2016/06/20 のログ
ご案内:「スイーツキングダム」に五代 基一郎さんが現れました。
ご案内:「スイーツキングダム」に綾瀬音音さんが現れました。
五代 基一郎 > 前回の所謂……特別課外活動の後。
綾瀬音音に帰りに何かおいしいものを、と言っていたが。
その際思い出したように出てきたのがスイーツバイキングの話であり

次はここにするかということを話していたために予約を取ったので
時間を合わせ待ち合わせて来たわけなのだが

「えぇと……どう?ここ」

何故か感想を聞きたかったのもあり、テーブルでメニューをちらと見てから
綾瀬の様子を伺う。別メニューなのかこの時期限定のネコマニャンコラボスーイツとかあるが
あまり覚えのないゆるキャラだったため特に何か言う事もなく視線を綾瀬に戻す。
確か決めていた内容としては本来綾瀬の戦闘能力についての話をする予定ではあったのだが……

この甘味の、スイーツの世界に思考を支配されかかる。
もちろん店舗中に甘い匂いが充満しているわけではない。
わけではないが、陳列されたそれらや全てが全てそのための世界として作られているこの店舗の中では
その甘さで頭が溶かされそうにもなる。
夏野菜のカレーがとても食べたい。

綾瀬音音 > (先日の特別課外活動の後の提案に、首を何度も縦に振っていたのをこの男は見ていたはずである。
楽しみにしてますね、と先ほどのシリアス具合も吹っ飛ばす勢いでいい笑顔だったとかはさておき。

待ち合わせに来たのはごく普通、いつも通りなワンピースである。
ベルトの穴が一個だけ緩いのは内緒だ)

思ってたより凄いですね。
もうちょっと少ないと思ってました。
食べる前から楽しくなってきますね!
(ニッコニコである。
話の本題、戦闘能力の事を覚えているかは怪しそうな勢いであるが、ちゃんと覚えているので問題はないはずだ。
きょろきょろとバイキングコーナーに視線を向けてから、メニューのゆるきゃらデザートを見るが、可愛いですねー、程度の感想に収まっている。

見た目麗しい色とりどりのスイーツ達に顔を蕩かせてから、何となくうんざりしてい様な男に首を傾げた。
カレーがあることは知っているが、少女の頭の中は既に甘いモノしか無い。
後戦闘能力のお話)

五代 基一郎 > 「そ、そう……じゃぁそうしようか」

と言っていたのは前回のこと。
姿を見ればいつも通り年齢相応の女子らしいが、なんとなく緩やかな
イメージを受けるのは気のせいではないと思う。
色々と連れ回して、半ば苛めているようなものであるが
こうも食べるものや場所で機嫌をよくされると若干どころではなく戸惑ってしまう。

バイキングコーナーには、まさしくそれがこの王国の首都といわんばかりに
甘いものらが鎮座し列挙し構えられている。
ケーキ屋や、そういったコーナーなど寄せ付けないように並ぶそれら。
確かに目新しく見る人から見れば夢の王国かもしれない。
目も楽しませるそれ、綾瀬の言うように楽しくなるようなものだろうが
ここまで活き活きとされると、どういう遠で連れてくることになったかとか
自分が忘れてしまいそうになるぐらいである。
あまり甘い物に思考を割かない人間としては、である。

「まぁ、とりあえず……好きに取っていこうよ。まだ始まったばかりだしさ。」

話はそれからでも遅くないだろう、としたが
果たしてこれからの話はこれら食べてから出来ることなのだろうか。
問題ないと思いたい。
サーモンクリームのパスタが食べたいものだが、そこは流石に綾瀬に合わせて
スイーツを取るぐらいはしたいし、する。

綾瀬音音 > (元々ふんわりとした洋服が多いのは事実だけれど、まさかバレている、なんていうことは思い至っていない、幸せな事実。
因みにであるが、この先輩に苛められているとはこれっぽっちも思っていなかった。
絶対的、とまではいなくとも相当に信頼しているのである。
基本的に甘いモノと美味しいものがあれば幸せになれる単純な性分は、治ることは無いかもしれない)

(ここまで甘いモノが並ぶと圧巻、としか言いようが無い。
然しながらそれに気圧されるわけでもなく、とてもご機嫌をよろしくしている少女は、やっぱりニコニコである。
だって、一回来てみたかったんだもの。
来たら来たで想像以上であったのだし)

はい、そうですね。
何から食べよう……全部は無理ですし……
(ううん、と真剣に――本当に真剣に悩む様子を見せる姿は男の不安を煽るものかもしれないが。
取り敢えず立ち上がり、好きにケーキなどを取ってこよう。
あっちこっち行き来しつつ、抹茶のザッハトルテ、フランボワーズのムース、レアチーズケーキを取ってこよう。
取り敢えず)

五代 基一郎 > 元々そのままにして良く食べる人間が周囲に多いせいかあまり気にはしていなかったが
ここまで自己のスペックを最大限に引き上げて立ち向かおうとするのは何であれ
見上げた姿勢である。茶化す意味ではなく。
苛めるという意地の悪い言い方をしなければ、引きこんだ張本人であり
現在も引き続き綾瀬をそう引いているのだ。
こうしてまだ続いている、ということはどういうことであるかはさておき
陳腐な言い方になるが罪悪感が出てこないわけではない。
だがこうして華やかな時間があってもいいものだろうとは、思う。
自分はどうかはさておいて。

「いやほら……また来ればいいからさ。季節でメニューの一部、変わるから」

まず選択肢に全部が最初に出てては何やら悩み、迷う綾瀬を後目に選んでいく。
こういう時に性格が出るのかもしれないが優先順位を付けていくのがこの男で
季節限定のメニューの一部から手を出して行く。カレーはさておいて、である。
かんきつ類のゼリーやライチのムース等この時期に食べやすいものを取っていく。
カレーが食いたいが、それこそ後で食えるし
そも対面でこれから行われるだろうスイーツの戦果報告を目の前にして
カレーを食うのも何かである。
とりあえず、まず最初にとってそこから話を……とするためにも
まず少量と適当なドリンク……アイスティーをも取ってまた席に戻っていく。

はてさてどこから綾瀬に話を始めようかと思いながら……

綾瀬音音 > (今日のお洋服は趣味と実益を兼ね備えた……と言うほど大したものではないけれど、お腹が苦しくなっても大丈夫なのは事実なのだ。
先日体重を気にしてたのが嘘のようであるが、食べるときは食べる、と言う姿勢は大事だと自分でも思う。
提案は先輩でも、その手を取ったのは自分であり。
それで今のところ大きく生活が変わったわけではないが、少しずつ、意識には変化は出てきている。
それが良いのか悪いのか、はわからないけれども――。
それはそれとして、こう言う楽しい時間というのは、いつだって大切なモノだ)

ぅ、じゃあ期間限定のものから……でもやっぱり食べたいものから……
(また、の言葉に顔を輝かせたと思ったら新たに悩みが出てきたらしく悩ましそうに眉を寄せた。
忙しない。
ウンウンと唸りつつ結局は食べたいものを取って、ついでに自分もアイスティを取りつつ。
何度か取りに行けばいいし、今日の方針は
「ダイエットは明日から」)

んー。で、本題なんですけど。
(頂きます、とスプーンを手にとってムースに差し入れながら、まずはそう切り出した。
口に入れれば至福の表情、顔の筋肉が笑顔に緩む)
一応格闘技はかじってるんですよね、本当に齧ってる、程度なんですけど。
ただ武器とかになると、可燃物系は全滅かなって
(自身の異能――温度を調節するそれは、一応自分の管理に置けるものではあるが、万が一、が無いわけではないだろう。
超高温になった時には、そう言う燃えやすいもの/爆発しやすいものは危険ですよね、と言う極々当たり前のことを口にした)

五代 基一郎 > 結局取るものをさっさと取る五代からすれば、綾瀬はそれなりに時間をかけたのかもしれない。
しれないが、恐らく食べるのはよりもっと早いのだろうか。
また来ればいい、というのは大した意味は無かったが
言った途端に顔色が変わるのだからその言葉の意味は人によって違うらしい。
らしいことなど敢えて言うまでもなく。

何か腹を決めた様子の綾瀬はさておいて
綾瀬からの言葉……若干あちらから言うとは思っていなかったので
ムースを取るスプーンが止まったが。

「そうだね。まず護身の意味合いで格闘技を習っていると思うけど
 積極的にそれで、というのは薦められないな。習うのはいいけどそれでどうにかしようとは思わない方がいいと思う。
 可燃物を扱う武器より近接的な格闘武器が合うんじゃないかな。
 異能を考慮した上でもそういった単純なもののほうが相性はいいはずだけど。
 まぁ選択肢は限られる。」

このテーブルの内容に気を留める者などいないだろうが
これがか、と思うようにもなるなとアイスティーを口にしながら意識に差し込む。
輝かしい日常の華やかなひと時の中にまた物騒な話をしているなと。
それが良いとか悪いとかではなく。これが恐らく綾瀬にとっても普通になっていくのだろうと。
大きく生活を変えるのではなく、小さく変わっていく。その中心にいる者にはわからないように……

綾瀬音音 > (悩み悩みなので、当然遅い。
全部は当然無理だし、また来るとなっても期間限定のものとなると結局それしか毎回食べないのではないのか、などというどうでもいいかつ真剣な悩みが頭をよぎる。
ので、結局は好きなモノを、になるわけなのだが。
取り敢えず、また、との言葉に機嫌が上がったのは事実なのだろう。

男のスプーンが止まったのは気に止まらず、呑気にムースを口に運びながら)

はい。
元々“何かあった時のために自衛できるように”始めたものですしね。
積極的にどうこうしたものに使うような感じで習っていたわけではないですから。
ただ、身体の動かし方は勉強になりますね、ああ言うの。
近接的な格闘武器、って言うと、ナイフとかそういうものですか?
ある程度高温に耐えられる素材、って言うのも大事ですよね。
溶けちゃったり燃えたりすると、意味が無いですし

(スイーツに気を取られてはいたが、ちゃんとここに来るまでには考えていたのである。
とは言え、大したことが思いつくのかどうか、と言えば別の問題であるのだが。
物騒な話をしている自覚はあるが、それも男の想像通り徐々に“普通”になりつつある。
今までの日常を侵食するように、もしくは少しずつすり替わっていくように)

五代 基一郎 > 「なるべく近くない方がいいな。ナイフより刀剣類の方がいい」

再びムースを口に運びながらまた、それらが入り交ざった話を始める。
夏前なのか、夏期に入ってるからかライチの味が心地良い。

「ナイフもいいけど、君がどうこうするならまず……そうだな
 異能込みと言うことを考えなければいけないし
 どうこうなった時にそういった相手となるべく近くない方がいい。
 それは……うーん……そうだな」

まず、そういった根底的な話をしなければならない。
ただ防犯上の注意事項と、綾瀬音音がこれから知る世界は大きく違う。
火薬や可燃物がどうのと綾瀬はまず言ったが、異能や魔術なと
人が持つもの以上の力をもつ暴力的な相手がいるのがこの世界であり常世島だ。
銃や刀剣を持ってすぐどうにかなるという話ではない。
この学生街ですら、そこらの異能を持つ人間らは皆銃器を手にしているのと等しいのだ。

日常をと思っていた世界を侵食しているのか、そもそも世界が既に侵蝕されているのか。
そのどちらでもあるのだろうとこういった話をして考えていれば改めて思わせる。
日常の中で生きていると思っていてもその実はそうであり
故に、そこに足を踏み入れることはよりむき出しに近い世界を歩くことでもあり

「ちょっと、手を出してみて。片手でいいから。」

綾瀬音音 > んー……持ち歩くに不便そうですね、刀剣類。
でも距離近く取っていきなりねじ伏せられるよりはマシなのかなぁ……

(順調にムースを片付けて、皿の上でスプーンを迷わせてからレアチーズに。
酸味と甘味が口の中を満たしていくのはまさしく至福である)

異能込み、になりますよね……。
そう言う方面は全くの一年生ですし、距離は取れるに越したことはない、ですよね。
ただ、私の元々の異能って凄く単純なんですよね、温度の上げ下げしか出来ないですから。
一番良いのはそういう事態にならないほうが、って言うのが一般論なんでしょうけれど、そういうのとは話が違いますし……
(何かある……というよりは何かをする、と言う世界に足を突っ込んできているのは解っているので、流石に君子危うきに近寄らず、と言う事を大きな声で言うつもりはないが。
武器に至っても使えるようになるまでは何を持っても時間がかかるのは解っているので、ある程度異能頼みになるのだろうか、とも思う。
温度域は兎も角として、元々の異能そのものはシンプルで、語った通り温度の上下のみだ。勿論発火能力の真似事も出来ないことはないのだが。

基本的につい最近まで自分の能力を武器――暴力装置として考えたことのない少女は、色々な所が至らない)

(日常の裏側、というよりは日常という名の皮を被ったその奥の世界。
そこがどういうものかは数回の座学で何となくは学んできた。
肌で感じ取れるほどではなくても、知識としてはある程度、と言っても良い程度には。
故に、認識が変わる。
普通が徐々に入れ替わる。
それが何を意味しているのかは、まだわからないままでも)

手、ですか?
はい
(スプーンを置いて一応おしぼりで手を拭いてから、首を傾げつつ言われたとおりに右手を差し出して)