2016/09/22 のログ
ご案内:「ひみつとっくんじょう」にルギウスさんが現れました。
■ルギウス > 未開拓区の採掘場跡を割りと正規の手段で間借りして、コツコツと機材を搬入し用意した『ひみつとっくんじょう』。
割と大きめの看板も用意されており、1時間300円(ただし管理人は不在)からご利用可能。
昭和の特撮ヒーローっぽい特訓ができる屋外施設が一通り用意されている。
用途不明の鉄球クレーンとか。
崖の上から石とか落とせそうな設備とか。
アスレチック走破なニンジャの名前がついてそうなセットとか。
「いやぁ、ここまで準備すれば大丈夫でしょう」
いい仕事した、と言わんばかりの笑みを浮かべる闇司祭。
■ルギウス > 「通常の訓練ならば、演習場で事足りるわけですが……世の中には形から入りたがる方もいらっしゃいますからねぇ。
しかもここなら火薬だって使い放題!!」
分量をガンガン増やして、入り江の地形を変えたりする恐れも無い。
「まぁ、アナログ一辺倒の施設ではありますが。
レジャーも兼ねておりますし、遊び心は満載ですのでそこは勘弁してもらいましょう。
外れには滝も用意したので、そっち系の訓練もできますからね」
■ルギウス > 「さてさて、ここを利用する方がいらっしゃればいいんですが。
いないならいないで誰も困りはしませんけれどね」
正義の味方や、発展途上の剣士あたりの目に留まればいいですが なんて独り言ちる。
そうでなくても人目を避けて目一杯体を動かしたい人が勝手に使うかもしれないが。
「捻くれモノが使っても構いませんしねぇ」
■ルギウス > 「さて、私の知り合い用の強化プランはあるものの……どうしたものでしょうねえ。
やっぱり死ぬか強くなるか くらいのがいいんでしょうかねえ?
いかんせん、私は死んでも何も困らないのでその辺の加減が面倒くさいんですよねぇ」
物騒な発言である。
なおアトラクション自体は、命に危険は無い はずである。
■ルギウス > 「……私も、次のステップに望んでもいいかもしれませんねぇ」
どこか遠くを見るようにそう呟く。
「まだまだ足りないと思うんですがねぇ。
どれほど蓄えれば届くのやら」
■ルギウス > 「足りなければ、重ねればいい。
何度でも、何度でも……目指す頂よりも高く高く、ひたすらに」
いつもの貼り付けた笑みはない。
「私の生きてきた証を残す必要は無い。
残るのは悪名だけでいい……それが私の演じる役なのだから。
ただ、私が主演になる舞台だけは―――」
■ルギウス > 「誰であっても邪魔はさせません。
私による私だけの舞台だけは……究極の自由への挑戦は」
仮面を被る。
いつもの笑みを。動かない嘲笑を。
問題は無い、物語は派手に面白くあるべきだ。
BADもHAPPYもTRUEもそこには関係ない、私は過程を楽しんで。
いつものように企みごとを。
人の成果を掠めて模倣し、身に着ける。
「そこに違いはありません……どうせ私のお話はDEADENDなんですからねぇ。
これ以上、悪くなりようが無い」
■ルギウス > 「さてさて、私という悪役を退治するヒーローは姿を見せてくれますかねぇ?
候補はチラホラいるんですがねぇ。
私がサボりがちなのがいけないんですよねぇ」
くっくっと嗤う。
誰にむけての嗤いなのか、彼のみぞ知る。
■ルギウス > 「まぁ、いいでしょう。
どう転んでも私は楽しめる。楽しめれば私はそれでいい」
再び施設を見る。
「変身ヒーローなりきりセットでもレンタルしたら、売れますかね……」
ご案内:「ひみつとっくんじょう」に蕎麦屋さんが現れました。
■蕎麦屋 > 「……いや、なりきったくらいでなんとか攻略できるシロモノなんです?」
ひとりごちる横で蕎麦煎餅ぽりぽり。
なんかすごい施設ができたものだなー、と。爆発物取扱責任者とか居るのだろうか。
「――あ、そういうわけで毎度ー。」
会釈。
何時からそこに居た。
■ルギウス > 「気分が乗ると、効率あがる人種もいましてね?」
と、返事を返しながら。
「はて、まだ出前は注文していなかったはずですが」
わざとらしく首を傾げる。
■蕎麦屋 > 「嗚呼、滝行して天啓受けた気になる修験僧とかそういう方々向け。」
納得した様子だが何か違う。
「注文するつもりでしたら出直しますけれど。
――私だってその辺ほっつき歩くくらいの趣味はありますよ?――あ、食べます?」
そんな首をかしげるほど不思議だろうか。つられるように首をかしげて。
袋に入った煎餅を差し出す。もちろん自家製。
■ルギウス > 「ええ、そういう方々向けです。
もしくは大人のごっこ遊びをガチでやる方々向けです」
身もふたも無い。
「いただきましょう。
生憎と、この場にお茶は用意してないのですが」
受け取ってパリンと食べる。
どこかの新世界の神になろうとした人のように。
「なんでしたら遊んでいかれますか?
あちらの走破アトラクションは普通に鍛えている方を対象にしてますので温いと思いますけれど」
■蕎麦屋 > 「大人のごっこ遊びはここまで突き詰めれば本物の気がしますけど。」
頷く。
採石場の大岩ころがし耐久出来る人間はある意味で本物のヒーローだろう。
「嗚呼、お茶もありますよ、
――え、私がやると壊すと思いますけど。それでもよろしい?」
はい、とどこから取り出したか緑茶のペットボトル。
熱くも冷たくもない、常温なのは屋台持ってきてないので仕方がない。
指さした方を見れば――
■ルギウス > 「本物になったら、それでいいじゃないですか」
ははは、と朗らかに笑う。
「では、お茶もいただきまして……。
壊れにくいように、魔化してますが限界はありますからね?
吶喊工事ですし加減はしていただきたいのですが」
■蕎麦屋 > 「まぁ、そうですねぇ。
用意した側としても願ったり叶ったり、といったところですか?」
茶をわたし、朗らかに笑う様子にふむ、と考え込む。
相変わらず――殺したいのか生かしたいのか分かり辛い視点の持ち主である。
「んー…まぁ、遠慮しておきましょう。
いやほら、私が実は運動音痴だったとかそういうのがバレるのが怖いので。
というかそうそう。用があったのですよ。
リビドー先生にはあれに聞くの?知らんぞわたしゃって投げられましたけど。」
はははー、と笑いながら辞退する。
折角の舞台はヒーローに使われてナンボのモノだろう。
それよりも、ひみつとっくんじょうに来たのは偶然だが、目の前の黒眼鏡には用があるのだった。
■ルギウス > 「もちろん。
舞台に上がる役者が増えるのは良いことです。
私が飽きなくて済むのですから」
多分、生きようが死のうがどうでもいいのだ。
刹那的に楽しめれば、オールオッケィ!な価値観である。
「またまたご冗談を。
文官よりとはいえ、荒事は得手でしょうに。
さて、私に用事とはなんでしょう?
お悩み相談や懺悔はいつでも請負いますが」
さてさて、彼が投げた匙を拾うべきか。
とりあえず用事を聞いてから考えるとしよう。
■蕎麦屋 > 「――まぁ、壇上の役者は多い方が華やかですけど。
どちらかというと下手な鉄砲――まぁ、それはいいですか。」
ぽり、と煎餅を齧る。
相変わらず楽しそうで何より。
「いやいや、ほら。荒事なんてしないに越したことはありませんし?
用というかアレですけどね。……えー、どこから説明すればよいものか。
最近巷で出回ってるメイドの話、知ってます?」
本気かどうかわからないような返答のあと。
しばし悩んだ後――結局前提から話すことにしたらしい。
■ルギウス > 「群像劇であれば、配役は多いほうが楽しめますよ。
人間模様は複雑ですからねぇ」
ぱりぽり。
「まぁ、外交手段と見るなら荒事は無い方が楽ですけれどねぇ。
ああ無料の機械メイドですか。
応募しようと思ったのですが、私の住居には届かないなと思って自重したんですよねぇ、あれ。
当選しても、彼女達の自主性に任せて放置する未来も見えましたし」
話の腰を折りつつ、続けてと手でサインを出す。
■蕎麦屋 > 「十人十色。それは全くその通りで―ー怒られるでしょうが、面白いですからね、実際。」
ぽりぽり、頷く。
先を促されれば――
「暴力はんたーい、と。平和的に解決できるならそれが一番でしょう。
まぁ、そのうちの一体を何の因果か拾ってしまいまして。
ただ、上下泣き別れでしてね?とりあえず稼働状態にまでは応急処置噛ましたのですけど。
兎角、あの技術水準の修理用の素材がないのですよ。なにかそういうアテありません?」
■ルギウス > 「平和的に解決するための武力でもありますがね」
肩を竦めて。
「アテですか。
あるかないかで言えば、ありますよ。
……地獄炉に至ってはオーバーテクノロジーの塊ですからねぇ」
■蕎麦屋 > 「持ってるからと言って振り回すのは感心できませんけどね」
振り回すと思われてる奴がそれを言うわけだが。
「あの炉は――個人的には早くだれか止めて欲しい所なのですけど。まだヒーローは到着せず、ですか。」
気分のいいものではないのでした。
すり減る魂が見える身としては猶更。
「それはさておき。
あるなら腰椎部と脚部の駆動系、あと電源系の補修材を探しているのですけどね。
ああ、対価はどうしましょうか。」
話を戻して、また首をかしげて見せた。