思っているのかもしれない。

メア > 気に、しなくて..いい...

でも、次は...助け、られない...

(それだけ言っておく。)

だから、今回は...任せて...

烏丸 九郎 > なんか、俺…かっこわりぃな…

(お金を集めようと奔走しては子供だから無理だ馬鹿と言われ
大人に頼ろうとしては、愚かだと言われ
最終的には年端の行かない少女に救われて、足に怪我までこさえて…)

でもまぁいいか…。

ソラとルナ > それを聞くと、ルナは俯いてしまう。
相変わらず、そういった方面は気にしてしまう性格のようだ。

代わりにソラがお礼をするようにぺこっと頭を下げた。
それから、なんか凹んでいる烏丸さんの傍により、
背中によじ登って頭をなで始めた。

メア > 九朗は、かっこ悪く..ない...
絶対に...

(かっこ悪いと聞いてはっきりと否定する。)

気に、しないで...ちゃんと、元気に..なって...

烏丸 九郎 > ヘッへ、ありがとよ。
でもまぁ、多少かっこ悪くてもいいんだよ。
救いたいものを救えたなら…それが一番だしな。

(ソラに撫でられつつ、笑顔をメアに向けて)

メア > かっこ悪く、ない..

(少しムスッとする)

次、かっこ悪い...って、言ったら...
蹴る...

ソラとルナ > ふと、ソラの動きが止まる。
その視線はベッドの上の片割れのほうへ。
疲れてしまったのか、ルナはすでに寝息を立てていた。

前払いとばかりにメアさんの代わりに烏丸さんの『足』を軽く蹴っ飛ばすと、
ルナの隣に向かった。

烏丸 九郎 > 蹴られたら参っちまうな、さすがにっ!?ぃぃぃいっぃっ…

(怪我してるほうはやめてくれよ?と笑いながら
メアの言葉にかけてる間になんか蹴られた!)

メア > ソラ、グッジョブ...

(親指を立てる)

ん、そろそろ...帰ら、ないと...
それじゃぁ、ね..ソラ、ルナ...

(そう言って病室を出ていく。
確かにそろそろ遅い時間だ)

ソラとルナ > にかっと笑って親指を立てて返す。
ついでに烏丸さんにも同じように親指を立てると、
もぞもぞとルナの隣にもぐりこんだ。

それから、病室を出て行くメアさんに手を振った。

ご案内:「学園地区 病院」からメアさんが去りました。
烏丸 九郎 > ったく、まだ言ってねぇのに…
じゃぁな、メア…
ありがとよ。

(去ってゆくメアに手を振りながら、自身も立ち上がる。
蹴られた脚が、じんじん痛い)

ソラとルナ > 最後に烏丸さんにも手を振ると、そのまま寝息を立てるルナに抱きつく。

ソラももうすぐしたら眠りにつくだろう。

烏丸 九郎 > それじゃ、俺も行くぜ…
もう脱走したりすんなよ?

(ソラにそう声をかけると、ひょこひょこと病室から去ってゆく)

ご案内:「学園地区 病院」から烏丸 九郎さんが去りました。
ご案内:「学園地区 病院」からソラとルナさんが去りました。
ご案内:「居酒屋『熱焼』」に四ノ宮 雪路さんが現れました。
四ノ宮 雪路 > (放課後。落第街の外れで赤い提灯が灯りだす。手焼きせんべい屋。兼居酒屋『熱焼』。戸の立てられていない店内からは、醤油の焦げる、食欲を誘う香りが街道へと漂ってくる)
(穏やかな風が店内を吹き抜けて、カラカラとカウンターに立てられた風車が回る)
「今日はあまりお客が来ないね。せんべいを焼ける時間ができるから、いいことなんだけど」
(手製の座椅子に腰掛けながら店主が言う。手元では、せんべい屋であることを主張するかのように七輪に火が入っている。網の上のせんべいが膨らまぬよう押し瓦で押し付けながら、店主は額から汗を流した)