2016/08/15 のログ
蕎麦屋 > 「左様ですか。
 まぁ、特段『関わるべき』話でもなさそうですし。
 深くは聞くつもりもありませんけれど。」

ずずー。うん、夏は茶に限る。
そんなことを呟きつつ。さてさて。

「で、そちらも何やら聞きたいとか聞きましたけれど。

本当に聞くつもりもないのか、さらりと話題を変えてしまった。

陽実 凛 > 「……。」

無言で蕎麦を啜って、終わったみたいなので首を傾げて。
流れはある程度解ったけれど最後の終わり方が解らなかった。

『ああ。聞きたい事は2つになったのだがね?
私から話した話では1つにある程度答える位だろうと仮定させて貰おう。
どちらか一つに答えてくれればありがたいね。
一つ目、彼女が感情を表す相手は君からみて一人のままかね?先ほどの問いかけでは他にもいる様に聞こえたのだがね。
二つ目、彼女に君が渡した資料にあった〈ディアボロ・ウィルス〉の検体、或いは感染者の情報はあるかね?』

これもまた、テレパシーが飛ばされているのは、蕎麦屋一人。

蕎麦屋 > 「あー……」

さて、どう答えたものか。
悩んだところで、そもそもその問いの答えになるようなものは。

「一つ目。
 いやそんなもの知りませんし。保護者ならお小遣い持たせて交友関係くらい把握しといてくださいよ。
 二つ目。
 今手元にゃなんもにゃー、という奴ですね。いやだって私のとこまで回ってこないんですもの。」

首かしげつつ、茶をずずー、と。
どちらにしても8割がた事実である。
少なくともその『処置』をしてからの動向など知る由もなし。
検体の情報などまー、それこそ何も聞いてない。――何もわかってない、といった方がいい。

陽実 凛 > 『情報なしかね。
どちらも君経由の情報だったのだがね。
私には今こちらの通貨はないものでね、換金しようにも困る代物ならあるのだが。
しかし一つ目がいると言う回答でなくて安心はしたがね。
一つだけお土産代わりに忠告しておこう。
感情を表す相手との交友関係を築けないまま、他の対象に感情を表わす事があれば黄信号、対象次第では赤信号にもなりえる。』

ローブ姿の対単独テレパシーはそれで終わり。

『さて、お話は終わったが、世間話でもするかね?
私は席をはずすかね?』

と二人に対してテレパシーが飛ぶ。
所でこのローブ自分で出したドリンクに手もつけてません。

「…お小遣いを放射性物質で渡されると困る。」

とりあえず会話内容から一言ツッコミ、それにプラスして

「3杯目の予感がするのだけど。」

と肩を竦めた。

蕎麦屋 > 「にゃーです。いやそも、どの基準かわかりませんし。
 そもそも何か私有用な話ながしましたかしら?あまり益のあるモノはなかったはずですけれど。」

どの程度の基準の情報がいるやら。

「まぁ、ご忠告はどうも。――きっと役に立ちませんが。
 はい、お疲れ様でした?」

終わりだというなら引き留めはしない。
尋常の存在ではないなー、というのが正直な感想。
殴り合う、と中々骨が折れそう。それはともかく――

「嗚呼――なんでしたら買い取りましょうか。」

いや、別に使い道はないけどね。

陽実 凛 > 『あの資料の写しだけでも中々興味深いものでね。
しかしやはり現存するサンプルには触れてみたいのだ。』

「……研究者の癖が出てるかな。」

テレパシーを聞き取ってドリンクに口つけた。凄くまずい。

『お疲れ様でもないだろうに。
それに各用途用に加工してあるものをお小遣いにしようとしたジョークでしかないのだよ。
彼女にジョークが通じなかったがね。』

「下手に使うとそれはそれで困る代物。
後そういう物があるから、正式な島の住人だと招待するのは大きな用事でもないと難しい。」

シンクロするように、ローブ姿と一緒に肩をすくめました。
ローブ姿の肩が本当に肩なのかはさておき。

蕎麦屋 > 「まぁ、その手のサンプルが欲しいのでしたらご本人に直接伺うとよろしいかと。
 だってないですし。冗談抜きに。」

あっちこっちに渡してはいるはずで。
多分培養自体は出来ているころだとは思うが。それはまた別の話。

「え、ジョーク通じると思ったんです?
 いやあなた、やったこと考えてから渡しましょうよ。」

素。

「まぁ、そういうことならしかるべき場所で換金すればよろしいでしょう。
 売り払って困らない程度のものならさっさと売ってしまうとよろしい。」

言いながら――立ち上がる。
まぁ、大体訳が分からないことが分かったので収穫はあったほう。

陽実 凛 > 「待って、その本人が感染してるかどうかまだ確認もできてない。」

所か話せてない。
ローブの方出撃は不味い事になるのでテレパシー前に遮った。

『……論理部分が残っていればジョークと理解できると踏んでいたのだがね。』

ローブのテレパシーがさっきより弱い。

「ここで彼が活動する分には困らないのと、結局私が自分で生活する事に意味があるらしいけど。
帰るの?」

見上げて、片手を上に。

蕎麦屋 > 「あ、してますよ。
 まぁ、アレの信用しなさと慢心っぷりは笑えますので一度お試しあれ。といったところで。」

あっさりばらした。
しかも評価がひどい。

「ジョークを理解するのは感性の部分ですから。
 理性だけでは意味は分かっても理解はできないでしょう。

 ん、出前もしましたし――まだ、なにかりましたっけ?」

首をかしげる、かくん。
さて、何があっただろうか――

陽実 凛 > 「……信用しなさは解ってる。
そもそも話すタイミングがなかなか取れないけれど。」

後ローブが何か反応したけど見てない振り。

『その見解については今度話してみたい所だがね。』

「いや、…蕎麦は啜ったから器。」

回収してない、と食べた後の器指差して。

蕎麦屋 > 「別段保護者ごっこしてなくても表出ていいと思いますけどね。
 私もそうですし。」

さくり、と。出たいなら出ればよろしいのに。

「ん、まぁ脳外科だ感情と理性の乖離だの話は門外漢ですので。
 適当なことを適当に言い連ねるだけになりますけれど、それでよろしければ。

 連絡先はお友達が知ってますし。」

おっと、器の回収を忘れてました。まとめておかもちに放り込んで。

陽実 凛 > 「留守の問題とかいろいろあると思う。」

『場所によってはローブが剥がれた姿を見て攻撃されかねないのでな。

それでも構わない。
こう言う事を話す旧友ももうおらん。』

ちらりとローブ姿と蕎麦屋を交互に見て。

「まぁ、中間連絡役と言う事にする。
それじゃあ、また?」

回収を見届けて手を振り。

蕎麦屋 > 「大丈夫じゃないですかね?
 多分ですけど。場所知ってたところで辿り着くのは骨折れますよ。」

じゃあお前はどうやって来たのか、というのは野暮な質問。
出前れあればどこへでも、蕎麦屋の矜持です。

「はい、暇つぶしにでもどうぞ?
 ではでは。またのご利用お待ちしておりますー。」

500円硬貨は使わずに済んだなー、などと思いつつ。
ひらひらと手を振って、小屋から出ていく。
――ほどなくして、ぼへぼへと気の抜けた排気音が遠ざかっていく――

陽実 凛 > 「普通の人で普通の家ならそうだけど。」

暗にどっちも違うと、暗に言わなくてもまぁ伝わってるかと。

その後見送ってしまえば。
ポツリと呟く。

「……私の肉体と同じ処置で間に合うといいけど」

ローブ姿は呟きになにも答えずに、後片付けを始めた――


少しして片付けの手伝いを始めて、時間は過ぎていく。

ご案内:「青垣山の小屋」から蕎麦屋さんが去りました。
ご案内:「青垣山の小屋」から陽実 凛さんが去りました。