2016/06/26 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮とある部屋」に那岐夜車丸汀さんが現れました。
ご案内:「常世寮/女子寮とある部屋」に東雲七生さんが現れました。
那岐夜車丸汀 > 「大体 部屋に入って 位が3秒です。で、そこで強制的に転移どーんを。」

魔法使いならぬ魔女?が部屋を魔改造してしまうとこんな悲惨な事をしでかすという。
ベットに腰を下ろし 落ち着く…飲み物とか用意していない事に気づくと
すっと再び移動を。ややあってコップに水を注いで 彼に手渡してから
自分の分も用意をして やっと再びベットの縁に腰を下ろそう。

「…随分前の事ですね、はい、承りましょう」

此方は大して落ち着いた言動だったりする。予想?は幾らかしているのだ。
大丈夫 何があっても落ち着け―る??

東雲七生 > 「いやまあ、それは……うん、良いんだけど。」

もしかして自分もそうなっていたのかも、と考えたら少しだけ頬が引き攣る感じがした。
渡されたコップを手に、少しだけ考える様に視線を宙に彷徨わせて。

「あの、さ。
 やっぱり、何て言うか……いきなり過ぎてどうとも言えないんだけど……。」

少しだけ困った様に頭を掻いて、
小さく息を吐くと少しだけ水を口にする。

「俺、さ。
 前も言ったと思うけど、人を好きなるのとか、よく分かんなくて。
 ……汀は、……何で俺を?」

那岐夜車丸汀 > 「良いのですか…どこに飛ぶか分からないのに?
 ランジェリーショップから怪しいお店まで ランダムですのに?」

行き先がランダム過ぎ。強制転移の恐ろしさはそこだった。場合によっては更衣室というモノもあるというのに。
水は自分も飲むので特に仕込んでもいないし、それを証明するために 彼の前で一口飲んでみましたとも。

「………いきなり。人を好きになるのに 理由は必要でしょうか?」

ド直球な事を淡々と返し始めた、ぽつぽつと視線を彼へとむけているように見えて 視えていない目を持って

「私の 本望と思わしき 囁きが脳裏に囁くのです。 この人を愛したいと」

東雲七生 > 「いやいや、そういう意味じゃなくて!
 今はその話はおいといて、って意味のいいから、だから。」

洒落にならなさそうなのであまり深く言及したくない。
暗にそう言いながら、もう一口水を飲み。

「……え、いや、だから……俺にはそういうの、よく分かんなくってさ。」

以前にも告白はされた事があれど。
それでも何度か話したり遊んだりした相手からだった。
しかし今回は那岐夜車丸本人が以前言ったように、一目惚れ、であるらしい。

「え、と。……そ、そうなんだ。」

どう答えれば良いのか分からない。
結局、どう考えても分からず、今回はそれを伝えようと思ったのだが。

那岐夜車丸汀 > 「まぁ、…… はい。真面目に話を掘り過ぎまして申し訳ございません」

言及してゆけば行くだけ ガンガン掘っていきたい。
が、この話題は終わりらしいので埋め戻しておこう。
申し訳なさそうに 頭を下げておこう。

「…よくわからない。…ああ、告白慣れされていらっしゃるのでしたね」

彼に随分前に 幾度か告白されてきた、的な話になった事がある事を思い出した。
それを思うと 一目惚れに近い私では 勝負にすらならない気がしてきた。正直言えば 詰んでいる、駒が無い。

「……はぁ。」

ため息もつきたくなってきた、一目惚れも冷めるのが早い方だと思ってはいる。
彼はどうやら 好きとか嫌いとか 恋愛というのが分からないらしいので
このまま駒を、術を続けるべきかどうか …気分が徐々に良く分からない方向へと進みつつある。
此方も 無言になりつつあるのだ。元々余り喋らない方だけど。

東雲七生 > 「や、慣れるほどされてねえから!?」

どう聞き間違われたらそうなるんだ、と驚きながら丁重に勢いよくツッコミを入れる。

「でもさ、こんな事言うの変だけど。
 少しだけ、汀が羨ましいよ。いや、汀だけじゃないけど。
 人を好きになって、そのうえで相手にその気持ちを伝えるのなんて、すっげー勇気が要るんだろ?」

何だか雰囲気が落ち込んできたので、これは拙いと少し明るく話を振る。
当事者が他人事のように言うのも変なのだが、実際そうなんだから仕方ない。……仕方ないと思って貰いたい。

「ましてや、一目惚れなんて……俺には想像もできないもん。
 正直、本当に羨ましいなって思う。
 こないだの汀、すっげー真剣だけど……それでも、すっげー今まで……何度かしか話とかしなかったけど一番イキイキしてた気がするし。」

にぱっ、と満面に笑みを湛えて告げる。
表情が視えなくとも、声の調子などで伝わってくれればいいな、と思いつつ。

那岐夜車丸汀 > 「噂では ハーレムを作って 両手でも余らせるほどに侍らしていると聞くのですが 真実でしょうか?」

何処から聞いたその話。どうもその話纏めた上では 毎夜違う女が傍にいるという何とも羨ま―否けしからん話。
ツッコミに対して途轍もないボケを噛ましていくのだ。真顔で。

「正直 この前の告白で気力を大分殺いでしまいましたので
これ以上揺らぎが無ければ 是もお仕舞にしてしまおうかと申します」

この気持ちも心の金庫にしまうのです、と形にない気持ちを金庫?にしまう仕草をして、
如何でしょうか、と本人に聞いているわけでもないが 呟きをぽつりと零し。

「一目惚れも初めてではありませんが、この世界に来てからは 初めてです、が。
  で、しょうか? であれば …よいのですが。」

随分と落ち着いてきた。コップについた水滴が 肌の上にぽたっと落ちた。それに気づいて コップの水を少し飲んで喉を潤し。

東雲七生 > 「どっから出て来たのそんな話……!」

ちがいます、ちーがーいーまーすー!と全力で否定する。
いや、はた目から見ればそうなのかもしれないけれど、そんなに良い物じゃないと首を振る。
ハーレムなんて、それこそ自分には不釣り合いな物で。

「……揺らぎ、というか。まあそれともかく。
 そんな、ものなの?……なんか煽るみたいな言い方になっちゃったな。
 俺にはよく分かんないけど……誰かを好きになる、ってそんな風に、切り替えられるもんなの?」

分からない。本当に。
何人かに訊いてみたが、どうも恋やなんだと言うのは理屈じゃないように思えた。
だけど、目の前の少女は努めて冷静に、自分の気持ちを処理しようとしている様に見える。

「……やっぱ、何だろう。
 最初に思ったほど男らしくなかった、って事なのかな。」

ぽつりと、そんな事を呟いて。
自分が恋愛の舞台に立つなんて、それこそ不相応だというのは自分が一番解ってるけれど。

「ま、別に俺のことは良いんだった。
 なあ、汀。金庫に仕舞う前に一つだけ、良い?」

どうにも歯切れの悪い、過去の事を口にする姿を見て。
もう一つ伝えてみようと思ったことを心の中で整理し始める。

那岐夜車丸汀 > 「え、学園での噂話を纏めましたら、東雲七生 はハーレム帝王説が」

全力で否定する…全力で?怪しい…何か真実は闇の中ならぬどこかにあるような気がしてきた。
これはこれで探して追求しなければ 本人に聞いても意味が無い、もっと情報を集めねば!

「恋とは一気に燃え盛り 愛とは持続するもの。 私の気持ちは恋でありました。
一気に燃え盛る分だけ 一気に冷めるものも大きいし早い。
…この気持ちは 今先程の 貴方様の回答を持ちまして 切り替えたいと存じます。

…友人 友としてなら 関係が続く事を祈りましょう、と」

いつまでも引きずる事はしない、一つの区切りとして終わらせよう。
アノ告白から 徐々に落ち着いてきたのだ 引きずるのは己の性分ではない。
前へと切り替えて進みゆくのみ。恋愛よりも今は大事な野望が!

「男らしい とかではありませぬので。 …何で御座いましょう?」

何か御座いましょうか、と首を傾げながらも 続きを促したい。
先程の落ち込み方とは大分 淡々と切り替え中だからか 喋りも最低限ではなく 落ち着いたもの。

東雲七生 > 「そんな噂立ってんの!?」

正直登校拒否したい。
別に噂になる様な人間では無い筈だ。いや、そうなる様に過ごしてきたはずなのに。
平穏無事な学園生活がじりじり遠退いているのを感じる。ていうかそんな噂流した奴は出て来いって気分だった。

「そ、そういうもんなんだ……。
 えっと、うん。そうだな、友人……まあ、それは俺の言いたい事でもあるんだけど。」

こほん、と咳払いをして。
何だかだいぶ彼女自身は収束しつつあるようで、それなのに延々悩み続けてた自分がちょっとだけ馬鹿馬鹿しく思えた。

「……考えてみたら、お互いにお互いの事全然知らないし。
 良かったら、もっとお前の、那岐夜車丸汀のことを色々知ってから、ちゃんと答えを出したいかな、って思ったんだけどさ。
 ……でもなんか、お前の中では区切りがついたみたいだし、いい、のかな。」

七生は一目惚れどころか恋愛について門外漢もいいところだ。
何を持って相手を好きだと思うのかすら、理解していない節がある。
そんな彼が、彼なりに基準として考えたのが那岐夜車丸汀という人物を良く知った上で、その上で自分がどう想うか、ということだったのだが。

「……正直ちょっと肩すかし食らった気分だけど、
 でもまあ、いいや。友人……友達として、まずは付き合っていけたらなって。」

あはは、と何だか誤魔化すような笑い方になってしまった気がする。
だが、こういう時どんな表情で居れば良いのか分からなかった。

那岐夜車丸汀 > 「そんな噂が主に鳥と蝙蝠の間で」

人ですらなかった 学園内に住む鳥と蝙蝠の内 蝙蝠と異能で会話が成り立つのだ。で、そこから聞いた話が 彼がハーレム帝王説。
学園内に住む蝙蝠及び鳥が日々の学園生活を見ているのだ 動物と思って侮ってはならない。
その中で 彼が とある人と同居しているとか、とある人から告白を受けたとか聞いたのだ。
まだ人のうわさ話は聞いちゃいない 聞いたらそれも混ざってしまい恐ろしい噂話が出来そうだ!

「恋とは三日続けばいいモノ。私としては三日超えておりましたので
先程の回答を持ちまして し ゅ う り ょ う させて頂きます。」

収束完了。もう戻らない。案外悩む時間が短い そして切り替え早すぎる。脈が無いと分かると引きずらないのはあるが。

「私からは 戻りませんし そちら様が 私の事を色々知ったうえで 告白というのは一向に 構いません。
…考えてみましたら 私 私自体 記憶喪失でしたわ ははは。」

適当にぽつぽつと思い出してはいるが まだまだだ。名前すら偽名だし、己が何処から来てどこの種族か 何の魔術を使っていたか
全てではないのだ。彼を知るのも大事な事だが 如何せん こちらが自信を思い出していない。
知る以前に 知らせる事も出来ない さてさて。

東雲七生 > 「そ、そうなんだ……
 とりと、こうもり……」

そりゃまあ、何と言うか。
どこに誰の目があったもんじゃないな、と頬を掻く。
ひとまず、情報源が人間じゃない事に少しだけ安堵しつつ。

「あ、えっと……は、はい。」

何だか凄いプレッシャーを感じて頷いてしまった。
ちょっとばかり悩んでた時間を返してもらいたい気もしないでもなかったが、本人がそれで良いなら、良いのだろう。たぶん。
そもそも碌に連絡先も伝えず一方的に告白して来てそのままどっか行ったのは目の前に居る少女張本人なのだけれど。

「記憶喪失って……!
 そういう事は、もっと早く言えよ……!?」

まあでも、したいのは過去の詮索ではなく。
今の、那岐夜車丸汀であるので特に問題が無いと言えば無いのだが。

那岐夜車丸汀 > 「まぁ、学園中の蝙蝠を追い払っても 島中の蝙蝠に聞けば宜しいので 問題は特に御座いません。」

主に夜は気を付けた方がいい、蝙蝠は夜が生活時間なのだ、稀に昼間に動く種もいるが、大凡夜が多い。
反響定位が出来ない蝙蝠はさすがに無理があるが、それ以外の 
大抵の蝙蝠は出来るので 視覚が無くても 蝙蝠が日々のニュースと情報の仕入先。

時間は返せと言われても神様でもないし 神様でも無理があるのではと思う
時間返せ。確かに指摘の通り 連絡先不備で逃亡したのは私ですが。

「少しずつ 思い出しているので 問題は 余りないのですが 人じゃないのは確かです。ええ。」

なんて とっても気になる会話をし出すのですが 欠伸と目のこすりをし始めて。
余り夜遅くの活動は 昨日位はしていたが 今日は難しいっぽい。

「そろそろ シャワーを浴びて 寝ようと思う次第ですが…?」

東雲七生 > 「しまじゅうの、こうもり。」

なんか凄い規模になったな、と目を瞠るばかりで。
とりあえず、気を付けようと心に決める。気を付けてもどうにもならない気もするけれど。

「そ、そっか。まあ、俺も何か先輩として助けになれれば良いんだけど。」

そう言う七生自身も、過去がぽっかり穴開き状態である。
記憶喪失者が記憶喪失者に助力出来ることなんて、あるのだろうか。

「あっ、じゃあ俺はおいとまするよ。
 ……それじゃあな、汀。今度また改めて遊びに来る!」

ぱっ、と立ち上がると慌てた様子でぱたぱたと扉へと向かう。
そして最後にもう一度、軽く別れの挨拶をして部屋を後にしたのだろう。

ご案内:「常世寮/女子寮とある部屋」から那岐夜車丸汀さんが去りました。
ご案内:「常世寮/女子寮とある部屋」から東雲七生さんが去りました。