2016/06/19 のログ
ご案内:「常世第4病院」に”マネキン”さんが現れました。
■”マネキン” > 【フード姿の男子生徒が何の変哲も無い病院に足を踏み入れる。
警備員には財団所属の身分証明を提示した。】
(偽造だが今となっては確認も不可能だ。皮肉だな。
常世第四…何の変哲も無い病院、なぜか足が向いた。
先日の被視感に関係がある…か?)
【首をかしげた。
足は立ち止まることなく、資料室を探す。】
■”マネキン” > 【病院内のマップを一瞥する。】
(ウィルスを散布する行為は財団との約束もあり行ったことはない。
烏丸秀に渡したのは違法な媚薬だ。
…いや、あの組成なら抑制剤としての効果も期待できるか。気づくかどうかは別にして、だ。)
(つまりディアブロ・ウィルス素体で現在島内に出回っているものはない。
高峰司の一件を除けば。であればあの被視感は高峰司のものだった…と考えるのが、妥当なのだろう。
…一応精霊の類にも命中していたが、あちらの効果は未知数だ。)
(だが感覚が違った。
であれば考えられる可能性は。何者かが高峰司という端末を経由してこちらがわを探った、か。)
【廊下を曲がり、階段を上る。
入り口で受け取った許可証を制服胸に着けた。】
■”マネキン” > 【階段をさらに上る。
一時だけ足を止めた。】
(…そう言う人物がいたとして、別ルートから探ることも考えられるな。
財団のダミー・データにアクセスした履歴も後ほど照会しておくか。烏丸秀あたりもやっていそうなことだ。
わざわざ情報を流したから当然そういう罠があることくらいは向こうも想定していそうなものだが。
まさか名前を間違ったウィルスを調べたりはしていまい。)
【再び階段に足をかけた。】
(たいしたことの無い関係者が増えることは構わんが。
蕎麦屋や先輩などが増えすぎるのは勘弁して欲しいものだ。
あのくそ黒眼鏡が何を考えているかは…
先日の実験の結果、伊都波悠薇の負傷まで見越していたとすれば恐ろしい。
事態を面白くしておくこと。それがあれを留めておく唯一の手段、か。)
(生け贄を見繕う。そうしよう。
こちらの本命は姉妹だ。それ以外で舞台に挙がっている人物から。)
【狭い階段を上り終える。】
■”マネキン” > 【フードの男は金属扉を開いて廊下へと出た。
口元を歪める。】
(…シナリオがずいぶんと変わってしまったものだ。
そろそろ伊都波悠薇への接触を再度試みてみるか。餌はこちらの手の内だ。
食いつきは悪いかもしれないが…。)
【資料室にたどり着く。
紙の資料を漁る。】
(研究区に来訪した帰りだ。当てにはしていないが当初の目的どおり進めよう。
優先は戦乙女と先輩に対抗できる異能所持者。
もしくはそれに関連する研究結果。すでにそれなりの成果は得たが、準備はしすぎるということは無い。)
【いくつかの資料を記憶する。興味を失い、すぐ次へと目を滑らせる。
丁寧な手つきで資料を元の場所へ戻していく。複製可能なものも含めて、コピーした資料はなかった。】
…まあ、気まぐれで来た場所にはこんなものか。
せっかくの気まぐれだ。少しかく乱程度はしておこう。
【最後に適当な遺体のカルテに何か一筆書き加える。
そして”マネキン”は常世第4病院で何を得ることもなく、立ち去った。】
ご案内:「常世第4病院」から”マネキン”さんが去りました。