2016/07/18 のログ
ご案内:「居酒屋『エレファントなモアイ』」に阿曇留以さんが現れました。
阿曇留以 > わいわいと賑わっている居酒屋。
そんなお店で一人カウンターで飲んでいる女性。

「~~♪」

片手にはチューハイだろうか。
鮮やかな色をした液体が注がれているコップを持ち、ちょびちょび飲んでいる。
顔はいい感じに赤く、ほろ酔い程度だろう。

阿曇留以 > 「すみませ~ん、このヤキトリおすすめっていうの二つおねがいします~」

手元には既に何かを食べた後。
お酒を楽しむ、というよりは食べるついでに楽しんでいるのだろう。
目の前で焼かれていくヤキトリに笑顔で見つめながら、ちょびちょびとお酒を味わっている。

阿曇留以 > 留以もそんなにお酒を飲むほうではないが、こうやってたまに飲みたくなるらしい。
甘いお酒なら何でも良いらしく、甘い日本酒なんかも飲んだりする。

(ここはアタリだったかしら。
ヤキトリも美味しいし、お酒も美味しいし)

ニコニコ周りを見渡せば男女のペアだったり、友達同士の飲み会だったり、留以のように一人でのみに来ているのは少数。

別に留以にお友達がいないわけではない。

阿曇留以 > ヤキトリが焼けるまでちょびちょびとお酒を飲んで待っていたら、ことん、と出される焼き鳥の束。

「あら~、ありがとう~」

ヤキトリの束を受け取ると、待ってましたといわんばかりにヤキトリとお酒を食べ飲みしていく。

ご案内:「居酒屋『エレファントなモアイ』」に”マネキン”さんが現れました。
”マネキン” > 【入店の鈴の音が響く。威勢のいい店員の掛け声が聞こえた。
フード姿の男子生徒が手を上げて何かを断り、席のほうへ歩いてくる。】

どうも、お一人様ですか。
よろしければご一緒しても?

せっかくなのでいくらかは奢らせてもらいますよ。

【席の前に立ち、焼き鳥を勢いよく食す彼女に向けて声をかけた。】

阿曇留以 > もきゅもきゅ、ぐびぐびしていれば声をかけられ、そちらを見る。
みた事のない男子生徒だが、どうも自分に声をかけているらしい。

「あら、勿論どうぞ~。
奢る必要はないのだけれど、誰かと一緒に食べたほうが楽しいもの~。

顔に手をあて、ニコニコ笑顔で誘いに応じる。

”マネキン” > 【”マネキン”は首肯して隣の席に付く。】

ビールを。
あとは彼女に… 橘のカクテルを。

ありがとう。
いや、これも何かの縁というものです。
軟派と言う訳ではないですが、飲み物とつまみのひとつくらいは。

【店員に向けて注文を行う。
彼女に向けて顔は向けずに礼を言う。フードは目深に被っていて、口元しか見えない。】

阿曇留以 > 「んん~。
そこまでいってくれるのなら、大人しく頂こうかしら~」

強引、というほどではないがあまり断っても失礼に思い、こちらが引き下がる。
顔を隠しているように見えるその格好に内心で首を傾げつつ。

「でも、お名前だけ聞いてもいいかしら。
常世学園の子、よね?
もしかしたら学園内で会うかもしれないから聞いておきたいのだけれど~」

と、名前をきいてみる。

”マネキン” > 【口元に笑みが浮ぶ。口の端が鋭角に曲げられた。
店員がビールをカクテルをテーブルに置いた。橘から作るというリキュールを使った、炭酸の甘いカクテルにレモンの櫛切りが添えられている。】

ええ。一期一会、とでも思っていただければ。
そうですね。こちらにも焼き鳥おすすめと…賀茂茄子の田楽を二人分お願いします。
旬の食材ですし、肉類は足りているでしょうから。


”マネキン”と界隈では呼ばれています。
そちらのお名前は、一応聞いても?

【ビールに口をつけた。笑みが白い泡に隠される。】

阿曇留以 > 店員の置いたカクテルを興味深そうに見る。
なるほど、こういうのもあるのかぁ、と思いつつ。

「マネキンさん?
不思議なあだ名をしてるのね~。
私は阿曇留以。
界隈では~……ん~、特になんとも呼ばれてないから、留以って呼んでくれればいいわ~。
よろしくね、マネキンさん」

そういって、口拭き用の紙を渡して口を指差す。
泡のことをさしているのだろう。

”マネキン” >  
ええ、では留以さんと。
…泡がついていましたか?ありがとうございます。

【ナプキンを受け取る。口を拭く真似事をした。
口元に泡は一片も付着していない。】

橘は時じくの香の木の実、などとも言うようですよ。
飲めば永遠の命が得られるとか。

このあたりは常世に関わる神話だそうですから、巫女職の方のほうが詳しいかもしれませんがね。

【平服である彼女に対し、カクテルについて手のひらを向けて説明する。
飲むように勧めた後、自身の分の焼き鳥盛り合わせに手をつけた。
一本を手に取り、串を真っ直ぐ口元に押し込む。】

阿曇留以 > 口に泡がついていた、ように見えたが留以の錯覚かもしれない。
酔いが回ってきているのだろう。
口を拭く動作をするマネキンに笑いかける。

「あら~、そんなお話があるのね。
ふふっ、巫女っていってもそんなに神話に詳しいわけじゃないわ。
私なんて自分の神社の神話と由緒ぐらいしか知らなくて、後は学者様たちより劣る知識量しかないもの。
特に他の神社にまつわる神話となると……って、あら?私、巫女をやってるって言ったかしら?」

ちょび、っと橘のカクテルを飲みながら、そして食べながらそんなことに首を傾げてマネキンをみる。

”マネキン” > 【もう一度”マネキン”がビールを口に運ぶ。
口元についた泡が不自然に消えていく。再び口を拭く真似事をした。】

いえ。
日本神話に関わる話らしく、話題に出した割に私はそれほど神話の類について詳しくありませんから。
神職のほうが詳しい、と言うべきでしたね。

【口元は笑っていた。】

留以さんは巫女をやっているんですか。
自分の神社については知っているんですね。何か不思議な逸話や力があったりはするんですか?

ああ、茄子が来たようです。
ぜひどうぞ。

【丸い茄子を半分にして焼いた、茄子の田楽を店員が運んでくる。
炭火で焼いてあり、味噌がたっぷりと乗せてあった。二つきたうちの片方を彼女の前に置いて貰う。】

阿曇留以 > 「あらあら、そういう意味だったのね~。
ごめんなさい、早とちりしちゃって」

にこにこ笑いながらマネキンの口元に目をやる。
その不自然な消え方に内心にはてなマークが浮かんでいる。
が、その事に追求はせず。

「逸話や、力ね~……。
あまり面白いのはないけれど……例えば私は海神様の子孫で、穢れを祓う力がある、なんて逸話はあるわね~。
実際に、その力を使って退魔師なんてやってるけれどこの力がなかったら祓うことが出来ない、なんてことはないし、必要な力なのかはわからないわ~。

あ、茄子、いただきま~す」

なんの遠慮もなく、出された茄子の一つを、口に入る程度に裂いてパクリといく。
その美味しさに、んん~、なんて幸せそうな顔をしている。

”マネキン” > 【”マネキン”も茄子を箸で弄って口に運んだ。】

オカルトな話ですね。
薬学が専門なのであまりそう言う話を信じられない性質なのですが…。
わからないという気持ちはわかります。あまりにもそう言う逸話は不確かすぎる。
(例えばあの戦乙女。神話をめくってみてもよく分からない。)

穢れを祓う、ですか。
…面白いもの、例えば…太刀でつけた傷が治りにくい、といった逸話はないんですかね。

【笑みを浮かべた口元の角度が、わずかに彼女のほうに向けられていた。】

阿曇留以 > 「傷が治りにくい……?
そうねぇ……それは人間相手に、よね?
そういうのは聞いた事ないわ~。
私はまだ阿曇の当主じゃないから聞いてないだけかもしれないけれど。
そもそも、阿曇は人間を相手に戦うことは想定してないからなんともいえないのよ~。
仮に傷が治りにくいって逸話があったとしても、多種多様の魔を祓うから、そういう話は残らないし……」

ん~、と天井を見ながら悩み、話をする。
もしかしたら、そんな効果はあるかもしれないが、留以の酔った脳みそにその話は浮かんでないらしい。
と、そんな話をしていれば、留以の携帯からアラームが響く。

「あら……もうこんな時間。
ごめんなさいマネキンさん。
私、そろそろ寮に戻らないと~」

”マネキン” > 【焼き鳥の串を再び手に取った。
皿にあと半分ほど焼き鳥が残っている。】

そうですか。
もし魔ではなく人間の脇腹に刀傷をつけたとしたら、どうなのかと思いまして。

(本来なら感染時点でウィルスが彼女の体の傷を治すはずだが。
治っていない、というのはこの女性由来ではない…か?結論を出すには酔いすぎているようだが。)

【フードを被ったままの顔を彼女に向けた。目元はやはり見えない。】

…そうですか。
夜も遅い。このあたりは治安が良いとはいいますが、それでも一人そのように酔った状態では何事もなくとはいかないでしょう。
よろしければ寮まで送るか、店に頼んでタクシーを呼びますがいかがでしょうか?

【手を伸ばし、手のひらを見せる仕草で呼び止めた。
もう片手を懐に入れる。財布を取り出した。】

遠慮は不要です。
面白い…話が、聞けましたから。

阿曇留以 > 「あら~、そうね。
それじゃあ申し訳ないけど、送ってもらおうかしら~。
ごめんなさいね、マネキンさん。
また今度、会ったらお礼させて頂戴~」

流石にタクシーを頼んでお金を使わせるわけにも行かない。
本当なら送ってもらうのも悪いが、遠慮不要ということなので、送ってもらうことにする。
自分の頼んだ飲み食い分の会計を済ませ、ゆっくりと出口へ歩いていく。
ちょっとだけふらふらしているが、まだ大丈夫だろう。

”マネキン” > 【口元を開く。
わずかに答えるまでに時間が空く。】

(…酔いすぎている。
信用されるほどの事をした覚えはないが。)

ああ、足元もおぼつかないではないですか。
それほど強いカクテルではなかったはずですが。

分かりました。
しっかりと目的地までお送りいたします。

しっかりとね。

【”マネキン”も自身の会計を済ませた。
彼女に寄り添って移動する。店の出口の扉を先導して開いた。】

ご案内:「居酒屋『エレファントなモアイ』」から阿曇留以さんが去りました。
ご案内:「居酒屋『エレファントなモアイ』」から”マネキン”さんが去りました。