2017/11/09 のログ
ご案内:「ハロウィンパーティ会場」に美澄 蘭さんが現れました。
美澄 蘭 > 大通りが思い思いの格好をした人々で溢れる。
元祖のハロウィンは子ども達が仮装の主役だったが、この島のハロウィンでは、学園都市という性質上若者達が多い。
大通りに並ぶ露店は、「仮装・コスプレで割引」のサービスをやっているところが多い。

「…っと…」

慣れない格好が乱れないように気をつけながら。
少女は、待ち合わせ場所に急ぐ。

ご案内:「ハロウィンパーティ会場」に八百万 頼さんが現れました。
八百万 頼 >  
ほーい並んで並んでー。

(その待ち合わせ場所に子供たちが集まっている。
 中心にいるのはものすごく胡散臭いパンプキンヘッド。)

ちゃんと並ぶ良い子にはお菓子あげるでー。
ちゃんと並ばん悪い子には黒豆やからなー。

(そんな意味不明なことをのたまいながら、集まった子供たちへお菓子を配っている。
 怪しさ満点だが今日はハロウィン、皆さほど気にしていないようだ。)

――おっとボクはそろそろいかなアカン。
黒豆を避けてお菓子だけとれーい。

(近付いてくる彼女に気付くと軽く片手を挙げて。
 その後昔のニンジャゲームみたいなことを言いながら大量のお菓子と少量の煮豆を放り投げた。
 観客?がそれに群がっている間に彼女の方へ。)

やーお待ちどうさま。

美澄 蘭 > ………いた。
しかし、彼はとんでもない数の「ゲスト」を集めていた。
いや、この行事の本来的な意味での主役達ではあるのだが。

(…く、黒豆まで放り投げて…)

結局子ども達は黒豆は拾わないんだろうな…なんて考えつつ、少し間の抜けた顔をするも。
相手が近づいてくれば、くすりと顔を綻ばせた。

「ううん…今来たところだから。

ちゃんと「大人」をやったのね…こんな中で、よく子どもが無事に集まったわ」

丁寧に塗られたファンデーションのせいで、笑顔に伴うべき血色が、今は伺えない。

八百万 頼 >  
(当然黒豆は誰も拾わない。
 子供たちが散ったあと、拾われなかった菓子や黒豆はちゃんと「消して」おく。)

顔色――は悪いわけやないね。

(いつもより白い肌。
 しかし体調が悪いと言うわけでもなさそうだ。
 そう言う化粧をしてきたと言うだけなのだろう。)

やー、このカッコ目立つやろ。
勝手に子供らが集まって来てん。
んでなんかやれ言うから手品見しとったら次から次へと集まってしもてな。

(元々サービス精神は結構ある方だ。
 子供たちのキラキラした目で見つめられたら断ることなど出来やしなかった。)

美澄 蘭 > 子ども達があらかた去った後、ばらまかれたはずのお菓子や黒豆が跡形も無く消えているのを見て、目を丸くする。
子ども達が丁寧に拾っていったのか、それとも…。
蘭には、具体的な頼の異能の使い方など想像もできない。

「ああ…下手に頬に赤み入れない方がそれっぽいかと思って、チークは入れなかったの。
…ちょっと、バランス悪かったかしら?」

顔色を指摘されれば、少し気まずそうに視線を落とし。
元々赤みにも黄みにも乏しく、皮膚の下を流れる血管のうっすらとした色彩が生命感と透明感を見せていた肌。
血の通う様子を透かす肌が、その色と同等の色で丁寧に塗りつぶされているのだ。

「確かに、頭をすっぽり覆う人は少数派だものね…
でも手品か…子ども達、随分喜んだでしょうね」

それでも、中身や表情の作り方はほとんど変わらない(いつも勝手の違う化粧に違和感があってか、気持ち歪なところはなくもないが)。口元に手を寄せ、くすくすと笑った。

「…ちょっと、見て回らない?」

そう言って、露店の辺りの方向を指差す。

八百万 頼 >  
いやいやそんなことないよ。
魔女っぽくてステキや。

(ニッと笑う――が、その顔は今パンプキンヘッドの下。
 彼女からは一切見えないだろう。)

何人かぽつぽつ見かけたけどな。
視界も狭なるし、危ないってのもあると思うわ。

(視界のことは自身も例外ではない。
 しかしそこは異能の副作用――構造解析で補っている。
 現に後ろから来ている人をちょいちょい避けたりして。)

ええよー。
ほないこかお姫様。

(大げさに跪いて手を差し出してみる。
 いつもと違う格好なのだ、いつもと違うことをしても良いだろう。)

美澄 蘭 > 「そう?………ありがとう」

声の響きから、その下の表情が決して硬くないことは想像出来るのだけれど。
いまいち確信が持てないので、不安げに首を傾げる。

「ああ、やっぱりそうよね…。
この間大丈夫そうだったから、八百万さんはあんまり心配してないんだけど…やっぱり人が多いと大変だったり…する?」

「でも凄く動きこなれてるし…」と、不思議そうにぶつぶつ。
パンプキンヘッドを通してなお気配に敏感ということなのだろうか、と首を傾げる。

「…お姫様じゃなくて「魔女」よ。
行きましょうか、「ジャック・オー・ランタンさん」?」

「魔女」。悪魔と契約した女。あるいは、不可思議な力で人々を助けるアウトサイダー。
その伝承のイメージから根拠の無い自身を得たのか、少しだけ勝気さを伺わせる笑みを浮かべて…多少はかがみつつもパンプキンヘッドと完全に目線を合わせることはせず、その手を取った。

八百万 頼 >  
どーいたしまして。

(パンプキンヘッドのせいで顔が見えないことに気が付いた。
 ちょいと首を傾げて、コミカルな雰囲気を出してみる。
 出せただろうか。)

んー、まぁボクは異能の副作用で構造がわかるから。
一つと認識せな出来んのやけど、まぁこの辺を一区画として捉えてしまえばその中にいる人の動きぐらいならわかるで。

(自身の異能を他人に説明する、と言うのは結構難しい。
 腕が四本ある人が四本の腕の動かし方を説明するようなものだ。
 わからなければ、わからない。)

魔女のお姫様ってことならなんも問題ないよ。
ほな、足元にお気をつけて。

(握られた手を引いてゆっくりめに歩く。
 脚のリーチが違うのだ。
 いつもの調子で歩くと彼女が疲れてしまう。)

美澄 蘭 > 「………表情が見えない分、表現が大変ね」

パンプキンヘッドでも分かるように首を傾げてみせる相手に、ほんのり好意的な苦笑い。
少なくとも、顔色の件をフォローしたい気持ちは十分受け取ったから。

「凄いのね…動きを理解しようとするだけで頭がパンクしちゃいそう」

相手の説明を聞けば、その中身は自分には到底想像の及ばない領域で、マスカラで盛ったまつ毛を大きく瞬かせた。

「魔女のお姫様………そういえば、「魔女の国」があるっていう世界観の、昔の子ども向けファンタジー、お母さんが好きだったっけ」

くすくすと笑って…それから、一緒に歩く。
別に裾のある衣装で歩くのは慣れていないわけではないが、人と一緒に歩いたことはあまりないので、ゆっくりめに歩いてくれる気遣いは有難かった。
頼はもちろん、蘭も決して背の低い方ではない。
魔法使いと魔女の帽子は、群衆の上に、ちょっとだけ顔をのぞかせるかも知れない。

八百万 頼 >  
こんなことならボクの顔に合わせて表情変えてくれるヤツにすればよかったなぁ。

(そんなものがあるのかどうか。
 こんな島だ、探せばあるかもしれない。)

んー、理解、言うんもちょっと違うんよ。
自然とわかる言うか。
――ちょっぴり体験してみる?

(最後の言葉はちょっと顔を寄せて。
 あまり人に知られたくはないから。)

ほな今日の蘭ちゃんは魔女の国のお姫様、ちゅうことで。
ボクはセバスチャンやな。

(なんて軽口を叩きながら街を歩く。
 彼女はともかく、でっかいカボチャヘッドが歩いていく姿は否応なく注目を集める。
 無遠慮に写真を撮ろうとする人には「写真はやめてなー」なんて言いながら。)

美澄 蘭 > 「この島ならあってもおかしくないけど…安くは済まなさそうだわ」

くすくすと笑う。蘭自身は魔術がかかったような道具・物品などをあえて買い求めたことはないが、きっと、普通のものより高価なんだろうと何となく考えていた。

「ふふふ…「カボチャの執事」に「魔女のお姫様」なんて、いかにもハロウィンって感じね?」

楽しそうに笑って、通りを見ている。
写真を撮ろうとする動きに気付けば少し強張るも、連れ立つ相手が制止の声をかけていてくれれば、何となく安心出来た。
ふと、チュロスの露店が目に入ったところで…パンプキンヘッドの青年が、その頭を寄せて囁いてくる。

「………え?」

思わず、真顔で見つめ返した。表情の伺えない、そのマスクを。

八百万 頼 >  
まぁでもそこまではええわ。
取ればええだけやしな。

(無ければ作る、と言う手も無いわけではないが。
 正直いま被っているこいつにも結構愛着が湧いてしまっていた。)

オバケのお祭りやからな。
そのぐらいせな、おもろない。

(あっはっは、と笑う。
 チュロスの露店を目にして少し空腹を感じたので、買ってく?とそこを指差して。)

ええと、ボクの異能な。
モノとか、情報とか、切ったり貼ったり出来んねん。
せやからそう言う構造把握のトコを蘭ちゃんにはっつければ。

(勿論全部渡すと情報過多になることはわかりきっている。
 だからあくまで一部と言うことになるが、感覚は理解出来るはずだ。)

蘭ちゃんが怖いなら止めとくけど、どうする?

美澄 蘭 > 「それもそうだけど………なかなか難しいわね」

ハロウィンの「魔法」が、一気に解けてしまいそうで。
少しおどけるように、肩をすくめた。

「まあね…本物っぽければ、「本物」の人達もわざわざ「連れて行こう」なんて考えないでしょうし」

チュロスの露店を相手も指差せば、「いいけど、食べれる?」と、そのパンプキンヘッドを(顔のありそうな位置をあえて外しながら)指差して。

「………。」

それでも、問いかけられれば、躊躇いがちに視線を落とした。
正直、怖くないといえば嘘になる。けれど…ここから逃げてしまったら、ますます遠ざかってしまう気がして。

「………じゃあ…試してみようかしら」

血の気の伺えない肌、強張った表情で頷く。
顔色を反映しないはずのファンデーションが、少し青ざめたように見えた。

八百万 頼 >  
その辺はまた来年ちゅーことで。

(自身は今年で一応卒業予定だが、島を出るつもりはない。
 来年また楽しめば良いのだ。)

あー、そういやハロウィンってそう言う理由やったな。

(確かオバケに連れて行かれないように、オバケの格好をするとかなんとか。
 ハロウィンに関しては彼女の方が先輩と言うことかもしれない。
 指を指されれば、外せば良いというように、パンプキンヘッドを外すようなポーズ。)

――ん。
ほな、気持ち悪かったりしたら言うてな。

(そうして異能を発動する。
 自身の「構造解析」を、あえて若干変化させて彼女に上書き。
 彼女の周囲5mほどの範囲に限り、どこに何があるかなんとなく程度の規模だ。
 これならば大量の情報で脳を殴られる、と言ったような感覚は無いはずだが、違和感はあるかもしれない。)

美澄 蘭 > 「来年かぁ…私はきっと受験で忙しい頃ね」

相変わらず笑みを浮かべるが、その笑みは作り物感の強い肌に似合いの硬さ。
この時間がいつまでも続きはしないという寂しさと…それならば、もどかしさに困った笑いを浮かべるこの感じで、あえて良かったかもしれないという諦観の痛みがあった。

「まあ、この島ではそういう存在も普通に受け入れてるし、よほどの理由がなきゃ「連れて行こう」なんて思わないと思うけどね」

そう言って、おどけるように肩をすくめる。その表情からは、先ほどの硬さは大分取れているように見えた。
…もし、あえて「連れて行こう」と思うとして、その要因は、あちらにしろこちらにしろ、一体どこにあるだろう?

「………ええ。

………っ」

頷いて…それから、急に自分の知覚が拡張したような感覚に陥る。
それは、常世神社で度々している「瞑想」に近いが…もう少し実体を伴った、生々しいもの。
頭の中で、周辺のものの、人の動きが再現されるような感覚に気持ち悪さは無いわけではないものの…蘭は、意外とその感覚を受け入れている自分に意外さと…ある種の納得を覚えていた。

………ふと、その中で立ち止まる存在に気付いた。
その気配は、普通の「ニンゲン」とはどこか違って…。

「………気付かれた」

ぽつりと呟く蘭。その声にも、顔にも、感情は伺えなかった。
ただ、左右で色の違う瞳をした目が、大きく開かれている。

八百万 頼 >  
そっか、蘭ちゃんは大学受けるんやったな。

(と言うことは、再来年には彼女はいなくなってしまうのだろうか。
 少し寂しい気がする。)

オバケどころか妖怪やらなんやらぞろぞろ折るもんな。

(オバケなんて珍しくもなんとも無い。
 むしろもっと怖い存在もわんさといるのだから。)

――あー、これやっぱそうか。
おっちゃん二つちょーだい。

(割とのんきな声で答え、チュロスの露店へ。
 彼女をぐい、とやや強めに引き寄せて、何事も無いかのように。)

大丈夫。
しらんふりや。

美澄 蘭 > 「ええ…私、多分勉強するタイプの専門性身につけないと、どうにもならないタイプの人間だから…。

…ごめんなさいね、辛気くさい感じになっちゃって」

首を軽く振って、努めて明るい声を出す。
せっかくの「お祭り」に、相応しくない。

「ええ…普通に学校生活してると、そこまで親しくなることってあんまりないんだけどね」

蘭はこの世界のアカデミズムに親和性の高い講義を多く履修している。
自然、この世界、人間社会への適応を目的とする学生とは縁が遠くなった。

力の源であった青年も、自分と同じ感覚ではないにしろ、「その存在」に気がついたのだろう。
強引に引き寄せられて、そのまま露店へ。
普段なら恥ずかしがったかもしれないし、買い物の場面で対等を強調すべくでしゃばったかもしれないが…そのような「現実」から、自分が若干遊離したような感覚を覚えたため、そのように振る舞うことが出来なかった。

「………。」

「しらんふり」を促されて、黙りこくった無表情で頷く。

きっと、目を閉じれば「視る」ことが出来る。もっと詳しく。
でも、それはしてはいけない。きっと、「あちら」はますます蘭に執着するだろうし…頼に迷惑がかかってしまうだろうから。

八百万 頼 >  
ええよええよ。
今生の別れ言うわけやないし。

(パンプキンヘッドを左右にふらふら揺らしつつ。
 出会いがあれば別れもいつかあるのだ。
 変にその話題を避けるほうが不自然である。)

いやーそうでもないかも知らんよ。
素性隠してるヤツは一定数おるし。

(知らない間に仲良くなっていた、と言うことも多々あるだろう。
 チュロスの代金を支払い、二本受け取る。)

とりあえず「チカラ」は戻しとこか。
そのまま持っとると良くない。

(返事を待たずに「切り取る」。
 基本的に他人の異能は切り取れないが、自身が貼り付けたのなら例外だ。
 「彼」はまだこちらを意識しているらしい。
 ただ彼女の側にいる自身を警戒しているのか、見ているだけ、と言った様子。)

美澄 蘭 > 「そうね…私も、こっちで出来た縁を、卒業して終わりにはしたくないもの」

そう言って、静かに一度目を伏せ…それから、また開ける。
マスカラで盛ったまつ毛のゆるやかな開閉は、蝶の羽根の羽ばたきを思わせた。

「確かにね…言われなきゃ分からないこともあるでしょうし」

「わざわざ詮索もしないしね」と。気にならない限り、詮索はしないようにしているのだ。
…「気にならない限り」が、この少女の場合曲者ではあるのだが。

力が「戻さ」れれば、「それ」の気配は随分遠のいた。でも、まだそこにあるのは感じる。感じてしまう。
…寧ろ、少女の持つ「能力」は、「物理的でないもの」の方が専門だ。

「………ありがとう、少し楽になったわ」

少し息を吐いて、口元にわずかな…強張った笑みを浮かべる。

「…次は、「どこに行く?」」

そう尋ねたのは…相手も「それ」に気付いているようだからだ。
この場に留まるのがあまりよくないのは分かるが、どこに移動したら良いのか、ぱっとは思いつかない。
相手なら、安全な場に心当たりがあるだろうかと…そんな、迷いと戸惑い、躊躇いと…信頼の混じった声音。

八百万 頼 >  
連絡かて取れるし、電話すれば声も聞けるからな。

(電話も無かった頃はそうも行かないが、今ならそうでもない。
 日本国内であれば一日かければどこでも行けるし。)

言ってくれなわからんこともあるけどな。
――やっこさんみたいに。

(「彼」の目的、と言うかやりたいことがよくわからない。
 連れて行こうとしているのはまぁ確定としても、その理由とか。
 ただ連れて行くのが目的の亡霊の類かもしれないけれど。)

んー、どこいこかなぁ。
――とりあえず、歩こか。

(正直ああ言った「触れないモノ」は苦手だ。
 自身の力は触ったものに効果を発揮するので、触れなければどうしようもない。
 対処出来ない、と言う訳ではないが、それにしたってこう人が多いと余計な被害が出そうだ。
 なのでとりあえず移動を提案。)

美澄 蘭 > 「………ええ」

本当は、会えるに越したことは無いけれど。そんな我儘を言うのは憚られて、静かに頷いた。

「………そう、ね」

「「視れば」、ちょっと分かるかもしれないけど」と、頼にしか聞こえないような声量でぽつりと呟く。
「視る」というのがどういうことか、そもそも蘭の「力」など彼は知らないはずだけれど。
こちらから干渉するのが危険であろうことは、青年にも想像出来るだろう。

「ええ…少し歩けば、休憩エリアになってる公園もあるはずだし」

公園が実際に選択肢になるかどうかは分からないが、そんな風に言った方が、急な方向転換の理由づけになる気がして。
「視て」いたらどうだったか分からないが、少なくとも今は、誘導されれば普通に動ける程度の調子ではある。

八百万 頼 >  
(歩き出したは良いものの、相変わらず「彼」は一定の距離を保って付いてくる。
 こちらの会話が聞こえているかどうかはわからないが、自身が気付いている事にも気付いていると見るのが妥当だろう。)

実はボクオバケとかちょっと苦手なんよ。
怖いとかやなくて、触れへんやろ。
触れればどうとでもなるんやけどな。

(それでも雑談の体を装って会話することは止めない。
 あからさまに「彼」について会話して刺激するのは避けたいし、その辺の人に聞かれて騒ぎになるのも避けたい。)

蘭ちゃんはどう?
オバケとか怖ない?

(そういえば以前映画を見に行ったときに酷く怯えていた気がする。
 公園の方へ歩きながら、話を振ってみる。)