2016/06/19 のログ
ご案内:「常世寮・女子寮とある部屋」に那岐夜車丸汀さんが現れました。
ご案内:「常世寮・女子寮とある部屋」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 七生がその猫と遭遇したのは異邦人街でのことだった。
以前訓練施設にて遭遇した、白い毛並みの雌の猫である。
妙に人慣れしている事から、どこぞの飼い猫だと見当をつけて調べてみれば案の定、見つけた場合の届け先が提示されており。

「……ここ、って女子寮……。」

訪ねてみたは良いものの、部屋の中は不用心に鍵も掛けずに留守にしている様で、
お前んち、本当に此処?と猫に確認して今に至るのでした。

那岐夜車丸汀 > また魔術に失敗した件のもふもふの白い猫(汚れ無し)。
人慣れというか単に中身が人?だから達観しているともいうが、一度あった事も二度もあれば、
女子寮辺りから 『この猫 要保護! 』とか猫の写真とともに出されていたという。

「にゃあ」

鍵なくても 不審者等は部屋に施しているそれは恐ろしい罠が片っ端から発動するはずだ。
大体 女子寮自体がセキリティが厳しくて うっかり鍵というかしなかったのだが、それは今となっては。
確認された猫は一声啼いて 前足で彼の―抱かれていたら腕辺りをもふっと触り、下されていたら寄り添ってみて。

然し 明かりが最低限過ぎて 壁とか黒くて 味気ない部屋の中。

東雲七生 > 部屋の前で佇んだまま、どうしたものかと逡巡する。
このまま猫を置いていくのが妥当だろう。しかし、それではあまた彷徨い出でてしまうかもしれない。
それではここまで運んだのも無駄骨になってしまうし、何より。

「鍵も掛けずに猫放ったらかしなんて……
 あー、もしかしたら探しに出てるのかもな。
 
 ……なあ、入って良いと思う?」

足元に寄り添う白猫を見て。軽く首を傾げる。
女子寮自体は何度も訪れた事があるし、今回の寮も以前来た事があった。
ただ、知り合いが居るかどうかは記憶が定かでは無く。

那岐夜車丸汀 > 部屋の前で彼を見上げたり お座りをして前足で耳とかをくしくししている猫。
置いていかれたとしたら 彼の後ろを引っ付いて恐らくついてくるだろう。
彷徨う事だけは気まぐれ猫の特権とばかりに うろうろ。

「にゃー にゃ。」

(入れて。寧ろ 大丈夫。罠は発動しないから。)

罠の解除方法はいたって簡単 扉のノブを捻るだけ。そこに施された封印が解除され、
蝋燭の明かり程度の灯りがつくのだ。内装としては女子というよりそっけない男子の部屋の様。

東雲七生 > ……猫の言葉なんてさっぱり分からないけれど。
転移荒野にて魔獣の類を散々相手にしてた所為か、多少の意思表示くらいは汲み取れる様になった。
それが功を奏してか、なんとなく、白猫の言いたい事が分かった気がした。

「んじゃあ、まあ、お前んちだしな。おじゃまします。」

開けたままのドアをくぐり、そっと後ろ手に閉める。
もし部屋の主が戻ってきたら、猫に関してと、戸締りに関して、二重に物申してやろうと思いつつ。

「何も無い部屋だな。」

まるで研究区に住んでた頃の俺の部屋みたい。
そんな感想が思わず漏れて、少しだけ部屋の主の為人を想像してしまう。
ここ、女子寮なのに、と。

那岐夜車丸汀 > この姿で人の言葉は…喋れるのだが それをやったら即研究施設に運ばれてしまう気がしている。
猫の状態ではバレルまで?猫の言動、猫のふるまいをやってこそ、を行っている。
猫の鳴き声で彼と意思疎通図っているか 通じているか分からないが―彼に連れられる形に部屋へ戻ってきた。

なんていうか普段から色が無い世界に住み 床にモノがあっただけで障害の元だからモノが無い。
殆どすべて収納に納まっているのだから、唯一モノがあるとしたら

部屋の片隅にある机の上 なんか食欲の失せる怪しい青色の液体が入ったビーカーとどこぞの文章で書かれた走り書きの紙。

『失敗した場合に 飲む事』…然し 食欲失せる蛍光色の青色の液体が鎮座してる。

東雲七生 > 「ふーむ……ちゃんと楽しく学生生活遅れてると良いんだけど。」

殺風景な室内を見渡して、嘆息と共に呟く。
ちょうど一年前の自身を振り返って、少し暗澹たる気持ちになって頭を振った。
どの様な生活を送る、どこの誰でも、とりあえず不用心なのはよくない。
それはちゃんと、注意しなければ。

「あんまり物色とかしたくないけど、これだけ何も無いとそれも杞憂だったかな……ん?」

部屋の主の情報に繋がる何かがあれば、と思ったが目ぼしいものは何も無く。
そのかわり、何だか物騒な薬品……の様な物を見つける。

「……何だコレ、すげー体に悪そう。
 失敗した場合に……飲む事……?」

何だろう、誰か何か失敗するのだろうか、この部屋で。
さっぱり理解が追い付かないと言う顔で、首を傾げる。

那岐夜車丸汀 > この部屋 本棚とかが無いように見えるが 其れも収納されている。
楽譜とか楽譜とか楽譜とか教科書とか参考書とか色々とあるが―すべて収納である。
殺風景通り越して モノが無い寮部屋ともいう。

猫は部屋の中をうろうろとし始めた―あれを飲まねばと思うのです。

灯りに照らされていない箇所にボタンは並んでいるがそれは目立たない場所に並んでいるー
全て押せば 本棚やベットやら楽器の予備やら出てくるだろうが―なんかそこまで仕込んだのは
こう仕込むのが楽しくなりすぎてやり過ぎてしまったともいう部屋の主(現在猫)がここに。

「にゃー にゃにゃにゃー」

(あ、そこにありましたか!早く飲ませて!)

猫が盛大に鳴き始めた 口にくわえることで何処からか持ってきたのは水飲み皿(猫用)。

そこにどーんと注ぎな的にお座りをして彼を見上げるのだ 白猫は。

東雲七生 > 「ん? え、飲むの、これを?お前が?」

ビーカーとにらめっこしていたところで鳴き声が聞こえて白猫を見れば。
物凄い勢いで催促されていた。本気なのだろうか、と白猫とビーカーを交互に見る。

「俺としては凄いなんか、此処の部屋の住人が戻るまでそっとしておきたいんだけど……。」

ひとまず、ちょっとだけ、と。
ビーカーの中身を半分ほど水飲み皿へと注いでみる。

那岐夜車丸汀 > 部屋のつくりがからくり屋敷的に造って貰った魔改造的なー。
それは一旦置いといて、彼が視ている事によって飲むことも侭ならないので 
それならせめて皿に注いでくれと鳴いて懇願してみた。それを飲まないと有体に言えば数日間戻れない。

「ふにゃー にゃーにゃーにゃあ!…にゃ」

(部屋の住人ここに。一滴でもいいから飲ーまーせーてー)

半分だけ注ぎ込まれた得体のしれない青色蛍光のうさん臭い液体。
お座りをしてぺろぺろと舐め始めた―猫ってそんな舐め方しかできませんもん。
暫く舐めていたが もうすぐ飲み終える―と同時に
猫の姿が淀んだ ぐにゃりと猫の姿が瞬く間に人の形を繕ってきた。
その姿は まぎれもない―那岐夜車丸 汀張本人だったーだが、半場猫の姿の際は服は取り込まない。

つまり

全裸だった。

東雲七生 > 「うぅ、死んだりしないでよ……?」

他人の部屋に入った挙句、部屋にあった薬を飲ませて飼い猫を殺したなんて洒落にならない。
下手したら即行で風紀か公安に突き出される案件である。
流石にそんな事で目立ちたくは無かったのだが。

「……ん、あ。 は?」

薬を飲んだ白猫がみるみる姿を変えていく。
その姿は七生もよく知る姿で、透き通るような、というよりはいささか白過ぎる肌をしていた。
というか、何処を見てもそんな肌だらけで、

つまり全裸の那岐夜車丸 汀が目の前に居た。

状況の理解をしようにも突然すぎる展開に頭が追い付くはずもなく。
ただただ呆然とした様子で目の前の那岐夜車丸を見つめる。幸い、手に持ったビーカーを取り落すことは無かった。

那岐夜車丸汀 > 「…死にはしませんよ、死には。」

全裸であり、髪が聊か長いから大事な胸とか大事な股間とか隠せていると思うが
もう一度言う 全裸だ。白すぎてアルビノ特有の色合いを持つ髪の毛と赤い瞳の少女…いや女性は
お座りをしていた猫―から人になった事で正座を崩した状態で座っていましたとも!

たゆんとゆれる胸が じっと彼を見上げるような視線は 彼を捉えてやまない。

「…色々と お手数お掛けしましたわ、七生さま
…おや?何かフリーズしていらっしゃる。……えい。」

確かどこかに服を一式しまって置いた筈、と視線を一瞬彼から逸らして探し始めたーが収納されているっぽい。
と彼の動きが止まった事に気づくと ゆっくりと立ち上がり 抱き着く感じにお胸をむにゅりとぶつけてみようと寄って。

東雲七生 > ただいま状況を論理的に整理中です……。
そんな字幕が入りそうなほど、呆然自失とした様子で居た七生だったが。
名前を呼ばれ、流石にフリーズからは脱──

「ああ、いや、だいじょ──ッ!?」

むにゅん、と確かに自分に当たる酷く柔らかな感触。
約10cmという身長差から、その感触はほとんど顔の近くで感じられた。
今、少しでも視線を下げれば凄い光景が見える気がする。そう思いつつ、七生は何とか理性を繋ぎとめて汀の顔を見上げる。
……それでも距離が近いけど。

「なんで、おまえ、猫……っ!?
 ていうか、なに、何してんの……!?」

那岐夜車丸汀 > 猫の際は服なんぞ着ない いや着たまま変化をする人だったら時たまいるけど。
彼が凝固している間いてもいられず全裸のまま抱き着いてみた。何かしらの反応を持って期待したかったのだ。
結果は 凝固から復活という名の再起動が果たされたのだが。

「随分前に とある実験で猫になったのですが、あれは失敗でした。
その際に 屈辱的な方法でお調べになった様で…あれをされてしまいますと私としては
とてもとても嫁にいけない身になりそうです。、で此度は 一寸した実験をしたのですが
今回も失敗しましたので暫く実験はしないで置きましょうと反省をしたのですが、服一式知りません?」

彼に引っ付いたまま 今 万が一 女子寮に来訪者が居たら 確実に 違う修羅場が待ち構えている!
方や男子生徒 方や全裸な女子生徒。 さてさてあらあらな場面。

東雲七生 > 無事に思考が戻ってきたは良いものの、これならまだフリーズしていた方が良いかも知れないと早々に後悔し始める。
何せ全裸の女子に抱き着かれるなんて事、今まで覚えてる限りは一度たりとないのだから。
指の先まで石になったかのように微動だにとれず、今までになく顔を真っ赤にして耐えるしかない。

「と、とりあえず離れて……くんない?
 いや、待って。屈辱的な方法でお調べ?えっと、あの白猫が汀で……」

ふい、と訓練施設での一幕を思い出す。
確かあの時は雌雄判別の為に後脚を……

「うわわわ!
 あ、あの時はごめん!全然、まさか、そんな、汀だなんて思わなくって!
 
 それより今は服!……お前の服なんて俺が知るわけ無いだろ!」

まさかこの場に誰か来るなんて事は無いだろうが、
変に目撃されては言い逃れも出来ない状況ではある。
ちゃんと部屋の扉を閉めて正解だった、とか妙に冷静に考えつつ。

那岐夜車丸汀 > 離れてくれというのであれば離れよう。だが今現在 汀は全裸なのだ。
布とかもない ほぼ物がない殺風景な室内にそんなものはない。
彼はもともと赤っぽい色合いの髪の毛らしいが 色なき世界出来る汀にとっては紅いとか言われても濃いようにしか見えない。
顔色の良し悪しは 汀にとっては濃いか薄いかだ。

「…離れてみましたが。そう もさもさの後ろ脚を開いて、毛を掻き分けてお調べになったあの方法を。」

思い出していただけた模様 続けて。

「服…どこかに収納してしまったようですので ボタンが壁のどこかに。
猫の時は首輪をして居た筈なので 其れを視ましたら一発でしたのに。」

仕方ないですねぇ と言わんばかりに ごそごそと壁にあるボタンを全て押すと 壁が至る所ひっくり返ったり開いたり出てきたりして
本棚やベット、楽器とか出てきて― にゅーっと床から出てきたのは着替え一式。

素早くそして無駄のない動きで服を着ればー少し破廉恥気味だが全裸ではなくなった。
目に毒度はさらに増してはいるが…

東雲七生 > 静かに汀が離れれば、ほっと安堵の心地で一息つく。
しかし、七生にくっ付いたからといって服が切れたわけではないのだ。
むしろ絶妙な加減で要所要所を隠していた髪が流れてその仕事を放棄してしまった感じすらある。
輪を掛けて露わになった上半身を確認しただけで燃え上がりそうな程に赤く熱を帯びた顔は、色の分からない汀にも伝わるほどだろう。

「ごごごご、めめめめ……」

まともに口を動かすことも叶わずに、壊れたテープの様に謝罪を繰り返す。
何だか部屋の中が音を立てて、様々な物が現れ始めるが、そんなことも意に介せないほどだ。
何せその間も汀は全裸であるから。

「……で、えと。……あの、それで。」

汀が着替えを終えてようやく人並な言語を扱えるようにはなったらしい。
まだまだぎこちないながらも改めて汀に声を掛ける。

那岐夜車丸汀 > まあ、絶妙な感じに隠していた髪の毛がずれて主に上半身があはーんになっていたが、
別に猫の時点で全裸を見られ(猫の状態)、その前は下着姿で見られ今さらな感じで此度全裸事件。
ほぼ彼を目に毒事件に巻き込んでしまっている、しかも三回目は今起きた。
…彼の紅い顔は濃いだけで分かった、其れ位濃厚であるのなら血管キレますよ、と言わなかった。

部屋の内装は変わったが 灯りは変わっていない 寧ろどこぞのアーティストの様な内装になったくらい。
本棚に収まっているものが殆どは楽譜なのだと。服は着たが相変わらず…いや前よりも過激なモノで
声をかけられば ベットの縁に腰を下ろし、

「はい 何か。」

無駄な事は余り喋らない性質だ、彼が落ち着くまでは言葉の先を続ける様に返答というか相槌を打とう。

東雲七生 > まったく気にした素ぶりの無い汀に対し、大混乱中の七生である。
目が見えない生活というのは、人からの視線にも疎くなるのだろうか?
いやいやでも下着を買いに行くときはあれだけ可笑しくないか確認を迫られたし、それでは、何故?と。
考えれば考える程、半ば見せつけられたに等しいたわわなモノを思い出して中々顔から熱が引かない。
血管は丈夫だから、そうそう流血沙汰にはならなさそうではあるが。

「えっと、戸締りは、ちゃんと、しような。」

たどたどしく、当初の注意をちゃんと告げる。
まあ猫になってしまったなら戸締りも何もあったもんじゃないだろう、とはそこまで考える余裕が無いので目を瞑って欲しい。

すっかり様変わりした室内で、やたらと過激な衣装で言葉を促されれば、
やり場無く握っていたフラスコを差し出して

「あと、これ、どうすれば……?」

那岐夜車丸汀 > 異能を使わなければただの全盲少女。異能と特殊能力諸々使って色なき世界を視るといった具合。
つまり 下着の形がどうこう言えたのは異能ありの方だったとも。色は分からなくても形さえわかればといった具合で
彼に確認を取らせるというある意味羨まし―否 けしからん事をさせた少女は、彼にやっとのこと言われた注意に

「分かりましたの。でも この部屋に不審者は入ったとして3秒で嬌声転移させられますが。
 どこに? 秘密の場所にご案内 な位です。」

猫になるとか普段から鍵は付けたことが…時々ない。気をつけねばならない。フラスコを受け取れば

「ああ、これは 処分しておきますので」

こじんまりとした台所にそれをごんっと置いたという。というかそれは半分だから 後で飲むつもりだ。

東雲七生 > 「3秒で、って……」

怖いから詮索するのはよしとこうと心に決めて、溜息を溢す。
そして改めて汀を見ると、少し落ち着かない様子のまま、どかっとその場に腰を下ろした。
床に直接、である。

「ええと、あとも一つ。
 こないだの、そう、こないだの下着屋でのことなんだけど。」

回りくどい言い方であるが、告白周りの事である。
その事について、ちょっと言っておく事があると、あちこち、落ち着かない様子で見まわしながら告げた。

那岐夜車丸汀 > 【続きは後日になりました】
ご案内:「常世寮・女子寮とある部屋」から那岐夜車丸汀さんが去りました。
ご案内:「常世寮・女子寮とある部屋」から東雲七生さんが去りました。