2016/10/04 のログ
綾瀬音音 > 特に目新しいものも刺激的なものもないけど、平和な場所だよ。温泉とかも近場にあるし、のんびりするには良いところかなぁ。
凄く田舎! ってイメージで行くとおもったよりちゃんとした建物とかあってびっくりする感じ。
そっちはどんな感じなのかな?
(長閑で平和な故郷を思い出しながら。勿論事件やらがないわけではないが、基本的にはのんびりとした田舎町である)
基本的な人口の違いもあるし。便利な都市部に集中するのは何処でも一緒だよね。
そうそう、思ったよりいい人だったりねー。ちょっと最初は勇気がいるけれど、慣れたら全然! って感じだし。
違う文化って面白いしね。こっちもびっくりすることがあるけれど
(勿論この地球でさえ様々な文化が存在しているのだし、びっくりすることがあるのだから当然なのだろうけれど。
それでも知らないことを知るのは中々楽しいことだった)
そうなんだよねぇ……結局は必須になる講義と時間の兼ね合いで取らないとなのは残念。難しいよね。
(自分は自然と高校相当の授業を取っているが、もう少し魔術や異能、その他技術的なものに講義を割きたいというのが本音だ。とは言え、高校卒業程度を取ることが目標なのだから、そうも言ってられなかった)
前に聞いた時、魔術って言っても何ていうのかな、万能じゃなくて一定の法則とか――ちゃんとした根拠に基づいて出来上がった学問だって印象はあるよ。
方向性が違うだけで、科学と大きくは違わないっていうか。
勿論段階を踏んで勉強してるんだけどね。それでも難しいものは難しいよ。ついては行けてるけどね。
(魔術も杖から火を放出する、等というような不可思議な力ではなく――いや勿論そういうものも有るのだろうけれど――確りとした土台の有る学問である、と言うのが現在の印象だ。
少なくとも彼女の語る魔術に関しては。
此方の学問については、少しばかりうんざりとした風に。
勉強は嫌いではないものの、難しいことには変わりないし、テスト、と言うモノがある以上一定の理解は必要だ)
そうしてみると良いよ。難しければそれこそ自分の理解できる部分から段階を踏めば良いんだし。
仕組みを知っておくとちょっとだけ、物事が解りやすくなるしね
(この世界には“知っていて当たり前な科学知識”と言うものが有る一定以上存在しているのだし、
それらを知っていれば色々と便利だと思う。
専門的なモノ以外では案外知らないことが前提、と言うのは少ないような気もするし。
歴史や文化に関しても)
ああ、そっか。でも面白いよね、今あるものから新しいものを作るって。未来を作ってるみたい。
――世界創造かぁ……
(新しいものが、世界を創っていくようなイメージがふと浮かぶ。
それが続いて過去がおこって今があり、先に向かっていく――)

(うん、とコクリと頷いて。
数奇な――とまでは行かなくても少々変わった事情で出会ったりこうしてお付き合いする人ができたのだが、
それでも運命と言うものは面白いと思うし、それが幸せな結果を作るのであればそれは本当に幸福だとしか言いようがない。
それらを深く語ることは今は避けたが、笑う様子や腹部に触れて目を細める様子は――
その想像を裏付けるモノなのかもしれない)
そうだよー。気を許してもらってるなぁって言うのは解るよ。
こっちも相当甘えてるけれどね。
そう云うのはお互い様かもしれないけど。
……うん。本当に幸せだと思う
(話の大部分に関しても、それこそその腹部の奥になにが、と言うのは語っても良いのだろうが、
驚かすのもなぁ、というような遠慮のようなものであり、
然しながら月が経って会うことがあれば自ずと知れることでも有り。
結局度のタイミングで言えば良いのか悩んでいるのである。
早いほうが良いのか、それとも解るようになってから?
悩みどころである)

そうそう、そうなんだよ。どっちも甲乙つけがたい! って感じなんだよね。
ああ、マロングラッセか。何となくあっちのほうが手間かかってるように見えるんだよね……
実際のところは解らないんだけど、どちらも美味しいのは確かだよね。
そうなんだよね……お米も新米出てくるからご飯がすすむんだよね……
(ご飯もそのお供も美味しい季節。
旬のものは罪深い)


ミルク入れても美味しいんだよね……。
毎日飲むならそれこそダージリンとかが良いんだろうけど、たまの楽しみに持ってくると本当に美味しくて。
(彼女の言葉に深く頷く。
あの独特の香りは時々だから良いのである)
取れる時期でも大分味が違うもんね。色も大分違ってくるし――色々な側面が有るのもダージリンの特徴か。
自然のものだし、どうしても気候とかには左右されるよね。農作物ゆえっていうか。
でもそれも楽しみなんでしょう?
(楽しみな様子に此方も楽しげに笑いつつ。

そして、運ばれてくるアフタヌーンティーセット。
ティートレイの1段目には卵とレタスの一口サイズのサンドイッチ。
2段めには綺麗に腹の割れたプレーンスコーンとドライフルーツの入ったスコーンの二種。
それにストロベリージャムとクロテッドクリームが添えられている。
3段目にはケーキ等のスイーツ類。マカロン二種とシュークリーム、チョコレートタルトにマロングラッセのモンブラン。
一個一個は然程大きくはないが、二人で食べるには十分すぎるだけの量がある
それに、ティーポットが2つ、暖められたティーカップとソーサー、それと取り皿がそれぞれの前に丁寧に置かれていく。
芳しい紅茶の香りが、テーブルに満ちていく。

正直思った以上に出てきた内容に目をぱちくりとさせてから、
矢張り悪戯っぽく笑って)
これは結構片付けるには大変ですね、アリストロメリアさん
(勿論、二人で綺麗にしてしまう気満々である。
幸い今日は調子も良い)

アリストロメリア > 平和な場所は良いですわね。長く住むとなるとそういう所は落ち着きますし……温泉?

(彼女の文化圏に無いものの一つだろう、聞いた事の無い言葉に『それは、何ですの?』という、不思議そうな問いを含んだ返事)
……田舎と都会の中間みたいな感じなのかしら。不便すぎず、人が多くて大変すぎず、住むのに丁度良さそうですわね。
ええ。他者を見かけで判断してはいけない、良い例ですわね
本当に……多少、お互いの文化圏からは驚く事もあったり、時には非礼に値してしまう事もあったりとひやひやする事もありますけど
……多少はお互い様で目を瞑りながら学んでいくのも、良い交流であり勉強ですわね。

……本当に。必須科目は外せませんし、上手く取りたい授業だけといかないのが……
(小さく溜息。一部、必須科目ではあるものの、正直西洋魔術の一部は今更おさらいしても仕方の無いものなので外したい
……が、必須科目故に外せないのが悲しい所だが、復習する時間と割り切りつつも、折角ならこういう教科は外して新しい学びを入れたいな等と思うのだった)
そうですわね……『出来の良い科学は魔術と変わりない』という名言がある位
一見不思議な事をしている様に見えますが、魔術とは学問であり、法則性の違う・或いは系統の違う科学であり
……結局は『ただの現実』であり、一見ファンタジーの様ですが、決してそんな事はありませんの
(その通り――……と、頷く。簡単に言えば彼女の言う通りで
一定の法則性や、手順に基づいて魔術と言う物は行われているし、扱っているものは『現実』その物である
中には、杖の先から炎を出したりして放出する異人も居るが、それはまた別の話
少なくとも自分の所の魔術と言う物は、詰まる所『学問』その物である)
そうしますわ。此方の一般教科の方がずっと此方よりも進化しておりますし、興味深いものが多いですもの
……それに、自国ではまだそこまで到達していない部分が在るのも――……此方でなければ学べなかった事として、幸せですわね
ええ。難しくても教師から教えて貰える環境にありますし――……それに、分からない事はそれこそ音音嬢に聞いても良いかもしれませんわね
(宜しくお願い致しますわ♪と、無邪気に言いつつ)
(此方の科学技術・知識を知るのは、非常に有意義だと思うし、彼女のアドバイスは最もだと思う
また、専門的な事意外知らない事が……特に此方の事は未知な事が多いのは事実だし
それは非常に脆弱な一面となり、危険でもある)
ええ、そうですわね……それは歴史の流れであると同時に、時の流れにも等しい所が在るのですわ
(それに繋がる原文の秘術を秘めて、口を閉じた。
彼女は聡い。その続きを言わなかったけれど、それに近しい答えが自然と出てくるのだから――……)

(どんな運命の気紛れが、彼女達を今の様に絡めたのだろう?
小さな頷きから、少しではあるけれど――……様々な事が二人の間で起きた事だけは理解出来た
……もし、間違いでないとしたら、新しい息吹が芽生える程なのだから、薄い縁では無い事なのは確かなのでしょうけれど)
一方的な関係、と言うのはありえませんし
もし、互いにどちらかが無理をしていたら、徐々に綻びも出てしまうでしょうし
互いの関係が、バランスがいいから、こうして深い縁になっているんだと思いますわ
(『……うん。本当に幸せだと思う』
そういう、彼女の表情は、今まで見た彼女の顔の中でも、本当に綺麗だった
愛される女性と言うのは幸せで美しいと聞くが
それは、こんなにも、見ている方ですら幸せになる位のものなのか――……と、改めて思う。
何だか、そんな彼女が幸せそうで良いなぁ、等と思いながら、より多くの幸せが訪れますように、と静かに心の中で祈るのであった
……ので、彼女の悩みは今は知らず)

どちらも、と言うのもありますけど
何にも、それぞれの良さって言う物がありますわよねぇ
……ええ。和名の方はあまりなれない物で……マロングラッセ自体美味しいですし、見た目も上品だからでしょうか?
(甘露煮の方が若干安っぽく見えるのは、見た目のせいかもしれない……等と思いつつ)
ですわね。後は食べる側や作る側の好みや拘りでもあるかもしれません
お米……は、此方に来てから食べましたが、アレはあれで美味しいものですわね
新米……ふむ。普通のお米とどう違うのでしょう?やはり、新しい分美味しいのでしょうか?
(お米文化=常世歴でもあるので、浅い。美味しそうだなぁとか思いつつお米の話を聞きつつ
実りの季節の恵みの話は絶えない)
私の秋というイメージで言えば、葡萄でしょうか
魔術にも欠かせない、キリストの血でもあり……何より果物そのもの自体が美味しくて困りますわね

アールグレイにミルクって、結構美味しいんですのよね。蜂蜜を入れて甘くしたりしても良いですし
確かに……ダージリンは飲みやすいですが、飲み過ぎると眠れなくなりますし、良いものは本当に高価だったりピンキリですしね
(此方も、彼女の言葉に頷く
ダージリンは1日ポットで5杯以上飲むと眠れなくなるので多量に紅茶を飲む自分としても飲み過ぎると大変な目に会うのである)
全然違いますわね。良く言われるのが、ダージリンのファーストフラッシュは
良質な物は緑茶に近い味わいと薄い水色、そしてセカンドフラッシュは紅茶のシャンパンとして
繊細な風味とマスカテルフレーバーが……ただし、流通している殆どのものにマスカテルフレーバーなんてありませんし
付いているものは本当に最高級品な品質だけ、ですけどね
オータムナルは、大分春夏よりも味やコク、まろやかさや水色が濃くなって、同じダージリンでも大分紅茶らしい味わいになりますわ
……そういう違いが季節及び産地での差で繊細ながら多雑な広がりを見せるのが面白い所であり、特徴ですわね
ええ。勿論良作の年と不作の年がありますが……今年はどうでしょうか?
(等と、楽しげに頷く。とても紅茶が好きなようで、こうして友人とお茶を楽しむのはとても嬉しいのが、きっと伝わるだろう)

(運ばれてくるアフタヌーンティーセットは
クィーン・アン・スタイルと呼ばれる、銀食器のアンティークで揃えられており
その事からも、このお店が本格的である事を静かに証明していた
アフタヌーンティーのマナーとして、下のトレーから楽しむ事があるが
焼きたてのスコーンから手を出すのだけは例外で、ぱっくりと狼が口を開いているスコーンの腹を見れば
真っ先にスコーンに手を伸ばすことだけを心の中で誓いつつ
ドライフルーツとも相性の良さそうな甘酸っぱいストロベリーとクロテッドクリームは
色合いと味と共に、きっと華やかに風味を彩ってくれる事でしょう
マカロンにシュークリーム、チョコレートタルトにマロングラッセの乗ったモンブラン、と
実に贅沢なアフタヌーンティーと共に
ベルガモットの豊潤な深い香りと、ダージリンオータムナルの、大人しいながらにも秋の香りのする紅茶の香りが交差して、その場を支配する
ティー・カップやソーサー、取り皿と、セッティングまで丁寧に洗練されており
まるでそれは、静かながらもシーンを変えて行く魔術の様
すっかりお話も潜まる代わりに、感嘆の『わぁ……』と、静かな喜びが場を支配した

思った以上に、豪華な内容に驚きながらも
悪戯っぽい笑みの友人に、此方も嬉しさを隠しきれない様子で)
……ええ。これは 二人で食べきれるのかしらね?
(大変そうだわ、と言いながら食べる気は満々で
一先ずは、紅茶を注いで静かに口元に近づければ――……

その洗練された香りからも、良い茶葉である事は理解していたのだけれど――……
仄かにマスカテルの香りの残っている一品で、オータムナルとは思えない位の繊細な風味が残っており
それは例えるなら、丁度セカンドフラッシュから、オータムナルに移り変わる中間の様な味わいで
オータムナルになると、出てしまいがちな雑味も一切無く
緋色の美しい輝きを半つ水色は、仄かに優しい秋積み特有の甘さと豊潤さを残しながらも
夏特融の繊細さを残し、その余韻は爽やかに
実に、今日の様な、まだ温かいながらも秋の訪れたばかりの日に相応しい紅茶で、大変満足な出来栄えでした)

綾瀬音音 > ああ、温泉解らないのか。
ええと、地下から湧き出したお湯のことだよ。いろんな成分が含まれてることが多くてね、それぞれに効能があって、ものにも寄るけど冷え性とかに効いたりするんだよ。
それをお風呂にしてね、浸かるんだ。
この島にも有るから、気が向いたら行ってみるといいよ、絶対気持ちいいから。
(不思議そうな彼女にそうやって説明しつつ。
温泉は日本の誇るべき文化の一つ。知ってもらって損は絶対ないはずだ)
結構田舎よりだけどね。でも住み心地は悪くないよ。
それはまあ……大体はお互いに解っていくことだから、勿論反省するべきだとは思うけど、あまり気にしなくて良いんじゃないかなって。
お互い違う所に住んでいたんだし、多少がしょうが無いよ、お互いに慣れていくのが一番かなって。

そうなんだよね……こういいとこ取りが中々出来なくて、もっとどうにかならないのかなって思うよね……
(自分の場合は高校卒業程度の証明が欲しいので、それらに関わる教科は外すことが出来ない。
これだけの大きな学校で、これだけの教師がいるのだ。
興味をひかれる講義などごまんとある)
例えば500年前の人からしたら今の文明ってそれこそ魔術みたいなものだよね。
結局何もかも覆すようなそれこそ“魔法のような力”じゃなくて――もっとこう、どちらかと言えばちゃんと研究されて積み重ねてきた学問なんだよね……
(あえて魔法、と言う単語を使いながら。
彼女の語る力は不可思議なものではなく、先人が知恵が培いまた彼女の様に魔術を行うものが培っていき、未来へと残すような知識の積み重ねなのだ、と言うことは理解しているつもりである)
結構面白いよ、語学に関してはそこまで必要じゃないかもしれないけれど、
科学に関しては本当に為になること多いんじゃないかなぁ、あと数学とかね。
先生方も親切だしね。――うん、その時は聞いてよ――、と言いつつ今年度で卒業目指してるんだけどね

まあなんなら戻ってからもメールとか通話でも――
(結婚して、地元に戻る予定なんだ、と申し訳なさそうに告げつつ)
でも、なんか良いよね。
過去があって、今になって、未来に続いていくって。
凄くなんて言うか――希望がある気がする。
(口を閉じるのを見て若干首を傾げたが、深追いはしなかった。
ので、楽しいおしゃべりの中へと埋もれていき――)

そうかな。
うん、そうだといいな。
出来たらずーっと、お爺ちゃんとお婆ちゃんになっても、一緒でよかったね、って言える関係になってたらいいよね。
(ニコニコと笑いながら彼女の言葉を聞く。
彼女が祝福してくれているのが解るし、それがとても嬉しいのだ。
別に後ろ暗い恋愛ではないけれど、こうして祝福されるのはやはり素直に嬉しい)

そうなんだよね―、ほんっとうに美味しい甘いものはそれぞれに良さがあって……。
ケーキ屋さんとかに行ったら本当に迷うもん。
……確かにあの黄色よりはベージュのあっちのほうが上品な感じはするよね……
(そこには同意しか無かった)
だね。美味しいには変わりないだけど。
お米はなんにでも合うからね。
甘みとか艶がね。まあ後は気分の問題もあるかな。
今年もお米がちゃんと取れてよかったなー! みたいな、そんな感謝の気分。
(感謝の気分に関しては個人差が有るものの、実際米が不作だと日本人には死活問題になるだろうから、あながち間違っていないと思う)
果物は本当に美味しいよね……私は葡萄もいいけど梨類も捨てがたくて。

ミルク淹れるならちょっと甘めのほうが好きだな。
カフェインはちょっと時々辛いことが有るよね……寝れない時は本当に辛いし。
いい茶葉は本当に良いし高いんだよね……もうお茶って言うより本当に贅沢品。
凄いなぁ……ファーストフラッシュとセカンドフラッシュ位は分類として知ってたけど、そこまで全然詳しくないから。
でも、そう言うのも気にしながら飲むのも楽しいよね。
ちょっとずつ毎年違う味ってやっぱりあるし、そう言うのってやっぱり恵みだからね。
(丁寧に説明されれば、此方も楽しげに頷いて。
好きなものを楽しげに語る様子を見るのは、好きだ。
美味しいお茶にお菓子、それと楽しいお話があれば大抵の女の子は満足なのである)

(綺麗に磨かれた銀食器はため息を吐くほどに綺麗だったし、店員の動きもいわずもがな。
此方はアフタヌーンティーの正式な作法など知らなかったが、まだ暖かいスコーンに目線を奪われてしまうのは仕方がないことだろう。
実に女の子が好みそうな贅沢で綺麗な雰囲気のアフタヌーンティーセットは、それだけでひと時世界から切り離されてしまっているかのようにさえ感じるのである。
それに2つの趣の違う紅茶の香りは、それだけでリラックスを誘うと同時に期待を最大に高めてくれる。
このお店を選んで正解だったなぁ、なんて感嘆の声を同じく漏らしながら。

思っていることは同じらしい友人に、返すのはやっぱり笑顔である)
まあ……大丈夫じゃないかな?
(要するに食べてしまう気は満々なのである。
此方も同じように紅茶を注いで、口に運び――。

ベルガモットの香りは主張しすぎることもなく、口の中で程よい重さで香りたち。
紅茶そのものの味もデカフェの物を頼んだせいか苦味も少なく非常に飲みやすい。
これはおかわりも必要かもしれない、だなんて思いながら、一旦カップを置いてスコーンに手をのばすのはどちらが先か。

さっくりと割れたスコーンにときめきを隠すこともせずに、もう暫く優雅で贅沢なお茶会は続くようで――)

ご案内:「紅茶専門店 月の砂漠」から綾瀬音音さんが去りました。
ご案内:「紅茶専門店 月の砂漠」からアリストロメリアさんが去りました。