2017/07/14 のログ
■飛鷹与一 > 以心伝心、とは流石に行かないがお互いの性格などはもう何度かの交流で大体把握できているだろう。
故に。彼女の無言の肯定を感じ取れば、自然と口元が綻ぶのは仕方が無い事なのだ。
さて、運ばれてきたお皿は三つ…と、いうかウェイトレスも顔負けの運び方、もとい安定性。
バランス感覚が良いのは知っていたけれど、こういう場面でも生かされるのか、としみじみ思いつつ。
「待ってました…って、どれもやっぱり美味しそうですね本当に…。」
あまり洋食は作らない、と彼女は言うがどう見ても手がしっかり込んでいます。
むしろ、事前のリクエストの予想以上なのだが…さすが師匠である。
「えっと…じゃあ、頂きます。」
彼女がフォークと麦茶のボトルを持って戻ってくれば、自分の分のフォークを受け取りつつ…まずパスタに手を付ける。
「……!」
…美味しい。語彙が致命的に足りない気がするが美味しいものは美味しいのだ。
(…やっぱり料理じゃ真白さんに適わないなこれ…と、いかあまり作らないのにこのレベルって…)
■柊 真白 >
(自身は彼の隣に座る。
こちらはカプレーゼのトマトとモッツァレラチーズをフォークで刺して、口に運んだ。
ドレッシングは酢と醤油、オリーブオイルで作った。)
――おいしい?
(隣で言葉を失っている彼へ尋ねる。
味見もしたし、大きな失敗もしていないはずだ。
リアクション的には問題ないとは思うのだが、やはり何も言われないと不安になると言えばなる。)
■飛鷹与一 > 隣に座る彼女を尻目に、こう感動かショックか分からないような曖昧な表情で黙々とパスタを食べている少年。
時折、フォークの手を止めてジーッとパスタを眺めてまた食べるのを再開する。
「……アレですね…もう、真白さんに材料費払って毎日弁当作って貰おうかと真剣に悩むくらいに美味しいです」
と、真顔でそんな感想を。婉曲だがつまり文句無く美味しいという事に他ならない。
リアクションが薄いように見えるが、単に美味しさとかに感動しているだけである。
人によりリアクションは様々だろうが、彼の場合はむしろ冷静になるようで。
「…と、いう訳でこっちも頂きます」
そして、彼女が食べているカプレーゼのトマト&モッツァレラを頂く。
…お酢に醤油、そしてオリーブオイル。酸味と旨みが上手い具合に素材の味を引き立てている。
こちらもこちらで、美味すぎてむしろ真顔で黙々と食べている。
「…真白さん、時々でいいんで弁当お願いできませんかね?」
ちょっと条件を妥協してみつつ同じ事を口にした。この腕前には勝てない…。
■柊 真白 >
別に良いけど。
(あっさり承諾。
とりあえずお気に召したようで何より。
くるくるとパスタを巻いて、口に入れる。)
私もいつもお弁当だし。
毎日でも良いよ。
どこで渡す?
(どうせ自分の分も作るのだ。
作る量を増やしても、手間はそこまで変わらない。
問題があるとすれば。)
――基本、茶色いけど、それでよければ。
(和食が多いので彩りは地味である。)
■飛鷹与一 > (あっさり承諾された!?)
…あ、でもちゃんと弁当の分のお駄賃もとい材料費は払おうと少年は決めた。
根っこは矢張り生真面目なのである。で、またパスタを食べ始める少年で。
「んー…始業前に受け取れれば問題ないので。登校時間は別々でしょうし…教室に受け取りにでも行きましょうか?」
(…いや、それ確実に変な誤解されそうだな…うん、今更気付いたよ)
まぁ、それはそれとして。美味い弁当が毎日食べられるのは地味に有り難いものだ。
「あ、俺も基本和食が多いかもなので大丈夫ですよ。なので問題なしです」
と、パスタをモグモグと咀嚼、飲み込んでからそう答えるだろう。
”施設”に居た時も和食が中心だった事が多かった気がするし。
■柊 真白 >
――私がいく。
(教室に取りに行くと言う言葉に、ほんの僅かに動きを止める。
僅かな間のあとに告げられたのは、静かだが強い意志のこめられた言葉で。)
わかった。
じゃあ、任せて。
(今度はカプレーゼのサーモンを、トマトとチーズと一緒に頬張る。
もぐもぐと咀嚼した後、今度はパスタを。
黙々と、静かに。)
■飛鷹与一 > 「……あ、ハイ分かりました。」
…何だか知らないが彼女の動きが一瞬止まった気がする。
僅かの沈黙の後に告げられた言葉は物静かだが…有無を言わせぬものを感じる。
(……何か俺が取りに行くとマズい事でもあるんだろうか?)
だが、まぁ彼女のクラスメート…自分から見れば後輩になるが、誤解されるのも煩わしいだろう。
そういう観点から見れば、彼女から持って来て貰うのも…待てよ?
(…いや、それじゃ俺のほうがクラスメートに誤解されかねない…!!)
が、今更お弁当は無しで!とは言えない。クラスメートに誤解されるのと弁当を天秤に掛ける。
…までもなく弁当が圧勝した。大丈夫、俺が耐えれば問題ない!!
と、何か葛藤しつつパスタをあっという間に平らげてしまう。美味しいからしょうがない。
で、カプレーゼのサーモンも頂く。…やっぱり美味しい。自分も精進しなければと思う。
「…あ、そういえば真白さん。ククリナイフってあるじゃないですか。アレの効果的な使い方って何かありますかね?」
この前、屋上で謎の人物同士のバトルに巻き込まれた際にちゃっかり手に入れたナイフ。
アレの使い方をまだ完全には掴めておらず、刀剣やナイフに詳しそうな彼女にアドバイスを求めてみたい。
■柊 真白 >
(彼がなにやら葛藤しているのがわかった。
が、だからと言って作るのをやめる、とは言わない。
なんにしても二人で散歩したり、こうやって家に呼んだり来たり、そもそもヤることヤってるのだ。
誤解もくそもありゃしない。)
ブレードが厚くて重いから、鉈みたいに使うと良い。
内湾刀だから、受けると滑って手を怪我する可能性もある。
出来るだけ避けるか、ヒルトを大きくするか。
投げるのも良い。
(以前屋上で拾ったククリナイフか。
結局彼はそのままそれを得物にしたらしい。
風紀委員としてどうかとは思うが、ばれなければどうと言うことはないのだろう。)
■飛鷹与一 > 冷静に考えれば今更過ぎる。つまり何というか誤解どころかもう詰んでるんじゃね?これ、という感じだ。
まぁ、当人達がそういう感情を持っているのかどうかは未だに曖昧というか謎だが。
「…あぁ、ちょっと一部改良して貰ったんですよ使い易いように。
一応、投擲に関しては試しました。射撃の延長みたいなものなのか一応、命中率は高いと思います」
どころか、投擲したらまず目標に当たるという脅威の命中率だが。
射撃だけでなく、投擲に関しても…つまり、何かを飛ばす・当てる事に関しては完全に人外の領域だ。
異能や魔術無しの素の状態で、というのが更に拍車を掛けている。
――人殺しの才能、という別に持ちたくも無い才能というのが皮肉でしかないが。
「…でも、ヒルトの大きくするのもありですね。投擲だけじゃなく接近戦もこなさないとですし」
ただ、銃火器に関しては独自魔術を編み出したので、狙撃銃以外は現在は持ち歩いていない。
その気になれば、拳銃もアサルトライフルもショットガンも”自力で作り出せる”。
と、会話の合間に麦茶で水分補給も忘れない。
■柊 真白 >
投げるのもその範疇になるんだ。
(確かに遠距離攻撃と言えば遠距離攻撃ではある。
しかしそうすると砲とか、もしかしたらミサイルにも適用されるのではなかろうか。)
重心が先にあるから、重い武器。
最低限防がせることを意識して。
(よく空振りは疲れると言う。
実際腕の力で重量を支えなければいけないのだし、重ければなおさらだ。
そんなことを話したり、言ったように採血したり。
採った血液は血液検査に使うぐらいの量。
ちなみに。
医者以外の採血は違法である。)
ご案内:「柊真白の私室」から柊 真白さんが去りました。
■飛鷹与一 > 「…ですね。射撃・投擲全般が適用範囲?というか、俺的にはどれも同じ感覚で狙えるというか…。」
何だか、今更だがかなり得意分野が偏っている気がしないでもない。ある意味で特化型なのか。
そして、少年自身は知らないが撃つ・投げるなら砲撃だろうがミサイルだろうが彼の”才能”の範疇に含まれる。
――『魔弾の射手』などと揶揄されているが、それに違わぬ異常さを確かに持っているのだ。
「…成る程、確かに重量バランスが普通のナイフとはぜんぜん違いますもんね」
などと頷きつつ、残りの食事を平らげながら彼女とそんな話をしていただろう。
後は、言った通りに採血して貰ったり後片付けを手伝ったりした。
で、後になってこれ違法採血じゃね?と、思ったのはご愛嬌である。
ご案内:「柊真白の私室」から飛鷹与一さんが去りました。